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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ29話】嵐のような一夜を越えて!

著者:橘ちなつ

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~

29話の解説と感想です♪

母親となってから初めて親子水入らずの朝を迎えることとなった千夏の6度目となる自宅外泊で、

静寂な夜の暗闇に包まれた中で不安と緊張に襲われながらそれと向き合った千夏がいました。

親子3人が川の字になって一夜を共に過ごす幸せな構図は、

千夏がこれまで夢にまで見た光景でした。

やがて…朝の眩しい陽ざしが3人の姿を照らした時、

全員が揃って抱き合いながら涙で頬を濡らしていました。

着実に母親としての階段を上ってゆく千夏のゴールは、

もうすぐそこまで来ているのかもしれない…。

「今回の29話は、ハッキリと家族に希望の光が照らされた感動的な内容でした♪」


28話の解説と感想はコチラ♪
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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ29話】嵐のような一夜を越えて!

嵐のような一夜を越えて!

ついにこの夜、千夏は夫の涼太と幼い息子との3人で、

川の字に布団を敷いて一夜を共に過ごすこととなりました。

静寂な音のない闇夜の中で緊張してなかなか寝付けない千夏は、

ただ目を閉じて隣で眠っている二人の呼吸を聞いていました。

すると…

突然シンと静まり返った暗闇の静寂を破るように翼が夜泣きする声が響き渡った。

すぐに目を覚ました涼太がいつものごとく落ち着いた様子で泣きじゃくる翼をあやし始めます。

{これが…夜泣きなんだ…。}

初めて我が子の夜泣きしている光景を目の当たりにした千夏は、

その興奮した状態のまま涼太に代わって翼をあやそうとします。

慎重に翼を抱っこして涼太のしていたように我が子をあやし始めた千夏でしたが、

やはりパパではない千夏に翼が拒否反応を示して再び泣き始めました。

しかし…この日の千夏はそこで諦めずに翼と自分自身に向き合って辛抱強く対峙したのです。

涼太は翼をしっかりと胸に抱いて己の”幻聴”と対話している千夏を緊張した様子で見守っていました。

このまま無事に乗り越えるか…?

それとも以前のように精神が錯乱状態になってしまうのか…?

緊迫した重い時間が流れてゆきます。

やがて…

千夏と翼は穏やかな表情を取り戻し、二人の瞳からはとめどなく涙が溢れ出ている。

千夏の震えていた体がピタリと収まり、気づけば我が子に微笑みかけていました。

ついに…

彼女は嵐のような一夜を越えて母の顔になった…。

その瞬間おもわず涼太は千夏と翼の二人ごと強く抱きしめていました。

すごく感動的なシーンだ。

天使のような我が子

翼の母親として大きな一歩を踏み出した千夏の病状は、

それからも少しづつ回復傾向にありました。

まだ翼と普通の親子のように触れ合うことはできないまでも、

付かず離れすの距離で我が子と何時間も過ごせるようになってきたのです。

これまで離れていた時間を徐々に埋めていくその作業は、

確実に千夏と翼を本当の親子にしていく重要な時間となっていました。

そんな中…

ふいにお昼寝をしている翼の愛らしい姿を眺めていた千夏は、

衝動的にその姿を記録に残したいと思いたってノートとシャーペンを取り出しました。

以前に描いた翼の絵は、手がブルブルと震えて散々な仕上がりになってしまったのですが、

今回は最初こそ手の震えはあったものの、その後も諦めずに根気よくデッサンを続けているうちに、

やがてしなやかな線が引けるようになり、

いつしか何枚もの可愛い我が子の絵が描けるようになっていたのです。

これでまた一つ自分の中に立ちはだかった大きな壁を乗り越えた千夏。

{私…描ける…!}

不安が自信に代わる。

しかもその時です。

ふと目の前の翼を見ると、翼が千夏に向かって嬉しそうに微笑みかけているのです!

その”天使のような我が子”の愛おしさに思わず駆け寄っていく千夏がいました。

今…笑ってたよね…?

