国民を恐怖のドン底に陥れた無視法!
その天下の悪法が誕生した理由が明らかとなった。
もちろんそれは国民の秩序を保つ理由などではなく…。
『くにはちぶ』
9巻の解説と感想です♪
ついにたんぽぽが令和のジャンヌダルクになった。
国民に対して「フォローミー」と訴え続ける彼女の声がついに人々の意識を変え始めた・・・
9巻の見どころ
サイト主のまるしーがこの『くにはちぶ』というコミックを読んできて最近ふと気づいたことがあります。
それは…昨今のコロナ禍がヒントになって私に気づかせてくれたことでした。
ただ、その詳しい内容は『感想』の項目で後述させて頂きますね♪
さて・・・
ここでは本題となる9巻の見どころを解説してゆきますね♪
宿敵、かざりとの死闘を終えたたんぽぽは、
さらに彼女自身のメンタルに熱い筋肉を宿すことで、
本格的な国家の悪法である『無視法』を叩き潰す活動を始めます。
それには多くの国民からの賛同が不可欠という事で、
前くにはち対象者の関係者たちを巻き込んだ廃案運動を始めようとするのです。
たんぽぽの回りには今や彼女を支援しようとする団体やユーチューバーの存在も現れる中、
公のメディアでは保守層が『無視法』の正当性を訴え、
ネットの世界ではたんぽぽを代表する、無視法廃案の世論が大半を占めています。
今やたんぽぽは反政府側の人々たちの象徴的存在となっており、
もはやたんぽぽ一人の問題ではなくなってきました(汗)
そして・・・
たんぽぽの命を懸けた『無視法』廃案運動の結果、
ついにこれまで高みの見物を決め込んでいた政府の役人たちも対応を迫られることに。
これまではたんぽぽと学校との小さな世界の争いでしたが、
ココからは国家が大きな敵となってたんぽぽに襲いかかります!
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くにはちぶ【ネタバレ9巻】たんぽぽのゲリラ演説!
32話:戦いのはじまり
初回の接触では”前くにはち” の親友・平野ひなげしからの協力は得られなかったたんぽぽだったが、
彼女は一人現場に残ってひなげしの説得を試みることとなり、あざみとたんぽぽの父親は家に帰りました。
一連の騒動を乗り越えてきたたんぽぽのメンタルは相当強靭なものになっています。
あざみ達が帰った後、たんぽぽは一人でひなげしに話しかけ、
彼女の苦しみに共感し、ここで負けてはいけないという意味の言葉を伝え続けます。
そんな中、重傷を負って入院している監察官・踏(ふみ)に変わって、たんぽぽを監視している三途ひがんが、
たんぽぽのメンタルを潰しにかかってくるんです(汗)
しかし・・・
精神的に強くなったたんぽぽは、そんなひがんの圧力に屈せず自分の意志を貫き通します。
そして・・・
来るべき戦いのはじまりに備えてひなげしに自分の思いを届け続けるのです。
33話:常識と普通
監察官・三途ひがんは例年通り、トラブルのないくにはち期間をたんぽぽに送らせようと、
あの手この手でたんぽぽを自宅にしばりつけようとしますが、
今や様々な人との関わり合いの中で、ハッキリと自分の行く道を切り開こうとするたたんぽぽは、
ひがんが仕掛けた『常識と普通』の議論においても一歩も引きませんでした。
さらに、そのたんぽぽの信念は、このあと大勢の生徒たちの気持ちを揺り動かすこととなります。
たんぽぽは、夏休みの学校登校日に集まった生徒たちの前で、
『無視法』廃案の運動に賛同して欲しいと訴えかけるのです。
たった一人で壇上に上がりマイクに向かって、自分と同じ中学生たちに堂々と演説するその姿は、
これまで見てきた甘えん坊な女子中学生の面影はなく、まるでジャンヌダルクのように神々しい姿でした。
しかし・・・
たんぽぽの演説中に監察官のひがんがまたまた横やりを入れてきて・・・
34話:一人きりの奮闘
たんぽぽの演説も衝撃であったが、浮足立った生徒たちを冷静にさせたひがんの演説も強烈だった(汗)
ひがんから無視法違反で逮捕をほのめかされた生徒たちは、次々に体育館から退出し始めたのです。
ここでたんぽぽ一人きりの奮闘が惜しくも幕を閉じてしまうのか?
