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妊カツ【ネタバレ5巻】ついに完結!裏切りのハッピーエンド!

結末は予想を超えた二人の選択だった!

やはり女は愛してもいない男の子共なんて宿せない!

『妊カツ』

5巻の解説と感想です♪

美波と莉子が始めた打算的な ”妊カツ” の結末は、

2人が目指したゴールとはまったく違う未来のドアを開いた。

最終回の見どころ

この5巻をもって『妊カツ』は最終回を迎えることとなりました。

この作品はもともとWEB小説サイト『エブリスタ』で連載されていた完結作品がコミカライズされた物語なので、

当然のことながら人気が出たからといって作品の内容が変化することはなく、

物語がスタートした瞬間からゴールは決まっているわけです。

世の中には少し話題になるとちょっとでも連載を継続しようと無理なストーリー展開で延命を図る作品が多い中、

ちゃんと起承転結の骨組みができている物語は読んでいてストンと胸に収まります♪

それはきっとストーリーの中に無駄なエピソードが含まれていないので読んでいても変な違和感がないからでしょう。

「だから素直に感動できるし共感もできる♪」

さて・・・

お互いに男を必要としなくていい人生を送るために始めた美波と莉子の”妊カツ”の行方ですが、

この最終回で当初の計画にはなかった結末が二人に訪れます。

そこで…

最終回の見どころですが、

恐らく多くの読者が「こうなればいいな~」と思っていた結末が描かれているところですね。

サイト主のまるしーとしては、本作の結末に二通りのエンディングを予想していたのですが、

結果は感動的なハッピーエンドで幕を閉じることとなりました。

結末の良し悪しはどうあれ、気持ちよく最後まで楽しめた作品でした♪

「やっぱり”エブリスタ”原作のコミカライズにハズレは少ないですね!」

このレベルのコミックがたくさんリリースされると、ベテラン主婦のまるしーとしては非常にありがたい限りです。


4巻の解説と感想はコチラ♪
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妊カツ【ネタバレ5巻】ついに完結!裏切りのハッピーエンド!

物語はいよいよ結末に向かって大きく動き出します。

まずは莉子の場合。

正月休みに実家へ帰省する類について新潟で正月を過ごすことになった莉子。

二人としては、今回はまだ類の家族に莉子は挨拶しないという取り決めで、

初めて過ごす二人っきりの旅行を楽しんでいたのですが、

なんと…間の悪いことに二人でいるところを類の姉・ニーナに見つかってしまい、

莉子は無理やり類の実家へ連れて行かれることになるのです(汗)

なんの準備もしていなかった莉子はかなりいきなりの展開にすごく動揺しますが、

類の家族の反応は予想していた通りあまり良いものではなかった(汗)

その原因は、当然のことながら35歳という莉子の年齢です。

おまけに妊娠で産気づいてる莉子の体調も最悪で、結果さんざんな類家族との初対面となってしまったのです(汗)

そしてこの時に感じた類家族の自分を受け入れていない雰囲気に、

{これ以上類に迷惑をかけられない}

と決心し、莉子は彼との別れを決意するのです。

新潟から東京に帰ってから数日後、莉子は類を呼び出して、

自分は類が無事に就活を成功するために協力しただけだとウソの理由を作り、

これで自分の役目は終わったと告げて別れを切り出したのです・・・

一方…

好きになった堂本とは彼に子種がないということで未来を描けなかった美波は、

”妊カツ”への意欲も うせてその活動も立ち止まったままでした。

同時にいまだに関係を求めてくる友田部長の誘いに苦慮している状況で、

莉子とはまた違う理由で”妊カツ”がうまくいってなかったのです。

さらに…

戸山との一件以来、気持ちが伴わない相手の子供を授かることを良しとしなくなった美波は、

当初に自分が思い描いていたの”妊カツ”に対する考え方が大きく変わってきていたのです。

加えて美波にとっては辛い事ばかり続いて気持ちも体も弱ってゆくばかりでした(汗)

そんな中、きっぱりと思いを断ち切って別れたはずの堂本と会社でバッタリ遭遇した美波は、

トツゼン彼から情熱的に強く抱きしめられたことで、

自分の中で堂本の存在がどれほど大きなものになっていたかを思い知るのです。

そんな時、同期で気が置けない仲間である中嶋から夕食を誘われた美波は、

久しぶりに気分よくラーメン屋で中嶋とラーメンを肴にビールを飲んで楽しい時間を過ごしました。

だがその時です!

