{この人に期待してもダメだろうな…}
ダイキの不親切で大人げない行動の数々に好きだった頃の気持ちはどこへやら。
いつまでも学生気分が抜けないお子さまな彼との未来はほぼ絶望的だ。
だけど…人生の貴重な時間をダイキと共に過ごしてきたユキの心はとても複雑なもので、
ついつい理不尽な思いをさせられてもダイキを許してしまう自分がいて・・・
著者:縛 / グルナ編集部
『クズメン百鬼夜行:ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね』
2話の解説と感想です♪
積もり積もったダイキへの不満が今にも溢れ出てしまいそうなユキ。
このままもし彼と結婚しても、自分はダイキに対するストレスでずっと苦しむことになるだろう。
そんな彼との不幸せそうな未来が透けて見えるわけで、
それでもまだユキがダイキとの関係をスッパリと断ち切れないでいるのは、
もうすぐ28歳という微妙な年齢を迎える彼女の不安な心情です。
{もし彼と別れたとして自分にはまだ次があるのだろうか…?}
という恐怖心。
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もくじ
ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね【クズメン百鬼夜行】ネタバレ2話|いよいよダメかもな…!
この日、学生時代からの友人・サエの結婚式に参列したユキは、
人生最良の日を迎えて幸せそうに笑っているウエディングドレス姿の彼女を羨ましく眺めていました。
{ああ~いいなぁ}
無意識にタメ息まじりの吐息が漏れるユキ。
そんなユキの隣で同じくサエの結婚を祝福している友人のエイコがいた。
二人は学生時代からまだ付き合いがある仲の良い友人関係だ。
やがて滞りなく式が終わりユキとエイコは連れ立って帰っていましたが、
途中、どこか浮かない表情を浮かべているユキにエイコが心配して声をかけました。
エイコはユキがダイキと同棲していることは知っていたが、すでに4年になること聞いて驚いていた。
気の置けない親友のエイコには隠さずにダイキとの関係がうまくいっていないことを打ち明け、
正直に結婚への焦りを感じていることも伝えた。
「たぶん別れた方がいいことは分かっているんだけど…」
今の辛い心中を隠さず友人にさらけ出すユキに対して、
エイコはユキの激しく揺れ動いている感情に寄り添いながら、
大げさに励すでもなく、かといって同情するわけでもないユキの厳しい立場を慮る言葉をかけ、
「なんかあったらいつでも話を聞くから」
と…ユキのモヤモヤとした気持ちを楽にしてくれたのです。
ありがたい友人だ。
この日はエイコのおかげで落ち込んでいた気分が少しだけ晴れたユキでした。
俺は悪くない
この日、ダイキと二人で彼の好きなシリーズの映画を観に外出したユキ。
ちょうど映画を観終わって映画館の通路を歩いていると、
トツゼン小学生の低学年くらいな少年が横から飛び出してきてダイキにぶつかったのです。
その衝撃で体重の軽い少年は転んでしまいました。
もちろん悪いのは少年の方だ。
ユキはすぐに「大丈夫?!」と転んだ少年に声を掛けましたが、
ぶつかられたダイキはその少年に向けて「チッ!」という舌打ちをしました。
すぐに少年の父親が走って来てダイキとユキに謝罪しましたが、
腹の虫がおさまらないダイキはその父親に向かって、
「あぶねーだろ!ちゃんと見とけよ!」
と…感情をむき出しにして怒りをぶつけたのです。
確かに少年の方からダイキにぶつかっては来ましたが、
あまりにも大人げないダイキの態度を注意したユキ。
そんな彼女に対して、
「俺は悪くない」と言い張りながらさっさと映画館をあとにするダイキ。
そして…ユキに一言。
「今日の晩メシ…なに?」
今日はユキも疲れているだろうから簡単な食事でいいと言う彼の言葉に再びタメ息が漏れるユキ。
{これでも本人は私のことを気遣ってるつもりなんだろうなぁ・・・}
いよいよダメかもな…
それが優しさなんだと思い込んで食事を作ってくれるユキに向かって
「簡単なもんでいいよ」
と言っちゃうダイキ。
今からそんなことじゃもしこの先彼と結婚して子供ができたとしても、
ダイキは育児と家事に追われて大変な状況のユキに平気で食事の支度を要求してくるだろう。
体だけは大きく成長したダイキの背中を眺めながら自身の絶望的な未来の姿に憂鬱となるユキ。
{このままダイキに期待をしていても無駄だろうな}
{いよいよダメかもな…}
ユキにはダイキの自分勝手で薄情な性格を今さら諫める気力はもう残っていなかった。
そして…この時、ハッキリとダイキとの潮時を予感していたのです。
しかし・・・
そんな時でした。
いつでもユキの話を聞くと言ってくれた友人のエイコからトツゼン連絡がきて、
今度の週末にダイキを連れて自宅へ遊びに来ないかと言ってきたのです。
えっ!?
