ママ殴らないでのネタバレ!3話「裏切りの過去」の壮絶な離婚劇!

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著者:外崎コウ

ママ殴らないで~躾という名の虐待~』

3話の解説と感想です♪

3話に収録された『裏切りの過去』の解説と感想をご紹介したいと思います。

この漫画は、雑誌「ストーリーな女たち」に掲載されている作品で、

読者から寄せられた体験をベースにして作られた実話のお話です。


2話の解説と感想はコチラ♪♪
↓↓↓↓↓


そして、今回ご紹介する「裏切りの過去」は、

主人公の女性が、自分とまだ小さい娘に全く愛情を示さない夫から

一方的に離婚を迫られる。という内容で、

外に愛人を作って、好き勝手している旦那は、

その愛人とともに主人公の奥さんに対して、

離婚に応じるよう酷い嫌がらせをして追い詰めていくシーンはまさに鬼畜の所業で、

世の中にはこんな酷いことをする男が実際にいるんだ!と

改めて人間の業(ごう)について考えさせられた作品でした。

反面、リアルな離婚劇の壮絶な中身をお楽しみいただける内容になっています。

それでは・・・

 

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ママ殴らないで 「裏切りの過去」あらすじ

主人公・近藤 昌子(こんどう まさこ)は48歳のシングルマザーです。

現在は、スナックを経営しながら、一人娘・麻美(あさみ)と暮らしています。

麻美は独身ですが、すでに成人しており、

一人の立派な女性として成長させました。

そして、昌子自身の生活はと言うと、

来年に店の常連客だった倉田 弘(くらた ひろし)という男性と再婚が決まっていて、

人生の中で、黄昏時を迎えた昌子は今、とても幸せな時期を過ごしているのです。

しかし・・・

ある時期、彼女はとてもつらく悲しい時代がありました。

年頃になっても娘の麻美が結婚しようとしないのは、

あの壮絶な元夫との離婚劇をずっとそばで見ていたからなのかもしれません。

辛く、そして屈辱的なあの頃を頑張って乗り越えてきたから今の幸せがあるのです。

そうです・・・

今思い出しても忌まわしい「裏切りの過去」がこの近藤親子には存在するのです。

その壮絶な離婚劇の裏側とは・・・?

ここから昌子の回想シーンが始まります。

ママ殴らないで「裏切りの過去」ネタバレ

娘の麻美がまだ小さい頃、

昌子の夫・俊彦(としひこ)と会社の同僚女性との浮気が始まりました。

毎晩のように遅く帰ってくる夫。

当然、昌子との喧嘩が絶えません。

昌子:「どこいってるのよ!毎晩毎晩!」

「女のとこでしょ?」

と深夜帰ってきた夫に詰め寄る昌子。

すると旦那は、

俊彦:「俺は俺の好きにするからお前もすきにしろ!」

「出ていくならお前の方だ!」

と浮気を居直り、一方的に離婚の要求までしてきたのです。

昌子:「何言ってんの!そんなの許さないわよ!」

自分勝手な夫のために別れる気などサラサラない彼女でしたが、

もう完全に家庭崩壊の状態にある昌子の夫婦でした。

この一件から、

夫の俊彦は、家に生活費をまったく入れなくなったのです。

仕方なくパートに出て生活費を稼ぐ昌子。

一人娘の麻美はこの時カギっ子になりました。

「お母さんがいるから寂しくないよ・・・」と言って笑ってくれる麻美は昌子にとって何よりの宝物です。

そんな娘に母子家庭の惨めな生活をさせる訳にはいかない。

そう思い、ひたすら俊彦が帰ってくる日を待っていた昌子でしたが、

しばらくして、夫から離婚届が郵送されてきたのです。

嫌がらせと脅迫

なんの言葉もなく、ただ離婚届だけ入った封筒を見て怒りに震える昌子。

{私達を捨てて・・・}

{このまま黙って別れるわけにはいかないわよ!}

送りつけられた離婚届をビリビリに破いた彼女でした。

しかし・・・その日から夫とその愛人による昌子への壮絶な嫌がらせが始まったのです。

一日に何度もの無言電話が鳴り、

家の前には生ゴミが捨てられていたり、自転車のタイヤはパンクさせられていました。

そして夫の愛人から直接の電話攻撃。

愛人:「奥さん、いつ俊彦と別れるの?」

「俊彦はもうそこへはかえらないわよ!」

図々しい愛人の言葉に怒りがこみ上げる昌子。

昌子:「この泥棒猫!!嫌がらせをやめなさいよ」

愛人:「何のことかしら!変なこと言わないでくれる~」と

とぼけたことを言って、

挑発的な言葉で昌子の気持ちを逆なでしてくる夫の愛人に悔しさと屈辱感でいっぱいになります。

{ちくしょう!くやしいよ~}

どうしようもない悔しさの中、一人で泣き叫ぶ昌子。

しかし・・・夫の愛人の嫌がられは収まることもなく、

その行動は激しさを増してゆくのです。

そして・・・とうとう、夫の愛人の攻撃の手は、

まだ小さい娘の麻美にまで伸びてきたのです。

極限まで追い詰められた昌子が取った行動とは・・・?

ついに決断の時!

ここからの続きはぜひ本編でお楽しみください!

 

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ママ殴らないで「裏切りの過去」の感想

本作に出てくるような旦那の話はよく聞きます。

だからすごくリアリティがあるお話でしたね。

管理人(まるしー)の知り合いにも二人くらい今回のケースとよく似た離婚劇を経験している人がいます。

浮気して、家にお金も入れず、自分勝手な生活を送る無責任な夫。

正直、小さい子供もいてこんな行動に出る夫と暮らしていても自分が不幸になるだけだと分かっているんだけど、

気持ちのほうが割り切れないんですよね。

頭では分かっていても体が納得してくれない。

でもそれは当然のことです。

無茶苦茶なことをしているのは夫の方ですから、

そんな簡単に割り切れるもんじゃありません。

本作の主人公の場合、その救いのないドロドロな離婚劇の幕を下ろしてくれたのが、

娘・麻美ちゃんの一言でした。

ホント子供は母親にとって宝物です!

娘の言葉で、ハッと目が覚めた昌子は、

そこからはスパッと割り切って、夫と離婚し、養育費も受け取らず、

シングルマザーとして一生懸命に働き、立派に麻美ちゃんをを成人させるのです。

すごく立派でした。

一見すると、昌子だけが不利益を被っているように見えますが、

あとで人生振り返ってみると、離婚後、幸せに暮らしているのはきっと昌子の方だと思います。

大切な家族を裏切り、その責任も取らない男の人生が実りあるものになっているなんて到底思えませんし、

昌子に嫌がらせして離婚させた女も、その後、もし仮に俊彦と結婚したとしてもきっとまた彼は浮気をして、

昌子と同じように苦しめられるでしょう。

俊彦も最後は誰にも愛されず野垂れ死ぬんだと思います。

とても腹が立つ俊彦と愛人の行動でしたが、

昌子と麻美が幸せに暮らしているシーンが見れましたので、

壮絶な離婚劇のシーンもストレスなく読むことができました。

リアルな女の昼ドラストーリーと言う感じで楽しませてもらった作品です♪

 

>>>『ママ殴らないで』4話の解説と感想はコチラ♪

 

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