Perfect Crime【ネタバレ7巻】もどかしくて仕方ない!

本当は二人に何の障害もないのに・・・

なぜ、ここまで香織と東雲の心は通じ合わないのか?

それはそれぞれの気持ちがあまりにも強すぎたから・・・?

ドロドロの愛憎劇が迎える結末とは?


Perfect Crime(パーフェクトクライム)

7巻の解説と感想です♪

もしかしたら本当の黒幕なんて存在しなかったのか?

やっと明らかになってきた真実の姿に、誰もが戸惑い、衝撃を受ける!

どうしてこうも男と女の気持ちはすれ違ってしまうのか?

前回までのお話

香織東雲の仲を引き裂いた犯人は、千夏だった事がわかった。

しかし・・・

その千夏を操っていたのは、現在の香織のパートナーである小野

しかも、千夏が好意を寄せていたのも小野だったことも明らかになる。

 

でも・・・

香織を一途に想っている小野は、千夏の想いにはまったく気づいていない

さらに・・・

香織が東雲と付き合い始めた思っていた後輩の礼子は、クライアントの青木の事が好きだと分かる。

 

しかも、礼子から東雲は香織を守るために影であらゆるフォローをしていたことを聞かされ、

諦めていた東雲への想いに再び火がついた香織。

 

一方で、初めて腹を割って話し合った東雲と小野は、お互いに正々堂々と香織を取り合う同盟を結んでいた。

そう・・・ココへ来て香織をとりまく人間関係の全容が見えてきた♪

 

再び、東雲への想いが大きく膨らんだ香織は一体どういう決断を選択するのか?

 

と、ココまでが前回までの複雑で入り組んだストーリー展開でした~♪

 

7巻の見どころ

香港から東雲がやって来て、香織に恋のワナを仕掛けることで始まった大人の愛憎劇ですが、

いよいよもぅ~複雑すぎて、何が何だかよく分からなくなってきた

 

一体誰が誰に想いを寄せて、この複雑な愛憎劇を操る黒幕は誰なのか?

サイト主のまるしーは、ヒリヒリしながら夢中で読み進めていたんだけど、

「もしかしたら、黒幕なんて最初からいなかったのかもしれない!」

 

て、今回7巻を読んでみてなんとなく解かってきました。

もともと初めから悪意を持って人を陥れようとしている人間なんて存在しなかった。

誰もが自分の大切に想う人のために行動していたのかもしれない!

そんな事を感じた7巻でした♪

ただ・・・

すでにお互いの気持がわかっている状態なのに、自分で問題を複雑にして、ストレートに気持ちを伝えられないでいる香織と東雲。

 

この二人の行動を見てるともどかしくてたまらないんです。

しかし・・・

その行き違いになってる愛情の交錯を楽しむのが本作の醍醐味でもあり、最大の見どころなんですよね~

今回、東雲の勝手な思い込みで、二人にとっては最大の危機が訪れるんです。

なんでこうなるのかな~


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Perfect Crime【ネタバレ7巻】もどかしくて仕方ない!

東雲への想い

小野に対して恋愛感情は持っていないと、ハッキリ自分の思いを伝えた香織。

 

香織の言葉を聞いて、潔く東雲との勝負の負けを認めた小野だったが、

それでも香織を賭けたコンペでは最後まで東雲と競い合おうと自らを鼓舞(こぶ)していました。

 

そして・・・

そんな小野の頑張りを影からそっと見守っていたのは千夏です。

千夏の小野に向ける熱っぽい眼差しをみて香織は改めて思った。

{どうして気づかなかったんだろう…}

{千夏は東雲さんを見てたんじゃない!ずっと小野さんを見てたのに}

 

改めて自分の勘違いに気付かされた香織は、東雲になんとか今の自分の気持を伝えたいと思っていた。

ボタンの掛け違え

香織が東雲への気持ちを固めた頃、

東雲は不幸にも香織と全く逆の考えに囚われていた。

先日、香織と小野が二人で街を歩いている姿を見て、二人はすでに付き合っていると勘違いしてしまっていたのだ。

 

