
※このページは、第2話のネタバレ内容を中心にまとめています。
ドラマをきっかけに作品が気になった方や、
原作を読むか迷っている方は、
作品全体の特徴や向き・不向きをまとめた解説ページも参考にしてみてください。
▶ 『ニセ真面目女子はすみ』はどんな漫画?
ドラマ化で気になった人向けの全体解説はこちら
ニセ真面目女子はすみ 第2話ネタバレ感想|周囲に合わせる笑顔の不自然さ
第2話では、
はすみの「ズレ」がよりはっきり見えてきます。
職場でいじめの標的にされながらも、
彼女は感情をほとんど表に出しません。
怒るでも、悲しむでもなく、
淡々と受け流す姿が、逆に周囲の苛立ちを強めていきます。
「普通なら、ここで何かしらの反応が出るはず」
そんな場面でも、はすみは笑顔を崩しません。
その不自然さこそが、
この物語の怖さを際立たせています。
好意を装った接近と、すれ違う認識
いじめを主導する側の人間のひとりが、
「優しさ」を装ってはすみに近づきます。
表面上は助け舟を出しているように見えるものの、
その裏には別の意図が隠されています。
一方のはすみは、
相手の言葉をそのまま受け取り、
「この人が、自分に感情を教えてくれる存在なのかもしれない」
と受け止めてしまいます。
ここで浮き彫りになるのが、
他人との認識のズレです。
相手は表面的な好意を演じているだけ。
はすみは、その言葉を本質的な意味として受け取ってしまう。
この噛み合わなさが、
物語を一気に不穏な方向へ進めていきます。
立場が逆転する瞬間
やがて、相手の思惑どおりに事態は進みます。
しかし、決定的な場面で、
はすみの行動が一変します。
相手が優位に立っているはずの状況で、
一気に主導権が逆転してしまうのです。
詳細は作中で描かれますが、
ポイントは「はすみに悪意がない」こと。
仕返しをしている意識も、
相手を傷つけようという意図もありません。
ただ、
自分なりの理解で行動した結果、
相手にとっては取り返しのつかない出来事になってしまった。
ここに、はすみの危うさが凝縮されています。
第2話の感想|共感できない主人公の不気味さが際立つ
第2話を読んで強く感じるのは、
「主人公に感情移入できない怖さ」です。
いじめられているのに平然としている。
優しさを向けられても、どこかズレた受け取り方をする。
善悪の判断基準が、
私たちと根本的に違っているように見えます。
だからこそ、
次に何をするのかが読めない。
派手な事件が起きているわけではないのに、
静かな緊張感がずっと続く構成は、この作品ならではです。
また、さりげなく示される過去の気配も、
今後の展開を想像させる重要なヒントになっています。
「この人物は、どこまで理解できない存在なのか」
その問いが、自然と読者の中に残ります。
心理描写が好きな人ほど、
引き込まれる回と言えるでしょう。
