夫の”お笑いハラスメント”が恐ろしい!
笑いのツボが合ったことがきっかけでめでたく結ばれた男女の結婚生活、
”笑い”という魔物に洗脳されすぎた夫の行き過ぎた言動が原因で幕を閉じる。
シャレにならない夫の間違ったコミュニケーションは術は、
妻にとってはただの辛辣なイジメでしかなかった・・・
「考えよう…笑いとイジメの境界線!」
著者:鶴ゆみか / エトワール編集部
『リコ活アンソロジー:明日のみちる』
笑いのツボが同じだったことで付き合いだした男女のカップルが、
その勢いのまま結婚し、笑いの絶えない夫婦生活を送れると思っていた。
しかし…日ごとにキツくなってくる夫の容赦ない辛辣なツッコミに悩む妻。
いつしか夫の行き過ぎた言動はツッコミのレベルを超えてもはやモラハラ発言と化し、
そんな夫とのやり取りに耐えられなくなった妻はついにブチ切れて反撃をした。
素人のお笑い好きがわがもの顔で繰り出すただのモラハラなツッコミは、
ただただ相手をディスるだけの暴言に過ぎない!
そしてこのタイプの多くは関西圏出身の男性に多いとされている。
笑いの本場ということで…
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リコ活アンソロジー【明日のみちるネタバレと感想】スベってる夫!
笑いのツボ
主人公のOL・みちるは、その日の会社の飲み会の席で、
お互いに”笑いのツボ”が同じだったことで親近感を持ち、
それがきっかけで関西人の義人(よしひと)と付き合い始めて、
その後、時を置かずに盛り上がった勢いのまま二人はゴールインしました。
社内でも二人の夫婦漫才みたいな掛け合いは有名であり、
周りの誰もが二人はお似合いの夫婦だと言って祝福の空気が漂っていました。
張本人であるみちるとしても、ずっとこのまま夫との面白い夫婦生活が送れると信じて疑いませんでした。
ほんの新婚当初までは・・・
しかし…
実際の夫婦生活は想像とかなり違っていました。
日を追うごとにみちるは義人と交わすコミュニケーションに苦痛を感じ始めてきたのです。
完全なお笑い至上主義!
結婚前の恋人時代には、義人の愛あるツッコミにある種の幸せを感じていたみちるだったのですが、
いざ結婚して日常的に義人からイジられる日々が続くと、
ツッコミに内容も段々と辛辣なものに変わって来て、
ほとんどみちるに対して遠慮することがなくなった義人のそんなツッコミは、
もはや”お笑い”の枠を超えた酷いモラハラ発言になっていったのです!
始めのうちは”笑い”が解っている女として、
義人の辛辣なツッコミにも笑顔でリアクションをとっていたみちるでしたが、
面白いことが何よりも正義だとする義人の偏った考え方に接していると、
みちるは自分が本当に夫から愛されているのかが分からなくなり、
しまいには夫からツッコまれることに恐怖にを感じてきたのです。
スベってる夫
夫からの過度に辛辣なツッコミを受け続けるみちるは、次第にモヤモヤを蓄積させてゆく。
そんなある日の事、
義人との生活であまりにもストレスが溜め込んでいたいたみちるは、
自宅でシェイプボクシングのゲームをプレイして、溜まりに溜まったストレスを発散していました。
だが…あまりにもそのゲームに夢中になりすぎたみちるは、
ついつい熱中しすぎて夕食の準備を忘れてしまいました。
そんなみちるに対して仕事から帰ってきた義人は、それほど妻を責めることはしなかったのですが、
ニヤッと笑うと、
「じゃあ罰ゲーム♪」
と言って強烈なデコピンをみちるに食らわせたのです。
その際、あまりの恐怖でみちるが顔をそむけてしまったために、
義人の指先がみちるの右目を直撃してしまい、眼帯をしなければいけない程の傷を負ってしまったのです(汗)
それはもうただの暴力でした。
しかし…義人は激痛に顔を歪めるみちるに向かって労りの言葉をかけることもなく、
咄嗟にデコピンを避けようとしたみちるに対して、
「笑いがわかってへんなー」
と…まるでみちるの方が悪いんだと言わんばかりに、
あくまでも”笑い”を盾にして自分は悪くないという態度を貫いたのです。
この件をきっかけにして、義人のモラハラ的なツッコミに耐え切れなくなくなったみちるは、
翌日の夕食時に、
「もうそういうノリはやめない?」
「スベってるって…義人」
と…目の前にいる義人に向かって溜まっていたものを吐き出したのです。
すると…
己のプライドを傷つけられたと感じた義人の表情は一変し、
「調子に乗んなよ」
と…激高してまったく笑い抜きの暴力をみちるに振るいはじめたのです。
だがその瞬間!