実はエイコの旦那さんというのが、ダイキにとって大学サークルの先輩にあたる人物なのです。
ユキのことを心配したエイコは、夫に頼んでなんとか未熟なダイキの矯正をしてもらおうと考えたのです。
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2話の感想
ユキのダイキに対する絶望的な心境はすごく分るんだけど、
ユキはもう少しだけ自分の思っていることを口に出して言えないものだろうか?
ダイキがトンチンカンなことを言っても、いつも何も言わすずに自分の中へため込んでいるから、
本当にダイキは自分よがりな間抜け男になっています。
「分かって欲しい」
ではなくて、
まずは分かってもらえるまで言葉を尽くしてみるべきだと思います。
と…サイト主のまるしーは今回のユキを見ていて思いました。
これまでことあるごとにユキがダイキに自分の意見を伝えてきたのならば話は変わりますが、
1話から読んでいてもユキが自分の意見をハッキリとダイキに伝えているシーンが一つもありません。
彼からユキが理不尽な言葉を言われたり、冷たい態度を取られても、
彼女はただただタメ息をついてガッカリした表情を見せるだけで、
その感情はなにもダイキには伝わっていないような気がします。
もしかするとダイキは本当に良かれと思ってユキに間抜けなことをしているのかもしれません。
「どうも確信犯じゃなさそうだ」
もしそうならばお互いに不幸なことなのです。
まるしーの見た限りでは、ダイキはただ無知で大人の常識を知らない”子供オトナ”だと思われます。
こういう男性の場合、女性が上手に導けばソコソコしっかりした男に成長する可能性は十分にあると思う。
それに…
まるしーは映画館でぶつかって来た少年の父親を怒鳴りつけたダイキの性格はそこまで嫌いではありません。
もし、少年がぶつかった相手が妊婦さんだったりお年寄りだったら大惨事になっていたかもしれないんです。
父親はすぐに謝罪してましたが、
その後に息子を諭してる言葉がなっていませんでした。
「ただの甘やかし。」
子供は一言も謝っていない。
恐らくあんな場合、まるしーの夫・けいぞーさんもあからさまな舌打ちをするタイプだ。
理不尽に怒るのはもちろんいけないことだけど、
「怒るべき時に怒れない男性ほど見ていてげんなりするものはない。」
少なくともダイキは理不尽な相手に怒りを表す度胸のある男性だと思うので、
ユキの導き次第ではもしかすると頼れる旦那さんに成長するかもしれません。
今回はちょっとユキの他人任せな性格にイラっとしたエピソードでした。
自分はなにも意見を言わないで相手が変わることだけを望んでいるのはちょっと卑怯だと思う。
子供が公共の場でぶつかって来た時に一喝できない男の方がまるしーは嫌いだ。
なので…
「そこまで今回はダイキのことが嫌いになれない。」
むしろジメジメと悩んでいるユキの方に今回は苛立ちを感じてしまいました。
なんだろう…
最近、プライベートで躾の行き届いていない子供とその母親にムカついたもんだから、
余計にそう思うのかな~?
>>>『ちょっとは俺を見習って欲しいもんだね』3話の解説と感想はコチラ♪
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