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最愛婚 【ネタバレ全話】最初から最後まで心地いいラブストーリー♪

「私、感じたの…この人となら幸せになれるって♪」

箱入りのお嬢様が直感で結婚を決めた最大の理由は、どこか確信めいた”予感”だった・・・

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著者:孝野とりこ/ 西ナナヲ

『最愛婚―私、すてきな旦那さまに出会いました―

由緒ある名家の箱入りお嬢様が、叔父から勧められて仕方なくお見合いした相手と、

初めてデートしたその日に結婚を決めました。

なんと…

そのお相手は一度形だけのお見合いをして不成立に終わっていた男性だったのです(汗)

一体、お嬢様の気持ちにどれだけ大きな心の変化があったというのでしょう?

ほぼ初対面の状態で「この人となら幸せになれる」と確信した彼女の直感とは…?

最初から最後までひたすら心地のいい二人のやり取りに心が癒される溺愛系ラブストーリーです♪

そこには余計な男女の駆け引きや二人の仲を切り裂く恋のライバルも登場しない!

「徹底して主人公の男女だけにスポットを当てた愛情だらけの物語がステキだ♪」

『最愛婚 』の見どころ

今回紹介する『最愛婚』は、 WEB小説サイトのBerry’ Cafeで連載された小説の”コミカライズ版”で、

本作の小説が掲載されている当時は、同サイトの総合ランキングで1位になったほどの人気作なのです♪

話題になったライトノベルはそこそこ読むようにしているサイト主のまるしーも、この作品はすでに読破済みです♪

主人公の男女がすごく素敵な人物で、最初から結末まで実に穏やかな心地いいストーリーだったと記憶しております。

まさに本作の『最愛婚』というタイトルに相応しい愛情に溢れたハートウォーミングな夫婦愛を描いた物語です♪

小説で読んで自分の頭の中で作り上げていた主人公・桃子(ももこ)と久人(ひさと)を二次元で見た時、

思わずこれから繰り広げられる二人の心温まる愛のストーリーを想像して、

最初に原作を読んだときのあの胸にジーンとくる感動が蘇りました♪

「それほど素敵で心がホッコリする夫婦愛の溺愛ストーリーなのです!」

さて…

ここでその内容の全貌をすべて解説するわけにはいきませんので、

サイト主のまるしーから、『最愛婚 』の見どころ をお伝えしますと、

多感な時期に両親を亡くしたけれど、優しい祖父母と伯母に実の娘のように育てられて、

純真無垢な箱入り娘として成長したヒロイン・桃子のひたすらに可愛らしい人間性と、

とある理由で”自分の人生”を生きていない夫・久人の悲しいくらい大きな荷物を背負ったひたむきな生き様だ。

本作のストーリーには決して大きな事件や人間関係のトラブル、愛憎劇などはありませんが、

それゆえに登場人物の細かい深層心理がよりデリケートに描かれていて、

ただの恋愛ストーリーというよりも、深い人間ドラマを観ているような気持ちになります。

桃子が両親に愛されたことで備わった素晴らしい人としての温もりを、

事情があって自分自身を愛することが出来ない久人に与えた時、

初めて久人は自分自身の幸せな人生を歩いてゆこうと前向きな気持ちになる。

この物語は妻の桃子が夫に自分の人生を生きさせるまでの愛のストーリーだ。

とにかく素敵な物語なので感動する恋愛漫画をお探しの方は是非♪


 

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最愛婚 【ネタバレ全話】最初から最後まで心地いいラブストーリー♪

1話:名家のお嬢様

「先方がぜひ縁談を進めたいって…!」

主人公の箱入りOL・御園 桃子(みその ももこ)は、そんな叔父の言葉に驚いていた!

形だけでいいからとこの半年間、叔父に付き合って12回のお見合いをしてきた桃子でしたが、

なんと…そのうちの一人が改めて桃子と会いたいと言ってきたのだ…(汗)

これは困った。

桃子は中学の時に事故で両親を亡くしており、それからは祖父母と伯母の千晴(ちはる)には娘のように可愛がられて、

未だ男性と付き合ったこともない名家のお嬢様として25歳まで成長した。

なのに…

そんな彼女が一度お見合いして顔も覚えていないイケメン御曹司・高塚 久人(たかつか ひさと)と、

人生で初めてのデートをしたその日に、無謀にも結婚を決めてしまうなんて自分でも想像していなかった・・・

2話:結納の日

断るつもりで久人と会いに行った桃子は、無礼で勝手で意地悪で、

なのにどうしても憎めない正直に物事を発言する久人との結婚を”直感”で決めた。

伯母の千晴はそんな桃子を心配しまくったが、桃子は至って冷静でした。

純真無垢な箱入り娘ではあったが、桃子は自分の意見をハッキリ言える芯の強いお嬢様なのです。

そして…始めは傲慢でどこか人をおちょくった態度をとる久人でしたが、

何度か彼と会ってっゆくうちに、久人がただの傲慢な御曹司でないことが分かってくる。

彼は実に人として有能で、相手の気持ちを思いやれる心根の優しい男性だったのです。

やがて…両家が顔を合わせる結納の日がやって来た・・・

3話:上司と秘書

桃子が久人との結婚生活を見越して転職した会社の上司がなんと久人だった…(汗)

これにはお互い大いに驚きました!

