著者：やまとかな
『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す。』
高級なタワマンの一室で繰り広げられる御曹司×庶民OLの奇妙な同居生活♪
事情があって週末に副業のハウスキーパーをしてお金を稼ぐワケありOLが、
ひょんなことで自分が務める会社の御曹司が暮らす家に住み込み家政婦として働くことに…（汗）
「どうしてそんな事になったのか？」
それは…副業禁止の社内規定を理由に御曹司が半ば強引な形でヒロインのOLを雇ったからだ。
だが…実際のところ住み込みで報酬もけた違いに良い副業には魅力を感じた庶民OLだった。
こうして身分の違う男女が同じ屋根の下で生活することになったわけです。
「なにかと嚙み合わない二人が心のチューニングを徐々に合わしてゆく経過が楽しい♪」
- 1 見どころは二人の格差
- 2 ネタバレ・解説【専属の家政婦というシンデレラ！】
- 2.1 1話：副業禁止
- 2.2 2話：住み込みの専属家政婦
- 2.3 3話：波乱の歓迎会
- 2.4 4話：神木の恋人役
- 2.5 5話：恋のライバル
- 2.6 6話：美月が動き出した
- 2.7 7話：甘酸っぱい記憶
- 2.8 8話：春花への誘惑作戦
- 2.9 9話：本性を現したレオ
- 2.10 10話：恋している男
- 2.11 11話：的外れなサプライズデート
- 2.12 12話：沖縄デートのお返し
- 2.13 13話：美月の本気アタック
- 2.14 14話：謎はすべて解けた！
- 2.15 15話：恋煩い
- 2.16 16話：弟がやって来た！
- 2.17 17話：毒母
- 2.18 18話：借金の肩代わり
- 2.19 19話：金に頼らず春花を救う手段
- 2.20 20話：毒親VS神木
- 3 感想まとめ
- 4 試し読みはシーモアがおススメ
- 5 『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す』を読んだ人にお勧めの作品紹介
見どころは二人の格差
電子書籍サービスコミックシーモアから、気になる先行配信作品がリリースされました♪
『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す。』という格差恋愛がテーマのキュン・ラブストーリーなのですが、
どこかで見たことのあるシチュエーションと言えばそうなんだけど、
こういったある種のシンデレラストーリーは読んでいてやっぱり夢があってワクワクしちゃいます♪
ワケあり御曹司と庶民一般OLな組み合わせを描いた恋愛物語なら、
想像しただけでいろんな”キュンポイント”が思い浮かびますよね♪
そんなあるあるなドキドキするシーンが本作でも予定通りに展開されてゆくのか？
それとも格差恋愛の定石をバッサリと裏切ってゆく方向に舵を切るのか？
これまで様々な格差恋愛コミックを読んできたサイト主のまるしーにとっては、
そういう点でも楽しみながら読める作品でございます♪
物語の背景と設定的には定番のフォーマットなので、安心して読み込んで生ける内容だと思いますし、
あとは読み進めていった先の展開に期待ですね！
そこで…
『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す。』の見どころでございますが、
やはり特筆すべきは主人公男女の正反対なキャラと、噛み合わない思考のちぐはぐ感であり、
すなわち全く違う境遇で生きている二人の格差です
そこからお互いに思いや考えは違えど、芯の部分では共感しあえる関係性になってゆくところでしょう。
セレブな家系に生まれて経済的には何不自由のない生活を送っているけれど、
そんな立場である人間にしか分からない悩みや苦しみを持つイケメン御曹司と、
分かりやすく経済的弱者で人生の苦労が多いヒロインの貧乏なOLの組み合わせにおいて、
最初はまったく噛み合わない2人なのですが、
徐々にお互いの事を知って行くうえで共感できる部分があることを知り、
やがてはその感情が恋愛に発展してゆくというワクワクな展開が待っているのです。
もちろんその先で二人には越えなければいけない様々なハードルが襲ってくるのは間違いない。
そういった格差恋愛のアルアルを楽しむラブストーリーなんだと思います。
あと…
これはすごく重要なことですが、著者であるやまとかな先生の描く絵柄がすごく良いのです。
「もろに好みだ♪」
まるしーがこの作品を読もうと思った最大の理由はそこにあります。
