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漫画家とヤクザ【ネタバレ17話】険悪な異母兄弟がついに!

「木嶋 累 だな…?」

累の前にトツゼン現れたのは、吾妻と異母兄弟の弟・龍吾(りゅうご)だった。

一体、彼がなぜ累の前に…?

そして・・・

吾妻の稼業を始めてちゃんと知った累は・・・?

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17話の解説と感想です♪

「カタギの人間が関わるんじゃない!」

吾妻の弟からそう忠告された累。

たぶん言ってることは正しいのだろう!

でも・・・

今さらそんな事を言われたって…

漫画家とヤクザ 17話の見どころ

今回は、複雑な感情が入り混じった吾妻の異母兄弟たちが、ガッツリと登場してきます。

昔から異母兄弟の兄・啓吾(けいご)にコンプレックスを感じていた弟の龍吾(りゅうご)。

{なぜみんな啓吾ばかりチヤホヤするのか?}

自分が正当な後継者なのにイマイチ周りから認められないもどかしさを抱える龍吾が、

ついに累の元へやってきた!

17話の見どころは、意外にも几帳面で常識的な吾妻の弟と、苦しいその胸の内ですね。

あと・・・

累が初めて吾妻がどういう世界の人間かということを認識する回でもあるんです。

今までおぼろげには分かっていたことなんだけど、

単なるガラの悪い金融屋さんだったらいいな~なんて思ってた累に、厳しい現実がつきつけられる。

分かってたことだけど・・・

今さらこの気持ちはどうすることもできない。

異母兄弟との確執や、吾妻のヤバい職業問題は、今後の二人の関係に大きな影を落とすことになりそうな予感・・・


16話の解説と感想はコチラ♪
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漫画家とヤクザ【ネタバレ17話】険悪な異母兄弟がついに!

なんであんな奴が

鏡に映った自分の顔を見て悔しそうに睨みつける龍吾(りゅうご)。

彼は、吾妻 啓吾(あづまけいご)と異母兄弟のだ。

顔立ちのキレイな龍吾は、ヤクザという家柄の中では、みんなから軽んじられてきた。

迫力がないのだ

男らしくて野性味溢れるルックスの吾妻と比べると、どうしてもヤクザとしてはひ弱に見えてしまう。

しかも・・・

自分が正当な後継者の血を引く人間なのに、組長である父親や一部の幹部連中には、

愛人に産ませた子供の啓吾(けいご)を跡継ぎにしようという動きもあるようで・・・

龍吾は、異母兄弟の兄・啓吾に恐ろしいまでの憎しみを抱いているのだ

しかも・・・

兄・啓吾はいつも飄々(ひょうひょう)としていて、組の人間からも、女性たちからも人気があった。

{なんであんな奴が!}

しかも・・・

妹から聞いた話によると、今はカタギの漫画家をしている女と付き合ってるということ

龍吾は、吾妻の恋人・累の身辺を調査したうえで、

吾妻と累が一緒に歩いているところをこっそり車の中から覗いてみた。

すると・・・

なんと…累と並んで歩いている吾妻は、龍吾が今まで見たこともないような優しい笑顔で楽しそうに会話していたのだ。

そこで、累という女性に興味をもった龍吾は、ある日、トツゼン累の前に姿を現したのです。

「木嶋 累 だな…?」

龍吾がいきなり累に話しかけると、

「は…い?」

龍吾がイケメン男性だからか、まったく恐怖感を感じることなく返した累。

「私事で申し訳ないのだが、吾妻のことで話がある」

性格なのだろう、丁寧な言葉で累に訪問の目的を話す龍吾。

「あの…どういったお知合いですか?」

吾妻の名前が出てきたことで思わず龍吾に問いかけた累だったが、

すぐに目の前の男性が吾妻の異母兄弟だとわかった!

「お兄ちゃん!!何してるの?」

二人の間に現れたのが、このまえトツゼン累の家にやってきた吾妻の妹・明日美(あすみ)だったからだ。

その後、累は吾妻の異母兄妹とともに彼らの実家へ行くこととなった・・・

険悪な異母兄弟がついに!

物々しい大きな屋敷の応接間には、累・龍吾・明日美の3人がテーブルを挟んで座っている。

しかも・・・

この家に来て初めて吾妻がヤクザだということを知った累。

彼女は、龍吾と明日美から、複雑な家庭事情を聞いたのだ。

そして・・・

異母兄弟として、龍吾と吾妻の折り合いが悪いことも知ってしまう

「あいつに近づくのはやめておけ」

吾妻への嫌がらせも少しは入っているのかも知れないが、

まっとうに遠からずのことを言っている龍吾。

しかも・・・

今、組の内部では跡目問題のことでゴタゴタしていることもあり、

もしかするとその余波が累にまで及んでくるかもしれないと龍吾は言った。

そう・・・

彼の言ってることは間違っていない。

さらに・・・

龍吾は、吾妻と累が知り合ったこまかい経緯まで知っていた。

借金の問題が解決したのにまだ二人の関係が続いているのはおかしいと言うのだ。

だけど・・・

{今さらヤクザだから別れろって言われても…}

累にとって吾妻の存在はスゴク大きくなっていて、吾妻と別れるには少しタイミングが遅すぎたのかもしれない。

龍吾は、吾妻がヤクザだということと、危険が及ぶかもしれないと判っても別れようとしない累にだんだんイライラしてくる。

{どうしてあいつだけいつも人から慕われるんだ!}

「とにかくあいつに関わるのはやめておけ!」

と、龍吾が累に対して最後の念押しに入った時だった。

トツゼン障子の扉が音を立てて開いたのだ

なんと・・・

そこに立っていたのは吾妻!

険悪な異母兄弟がついに対面した形となった・・・

 

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17話の感想

累を前にして、ついに険悪な異母兄弟が直接対決というシュチュエーション。

文章だけ読んでると、なんか緊迫したムード漂うって感じですけど、

実際の内容はもっと和やかでコミカルでしたよ。

龍吾と累が、長男という存在への不満と嫉妬心を共有したり、

龍吾がまるでヤクザ稼業の人間だとは思えないくらい常識的で几帳面だったり。

3人で話してる内容は、物々しいかもしれないけれど、その場に流れている空気はスゴク平和的です♪

確かに龍吾は異母兄弟の兄・吾妻に対して嫉妬心がスゴクあるんですよね

端正な顔立ちで勉強もよくできる龍吾なんですが、不幸にも彼が生まれ育ったのはヤクザの親分の家だったわけで・・・

一般家庭なら絶対に龍吾の方が重宝されるはずなのに・・・

不幸にも生まれた家がヤクザなもんだからすごく損をしてるんです。

その点、特に何の努力もしていなかった吾妻は、その大きなガタイと暴力気質で、組の人間からは跡継ぎとして期待され、

なぜか不愛想で、粗暴な性格でも、人として持っている元来の可愛げで、女性からも人気がある。

正当な跡継ぎな上に、ずっとマジメな努力を積み重ねてきた龍吾にとってはたまんない状況だと思う。

しかし・・・

人の魅力ってことだけは本人にとっても、どうしようもないことだ。

もって生まれた人間の魅力は、あとから努力したところで湧き出てくるものではない

そして・・・

龍吾からなにを言われても吾妻と別れられない累

17話のラストシーンで累が吾妻を自分の胸にギュッと抱きしめるシーン。

あれにはチョット感動しちゃいましたね~

だんだんと二人の関係が美しい純愛に見えてきたのは、サイト主のまるしーだけだろうか?

 

>>>『漫画家とヤクザ』18話の解説と感想はコチラ♪

 

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