『龍神の最愛婚~捨てられた姫巫女の幸福な嫁入り~』
8話の解説と感想です♪
本当の意味でポンコツ巫女な美月は追い込まれていた。
その理由はもちろんこれまで自分の代わりに物の怪を浄化させていた結月がいなくなったからだ(汗)
せっかく帝都の町で見つけたと思ったら蒼玉にこっぴどく追い返されて、
オマケに自宅へ帰れば村の浄化をサボるなと父親からどやされる始末。
だが…
ここのところ散々だった美月にもようやく救いの手が差し伸べられたのです!
そんな余計な事をしでかしたのは、
まだ美月のことを見目麗しい有能な巫女だと勘違いしている厄介な人物でした。
あざとくてワザとらしいか弱さをアピールして甘える能力だけはピカイチな美月は、
その能力を最大限につかってまんまと強力な武器を手に入れてしまうのです!
「どうして世の男どもは美月みたいなあざと性悪女にあっさりと騙されてしまうのか…(汗)」
7話の解説と感想はコチラです♪
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もくじ
龍神の最愛婚 【ネタバレ8話】放棄する美月と背負い込む結月!
黒焔隊
簡単な物の怪も浄化できずに巫女としての役目を放棄して逃げ去った美月は、
気晴らしに行った帝都の街で偶然見つけた結月の捕獲に失敗し、
悔しい気持ちのまま自宅へ戻れば父親から早く村に出没する物の怪を浄化しろとどやされる始末で、
生まれて初めてのピンチに立たされていました。
しかし…
そんな美月の窮状に手を差し伸べてくれた人物がいました。
それは…彼女の”婚約者”にして伯爵家の次期当主・白樺 啓太朗(しらかば けいたろう)だった。
美月は白樺に大切な姉が人型をした異形の者に誘拐されたと偽って助けを求めていたのです。
愛する婚約者から助けを求められた白樺はすぐに動きました。
そしてこの日、帝都の治安を守るために組織された秘密特殊部隊である黒焔隊(こくえんたい)に所属する、
早瀬翔馬(はやせしょうま)という優秀な隊員を引き連れて美月のもとにやって来たのです。
白樺が連れてきた早瀬という人物は、凄腕揃いな黒焔隊員の中でもピカイチに有能な隊員であり、
普通の人間には見えないものが見える”魔眼”の目を持っている隊員で、
彼の目で能力者を見ればその者のもつ能力の大きさが分かります。
白樺から美月を紹介された早瀬は、さっそくその魔眼を使って美月の能力を見てみました。
すると…想像していたよりも美月が低い能力だったので、やや期待外れな気分になった。
だがそれは今回の依頼には全く関係のない話で、
今回の早瀬に求められる仕事は、美月の姉を異形の怪物から取り戻すことなのです。
結果…美月の要望はあっさりと早瀬に受け入れられることになりました。
蒼玉からするとすっかり悪者にされてたまったもんではない(汗)
放棄する美月と背負い込む結月!
美月が白樺に泣きついて早瀬に結月の捜索を依頼していた同じ頃、
簡単な物の怪の浄化もできていない美月に代わって、村人たちのために物の怪を浄化したり、
物の怪から身を守るための護符を配り歩いていた結月がいました。
彼女とすれば美月が放りだしたあとの悲惨な村の惨状が見ていられなかったのです。
巫女としての責任を放棄する美月と背負い込む結月!
どちらか巫女として相応しいのかは一目瞭然だ!
蒼玉も寝る間を惜しんで村人たちに配る護符をせっせと制作している結月の姿を見て、
本当に結月は優しい心の持ち主だと手放しで褒め称えている。
帝都のデートから帰ってから以降、日に日に二人の距離は近づきつつあります。
それに今回のエピソードではあともう少しで二人が口づけを交わしそうになるシーンがありました♪
結局は未遂に終わるのですが(笑)
でもスゴクいい雰囲気なのです。
そんなにもイイ感じになって来た蒼玉と結月なのに、
これから黒焔隊の早瀬が結月を捜索しに来ると思うと、
もうちょっとそっとしておいてあげてよと頼みたくなる…(汗)
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8話の感想
美月のとんでもなくでたらめな助けの求めに、
何も事情の知らない白樺がこれまたとんでもない腕利きの鋭いイケメン君を引き連れてきました。
冒頭でも書きましたが、どうしてこうも世の中の男性たちは、
美月みたいな分かりやすくあざとい系性悪オンナにころっと騙されてしまうのだろう。
「そのことが何よりも切なくて悲しいです(汗)」
男性の視点ではルックスが可愛いという時点で、
そこから先はほとんど女性の内面を見る目は機能しなくなっているのだろうか?
だって…
美月ほど腐った内面が頻繁に露出している女性はいないではないか!
しゃべればしゃべるほどに湯水の如くどんどんとボロが湧き出てくる美月の本性になぜ気づかないのだ白樺さん。
すぐ目の前にポンコツ巫女で性悪な婚約者がアナタに猿芝居をかましているではないですか(汗)
「ちゃんと目を開けて美月を見てますか?」
アナタの見た目は紳士的で凄く有能そうなのに、女性を見る目はまったく持っていないんですね。
「非常に残念な時期伯爵さまだこと…」
そういう意味では、白樺と美月はお互いにポンコツ同士でお似合いのカップルという事になりますね。
もし二人の子供が生まれたら、将来は二人に似たポンコツな巫女か伯爵が誕生するんだ。
「最悪だな…バカ同士が結婚した未来は!」
しかも…今回は美月の的外れなSOSのおかげで、
とんでもなく厄介な凄腕の男が蒼玉と結月の存在になってしまいました(汗)
早瀬くんは”人ならざるもの”をバッサリと退治する黒焔隊の超エリート隊員ですよ。
すでに黒焔隊というネーミングがめちゃくちゃ強そうじゃないですか!
制服もすごく似合っててカッコいいし。
それにこの早瀬 翔馬くんは、スカウターみたいな役割をする”魔眼”の持ち主なのです。
よく分かりませんがすごく貴重な特殊能力だという事はなんとなく肌で感じる。
そんな超エリートな特殊部隊の腕利き戦士を迎え撃たなければいけない蒼玉が不憫でしょうがない(汗)
蒼玉はなにも悪いことしてないのに、彼の知らないところで結月の誘拐犯にされてしまっているわけですよ。
「理不尽だわ~」
それに美月のでたらめな頼み事を受けて何も知らずに蒼玉と結月の仲を引き裂こうとしている早瀬も可哀そう。
彼はすごく今盛り上がっている蒼玉と結月の恋路を邪魔するわけですから!
これほど後で知って恥ずかしい話はないですよ。
今回の一件ではもちろん一番悪いのが美月なんだけど、
その美月の話をまるまる鵜呑みにして早瀬を担ぎ出してきた白樺も有罪者だ。
まずもって美月の醜悪な人間性に気づかないことが彼の大きな罪である。
なんだか今回はずっと美月の話をしているような気がします(笑)
なんだろう…
美月のキャラがポンコツ過ぎてツッコミどころがありすぎるから、
彼女にまつわる感想ばかりをついつい書いてしまいがちになる。
逆に主人公の結月は普通に心の綺麗なオーソドックス・ヒロインなので、
とりたてて今のところ何か思うところもないわけで、
ただただ蒼玉と早く身も心も結ばれればいいな~と願っているくらいだ。
やっぱり他人様の立場で見てる分なら美月の方が面白いんだろうな~
だって…美月はどうしようもないおバカだから♪
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