『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す。 』の立ち読み♪
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ネタバレ・解説【専属の家政婦というシンデレラ！】
1話：副業禁止
主人公の独身OL・川崎春花（かわさきはるか）25歳は、
とある事情で会社が休みの土日にはハウスキーパーのアルバイトをする勤労OLで、
もちろん彼氏はいない。
なぜ彼女がそこまで身を粉にして働かなければならないのかは今のところ不明だが、
とにかく春花は寝る暇を惜しんで働き、爪に火を点すような極貧生活を送っている。
そんなある日、たまたま春花がハウスクリーニングの仕事に訪れた先のお宅で、
思いもよらない人物と遭遇してしまいます（汗）
それは…
春花が勤める会社のいけ好かない御曹司・神木遊人（かみきゆうと）だったのです。
神木は本社から春花のいる子会社にやって来たばかりの人物だったが、
移動して来て早々に会社で春花と少しばかりトラブルがあった気まずい男性なのです。
しかも…
春花が勤めている会社には”副業禁止”の規則があったもんだから大変だ！
傲慢でかなり性格に難のある神木は家に来たハウスキーパーが春花だと知ると、
いきなり痛いところをついてきて・・・
2話：住み込みの専属家政婦
神木に春花の副業が見つかって一時はどうなることかと思われたが、
その後、神木が会社に春花のことを密告した様子はなく、
逆に神木は春花に対してとんでもない行動をとってきたのです。
何をしたのか？
彼は巧妙に春花をお金のパワーで釣って、彼女を住み込みの専属家政婦として個人的に雇い入れたのです。
春花が神木の罠に気づいた時にはもう後の祭りでした。
仕方なく神木が一人暮らしをする高級タワーマンションの部屋で住み込みの家政婦を始める春花でしたが、
意外にも神木との共同生活はそれほど過酷なものではなく・・・
3話：波乱の歓迎会
傲慢で自分勝手な行動はちらほら目につくものの、神木の専属家政婦はそこまで大変ではなかった。
春花はちゃんとOLと専属家政婦の仕事を両立できていたのです。
それもこれも神木が春花に求めることがごく普通の家事仕事だったからだ。
そんなある日、子会社に移動してきた神木の歓迎会が行われることになり、
多くの社員たちが参加したその飲み会の席で春花が酷く酔っぱらって失態を演じてしまうのです（汗）
そうなった原因は神木のことを庇いたいという思いからだった。
さて…
神木がどんなピンチに遭い、なぜ春花がピエロとなって彼を庇おうとしたのか？
波乱の歓迎会でいったい何が起こったのでしょう？
この辺りからずっと噛み合わなかった春花と神木の距離が近づき始めます・・・
4話：神木の恋人役
この日、神木に政略結婚から逃れるために報酬を支払うから恋人役をしてくれと頼まれた春花。
最初のうちは断っていた春花ですが、恋人役の報酬金額が多かったことと、
好きでもない女性と結婚させられる神木の立場を不憫に思ってしぶしぶ恋人役引き受けたのです。
彼は政略結婚をさせられそうになっているセレブなご令嬢・宝来美月（ほうらいみづき）は、
しばしば豪快な遊び方をして週刊誌をにぎわす有名なイケイケタイプのお嬢様であり、
今回も神木が美月との縁談を断ったにも関わらず、
恋人同伴でも構わないから会って欲しいということで美月の出番がやってきたわけです。
春花はこの日、神木から「経費だから構わない！」と言われて、
美月と会うために『プリティーウーマン』よろしくの全身コーディネートをプレゼントされ、
久しく履いていなかったヒールに足元がぐらついていた（汗）
さて…
相手はかなり傲慢で手ごわそうなセレブ令嬢だけど、
果たして春花は神木の恋人役として立派にその演じ切ることができるのでしょうか・・・
5話：恋のライバル
実際に会った美月はとんでもないDQN女子でした！
神木の恋人役を演じる春花にトイレで本性むき出しの脅しをかけてきたのです！
かなり動揺しつつもなんとか美月をやり過ごした春花でしたが、
美月は神木とのことを諦める様子がないどころか、別れ際には春花に向かって、
「私たち…恋のライバルね♪」と…
なんとも的外れな宣戦布告をぶっ込んで帰って行きました（汗）
アルバイト代をもらって引き受けた恋人役とは、その日は大いに気疲れした春花でした。
ただ…お見合いの後で春花は美月がとんでもない人物と会っている光景を目撃したのです。
その相手とはなんと…これまで音信不通でずっと行方不明だった春花の”父親”だったのです（汗）
えっ…!?
