著者:外崎コウ
『ママ殴らないで~躾という名の虐待~』
2話の解説と感想です♪
2話に収録された『シグナル』の解説と感想を書いてゆきたいと思います。
本作は、雑誌「ストーリーな女たち」に掲載された漫画で、
読者から投稿されてきた壮絶な体験をもとに作られた実話なのです。
1話の解説と感想はコチラ♪♪
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今回ご紹介する「シグナル」は、
お互いに子持ちで再婚した夫婦に起こった虐待事件を描いた作品で、
主人公の母親が、ひねくれて育った再婚相手の一人娘に暴力を振るってしまうお話です。
主人公の気持ちになって読むと、「致し方なかったのかも!」と思った内容でしたが、
やはり虐待は虐待であり許されるものではありません。
読むごとに吸い込まれてゆくストーリー展開で、
子連れ再婚の難しさをリアルに描いた良質な作品となっております。
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もくじ
ママ殴らないで のあらすじ
主人公・恵は35歳で二人の娘を育てるシングルマザーです。
彼女は、小さい一人娘を持つ高島という男性と子連れ再婚しました。
夫になる高島は優しい感じの男性でしたが、
低学年の一人娘。京香は美人なのですが酷く愛想の悪い子どもです。
初めて会ったときから一度もまだ笑ったことがないのです。
優しく恵が話しかけてもジロッと睨み返すだけで、ほとんど無視。
一人っ子の上に自分が甘やかしたから我の強い子に育ってしまったんだ。と
申し訳なさそうに語る高島に、
「大丈夫よ!きっとまだ照れてるだけよ♪」と彼を安心さる恵みでしたが、
内心では、
{こりゃ・・・打ちとけるまで時間がかかりそうだ・・・}と前途多難に思いながらの船出でした。
それでも、
なんとかこの新しくできた家族を幸せにしたいと決意する恵の強い意志がありました。
しかし・・・
新居に引っ越してからも、京香の態度は変わらず、
むしろ酷くなってきました。
恵の連れ子に対して、
「どうしてそんなに目が細いの?変な目」などと悪態をつく始末です。
慌てて、高島が京香を叱りつけますが、
今まで彼が甘やかしてきたこともあり、全く京香は聞く耳を持ちません。
そんな中、仕事上、出張が多い会社に務める高島が早くも出張に出かけました。
不安を抱えながら夫の留守を見送る恵でしたが・・・
やはり、
思っていたとおり問題が起こったのです!
わがまま放題に育った京香と恵たち家族との長い戦争が始まりを告げたのです・・・
「シグナル」の主な登場人物
恵(めぐみ)
物語の主人公。35歳のシングルマザー。
二人の娘を連れて良一と再婚した。普段は穏やかで常識ある母親だが
再婚相手の一人娘にひどい悪態をつかれて思わず暴力を振るってしまう。
高島涼一(たかしまりょういち)
幸恵の再婚相手の男性。
バツイチで一人娘・京香の父親。
温和な性格で常識的な考えを持っているが、
離婚した手前、娘を甘やかして育ててきた。
仕事で出張が多い生活。
幸恵(ゆきえ)
恵の娘で長女。
恵に似て優しくて面倒見のよいお姉ちゃん。
京香から嫌がらせを受けるが、じっと我慢している。
智恵(ちえ)
恵の娘で次女。
素直で明るく、お姉ちゃんを慕っていて、
京香の振る舞いにはかなり怒っている。
京香(きょうか)
涼一の一人娘。
家族で一番年下。
実の母親やから愛情をもらえず、
そして祖母からも見捨てられて、
かなりひねくれた性格に育ってしまった娘。
高島家のトラブルメーカー。
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ママ殴らないで「シグナル」ネタバレ
再婚相手の連れ子・京香と全く打ち解けることない状態で、
夫の出張が決まってしまいました。
不安を抱えながら涼一を見送った恵でしたが、
やはりその不安は的中したのです。
父親の前では猫をかぶっていた京香が、
父親がいなくなるとやりたい放題の暴挙に出ます。
忙しい朝に、着替えをさせろとワガママを要求をしてくる京香。
{何度も教えたのに・・・}
「もう小学生だから自分で着替えられるよう練習しないとね!」
そう言って京香を躾けようとする恵。
すると京香は、
京香:「いや!やってっ。」と言っていうことを聞きません。
恵:「自分でやらないと覚えられないよ~」と優しく言い聞かせます。
