「電話は絶対に切っちゃダメだよ!」
たった一言でも間違えたら妻との永遠の別れが待っている。
そんな緊迫した状況の中、夫・涼太(りょうた)は、必死で千夏をこの世界に引き留めようとしていた。
意識を電話の向こうにいる千夏に向けながら、
冷静に、しかし大急ぎで涼太の車は妻のもとへ・・・
{どうか間に合ってくれ…!}

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~』
14話の解説と感想です♪
偶然が重なった結果、今にもこの世から消えそうになっていた命が救われた。
妻は、コントロールできなくなった自分の体を自ら葬り去り、自分も楽になろうと決め、。
夫は懸命に妻を説得してこの世に引き留めようと努めた。
そう…
あの時・・・
最後の最後でその電話が繋がった。
それが答えだった。
『生きろ!』
恐らく神様がそう言ったのだろう…。
14話の見どころ
この作品は、著者である橘ちなつさんが体験した実録漫画ということなんだけど、
今回読んだエピソードが本当にあったことなんだとしたら、
正直、震えるほど凄まじい体験をされたんだと思う。
なんせもう千夏は死んでしまう一歩手前だったんだから。
あんな奇跡ってあるんだ!
あそこで電話が鳴り、夫婦が会話することになるなんて神様がそう仕向けてるとしか思えない光景だった…
今回読んだこの14話は全21ページが、まさに見どころばかりの回でした!
偶然、車の中から千夏に電話をかけて、妻がどういう状況にあるかを咄嗟に理解した夫の涼太が、
自損事故になる寸前で車を急停車させて、電話の向こうにいる千夏をこの世に踏みとどまらせた緊迫の10ページは、
今まで読んできた『妊娠したら…』の中でイチバン緊迫感のあるシーンでしたし、
感動的なシーンでした。
しかし・・・
精神を患ってしまった患者と一緒に暮らすのは本当に大変なんだという事を同時に感じたシーンでもありました。
サイト主のまるしーは、この年になるまで一回もそういう経験がないので、
実際の辛さは分からない。
ただ・・・
夫の涼太を見てるとと、にかく手を合わせて祈りたい気持ちになるんです。
まったくの他人である千夏という女性と縁あって結ばれ、
今は妻の命をつなぎ止めるために寝る間を惜しんで一瞬も油断できない生活を送っている。
妻にはちゃんと両親が存在する。
でも…彼はその両親から過大な協力をしてもらうことなく、
そして、逃げ出しもせず当たり前のように妻をサポートし続けている。
たった一人で・・・
本当に祈りたくなる。
13話の解説と感想はコチラ♪
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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ14話】電話は絶対切らないで!
14話:電話は絶対切らないで!
それはまさに千夏がマンションの屋上から飛び降りようとした瞬間だった。
持ってきたカバンの中の携帯が鳴り響いたのです。
「なんで…ケータイが…?」
千夏は持ってきた覚えのない携帯の音につい反応して、その場から離れて電話の相手を確認した。
『橘 涼太』
夫からだった。
千夏は、最後にもう一度だけちゃんと自分の言葉で感謝を伝えるために夫からかかってきた電話に出ました。
「もしもし…」
そしてこの電話に出たことが千夏にとっての運命の分かれ道となったのです。
「電話は絶対切らないで!」
ここから夫・涼太が見せた妻との緊迫したやりとりの末の救出劇は、実際にその絵とセリフを見ながらでないと、
そのしびれるような緊張感や臨場感が伝わりませんので、このシーンはぜひ本編現物を読んで感動してください。
とにかく、約6ページに渡って繰り広げられた夫・涼太の説得劇で、なんとかまだこの世の淵にぶら下がった形の千夏。
彼女が夫・涼太に夢の中で誘導されるような感覚で彼の胸の中に納まった頃には、
もう千夏にはほとんど何かを考える力も意識も残っていなかった。
家に帰ると悲壮な顔をした千夏の両親が彼女を出迎えました。
千夏が書き残した涼太への遺書も見つかり、千夏の命は本当に間一髪だったんだという事がわかった。
そして・・・
家族のだれも口にはしなかったが、千夏の行き先はもう明らかだった。
病院へ向かう車内ではこわばった表情の家族が一言も話すことなくただ前を見つめていた・・・
後半の展開
後半の展開は、再び千夏が以前入院していた『S総合病院』へ緊急入院する様子が描かれております。
それは死の淵から千夏が生還した時からもう決まっていたことだった。
自殺未遂をはたらいた患者と家で一緒に暮らし続けることは危険極まりないことだ。
家族の誰も何も言わなかったが、行く先はもう決まっていた。
そう・・・
千夏が暮らす地域で、彼女のような状態になっている患者を受け入れてくれるのは『S総合病院』しかなった。
そこは千夏が3週間前まで二度と戻らないと決めたあの病院だった。
しかし・・・
涼太に救い出されてからほぼ意識が朦朧としている今の千夏には、
絶対に戻りたくなかった病院への入院を抗う力はもう残ってはいなかった・・・
ただ・・・
千夏は朦朧とした意識の中、看護師から両脇を支えられて向かった病室を見て、
{もう…私はここから動けない…}
と…本能的に悟った。
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14話の感想
今回のネタバレ記事では、重要な部分は書かないままです。
なぜなら・・・
めちゃめちゃ衝撃シーンの連続で、まるしーの語彙力ではその緊迫したシーンと感動的なシーンがちゃんと伝えきれないから・・・
あと・・・
悲しみのシーンも。
素晴らしい作品の印象を変えてしまってはいけないので、そのデリケートなシーンを読んだ感想だけを伝えることに決めたのです。
なので・・・申し訳ありませんが重要なシーンは、本編現物でご覧くださいね♪
しかしまぁ・・・
なんなんだろう…この圧倒的な臨場感と訴えかけてくる衝撃は?
実録物の物語であるスゴさなのだろうな~
{これは実際にあったことなんだ}
と…常に頭の隅で思いながらこの漫画を読んでると、いちいち登場人物のセリフや行動が心に刺さるんです。
特に、今回の千夏と涼太が電話でやり取りするシーンなんて、凄すぎて映画でもめったに見れない衝撃シーンでした!
よくあの時、夫の涼太が車で事故を起こさなかったものだ。
あの緊迫した状況の中で、慌てうろたえながらも死の淵から妻を救い出した夫は本当にスゴイ。
普通の旦那ならばあの状況では、ただただ、「死ぬな」と連呼するくらいしかできないだろう。
夫の涼太が『薬剤師』という医療に携わる人間であるということと、
千夏への限りない愛情の深さと冷静な言葉選びでなんとか彼女をこの世界に引き戻すことができたのだ。
ただ・・・
あの救出劇は本当に奇跡のような出来事の連続だった。
「もしあの時、電話をバックに入れなかったら・・・?」
「もし、涼太の電話があと3秒遅かったら・・・?」
「もし、千夏が着信に気づかないで電話に出なかったら・・・?」
そう・・・
やっぱり千夏は神様から生かされたんだなぁ~・・・
>>>『妊娠したら死にたくなった』15話の解説と感想はコチラ♪
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