どんどんと親子の絆を構築してゆく千夏と翼の二人ですが、

次回…

千夏がある医師との出会いによって、闘病生活に大きな転機を迎えることになりそうです。


 

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29話の感想まとめ

ついに…ついに希望の光が橘家に降り注いだ29話の感動的なお話でした♪

しかも今回は全51ページというボリュームで描かれた内容の濃いエピソードで、

読んでいる途中で最終回かな思うくらいいくつもの感動的な瞬間が描かれていました。

親子3人で川の字になって一夜を乗り越えた涙なしには語れないシーンや、

翼と同じ空間で過ごしても発作が出ない千夏に、可愛い翼の絵を上手に描けるようになった千夏。

そしてなにより我が子を胸に抱いて幸せを感じれる母の心境になれた千夏に対し、

そんな母に抱かれて嬉しそうに笑う翼くんの無邪気な表情。

「実に感動的なシーンの連続でした♪」

そりゃ~そんな光景を見てしまったら夫の涼太さんも号泣しちゃいますよ!

この29話の後半部分で、お昼寝する翼の横で寄り添って眠っている千夏の姿を見た涼太が、

祈るように心の中で喜びを叫びながら声を出さずに号泣しているシーンを見たサイト主―のまるしーの頭には、

俳優の菅田将暉さんが歌う『虹』という楽曲が何度もリフレインしていました。

「もう…私も号泣です。」

何も言えない。

健やかに眠っている翼くんと千夏の穏やかな表情。

涼太さんはここまで夫として父親として本当によく耐え抜いて頑張った。

誰もが当たり前にできることではない絶望的な試練をようやく乗り越えつつあるのです。

ここまで涼太さんは一度だって千夏に辛く当たることはなかったし、

千夏の前で彼女が辛くなるような言葉を一切言わなかったし、

常にポジティブな言葉を千夏にかけ続けて無理やりにでも明るく振る舞っていたのです。

「こんなこと普通の旦那さんならとてもできないと思う。」

この物語は千夏の物語であり、涼太さんの物語でもある。

本作を読んでいると”愛”の力ってすごいな~とつくづく感じさせられます。

そして…

この世の中には今まさに有効な治療法が見つかっていない難病と闘っている患者さんとそのご家族がたくさんいらっしゃり、

そのご家族と共にもがきながら闘っている医療関係者の方がいらっしゃる。

最初にこの作品を読んだ時からまるしーの医療関係者の方たちに対する印象がかなり変わりました。

もちろん中には不誠実で無責任な医師や看護師の方もいらっしゃいますが、

本当に患者のために自分が持てる全ての知識と経験を使って、

患者の苦しみを少しでも取り除こうとしている医師や看護師さんもいらっしゃるのだ。

まるしー自身がこれまで病院でろくな経験をしたことがなかったもんで、

かなり医療に携わる方たちへの偏見な目を持っていました(汗)

特に知り合いの中に不誠実な態度で医師や看護師として働いている方の本音を聞いていたから、

医療関係者って人間の感情を捨てさって、目の前の患者をただの”壊れた機械”として扱っていると思っていました。

実際にその知り合いの医師や看護師がそう話していたのです。

その話を聞いたときは、職業柄そう思ってないと日々の仕事はやっていけないのかなと、

表面上では納得しようとしたが、やはりそんな医師の割り切りった考え方は、

先々患者の立場となるまるしーにとっては辛い感情を持ったのです。

いくら患者と冷静に対応しなければいけないとはいえ、

やはり患者のことを機械だと思って治療に当たって欲しくない(汗)

痛みも感情もある人間を治療しているんだと思って治療に当たって欲しい。

「病は気から」

人間の病気は患者の気持ちがすごく影響していることも多いような気がする。

医師や看護師からかけられた言葉一つで、その日の体調が大きく変わることだってたくさんあるでしょう。

医療関係者だって人間ですからその日の体調によってコンディションは変わるだろうし、

いつもいつも笑顔で患者さんと接することなどできないかもしれない。

だけど…

そんな全てのことを含んだうえで、医療関係者の方たちには最後まで患者を人間として見るように闘って欲しい。

まるしーは例えできていなくてもいいから闘っている医師の治療を受けたい。

今回も色々と思うところがあってダラダラと戯言を書き連ねましたが、

29話の内容にはすごく感動しました♪

さて…

今回のラストではついに千夏が抱える病の正体知っていそうな医師が現れました。

「きっともうすぐだ!」

千夏がゴールの見えなかった苦しい日々から解放される日は近い。

 

>>>『妊娠したら死にたくなった』最終話の解説と感想はコチラ♪

 

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