すると、
京香:「おばちゃんの目が細いからお姉ちゃんたちも目が細くてブスなのね」と
悪態をついたのです。
思わず、ムッと来て京香を払いのけるように手を振ったら、
バチンッ
京香の頬に恵の手が当たってしまい、ビンタした格好になってしまったのです。
恵:「あっごめん・・」と
とっさに謝った恵でしたが、京香は凄い顔をして怒り、
恵のスネを蹴り、テーブルの食器をひっくり返しました。
恵「なんてことするの・・!」と叱った恵に対し、
京香はとんでもなく汚い言葉で恵を罵ったのです。
京香:「このクソババァー!」
「バカヤロー!」
興奮が収まらず恵に物を投げつける京香。
あまりにも酷い京香の態度に手が出そうになる恵でしたが、
しかし・・・なんとかその怒りをこらえて、ひとまずトイレに逃げ込みました。
京香:「我慢しなきゃ・・・」
しかし、恵を追いかけ、京香はトイレの前でまだ悪態をつきます。
ドアをどんどん叩きながら、
京香:「大人のくせに逃げるのかっ!」
「出てこいバカヤローッ!クソババァ」
とんでもない京香の本性に心底とまどう恵でした。
大きな怒鳴り声に気づいた、幸恵と智恵が、
暴れまわる京香を抑えてその場は収まりましたが、
京香を抑える二人の手をはねのけて、
「覚えてろよっ!バカヤロー」と捨て台詞を吐いて学校へ行ったのです。
なんて子なの!今更ながら京香の本性を見てしまった恵。
しかし、この事件はまだ終わっていませんでした。
その日、学校に行った京香は、クラスの生徒や先生に、
「私は継母に虐待されているの!」と言いふらし回ったのです。
京香と同じ小学校に通っている幸恵と智恵はそんな京香の嘘のお陰で、
クラスメイトたちから白い目で見られる事になったのです。
おまけに、京香のクラスを担任する先生から虐待の事実確認の電話が恵にかかってくる始末です。
こずるく頭の回る京香にだんだんと恐怖を覚える恵。
そんなことを何も知らない夫には気を使って相談もできず一人で悩む日が続きました。
そんな中、京香の恵たち親子への嫌がらせは終わることもなく、
ますますエスカレートしてゆきました。
そして・・・
精神的にも肉体的にも追いつめられた恵はついに・・・
ここからの詳しいお話や、驚きの結末はぜひ本編でお楽しみください!
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ママ殴らないで「シグナル」の感想
もう読んでる最中かなりのストレスでした。
「水戸黄門」が印籠を出す前って感じ!
悲しい生い立ちを過ごしてきた京香の気持ちもわかりますが、
悪態のつき方と言葉遣いがとんでもないので、
読んでてほんと京香に腹がたちました。
そして、やっぱりここでも旦那さんが頼りない!
まぁ・・・あんな娘に育てた父親だからしょうがないんだけれども・・・
やっぱり大事(おおごと)になるまで、なにも対処しようとしませんでした。
最後、恵がキレて京香をボコボコにした後、
「あやまるのは俺の方だ・・」
「京香の悪態を知っていて君に任せっきりだった・・・」
と謝ってましたけど、これは最悪です。
「知ってたんかい!」て感じ!
父親がその前にちゃんと京香と恵の話を聞くこともせず、
ただ、見て見ぬふりを決め込んでいたために、
恵の精神は壊れかけ、京香もまた心に深い傷を負ってしまい。
優しい性格の幸恵や智恵もずっと嫌な思いをして生活していたのです。
ほんと家庭の問題のほとんどが旦那の「無関心」や「逃げ」から取り返しのつかないところまで行ってしまうことが多いです。
まだ、きっちりと恵に謝罪した涼一はかなり夫としてマシな方だと思いますが、
京香の恵に対する悪態にはホント胸が痛みました。
再婚した早々で夫に迷惑をかけられないという恵の気持ちは痛いほどわかりますが、
今回の再婚は、事前にちゃんと相手の子供とコミュニケーションをとっておくべきでしたし、
徹底的に、子育ての方法なんかを親同士で話し合う事が必要でした。
子育てのやり直しはできません。
連れ子再婚の難しさと怖さをリアルに描いた作品でしたが、
絵の表現も臨場感があり、ドキドキさせられ、
これぞ「ストーリーな女たち」というグッとくる内容でした♪
そして、ラストも感動的で良かったです!
考えさせられましたけど、良い作品でした。
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