香織と東雲の仲を応援してくれていた礼子に、

「前島チーフ(香織)は小野さんを選んだんだと思う」

と、自分の間違った判断を伝え、

「小野さんなら必ず彼女(香織)を幸せにしてくれる」

と、むしろ二人の仲を応援しているようにも聞こえる東雲の言葉を聞いて、

「東雲さんはそれでいいんですか?」

と、礼子も東雲に食い下がるが、なにか憑きものが落ちたように清々しい表情で語る東雲に何も言えなかった。

 

しかもその時、まるで自分が会社からいなくなるように聞こえる意味深な言葉まで彼は残していった。

この時点で、香織と東雲の気持ちが完全に不幸なスレ違いを起こしていることがわかる・・・

後半の展開は?

7巻の後半にかけて、東雲の勘違いから始まったスレ違いの愛憎劇はドンドン後戻りできない状態になってゆきます。

東雲への想いを伝えたい香織と、自分の気持に整理をつけて日本から離れようとする東雲。

 

今度のコンペで香織を賭けた小野と東雲の勝負も、一方的な東雲の試合放棄で今や無効試合となってしまった。

さらに、今までずっと彼が敵意むき出しに接してきた香織の元カレ・冬木部長とも東雲は腹を割って話をしたら、

その席で、お互いに知らなかった真実を聞いて二人が持っていたわだかまりは全て解消されたのです。

そして・・・

東雲が日本にいる意味もなくなってしまった・・・

その後、混乱した今回の愛憎劇の責任は全て自分にあると悟った東雲は、

ある大きな決断をする。

気づかぬうちに香織からの告白を遮(さえぎ)り、全ての責任を背負って日本から飛び立とうとする東雲。

 

果たして、こじれた二人の想いはこの先通じ合える時がくるのだろうか?

 

もどかしさがピークに達した凄まじい愛憎劇の結末はもうすぐそこにありそうだ。

 

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7巻の感想

”恋は盲目”

とはよく言ったもので、あれだけ冷静に香織を恋のワナに嵌(は)めてきた東雲が、

いざ、香織のことを本当に愛してしまうと、回りがまったく見えなくなってしまった。

たぶん冷静に今の人間関係を分析したら答えは簡単に出てくるはずなのに・・・

恋は人を狂わせます!

結局、冷徹な人間男を気取ってただけで、東雲と言う男は純粋で心優しい人間だったというわけですよね。

 

しかし・・・

勝手な思い込みほど恐ろしいものはないんです。

 

せっかく二人の間に何の障害もなくなったのに、肝心の二人の気持ちが正反対に動いている。

様々な人間が、自分の(が)を少しづつ通そうとしたことで混乱した今回の愛憎劇。

結局この物語の中に心底ワルイ人間なんて一人もいなかったと思う!

 

誰もが自分の愛する相手を大事にしたかったゆえに生じたラブゲームだったわけだ。

 

仕事は有能なのに恋愛に関してはまったく自分をコントロールできない香織。

有能だが、あまりにも純粋で一途が故(ゆえ)に回りが見えなくなる東雲。

 

考えてみたら二人の人間性はスゴくよく似ている。

お互いに気を使いすぎて自分の気持は後回しにして、相手や他人の幸せを優先してしまう。

 

こんな人、友人だったら申し分ないけど、もしそれが自分だったらスゴく生きづらいだろうな~

人生はたった一度きりなんだから、自分が本当に欲しいと思うモノはしっかりと掴み取れる人間でいたい。

主人公の二人を見ているとその事がひしひしと感じられる。

 

この漫画も次の8巻が最終巻になるのかな~?

ただ・・・

香港に戻る決断をした東雲に対して香織はどんなリアクションを見せるんだろう?

とにかく今は、香織と東雲の恋の行方が気になってしょうがない

 

>>>『Perfect Crime』8巻の解説と感想はコチラ♪

 

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