
ママ友ほど、味方になれば心強く、敵に回せば厄介な存在はいない。
夫の浮気、仕事と家庭の両立、子どもの教育問題。
それぞれに事情を抱えた3人の母親たちの前に現れたのは、誰にでも親切で、困ったときには必ず手を差し伸べてくれる一人の女性だった。
ところが、このママ友、どうにも底が知れない。
相手が抱える悩みや弱みを、まるで見透かしているかのように言い当て、いつの間にか心の奥へ入り込んでくる。
親切なのに、なぜか怖い。
『マザー・トラップ~ママ友たちが堕ちるまで~』は、そんな謎めいた女性を中心に、母親たちの人間関係が少しずつ歪み始める物語です。
『マザー・トラップ』ネタバレあらすじ
1話:親切すぎるママ友・時子との出会い
夫の転勤で神戸から東京へ引っ越してきた西村麻里奈(30歳)は、娘の英恋が通う櫻葉学園幼稚園で、合田時子という母親に出会います。
人当たりのよい時子に誘われ、麻里奈はPTA役員を引き受けることに。
ところが、運動会の撮影禁止をめぐって白川麻美会長と保護者たちが対立。麻里奈まで白川への不満を書いたLINEを誤送信してしまいます。
さらに、同じ役員の入澤明日香が夫以外の男性と親密にしているところを、時子が目撃!
母親たちの秘密やトラブルが次々と表面化するなか、時子は誤爆LINEに怯える麻里奈に、過去のママ友関係の苦労を見透かしたような言葉をかけます。
普通の人には見えないものが、自分には見えるという時子。
麻里奈はそんな彼女を特別な存在として信頼し始めます。
しかし、時子が母親たちを「私の箱の中へ♡」と迎え入れるような場面からは、彼女の親切が決して善意ではないことが伝わってきます。
2話:会長不在の運動会で広がる白川批判
櫻葉学園幼稚園の運動会当日。
PTA役員たちが運営に追われるなか、会長の白川麻美は姿を見せません。
白川の欠席をめぐって母親たちが話をするうちに、事前の連絡内容について認識が食い違っていることが分かります。
さらに合田時子も白川の話題を持ち出し、役員たちの会話は次第に白川への批判へと傾いていきます。
運動会の撮影禁止に続き、今度は会長自身の欠席。
そんな白川をめぐる会話のなかで、「みんなの敵」という言葉まで飛び出すのでした。
3話:受験話で由子に近づく時子
夏祭りの前日。
入澤明日香は、不倫現場を目撃された日以来、合田時子と言葉を交わしていません。
そんな明日香は、世界的に活躍する庭園デザイナーである菊池由子の妹を紹介してほしいと頼みますが、由子に断られてしまいます。
そこへ現れた時子が助け舟を出そうとするものの、明日香はそっけなく拒否。
一方、時子は子どもの受験に関心を持つ由子に、3人の子どもを東大へ合格させた母親の話を持ち出します。
興味を示した由子は、時子と連絡先を交換することに。
明日香には距離を置かれながらも、由子とは新たな関係を築き始める時子。相手によってまるで違う距離感が印象に残る場面です。
親切すぎるママ友・合田時子は何者なのか?
合田時子は、最初から善意で母親たちに近づいているわけではありません。
彼女には、他人を操り、不幸へと追い込もうとする明確な目的があるのです。
つまり、あの親切な振る舞いは、相手を安心させて懐に入り込むためのもの。
しかも厄介なのは、時子が決して分かりやすい悪役ではないことです。
相手が求めている言葉を与え、味方だと思わせながら、少しずつ自分の影響下に置いていく。
まるしーが何より不気味に感じたのは、そんな時子の底知れなさでした。
まるで母親たちの運命を手のひらで転がす、モンスター級のラスボス。
ただし、なぜ時子がそこまでして他人を不幸にしたいのか、その理由や過去はまだ分かりません。
悪意を隠して近づく時子と、彼女を信じ始める母親たち。
この先、誰がどんな形で罠に落ちていくのか。
本作で最も興味を引かれるのは、そこだと思います。
『マザー・トラップ』に原作小説はある?
『マザー・トラップ~ママ友たちが堕ちるまで~』の原作は、月瀬いづみさんによる小説『スピリチュアルー合田時子ー』です。
小説投稿サイト「エブリスタ」で公開されており、全48エピソードで完結しています。
合田時子が母親たちを不幸に追い込もうとする理由や、物語の結末が気になる方は、原作小説で先の展開を知ることもできます。
ただし、漫画版では展開や結末が変更される可能性があります。
『マザー・トラップ』はどこで読める?
『マザー・トラップ~ママ友たちが堕ちるまで~』は、まんが王国で先行配信中です。
現在、分冊版の1巻が無料で読めます。
あの優しい笑顔の裏に、どれほどの悪意が隠されているのか。
母親たちはまだ、その恐ろしさを知りません。
まずは無料の1巻で、合田時子という女の怖さを味わってみてください!
