『-50kgのシンデレラ』
4巻の解説と感想です♪
募る寂しさ、会えない辛さ…。
専務に昇格した宰とまったく会えない日が続く陽芽。
さらに会社では陽芽にさらなる厳しい試練が待っていました。
宰が専務になった途端、二人を取り囲む回りの環境がガラっと変わる。
宰とまったく連絡が取れない中、陽芽はたった一人で苦難に立ち向かうことに…
前回では、陽芽が宰の両親に正式に紹介されて、
あとは二人のゴールインの結婚式を待つばかり…?
と…思っていたら、
二人にとって本当の試練はこれからだったわけだ。
宰は専務としての慌ただしいスケジュールに追われ、陽芽は、宰のパートナーとしての資質を試されることに…
このミッション、見事ふたりは乗り越えられるのか・・・?
4巻の見どころ
ある日トツゼン会社の辞令を見て、宰が会社の専務に昇進したことを知った陽芽でしたが、
それから1カ月に渡って宰と会えない日が続いた。
その間に修から陽芽に届いた連絡は、「落ち着いたら連絡する」というメールの一件だけだった。
宰のことを信じようと思いつつも、日が経つにつれて募ってくる不安と寂しさは抑えようがない。
{どうしてこんなにも連絡が取れないんだろう・・・?}
宰と会えない不安に押しつぶされそうになる陽芽だったが、
そんな彼女にさらなる試練が襲いかかってくる。
4巻の見どころは、陽芽に試されるパートナーとしての資質と、その試練に立ち向かう陽芽の猛烈な頑張りだ。
宰と陽芽の関係を知っている新たな上司・原田部長は、
明らかに陽芽のことを役に立たない宰のダメ恋人だと思っている。
将来、会社を背負って立つ宰のパートナーとしてふさわしい女性。
そう…それが今の陽芽に求められる資質であったのです。
果たして、陽芽は原田部長から出される難しいミッションを無事にクリアすることができるのか…?
3巻の解説と感想はコチラ♪
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-50kgのシンデレラ【ネタバレ4巻】試されるパートナーの資質!
16話:恋愛停滞期
宰が専務に昇格する人事が発令されてから約1カ月が過ぎようとしていた。
その間、陽芽は一度も宰と会うことがなく、たった一度だけ、宰からメールをもらっただけだった。
”落ち着いたら連絡する”
そういう内容のメール一通だけ!
立場上すごく忙しいことは理解できるけど、宰と会えない日々は、陽芽の不安と寂しさをドンドン募らせてゆく。
そんな時、
元気のない陽芽を心配した同僚の田嶋が陽芽を元気づけようとしてくれたのですが、
陽芽が宰との恋愛停滞期を迎えていることが分かると、
田嶋の想いが爆発して思わず陽芽に告白してしまうのです。
だがそれは、田嶋が陽芽の宰への気持ちを再確認させるための演出だった…
17話:辛口評価、入ります
宰が抜けた商品開発チームに新しいリーダーの原田部長が配属されてきた。
いかにもクールで厳しそうな原田は、なぜか宰と陽芽の関係を知っているようで、
どこか陽芽にだけは他のスタッフより厳しく接しているような態度だった。
そんな中、会社の資料室でバッタリ原田に出くわした陽芽は、
原田から、
「宰くんがいなければ何もできないんじゃないのか?」
と…辛辣な言葉を投げつけられる。
さらに「次期社長のパートナーにふさわしいとは言えない」
と…いかにも陽芽が宰の結婚相手としてふさわしくないと言いたげに強い口調で責めてきた。
宰のことを「宰くん」と呼ぶことができるこの原田という男は一体何者なのか?
その時の陽芽には、そんなことにまで頭は回らず、
辛口評価が入った原田のコメントに落ち込むばかりだった…
18話:脂肪も不安も吹き飛ばせ
原田部長にキツイ言葉を投げつけられた陽芽は、なんとか自分を認めてもらおうと努力します。
夜遅くまでほぼ毎日残業して、『脂肪も不安も吹き飛ばせ!』とばかりに、
新製品の企画書を作り上げることに必死になった陽芽でした。
今、やれるだけのことをやり切った陽芽は、迎えた商品企画会議において、
原田部長を唸らせるような斬新で新しい企画を発表したのです。
陽芽の必死の努力が通じて、なんとか原田から出されたミッションをクリアした陽芽でした。
会議終了後に、陽芽が原田からねぎらいの言葉をもらうも、
宰との結婚については反対だと直言されてしまう…
原田の言い分に納得できない陽芽は、つい反論してしまうのです。
ただその時、
陽芽と原田の前にあの人が現れて…
19話:腹が減っては恋はできぬ
原田部長と陽芽が言い争っている場にトツゼン現れた宰。
{夢じゃないよね…}
あまりの驚きに陽芽は、宰を見てボーっと立ち尽くしていました。
やっと専務としてのあいさつ回りがひと段落した宰は、
とうとう我慢できずに陽芽の姿を求めて会社へ顔を出しに来たのです。
そこで、原田と陽芽の緊迫したシーンに出くわしたというわけだ。
その後、宰と陽芽の口からどれほどお互いが信頼し合って、愛し合ってるかを聞かされた原田部長は、
やっと二人のことを認めてくれました。
実のところ、原田部長は宰の親族関係という間柄で、
以前から玉の輿に乗ることだけを狙って宰に近づいてくる女を見てきた彼は、
どうせ陽芽もそんな女の一人だと思い込んでいたのです。
でも誤解は解けました。
原田は、なんとか宰がへんな女に騙されないようにと、防波堤になってくれようとしていたのです。
だから原田には全く悪気はなかったのです。
その後、全てのわだかまりが解けて、宰と陽芽は久しぶりに二人っきりの時間を過ごすこととなった。
『腹が減っては恋はできぬ』というタイトルはあまり関係がなかったような…。
とりあえず4巻はこれで幕引きとなります~♪
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4巻の感想
結局、宰が陽芽に連絡できなかった理由が最後まで不明。
そんなに心配だったら、毎日でもいいからメールなり直電なりしてあげればいいのに。
ただただ、宰が陽芽を放置プレイで楽しんでいたとしか思えない行動だ!
しかもずっと放置した挙句に今さら会いたくてしょうがなかったとか言われても、引くわ!
もしあの時、陽芽が田嶋くんに心変わりしていたらどうするつもりだったんだろう…?
大企業の跡取りとしての自信が宰にあんな横柄な行動を取らせたのだろうか?
4巻のエピソードやその内容は、理不尽に陽芽を追い詰めてるみたいで、読んでいてずっと違和感がありました。
恋愛は障害の壁が高いほど盛り上がるものだと言われているけど、
ここまで、無理やりな障害は見ていてちっともハラハラしないしキュンともこない。
とにかく今回は、宰の音信不通な一カ月にどうしても腹が立ってしょうがない内容でした。
とりあえずメールぐらいしろって感じ!
だって、事前にちゃんと宰が原田部長に話を通していたらココまで陽芽が理不尽な対応を受けることはなかったはずだ。
たとえ、宰のことを心配して出た陽芽への言葉だったとしても、あまりにも酷すぎる原田の言い分でした(汗)
こんなことじゃ先が思いやられる。
しかも陽芽の立場をちゃんと分かっていないくせに宰はバカみたいに欲情してんじゃねーよ!
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