『婚約した理想の王子が呪われていました』
理想の王子はまさかの二重人格！？ 訳アリ王女と呪われ王子の異形ラブファンタジーがついにコミカライズ化！
『婚約した理想の王子が呪われていました』は、前触れなく鳥獣に変身してしまう“迷惑な異能”を持つ王女・フローライトと、
昼は美少年・夜は美青年になってしまう“若返りの呪い”をかけられた王太子ジェイドの、秘密だらけの結婚生活を描いたコミカライズ作品です。
互いに誰にも言えない秘密を抱える二人が、お互いの困難を乗り越え、真実の愛を見つけるまでの切なくも心温まるストーリーに、読者はきっと夢中になること間違いなし！
さあ、このドキドキの異形ラブファンタジーの世界をちょっとでも覗いてみませんか？
理想のイケメン王子とまさかの結婚！？しかし、彼には昼と夜で姿が変わる「呪い」が…！
変身する王女と呪われた王子の“秘密”から始まる溺愛ファンタジー！
昼の可愛い少年、夜のクールな青年、あなたはどちらの王子様がお好みですか？
『婚約した理想の王子が呪われていました』見どころ＆著者紹介
見どころや魅力
本作の最大の魅力は、なんといっても秘密を抱えるキャラの濃い主人公二人の、もどかしくも純粋な心の交流にあります。
主人公の王女・フローライトは「いつ、どこで何に変身するのか分からない」という迷惑千万な異能に苦悩し、ずっと婚期を逃していました。
一方、王太子のジェイドは「若返りの呪い」で昼夜姿が変わるという、同じく人には言えない事情を抱えています。
互いに“訳アリ”であることを承知で結ばれた二人が、最初は戸惑いながらも、相手の隠された一面を知り、徐々に心を通わせていく過程に深く共感を覚えるストーリーになっています。
特に、昼は可愛らしい少年、夜はイケメン青年というギャップのあるジェイド殿下の姿は、女性読者を強く惹きつけることでしょう。
困難を共有することで深まる二人の絆や、呪いを解くために奮闘するフローライトの健気さに、読者はどんどんと物語の沼にハマっていきます。
本作は、異能と呪いというファンタジー要素がありながら、本質は「ありのままの自分」を受け入れてくれる相手との愛を求める、普遍的で感動的なファンタジー・ラブストーリーです。
著者：十嶋あわこ先生を深堀り
本作の作画を担当された十嶋あわこ先生は、繊細で美麗な筆致で、読者の心に響くラブストーリーを描き出すことに定評がある漫画家さんで、
先生の作風の特徴は、キャラクターの感情の機微を丁寧に描き出し、特にヒロインの複雑な心理描写に深みを持たせる点にあります。
本作『婚約した理想の王子が呪われていました』のコミカライズ化においても、自身の異能に悩みながらも、前向きに運命を切り開こうとする王女フローライトの健気な姿は、先生のそうした作風が存分に活かされています。
十嶋あわこ先生が作品を描くにあたって大事にされていることは、キャラクターの内面にある感情を真摯に表現することと、
物語の世界観に読者を深く引き込むための、隅々まで行き届いた細密な背景描写や衣装デザインへのこだわりだと感じられます。
よってその丁寧な仕事ぶりは、多くの読者からの支持を集めているのです。
十嶋あわこ先生が手掛けた代表的な作品はこちら！
原作：ナツ先生を深堀り
本作の原作者であるナツ先生は、一貫して読者の心をつかむ魅力的な設定と、テンポの良い展開力に秀でた作家さんでいらっしゃいます。
先生の作品は、困難な状況に置かれたヒロインが、持ち前の明るさや強さで運命を切り開いていく物語が多く、読者に勇気と希望を与えてくれます。
本作『婚約した理想の王子が呪われていました』でも、自身の異能ギフトに悩みながらも、呪われた王子との結婚生活に奮闘する王女フローライトの姿は、まさに先生の描くヒロイン像の魅力が凝縮されていると思います。
先生が作品を執筆する上で大事にされていることは、ファンタジーの設定の中にリアリティのある感情を吹き込み、キャラクターたちが直面する問題に対して読者が感情移入できるようにすることであり、
