著者：北見明子
『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』
7話の解説と感想です♪
七星が霊山との長きにわたる信頼関係をぶち壊したことで結界が解除され、
人間への怒りが頂点に達した暁が恐ろしい鬼神の姿に変身してしいました。
こうなってしまってはもはや誰の言葉も通じない（汗）
なんてことをしてしまったのか…（汗）
それでも七星は姉の小夜を殺せば再び結界を張り直すことが出来ると言い出して、
あの日と同じように能無しの巫女の小夜に攻撃を仕掛けてゆくのです・・・
「一周まわって何だか事態がややこしいことになって来たぞ～（汗）」
6話の解説と感想はコチラです♪
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能なし巫女は、鬼神さまに愛される【ネタバレ7話】私は暁さまのことが好きです！
憎しみの根源
村を守っている霊山との架け橋になっていた巫女の七星が鬼神との信頼関係を破壊させたことで、
今まで村をガードしていた結界が解除されて、暁は人間の姿から本来の鬼の姿に変身してしまいました（汗）
恐ろしい鬼神になった暁にはもう誰の言葉も届かない状態だ。
七星はそれを全て分かったうえで自分自身が自由の身となりたいが為に禁断の行動をとってしまった。
その上で今度はまた姉の命をも奪おうとしているのです。
小夜に霊力がなかったことで自分一人が巫女としての重大な責任を背負わされたと思ってきた七星。
彼女がこれまで小夜に辛く当たって来た”憎しみの根源”はそこだったのです。
なんと…小夜がこれまで歩んできた辛く悲しい半生を知っていて、
よくも七星はそんな自分勝手でくだらない理由の憎しみを抱いたものだ。
でも…
もはや正気を失っている七星を止める者など誰もいません。
一番頼りにしているはずの暁が今は人間の心を持っていないのだ。
やがて…
すべての理不尽を受け入れて小夜は七星に殺される覚悟をしかけたその気でした。
私は暁さまのことが好きです
小夜の「暁さまー！」という助けを求める声に反応した鬼神が、
七星の攻撃から小夜を守ったのです。
なんと…
小夜の暁を想う気持ちが鬼神になった暁を正気に戻しました。
人間の姿に再びもどった暁に対して小夜は、
「私は暁さまのことが好きです」と…ハッキリ告白しました。
暁が正気に戻ったことで七星はもう小夜に手出しはできない。
それよりもなによりも自らの暴走で鬼神の結界を崩壊させ、
村を非常に危険な状況にしてしまった彼女の責任はものすごく大きい。
これから鬼神は一切巫女である七星と信頼関係を築くことはないだろう。
ただ…
小夜が暁のそばにいることで再び村を守る結界を張ってくれたわけです。
皮肉にも能無し巫女の小夜が村を救うことになったわけです。
その逆にこれまで巫女であることを笠に着て傍若無人な振る舞いをとってきた七星は、
今回の責任を村人たちから追及される立場に成り下がってしまったのです。
さらにこのあと…蘇芳家に特大な天罰が下ることになります・・・
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7話の感想
7話のラストに思っていなかった展開が待っていました！
”鬼狩りさま？”
”吸魂術？”
また厄介そうな人物が新たに登場してきました。
しかも…
早々にその謎のイケメン君は小夜に目をつけて自分の嫁にするとかややこしい事を言ってました（汗）
せっかく小夜と暁がイイ感じなのに。
あと…
そのトツゼン出てきた鬼狩りさまとやらに霊力を奪われてしまった七星ですが、
あれで完全に小夜と同じ能無し巫女になっというわけでしょうか？
身から出た錆とはいえ、今回の一件で蘇芳家ごと村から追放されるみたいですが、
「なんともあっけない七星の巫女人生でした。」
全てを失った蘇芳家の人間に待っているこれからの人生は悲惨そのものだな。
まぁ～やることやってしまったんだからそれも致し方ない。
そんなことよりも気になるのがやっぱりイケメンの”鬼狩りさま”の存在ですよ。
どこの誰なの？
鬼狩りと言うくらいだから暁にとって敵側であることは間違いないみたいだけど、
反妖派の者たちはそんな人物にも暁を退治するために依頼していたわけですね。
今回のお話では特に活躍はしてませんでしたけど、これからこの鬼狩りさまが暁の闘う相手になりそうです。
あと…
ついに自分の中にある暁への想いを口に出して叫んだ小夜ちゃんですよ。
これを有名な”吊り橋効果”と言うのでしょう。
小夜の叫びで正気を取り戻した暁は待ってましたの喜びようでした。
なにしろあの小夜からハッキリ「好きです」と告白されたわけですから。
たまらんでしょうな（笑）
その場の勢いで暁は”小夜を抱く”宣言を本人にぶちかましておりました。
するとそれに反応して
「初めてなのでお手柔らかに…」と頬を赤く染めながら暁に訴える小夜。
暁としては今すぐにでも小夜を抱き寄せて本懐を遂げたいところだったしょう（笑）
それに…
鬼狩りさまという新しい強敵が現れて小夜に興味を示している以上、
早急に暁は小夜との肉体を通じたコミニケーションを終えておくべきだ。
いわゆる”男女の契り”ですね。
二人が平穏に暮らせる日々はそう長くはないはずですから。
とりあえず、今回で七星との闘いには幕が閉じられました。
これからまた復活して小夜に絡んでくるのかは分かりませんが、
ひとまず小夜としては身の安全が確保されたわけです。
あとはなるべく早めに小夜は暁と男女の関係におなりなさい。
＞＞＞『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』8話の解説と感想はコチラ♪
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