｛どうしてお父さんが？｝
なんだかきな臭い事になってきました・・・
6話：美月が動き出した
二人の利害が一致して恋人契約を”延長”することに決まった春花と神木。
ただ…春花にとっては単なるバイトの延長という感覚で引き受けた神木との恋人契約でしたが、
神木の方はそういう軽い気持ちではなかったようで、もはや彼は美月にゾッコンみたいだ（汗）
そんな中、早くも春花を恋のライバルと認定した美月が動き出したのです。
その日、仕事終わりの春花を待ち伏せした美月は、
お互いに親睦を深めるというウソ臭い誘い文句で強引に春花を行きつけのホストクラブに連れて行った。
もちろん美月の目的は知り合いのホストに春花のことを誘惑させるためだ。
果たして…
春花は居並ぶイケメンホストたちの魅力に惑わされてしまうのか…（汗）
7話：甘酸っぱい記憶
なんと…
春花と神木の過去に接点があったことが発覚しました！
神木は偶然の出会いで春花に興味を持ったわけではなかったのです。
たぶん二人が高校時代だと思われるのですが、神木は不良学生にカツアゲされそうなところを春花に救われているのです。
その一度きりの接触でしたがずっと神木は春花のことを覚えていて、
会社で再会した時に「また会えた♪」とすぐに春花だと気づいて今の状況に至るというわけです。
春花はそのことを完全に忘れているようですが、
神木にとって孤独で退屈だった青春時代でただ一つの”甘酸っぱい記憶”なのです。
あの頃すでに神木はきっと春花に恋をしていたんだ・・・
8話：春花への誘惑作戦
いよいよ美月の意を汲んだホストのレオが”春花への誘惑作戦”をスタートさせます。
事前に春花の個人情報をたっぷりと頭に叩き込んだ上で、
レオは美容師としてまずは春花に近づいていきます。
さらに…節約好きな春花の琴線に触れる話題で彼女に親近感を持たせると、
一気に春花と連絡先を交換をしてそこから先のチャンスに備えます。
ココまでの流れは実に見事で、
さすがにホストで頂点を目指そうとするレオの女性に対する攻撃力はスゴイ！
果たして…すっかりレオの巧みな女口説き術にハマりつつある状態の春花は、
このままやり手のホストに口説き落とされてしまうのでしょうか？
その時…何も知らない神木は？
9話：本性を現したレオ
その日、ついにレオは春花を仕留めにかかりました！
彼は風邪を引いたとウソをついて春花にメールで家に看病しに来て来てほしいと伝えたのです。
春花からすれば困っている友人のピンチを救う純粋な気持ちでレオの自宅へ向かいましたが、
そこでレオは春花にガチ告白をします。
しかし…
残念ながら春花の口から出てきた返事は、もっと時間が欲しいというつれないものでした。
でもなんと意外なことに春花は本気でレオのことを好きになりかけていたのです！
もし神木がこの事を後で知ったらすごくショックを受けるだろう（汗）
そんな中…
そこで焦って本性を現したレオは、春花を強引にベットへ押し倒し、
力ずくで自分のモノにしようという最悪な行為に出てしまった（汗）
一方その頃…
ちょうど美月から送られて来たメールで、春花とレオのことを知らされた神木は、
春花のことを心配して彼女の帰りを待っていました。
するとトツゼン春花から神木に助けを求める電話がかかって来て・・・
10話：恋している男
仕事中に春花からSOSの連絡を受けた神木は、
雨が降る中を傘もささず一目散に駆け出してレオから無事に春花を救い出しました。
気づけば着ている高級スーツも高級革靴もびしょびしょだ（汗）
衝動的に神木は春花を抱きしめているではないか！
これはどう見積もっても恋している男の行動としか思えない。
さすがに自分もそのことに気づいて動揺しまくりの神木がいました。
まさか自分のことを異性として好きになっているとは夢にも思わない春花は、
いまだに神木が自分に”恋”をし始めていることにまったく気づいていない（汗）
一方…
見事に春花の寝取り作戦に失敗したレオは、美月から激しい叱責を受けていましたが、