特に、主人公カップルの間に生まれる切ない愛と、それを乗り越えるための努力や絆の描写は、多くの読者から共感を呼んでいます。
巧みなプロット構成により、次々と読み進めたくなるストーリーテリングの技術は、先生の大きな魅力の一つです。
ナツ先生が手掛けた代表的な作品はこちら！
＞＞＞『傍観者の恋』
＞＞＞『縁結び令嬢』がモテ王子の婚活を手伝ったら、なぜか口説かれているのですが!?』
＞＞＞『冷徹王の最愛妻～身代わり姫の偽り政略結婚～ 』
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各話のネタバレ＆あらすじ解説・登場人物のまとめ
1話：ギフトに翻弄される王女
フォストナ王国の王女フローライト・ローズ・マリオットは、国を発展させる『ギフト（天の恩恵）』という特別な異能を授かっています。
しかし、彼女のギフトは前触れなく鳥獣に変身してしまうという、迷惑極まりない能力でした。
7歳の昼食中に仔馬に変身して以来、この異能のせいで婚約者は逃げ帰り、19歳にして婚期を逃す寸前です。
ギフトは20歳で消える運命ですが、それまで独身でいるわけにはいきません 。
そんな時、国力の釣り合いがとれない東の小国・ルドラーン王国の王太子ジェイドから、強い意思を持った縁談が舞い込みます。
相手は21歳のイケメン王太子で、まさに棚ぼた。
しかし、この縁談、国王と王妃は先方にフローライトの異能を秘密にしたまま進めていたのです。
いつもの二の舞になると焦るフローライトに対し、両親は「向こうにも何か深刻な事情があるのだよ」と余裕の表情。
悩んだ末、フローライトは嫁ぐことを決意し、大賢者から処方された薬で、変身を夜にだけ制御するという策を講じます。
己の秘密を胸に、いざルドラーン王国へ向かうフローライト。
しかし、理想のイケメン王子には、彼女が知る由もない、昼と夜で姿が変わるという、もう一つの深刻な秘密があったのです。
果たして、この結婚が、二人にどんな運命をもたらすのでしょうか。
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ネタバレありの感想まとめ
互いに秘密を抱える「異形婚」が織りなす切なさとロマンスの化学反応
本作『婚約した理想の王子が呪われていました』の見どころは、なんといっても主人公の王女フローライトと、王太子ジェイド殿下が、互いに誰にも言えない重大な秘密を抱えている点から物語が始まるところです。
特に、フローライトの前触れなく鳥獣に変身してしまうという「迷惑千万な異能」には笑いが止まりませんでしたし、
片やジェイドの昼と夜で姿が変わってしまう「若返りの呪い」も凄く奇をてらった面白い呪いです。
この設定自体に並々ならぬナツ先生のセンスを感じます！
普通の結婚生活ですら試練が伴うものですが、この二人の結婚は、最初から「互いの秘密をどこまで隠し通せるか」という変な緊張感に包まれています。
フローライトは、変身を夜間に限定する薬を飲み、何とか王妃の役割を果たそうと奮闘しますがなんとも時間の設定を誤る始末。
一方で、ジェイドは昼の美少年姿では人前に出られず、夜の美青年姿でのみ王太子としての務めを果たすという制限があって行動が限られている不自由さに苦悩。
こんな「訳アリ」同士の男女が結ばれることで、通常ではありえないほどの共感と深い信頼関係が生まれていく過程が、読者の心を強く惹きつけてゆくわけです。
これぞ「ナツ・マジック」
秘密を共有しているからこそ、互いの苦悩を理解し、相手の存在が何よりも支えになるという、切なくも温かいロマンスの化学反応が丁寧に描かれているのです。
私たちは、ただの王子様とお姫様の恋物語ではなく、「ありのままの自分」を受け入れてくれる運命の相手を探し求める、普遍的な愛の物語を追いかけていくことになります。
そしてこの“異形婚”という設定の巧みさこそが、本作が多くの読者を魅了する源泉なのです。