日ごろからゲームでシェイプボクシングでストレスを解消していたみちるは、
もはや笑いもなく、旦那としても”スベってる夫”に対し、渾身の右ストレートを打ち込んだのです。
鮮やかに決まったみちるのパンチにノックアウトされた義人は、
その後、みちるから離婚届を突き付けられて、
「もう君とはやっとられんわ」とばかりに最高なオチをお見舞いされてしまいます。
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『明日のみちる』の感想
関西系男子の”お笑いハラスメント”的なエピソードは、
サイト主のまるしーも知人の女性から何度か耳にしたことがあります。
芸人さん気取りで面白くもないトークを繰り広げた挙句に、
クスリとも笑わなかった相手に「笑いが解ってないな~」と、
自分の面白なさを棚に上げてマウントをとってくるヤバい男。
「確かに関西系の男性が多いのかもしれない。」
ただ…
まるしーの周りにいる関西圏出身の男性でそういう感じの人は一人もいないから、
個人的にはあまり現実味を感じないんだけど、
テレビなんかでよくインタビューを受けている素人の関西人は、
本作に登場する義人みたいな男性の割合が多いような気がする。
「実際のところはどうなんだろう?」
まるしーが知ってる関西人の男性って、日頃からなるべく関西色を出さないよう心掛けている人が多く、
時折り驚いた際にポロっと出てくる関西弁が実に可愛くて好感を持ってます♪
本人はたぶんそのことに気づいていないんだろうけど、
思わず無意識に出た関西弁にまるしーは”キュン”としてしまうのです。
ただ…
まるしーが大阪市内出身の知り合いから聞いた話では、
実際に会話の中でオチやツッコミなどを過剰に意識して話す関西人は少ないようで、
特に一般の人が会話の中で面白さを競い合っているような人なんてごくわずかだそうです。
その人に解説してもらったところでは、面白い芸人さんの中に関西の人が圧倒的に多い分、
イントネーションが同じの関西人たちが芸人さんのギャグや言い回しをコピーしやすいから、
なんとなくお笑いワードが会話の中で多くなるんだと言ってました。
逆に本当に面白い関西人の人は、芸人さんのギャグを一切使わないとも言ってましたね。
「なんか納得です。」
まるしーの知り合いですごく面白い関西人の男性がいるのですが、
考えてみればその人が安易に芸人さんのギャグを言ってる姿を見たことがありません。
その人の口からたまにポロっと出る「しょっぱいわ~」とか「ブリバリやな~」とか、
とくに笑わせる意識がない独特なワードがいつも面白くて、まるしーはコロコロと笑ってしまうのです♪
なので…本作に登場した義人みたいな人間は、普通の関西人の人たちからすると、
自分たちのイメージを悪くする迷惑な男性なのだと思います。
こんな人を傷つける言葉ばかり言ってる男が笑いを理解しているわけもなく、
ただただモラハラ発言が過ぎるクズな人間だということ。
最後に…
ラストのオチが右ストレート一発というのは、少し物足りなかったかな~(汗)
もう少しお笑いハラスメントをした義人の悲惨なその後を見たかったです。
物語の切り口は非常に面白かったからこそ、そこが唯一残念に思ったところです。
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