いつしかそれが美月からレオへの恋愛相談に変わっていって・・・
春花をレオから救い出した日以降、春花のことが気になってしょうがない神木は、
家の中で”ストーカー”のごとく春花につきまとって・・・
11話：的外れなサプライズデート
今回のエピソードはかなり笑えます♪
自分はスゴク春花のことが気になってしょうがないのに、
まったく春花からはそういう感情が出ていないことが悔しい神木は、
財力にものを言わせてとんでもない”サプライズデート”を計画してそれを実行します。
まずは春花にアイマスクをつけさせて飛行機に乗り込みサクッと沖縄へひとっ飛び。
現地に着いてからはこれぞVIPという贅沢三昧な沖縄デートを演出するのですが、
春花としては神木と価値観が違い過ぎてどうも楽しめない（汗）
なぜならば、せっかく沖縄まで来ているのに、地元の有名な商店街で食べ歩きしたり、
庶民的な沖縄のマリンレジャーなどには一切目もくれず、
ただただ高級な場所でゴージャスなセレブ遊びに付き合わされるだけで、
庶民ど真ん中の春花としては退屈なだけで全く楽しいとは思えないのです（汗）
神木が春花のために贅を尽くして過ごしたこの一日は、
完全に的外れなサプライズデートだったわけです。
しかも…
このあと神木は春花との関係において、とんでもない衝撃の事実を知ることになります。
12話：沖縄デートのお返し
神木の告白を春花が”空返事”でOKしたことが発覚してからというもの、
神木の落ち込みようといったらものすごい事になっていました（汗）
仕事は全く手につかず、春花ともろくに顔を合わせようとしない状態が続き、
さすがにちょっと心配になって来た春花は、
買い物帰りにバッタリと遭遇した神木の運転手・如月から、
神木がどれほどの時間を使って春花との沖縄デートのプランを考えていたかを聞かされます。
そこでようやく神木が自分にしてくれた過去の行動を振り返って彼の気持ちに気づいた春花は、
自分から神木を誘って沖縄デートのお返しとして、
東京近郊の海水浴場へ神木と二人で出かけるのです。
そこで春花は今の自分の正直な気持ちを神木に打ち明けます。
なんだかんだでようやく”恋のスタートライン”に立った今後の二人に目が離せない♪
13話：美月の本気アタック
春花プロデュースの海デートから少しお互いの距離を近づけた春花と神木。
そんなタイミングで今回のメインとなるエピソードは、
神木に対する美月の本気アタックです！
ついに痺れを切らせた美月が高すぎるそのプライドをかなぐり捨てて、
真正面から最初で最後の”マジ告白を決行”するのです。
さて…
神木は美月の告白を受けてどんな反応を見せるのか…？
さらに…その告白劇のあと、美月と春花の間に大きな変化も生まれます。
今回のお話を総括すると、美月って子はそこまで性格が腐っていなかったということ♪
14話：謎はすべて解けた！
神木の”本心”を知ってからどうも様子がおかしい春花です。
彼のことを意識しすぎてしまって、まとも顔も見られなくなってしまった（汗）
自分でもどうしてそこまで神木に過剰な反応をしてしまうのかが分からない。
一方…
あからさまな態度で春花に避けられている神木のほうも大変だ。
｛俺は一体なにをしたんだ…!?｝
まったく理由も分からず春花から拒絶的な態度を取られてどうしていいのか分からない神木。
そんな中…正式に美月との見合いの話が破談になった神木は、
勝手に春花のことを親友認定している美月から、
色々と神木と春花を別れさせるために策を講じていたことを打ち明けられたことで、
その事が原因で春花が自分を避けていると勘違いするのです（汗）
そうか！
｛謎はすべて解けた！｝
自分が原因で春花を巻き込んで嫌な思いをさせたから嫌われたんだと解釈した神木は、
ちゃんと素直にそのことを謝罪しようと決めたわけだが・・・
15話：恋煩い
神木から大事な話があると言われて、咄嗟に”愛の告白”だと勘違いした春花は、
自分の早とちりだと分ってホッとするも、その後に残った胸のモヤモヤに、