昼と夜、二つの姿を持つ王子様のギャップから目が離せない！
この作品を読む上で、読者が絶対に夢中になるのが、王太子ジェイド殿下が図らずも持つ「二重の魅力」でしょう。
若返りの呪いにより、ジェイドは「昼はキリリとした愛らしい美少年」、そして「夜は大人びたクールな美青年」という全く異なる二つの姿を持ちます。
昼間の少年ジェイド殿下は、フローライトにとって守ってあげたい存在、年下の弟のような愛らしさがあります。
しかし夜になると、その姿は一変し、責任感の強い王太子としての威厳と、大人の男性としての色気を持つ美青年に変わります。
この昼夜のギャップは、間違いなく世の女性読者に二倍のときめきを提供します。
そして、この二つの姿が単なるファンサービスに留まっていない点も、本作の素晴らしいところです。
フローライトは、どちらのジェイドとも心を通わせ、彼の本質的な優しさや真面目さを理解しようと努めます。
読者は、フローライトの視点を通して、「姿形は変わっても、彼は彼である」という真実の愛の定義に触れることになります。
特に、昼の少年姿が時折見せる大人の表情や、夜の青年姿がふと見せる子供のような純粋さなど、二つの姿を行き来する繊細な描写は、彼の内面の葛藤や優しさを浮き彫りにし、読者の感情を強く揺さぶります。
この呪いによるギャップこそが、二人の関係を普通の恋愛以上に特別な、運命的なものへと深化させているのです。
健気なヒロインの奮闘と夫婦で困難に立ち向かう力強い絆
忘れてならないのは、ヒロイン・フローライトの健気さと、前向きに運命を切り開こうとする強さも、読者にとって大きな共感を呼ぶ要素だということです。
彼女の「ギフト」は国にとって恵みとは言えないどちらかというと「迷惑な異能」であり、そのせいで長らく苦悩し、自尊心を傷つけられてきました。
しかし、ルドラーン王国へ嫁ぐことを決意してからは、自分の秘密を薬で制御し、ジェイドの呪いを解くために、持ち前の知恵と勇気をもって懸命に活動します。
彼女の奮闘は、単なるお姫様が王子様に守られる物語ではなく、むしろ、フローライトは自ら問題を解決しようとする能動的な存在です。
一方のジェイドも、自身の呪いを隠そうとしつつも、フローライトの優しさに触れ、彼女に心を開いていきます。
この二人が、互いの「異形」を認め合い、信頼し、手を携えて呪いという大きな困難に立ち向かっていく姿は、読んでいて胸が熱くなります。
恋愛の甘さだけでなく、結婚生活における「困難の共有」と「相互扶助」という、より深いテーマを描き出しているのです。
これは、読者にとって「本当の愛とは、相手の全てを受け入れること」だと教えてくれる、力強く感動的なメッセージを持つ作品です。
よってこの作品は、純粋なロマンスと、人生の試練を乗り越える力強い夫婦の絆を感じたい方に、心からおすすめしたいファンタジー・ラブストーリーの傑作です。
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前触れなく獣に変身してしまう「ギフト」に悩まされ、婚期を逃しかけていた王女フローライト。彼女は、変身の周期を薬で夜に限定するという大きな秘密を抱えて、ルドラーン王国へと嫁ぎます。この切実な秘密が、王子との関係にどう影響していくのか目が離せません。
フローライトが婚約したのは、真面目で実直な美青年、王太子ジェイド殿下。しかし彼もまた、昼は美少年、夜は美青年になってしまうという「若返りの呪い」にかかっていました。昼夜で姿が変わる一粒で二度おいしい（？）王子様の、ギャップと魅力にドキドキが止まらない！
誰にも言えない秘密を抱える者同士が結ばれたことで始まる結婚生活。
異能を持つ王女と呪われた王子の組み合わせは、一見不釣合いに思えますが、互いの境遇を知ることで、二人の間に特別な信頼関係が芽生え始めます。困難を乗り越えようとする二人の姿に共感を覚えること必至！