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リコ活アンソロジー【BOYFRIEND ネタバレと感想】何もしなかった夫!

「あなたはただ何もしなかっただけ…」

そう最後に妻がお子様な夫に言い放った言葉は、

見事に彼がこれまでどんな夫だったかを表現したベストワードだった。

学生時代から付き合って結婚した同級生の夫は、あの頃と何も変わっていなかった。

自分には理解を超える言葉を投げかけられ際に見せるあの「キョトン」とした間抜け面!

{こんな奴とはもうやってられない!}

著者: 松本藍 /  エトワール編集部

リコ活アンソロジー:BOYFRIEND

BOY FRIENDから時を経てHUSBANDにかわった彼。

夫になった彼は結婚して分かりやすく態度が変わってゆきました。

学生時代の子供っぽさは残しつつ、都合よく自分を汚い大人に変化していった。

そう…

どこにでもいる夫の役割を何も果たさないクズな夫の姿に!

仕事に家事、育児で疲れ果てた妻が最後に夫へ突き付けたセリフが刺さる!

よくある大人になりきれていないバカな夫との離婚劇ではあるが、

何度読んでもこういう女だけが辛い思いをした結婚生活の破綻は胸が締め付けられる思いだ。

この物語は世のワンオペで苦しんでいる奥さんたちの背中を押してくれるストーリーです。

「絶望を乗り越えた先には明るい未来が待っていると信じよう!」

 

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リコ活アンソロジー【BOYFRIENDネタバレと感想】何もしなかった夫!

ワンオペ状態

主人公の妻・サキは学生時代から付き合っていた新一と結婚して、

仕事と家事・育児に忙しい日々を過ごす生活を送っている。

共働きではあるがサキの仕事がPCでデザインをする職種なので、

基本はいつも家にいて家事と育児をこなしながら”ワンオペ状態”の疲労困憊な毎日を過ごしていました。

まだ生まれてそう間もない娘の育児をしながら家事と仕事をこなす労力は大変なもので、

日を追うごとにサキは精神的にも肉体的にも疲れ果ててゆくのです。

それなのに…

そんなサキの苦労などまるで他人事のようにして過ごしている夫の新一がいた。

恐らく彼は夫としても父親としてもその自覚が全くないのであろう。

サキの家事や育児を手伝うどころか、彼はまるでサキの息子のような振る舞いで日々を過ごしている。

しかもである、

仕事と育児に追われて食事をつくる時間もなく、時折りデリバリーを頼むサキに対し、

新一は「またデリバリーとったの?」とか文句を言って妻をムカつかせるのです。

この時点でまったく妻の苦労や大変さを理解していない新一の馬鹿さ加減にイラっとします。

ワンオペに苦しむ妻のよくある光景ではあるが…(汗)

キョトン

日々の生活に追われる中、たまに友人と会って息抜きをしてきたサキは、

「帰りが遅い!」

と…新一に文句を言われる。

えっ!?

そんな新一にサキが

「自分だって遅く帰ることがあるのに私はダメなの?」

と反論すると、

「俺は仕事で…」

と新一が言い返えそうとするも、その言葉にかぶせる形でサキが、

「私も仕事があるよ」

と…切り返すと、

新一は妻の言葉に思考が追い付いてゆかないのか、

まるで少年のように”キョトン”とした表情を浮かべて固まっているのです。

夫は妻と比べてかなり精神的な成熟度に開きがあるようだ。

新一は大きな子供と同じ。

それでも小さい子供と大きな子供の面倒を見ながら、なんとか頑張って日々を乗り越えてきたサキでしたが、

ある日の夫とのやり取りがきっかけとなり、彼女は夫と離婚する決意を固めるのです。

何もしなかった夫

それはサキが仕事をしているときに、珍しく幼い娘の面倒をみていた夫が、

泣いている娘をどうすればいいか分らず、サキに助けを求めてきた時でした。

普通に「寝かしつけて」と夫に頼むサキに対し、

「俺…わかんないよ」と一瞬でサジを投げる夫。

しかもその挙句に自分は仕事で疲れているんだと文句を言ってくる始末だ。

そんな無責任極まる夫に対してついにサキはキレる!

「私だって働いているのに、あなたは分担さえしてくれないの?」

すると…

新一はまたもやお得意の”キョトン”とした表情になっていやがる。

さすがにサキも呆れながら、

「キョトンとすんな!」とまた怒鳴りつけた。

この一件が最後の決め手となって、サキは新一との離婚を決意するのですが、

後日、トツゼン妻から離婚届を突き付けられた新一は慌てふためき、

「自分は何も悪いことしていないのに…」

と…サキに対して訴えると、

そこでサキは見事なセリフで新一をぶった切ります。

「確かにあなたは何も悪いことしてないよ」

「ただ何もしなかっただけ!」

ここで新一がラストの”キョトン”を見せる。

結果…何もしなかった夫は、最後まで自分のどこが悪いのかが理解できないまま、

最愛の妻と娘に捨てられて…ジ・エンド。

 

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『BOYFRIEND』の感想

夫・新一の態度振る舞いにはイラつきを通りこして呆れるばかりだ。

あの”キョトン”という表現が彼のまだ大人になり切れていない未熟さをマストで表現してますね♪

「実に面白かった♪」

サイト主のまるしーはこの作品を4作あるエピソードの中で2番目に共感した作品だと、

『リコ活アンソロジー全話』を記事にした感想部分に書きましたが、

とにかくサキと新一のモヤモヤする日常が妙にリアルで生々しく、

本当にどこにでもある崩壊した夫婦の典型例を上手に描き切っており、

その起承転結のうまさに深く感銘を受けました。

読んでいてまさに

「そうだよねー」

「そういうとこだよねー」

とツッコミたくなるようなシーンのれんぞくであり、

ページをめくるごとにドンドンとサキに対する共感の気持ちが募ってゆくのです。

さらに…そこまで気持ちが盛り上がったところで、痺れるようなサキのセリフが後半に飛び出してくる。

「あなたはただ何もしなかっただけよ!」

ほんとソレ!

そしてバカな夫の顔がまた”キョトン”となる。

最高のエンディングだ♪

リコ活をテーマにしたストーリーとしては、特に珍しい内容のお話ではありませんでしたが、

わずか全31ページという短い物語の”リコ活劇場”としては、これ以上ない読み応え十分な作品と言えるでしょう。

めちゃくちゃ偉そうに言ってますがそれが正直な感想ですし、

確実にまるしはー本作の著者である松本碧 先生の他作品を読みたいと思いました。

絵柄も独特な個性があってシーンごとの感情表現も分かりやすいですし、

なんといってもまるしーはやっぱりあの”キョトン”です。

このワードと表現で心を鷲掴みにされてしまいました(笑)

この記事を読んでくれた方にはぜひとも新一の”キョトン”を体感して欲しいのです。

「完全にまるしーのツボに入りました♪」

その理由はちゃんとわかってるんです。

それは…まるしーの夫もたまに新一みたいな”キョトン”した表情を見せることがあるからです。

ただ…

夫のけいぞーさんのキョトンにまるしーがムカつくわけではないので、

新一のケースとはまったく内容が異なるのですが、

新一とけいぞーさんのキョトンな表情がすごく似ていたので思わず吹き出して笑ってしまったのです。

ただそれだけの事だ。

妙にこの作品が好きなのもそれがすごく大きいのかもしれません。

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