これまでは感じたことのない神木に対する”感情”に気づくのです。
本人はまだちゃんとは理解していないようですが、
まさしくそれは恋でした！
恐らく春花にとって異性を好きになったのは初めての経験なのでしょう。
ココから春花の神木に対する”恋煩い”が発動してしまい、
その症状はやがて３８．５度の発熱を引き起こして寝込んでしまうまでに・・・
なんだか可愛すぎる春花です♪
16話：弟がやって来た！
ハッキリと自分が神木のことを好きなんだと認識した春花は、
｛これが恋なんだ｝と…いま自分の中で起きている現象の答えを見つけたのです。
そこからはもう神木への恋心が溢れ出して、神木を見てるだけでつい顔がにニヤちゃう始末だ（笑）
恋する乙女は好きな人と一緒にいるだけで幸せいっぱい♪
こうしてようやく神木の想いも春花に届いたわけですが、
そんな間の悪いタイミングで春花の弟がやって来た！
普段は寮で生活している高校生の弟・冬馬（とうま）が、オープンキャンパスのために上京してきたのです。
さらに…
久しぶりに会う姉が住み込みの家政婦をしていると聞いて驚き、
しかもその住み込み先のマンションが超高級マンションだったからさらに驚きは倍増で・・・
17話：毒母
弟の冬馬からすでに縁を切った母親が会いたがっていると聞いた春花。
春花の母親は子供を放置した挙句に借金を作って家族を崩壊させたとんでもない”毒母”だ。
春花が寝る間を惜しんで働き続けていたのは、全てこの毒母が主な原因なのです。
とにかく春花の両親はどちらもクズ人間でどうしようもない（汗）
だからもちろん母親が何を言って来ようが、春花は会うつもりもなかったのですが、
執拗に春花と会おうとしてくる母親は、冬馬の学校にまで押しかけ、
春花の連絡先や住んでいる場所を聞き出そうとしているみたいで、
母親のそんなウザ絡みに迷惑した冬馬から連絡を受けた春花は、
ついに毒母と実に7年ぶりとなる憂鬱な再会を果たしたのですが…。
18話：借金の肩代わり
春花の予想した通り、毒母が数年ぶりに会いたいと言ってきたのは、
自身が作った”借金の肩代わり”をさせるためでした…（汗）
相変わらずのクズっぷりに呆れ果てた春花は、毒母の頼みを一度は撥ねつけるのですが、
そのしわ寄せが弟の冬馬に行くことを恐れた春花は、
苦渋の思いで毒母の作った500万円もの借金を肩代わりをすることをきめたのです…（汗）
しかし…だからといってこれまで貯金したお金では返済額に届かず、
春花は神木の専属家政婦のほかにアルバイトを始めるのですが、
その後…日に日にやつれてゆく春花の”異変”に気付いた神木は、
春花には内緒で弟の冬馬のもとを訪ねて…
19話：金に頼らず春花を救う手段
母親との間で金銭問題を抱えた春花が明らかにオーバーワークな働き方をしていることを心配した神木は、
理由は聞かず春花に多額の現金を渡そうとするのですが、もちろん彼女からは拒否されてしまい、
毎日フラフラになりながら肉体の限界を超えて働く春花を忸怩たる思いで見守っていた神木でした。
そんなある日…運転手の如月と交わした会話から金に頼らず春花を救う手段があることに気づいた神木は早速それを実行に移しました。
要するに、春花が毒母の借金を肩代わりしようとしている理由が、弟の冬馬を守るためだから、神木としては自分がその役割を引き受ければいいと考えて…
20話：毒親VS神木
今回のエピソードは春花の家族、川崎家が冬馬の学校前で大集合するというカオスな始まりであり、
その場に居合わせた神木が、娘に借金を肩代わりさせようとしている春花の毒母に対し、いつもの調子で歯に衣着せぬ物言いをしたことで、
予期しなかった毒親VS神木の構図が出来上がってしまいました。
幸いにも春花の父親が毒母の借金を面倒みることになったことで、春花がお金を用意する必要はなくなりましたが、
後日、春花の父親から神木が大企業の御曹司であることを聞いた毒母は、
この先のどこかで春花のことをダシにして神木からお金を引き出そうとしてくるに違いないはずだ。
