
婚約者の浮気&浮気相手の妊娠が発覚し、あっさり婚約解消を選んだファンヌ。
ようやく大好きな研究に戻れる――と思った矢先、恩師のエルランドから思いがけない誘いを受けます。
ところが、この二人。どうやら同じ方向を見ているようで、見ているものは少し違うようです。
研究に夢中なファンヌと、そんな彼女を母国へ誘うエルランド。その真の目的とは……?
1〜2話で何が起きた?
1話|浮気発覚、その日に婚約解消
リヴァス王国の王太子・クラウスの婚約者であり、王都の製茶工場で調茶をしている侯爵令嬢ファンヌ。
ある日クラウスから、子爵令嬢アデラが彼の子を身籠ったため、婚約を解消してほしいと告げられます。
ところがファンヌは、これをあっさり承諾。
国王が不在のうちに話を進め、その日のうちに神殿へ婚約解消届を提出してしまいました。
自宅へ戻って両親と兄にも事情を説明すると、家族も婚約解消を認めます。
そして自由になったファンヌが真っ先に望んだのは、新しい恋ではなく研究への復帰。
以前通っていた学校へ戻り、大好きな調茶の研究を続けたいというのです。
さらに、復学すれば恩師のエルランド先生にも再会できると期待するファンヌ。
しかしそのころ研究室では、当のエルランドが一人でため息をついていて――。
2話|先生と一緒にベロテニアへ
家族会議の翌日、早速学校を訪れたファンヌはエルランド先生と再会します。
ところが喜んだのも束の間、エルランドからあと10日で学校を辞めると聞かされてしまいました。
再び先生のもとで研究を続けたかったと話すファンヌに、エルランドは思いがけない提案をします。
「オレと一緒に来ないか?」
エルランドは母国・ベロテニア王国へ帰り、そこで研究を続ける予定だというのです。
するとファンヌは迷うことなく、「私 先生と一緒に行きます」と即答。
一方、帰国したリヴァス国王はクラウスが勝手に婚約を解消したことを知って激怒。
「なんとしてもファンヌを連れ戻さなければ…」
と悔しさをにじませるのでした。
エルランドはなぜ誘った?
エルランドがファンヌをベロテニアへ誘ったのは、単に研究を続けるためだけではありません。
原作では、エルランドはファンヌが10歳のころから、彼女が自分の「運命の番」だと気づいていたことが明かされています。
しかし当時はファンヌが10歳、エルランドも15歳。
エルランドはファンヌが成人したら伝えようと考えていましたが、そのまま8年が経ち、ファンヌはクラウスの婚約者になってしまいました。
エルランドはすでに「番」を失ったと考え、リヴァスを離れる準備をしていました。
そんなタイミングで、婚約を解消したファンヌが戻ってきたのです。
原作では、エルランドがこれを「番」を手に入れるチャンスと考えてファンヌを誘ったことまで明かされています。
一方のファンヌは、そんな事情を知りません。
「番」だから誘うエルランドと、大好きな先生と研究を続けられるからついていくファンヌ。
一緒にベロテニアへ行きたいという結論は同じなのに、その理由はまるで違う。
この絶妙な噛み合わなさが、こじらせ先生と研究の虫令嬢という二人の面白さです。
先生の正体は獣人王子?
タイトルにある「獣人王子」とは、エルランド先生のことです。
原作では、エルランドの正体がベロテニア王国の第三王子であり、研究者・調薬師でもあることが明かされています。
つまりファンヌは2話の時点で、先生が王子であることも、自分がその「運命の番」であることも知らないまま、一緒にベロテニアへ行くと即答しているわけです。
原作小説はある?
本作には原作小説があります。
原作は澤谷弥先生による『婚約者の浮気相手が子を授かったので』。「小説家になろう」で公開されている作品です。
ただし、作者からは「コミカライズにはオリジナル展開があります」との案内も。
そのため、原作を読んでいても、コミカライズ版がまったく同じ展開になるとは限りません。そこは期待が膨らむところです。
どこで読める?
本作はコミックシーモアで先行配信中です。
恋より研究に夢中なファンヌと、肝心なことを言えないエルランド。
このちょっとズレた二人が気になったら、まずは無料の1〜2話からどうぞ。