と思ったその時、
生徒たちの全員が退出したはずの体育館に、たった一人ひなげしだけが残っていたのです。
ひなげしの姿に再び息を吹き返したたたんぽぽは、そこからまた演説を開始しました。
その後、たんぽぽの演説とひなげしの行動に賛同する生徒の数人が体育館に戻って来て、
その結果・・・
たんぽぽの話に賛同してくれたひなげしを含む17人の生徒たちは、誇らしげに無視法違反で逮捕されてゆくのです。
35話:各々にとっての「くにはち」
ひなげしたちが逮捕されて誰もいなくなった体育館でたたずむたんぽぽの前に、あわてて駆けつけてきた親友のあざみの姿が!
たった一人で途方もないことをやり遂げたたんぽぽを見つめながら、自分の無力感にさいなまれます。
ただ・・・
この日、たんぽぽがひなげしの学校で演説を強行して逮捕者が出た騒動はすぐに動画で拡散され、
一夜にしてほとんどの国民が知ることとなりました。
公のメディアではたんぽぽの騒動を話題にすることはなく、徹底した無視を決め込んでいたのです(汗)
これはもろに時の政府の意向が忖度された結果だろう。
しかし・・・
今や自由な言論を表現できるネットの世界では、
たんぽぽの行動は国から自由を勝ち取る女神のように英雄視されており、
『無視法』の廃案を訴える賛同者の人数が飛躍的に多くなっていきました。
ついにたんぽぽが投げた小石は、各々にとっての「くにはち」をもう一度考えるきっかけを作ったのです。
さらに・・・
ここまで大きくなってしまった反対運動に対し、ついに時の政府も重い腰を上げざる負えなくなってしまいます・・・
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9巻の感想
たった一人でひなげしの学校に乗り込んでやりきったたんぽぽのゲリラ演説はまさに圧巻でした♪
「ほんと彼女の姿がジャンヌダルクに見えた瞬間です♪」
今回の話から『くにはちぶ』はまた別のステージに入ったみたいですが、
ここへ来てまるしーは著者の伝えたいメッセージに気づけたような心持ちなのです。
それは…
過去に例を見ないコロナ禍という全世界を巻き込んだ大騒動がヒントとなりました。
今の人々のコロナ禍に対するスタンスと、この”くにはち法案”に対するスタンスが非常によく似ているんです。
「事なかれ主義」で「自粛警察」でいて「無神経」。
大悪党はめったにいないが集団で静かに一人をイジメ、ネットでは容赦なく大声で叩きまくる(汗)
悲しいかなそれが今の日本。
そう・・・
「今のコロナ禍と無視法は、まったく同じ混乱を作り出しているのです。」
もともと政治参加への意識が低い私たち日本人は、政治家のやりたい放題をずっと放置してきました。
だからこそ本作に登場する天下の悪法と言われている『無視法』が13年間も廃案にならず実施されてきたのです。
同じように今のコロナ禍にある日本も実社会に則さない法律が正されていないままこの災難にぶち当たった(汗)
腐敗した政治と行政に国民全員があまりにも無関心で、
利益優先を目的とするマスコミの報道に踊らされて真実を見極めることもできなくなってしまった!
この9巻の中でたんぽぽとひがんが闘わせた『常識と普通』という議論は、
間違った日本の常識感覚が色濃く表現されていたように感じた議論でした。
「そうです!」
この『くにはち』という作品で著者が伝えたかったメッセージとは、
政治に無関心で、なにごとも決められない国民になり下がった日本人への警告なのだと思います。
そう考えるとすごく社会派コミックなんだな~『くにはちぶ』は!
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