神木としては春花に毒母のことでこれ以上気苦労をさせたくないという思いから、小遣い程度なら渡してしまうかもしれない。
そう考えると神木と毒母の“悪縁”はこれからが始まりということになるのかもしれない…。
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感想まとめ
主人公の一人である神木遊人のキャラが完全に『ギザギザハートの子守歌』だった。
チェッカーズが歌う歌詞にありましたよね、
「ナイフみたいに尖っては、触るもの皆、傷つけた…」
というフレーズ。
まさにそんな感じで、過去にどんな経験をしてきたのか、
まったく他人を寄せ付けないオーラを全開にした神木遊人。
もちろん彼がそんな態度をとるようになった原因はちゃんとあるんだけど、
派手に屈折した遊人の性格にいきなりハートを掴まれたサイト主のまるしーがいました。
「こいつは溺愛男子に変貌するタイプだな♪」って感じで（笑）
私は愛想がよくて誰にでも優しい男性というのがそもそも苦手で信用できない。
だから…
特に親しくもない女性に冷たく接している男性を見たら好感を覚えてしまうのです。
「誰にでも優しい男を恋人にすると浮気をされる確率が高い！」
これまでの長い人生経験から導き出したまるしーの格言です。
もちろん全員に当てはまるわけではないが、あくまでもこれは確率の問題だ。
誰にでも優しい男は恋人以外にも優しい。
よって本人にその気はなくとも優しくした相手が好感を持ってくる可能性が高い。
だから浮気の確率も上がるという理論だ。
そんな考えを持つまるしーだから遊人みたいな男性に惹かれてしまうわけです。
あと…
ヒロインの春花みたいなタイプの女性も嫌いではない。
お金に目がくらんで雇い主も誰だか分からない状態で住み込み家政婦を引き受ける浅はかな行動は頂けないし、
会社の飲み会で酒に酔いつぶれてしまう愚かさも最悪だ。
でも…
普段は勤労一直線の真面目で清貧な生活を送っている彼女なだけに、
そのバカさ加減も愛しいと感じさせる人としての魅力は十分にあると思う。
この記事を書いている時点ではまだ春花の生い立ちが描かれていないので、
彼女がなぜ働きづめの生活をしなければならないのかの理由は分かっていません。
恐らく過去に経済的なことで大きなトラブルに巻き込まれたであろうことは想像できます。
そして今も継続して春花が川崎家の借金を返済しているのだろうことも。
そんな生まれも育ちもまったく異なる春花と遊人が同じ屋根の下で暮らし始め、
最初のうちはまったく噛み合わなかった二人が、徐々に心の距離を縮めてゆく流れですが、
さて…
「どのタイミングで二人は恋心を発動させて恋人関係になるのか？」
それともこのまましばらくは微妙な関係のまま共同生活が続いてゆくのか？
どちらの方が物語として面白いのかはこの先の展開によりますが、
とにかくやまとかな先生の絵がすごく好みだから読んでいて心地イイです。
「1話でも長く連載が続けばいいな～♪」
実に楽しみな連載を一つ見つけました。
試し読みはシーモアがおススメ
今、紹介した
『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す。 』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで先行配信中のコミックでございます♪
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『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す』を読んだ人にお勧めの作品紹介
ここで『御曹司、ワケありの庶民をお気に召す』を読んだ方におお勧めの作品紹介でございます…♪
ワケあり御曹司に見初められたワケありな庶民OL！
初対面の印象は最悪だったけど、同じ時間を過ごすうちにだんだんと・・・