二人はすでに婚約済みではあったが、一緒に住む予定で購入したマンションの完成が遅れていて、

普段はまだ別々の家で暮らしており、圧倒的なコミュニケーション不足でした(汗)

久人は経営コンサルタント会社のアドバイザーとして、

いくつかのコンサル系会社と契約しており、桃子が転職した会社にも週に2~3回のペースで働いていました。

こうして二人はまだ一緒に暮らしていない状態で、職場では上司と秘書として一緒に働くこととなったのです。

これはもう運命として笑うしかない♪

4話:お泊り

その日、久人に付き合って終電近くまで働いていた桃子は、

久人から半ば強引な形で彼のマンションに”お泊り”することを強制されてしまいます(汗)

それは桃子の身を案じてくれたありがたい久人の気遣いでもあったのですが、

なにせ男性と付き合ったことはおろか、手もつないだことがない桃子が、

例え婚約しているとはいえ、いきなり男性の部屋にお泊りするのだ(汗)

これはもう桃子にとっては人生の一大事です!

久人の部屋で緊張しまくりの桃子は、ずっとまともに久人の顔も見れないでいました。

そんな桃子の純情で新鮮な反応を見て沸々とイジメたくなる衝動を発動させた久人は・・・

5話:引っ越し

結局…初めてのお泊りは、二人が同じベットで体に触れあって眠っただけで朝を迎えました。

あまりにも百子が緊張でカチコチだったので、最終的には久人が手を出しませんでした。

その数日後…ついに二人で住むマンションが完成して無事に引っ越しを終えた桃子と久人。

引っ越し当日はどうしても自分の手料理を振る舞いたいとする桃子の希望で、

久人は桃子とキッチンに立っ料理を手伝ったのですが、引っ越し前に伯母から料理を習ったにわか仕込みの桃子より、

久人の方が料理の腕前は数段上だったのです(汗)

{この人…奥さんなんか必要ないじゃない!}

桃子は久人の家事力の高さにのっけから主婦としての自信を無くしてしまうのです・・・


 

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『最愛婚 』の感想まとめ

西ナナヲ先生の原作小説『最愛婚』を読んで一番印象に残っているのは、

「なんて素敵なヒューマン・ラブストーリーを描く作家さんだろうという感想でした。」

だって…

本作の『最愛婚』には、ストーリーを盛り上げるためにありがちな、

各家族の確執や、男女の愛憎劇を引っ掻き回す恋敵や仕事上のライバルなどが一切登場してこないのです。

それにお金持ち特有の嫌がらせ大会とか…(笑)

ひたすら主人公のカップルとその家族にまつわる温かいエピソードがメインでストーリーが進んでゆくんです♪

読んでいてこれほど気持ちいい読書はない。

特に本作の主人公である桃子と久人の日常的な会話のやり取りなどは大きな見どころの一つで、

二人が初めて相手を認識してから少しづつお互いのことを理解していって、

その理解から深い愛情を相手に抱いてゆくまでの経緯が本当に深く繊細に描かれていて、

まるで読者は、二人の精神面に入り込んで物語を体感しているような感覚に陥ります。

こんなに事件やトラブルが起こらない穏やかで平和なラブストーリーは非常に珍しいです♪

かといって全然退屈なんてしないし、ページをめくるごとに桃子と久人の関係性が強くなってゆくことに喜びを感じ、

まるで自分事のように桃子と久人の愛情溢れる日常が楽しくなって心が満たされてゆくのです。

主人公の二人は、ほぼ初対面の状態で結婚することを決心しました。

二人の境遇はお互いに由緒ある家柄に所属する特殊な責任を背負った男女であり、

結婚はある意味でセレブ一族にとっては重要な一大プロジェクトでもあるのです。

そんな大きな荷物を背負った二人が、一番最初のデート中に結婚を決めてしまうわけです。

その時のカフェで交わされた二人の結婚を決めるまでのやり取りがとても秀逸で、

「このわずか数ページの会話でもってサイト主のまるしーは、ぐっと心を持っていかれました(笑)」

特にちょっと傲慢な久人の口ぶりに返答する桃子の絶妙な返しがすごくよかった♪

あと…原作の小説はページにしてわずか153ページの短めな短編小説であり、

なのでまるしーは当時、たった半日で一気に読み終わりました。

その間一度もストーリーにイライラすることもなく、

ただただ桃子と久人が本当の夫婦になってゆく経過をワクワクしながら見守っていたのです。

物語の後半部分では、少しだけ久人に関するシリアスな展開が待っていますが、

それこそが本作が愛にあふれた人間ドラマだというオチにつながる感動的なエピソードに繋がってゆくのです。

よって…

『最愛婚』の原作小説はとにかく読んでいて終始気持ちのいいラブストーリーでした♪

もちろんこのコミカライズ版も小説同様にその心地よいラブストーリーが描かれるわけですが、

せっかくのコミカライズ版ですから、活字では味わえないまた一つ違った本作の魅力を、

作画担当の孝野とりこ先生には、思う存分に二次元のキャンパスで表現してほしいです。

今のところ桃子はスゴク可愛い女性に描かれていて、久人は想像してた通りのイケメンに描かれています。

まるしーが原作を読んでいる時に想像していた二人のルックスとはまた違ったタイプの二人でしたが、

原作の二人のイメージを壊すことのない素晴らしいキャラに仕上がっていると思います。

「孝野先生には感謝だ♪」

断然まるしーが頭の中で妄想していた桃子と久人よりも素敵な男女でした。

この絵柄ならばじっくりと結末までコミカライズ版も楽しめそうです♪

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