偶然その店に莉子と別れたばかりの類が客として食事をしていたのです。

そうです・・・

美波がやってきたラーメン屋は類の行きつけの店だったのです。

そして・・・

類が店のスタッフと会話する内容から、目の前にいるイケメン君が莉子の相手だということを知った美波は、

思わず彼に声をかけて莉子の妊娠のことや、彼女の本当の気持ちを伝えたのです・・・

そして・・・

初対面の美波から初めて莉子に関する知られざる真実を聞いたる類は・・・

 

ついに完結!裏切りのハッピーエンド!

ここからいよいよ物語はクライマックスに突入してゆきます!

まずは美波ですが、

あのラーメン屋で食事をしたあと、美波と中嶋は美波の家でまったりと過ごしてイイ雰囲気になるのですが、

彼は最初から美波と付き合うつもりはなく、堂本と美波のキューピット役を演じていたのです。

その後、中嶋の粋な計らいで堂本の家で会うことになった美波は、

今まで全く知らなかった彼の胸の内を聞いて自分でも気づいていなかった自分の本心が見えてくるのです。

そして最後は…

莉子と類の関係です。

美波から莉子の妊娠と別れた本当の理由を聞いた類は、

両親へ妊娠の報告とシングルマザーとして生きてゆく方針を伝えるべく帰省していた莉子の実家へと向かった。

なんとかまだ莉子が両親に妊娠の事実を伝える前の段階で類が実家の近所を散歩している莉子を捉ました。

ここから類による怒涛のプロポーズが始まり、物語は最大のクライマックスに突入します!

その感動シーンは割愛します。

あと・・・

この記事のタイトルには『ついに完結!裏切りのハッピーエンド!』という表現を使いましたが、

”裏切り”という表現は間違いかもしれませんね。

ある意味で恋愛ドラマとしては王道の結末だったのかもしれません。

そんな王道ラブストーリーの最終回はぜひ、本編現物でご堪能ください♪

 

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5巻の感想

主人公の2人が少し形は違えどそれぞれの幸せなエンディングを迎えたのは非常によかった。

もしかしたら莉子の授かった類との子供を美波と一緒に育ててゆくという友情ストーリーで終わるのかな~とも予想しましたが、

「結果…一番しっくりくる結末のジ・エンドとなりました。」

どの結末が良かったかはこの作品を読んだ読者それぞれの思いや立場で違ってくるんでしょうが、

作品の基本ベースとしてストーリー・絵柄ともにちゃんとよくできたコミックでした♪

全体的なストーリーの流れに違和感もなく、ちゃんと物語の世界に入ってゆけましたし、

莉子に共感はしつつも彼女のちょっとした言動にイライラしたり、

美波の危なっかしい行動にヒヤヒヤしたりもがく姿にとても切なくなったりと、

結婚適齢期といわれる年齢を過ぎた独身女性の様々な悩みや葛藤がリアルに描かれてい内容に胸を焦がさせました。

美波の男に頼らない人生という考え方にはすごく共感できましたし、

莉子のいかにも控えめで大和撫子的なキャラ設定も主人公のひとりとして絶妙な存在でした♪

まったく性格の違う特に学生時代から仲がいいわけでもなかった二人が、

”妊カツ”を通じて本当の親友になってゆく過程が、この作品を読んでいて一番ジンときた部分です。

まるしーは昔から大人の女同士の友情物語が好きで、

とくになれ合わない、でも奥深い冷めきった女の友情が大好物なのです(笑)

そんなまるしーの目から美波と莉子の関係性を見たとき、

最初は美波が莉子を利用するために近づいた関係からスタートしているので、

「その微妙な二人の関係性がすごく良かったのです♪」

結果…

いろんなことがあっていつしか親友になっていたという流れがいいです♪

「ベタベタな女の友情は見ていてあまり気持ちよくないから(汗)」

なので・・・

美波と莉子の2人は最後まで応援する気持ちで読んでいました。

親友になった二人が幸せそうな笑顔で再会しているあのラストカットは最高に輝いている映像でした♪

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