サクラ色の傷痕【ネタバレ2巻-6話】ラストで衝撃の展開が!

ついにモモの正体が明るみに!

そして・・・

ネグレストな母親に捨てられた少女の虐待ヒューマンストーリー!

『サクラ色の傷痕』

2巻-6話の解説と感想です♪

児ついにその恐ろしい正体が明らかとなったモモ。

子猫虐殺事件の真犯人は彼女だった!

そして…カッターナイフを手にした彼女を目の当たりにした果乃。

「モモちゃん…」

驚きと恐怖で足がすくんみ、動けないでいる果乃に向かって、

モモは不敵な笑顔を浮かべながらこう言った。

「誰にもいわないでね!」

「言ったら同じ事してあげる♪」

完全に精神が崩壊しているモモは、そう果乃言うとゆっくりと静かに語り出した・・・

モモの回想シーンが描かれてゆく…

裕福そうな豪邸に、まだ幼いモモがランドセルを背中に背負って、小学校から帰ってきた。

すると、リビングには、うずくまって泣いてるモモの母親の姿が・・・

なんと…母親は自宅で浮気してる父親と愛人との艶めかしい”行為の音”をじっと聞いていたのだ(汗)

「ママ・・・」

その後、モモは両親たちの壮絶な修羅場を見てしまいました!

さらに…

自分の母親が父親の愛人を刺し殺す現場をも目の当たりにしてしまうのです。

これはもう地獄絵図だ。

確かに、モモの母親は、彼女がみんなに言っていた通りに有名なカリスマモデルだった!

モモが施設の仲間に言っていた言葉に、ウソはなかったのです。

「あったのは彼女の切なる願望、と苦しい心の叫びだった・・・」

ついに晒されたモモの正体!

そして、突然やってきた果乃たちの幸福な時間。

ストーリーは目まぐるしく変わっていくが、この6話のラストではまた、衝撃の展開がっています!

 


2巻-5話の解説と感想はコチラ♪
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サクラ色の傷痕【ネタバレ2巻-6話】ラストで衝撃の展開が!

ついにモモの本性が施設の職員や、花房先生の耳にも届いてしまいました。

モモが持っていた恐ろしい裏の顔に、施設関係者は愕然とする!

こうなると、日頃からモモに対して不満を持っていた子供たちが、一斉にモモを批判し始めるわけです。

「モモちゃん怒らすと怖いから言うとおりにしてたけど…」

「ホントは大っきらい!」

モモの取り巻きだった子供たちは、みんなモモに罵声を浴びせかけた!

そんな子供たちの悲痛な叫びを聞いて、やっと施設内で築かれていた歪な人間関係を悟った花房先生は、

モモに子猫惨殺事件の事を問いただしますが、頑として口を割らないモモ。

すると…花房先生は、その時一緒にいたと思われる果乃に、

「あなたの見たことを教えて…?」

と…果乃から目撃証言をとろうとするのですが、

すでにモモの残虐な本性が明るみになっていて、彼女を庇う必要もなかったはずなのに、

「モモちゃんと一緒に帰っただけ…」

「それだけだよ・・・」

と、モモが猫を殺した事は絶対に言わなかった果乃。

一体なぜ…?

恐らく果乃には自分と同じような痛み苦しんでいるモモの心の叫びが聞こえたのでしょう。

結局…果乃の証言がモモの無実を後押しした形となり、モモの行為が事件化されることはありませんでした。

そんなトラブルがあってからしばらくして、果乃と莉乃のもとにある人物が訪ねてきました…

母との再会

果乃に会いに来たその人物とは、彼女と莉乃をごみ屋敷の中に放置して出て行ったあの母親でした。

「会いたかった…」

「ひどいママでごめんね…」

そう言って果乃と莉乃を強く抱きしめる母親。

あれから、心を入れ代え、何度も自らカウンセリングを受けていた母親は、

やっと果乃たちとの面会を許されて、二人に会いに来たのです。

そんな母親との再会に、始めは戸惑っていた果乃でしたが、

まるで人が変わったように優しくなっている母親にだんだん安心感を覚えます。

そして、そんな面会が何度か続いた後、

母と果乃・莉乃との「試験外出」が実施されたのです。

3人は施設の外でプライベートな親子水入らずの時間を過ごしました。

その際、母は果乃に、

「誕生日の日に迎えに来るね♪」

と…意味ありげな約束をしたのです。

この時、初めて母から温かい愛情をもらえたような気持ちになった果乃は、

後日、花房先生から、

正式に母親が果乃と莉乃との暮らしを希んでいる事を聞かされます。

ただし・・・

あくまでも母親と一緒に暮らしていくかを決めるのは果乃や莉乃の意思であり、

「あなたが決めていいのよ!」

と…果乃の気持ちを尊重すると言ってくれたのです。

ただ…

この時の果乃答えはすでに決まっていました。

「ママと一緒にいたい…」

それは・・・

果乃が施設に来てから初めて発した強い意思の表れであることは間違いなかった・・・

ラストで衝撃の展開が!

その後…約束通り母親は、果乃の誕生日の日に施設へ二人を迎えに来ました。

施設の誰もが、果乃と莉乃の新しい出発を祝福し、最後に花房先生は、

「ここは果乃ちゃんにとってもう一つのお家だから」

「いつでも遊びに来ていいのよ」

と…優しい言葉を贈ると、

「いってらっしゃい♪」

と、満面の笑顔を浮かべて苦労ばかりの人生を送ってきた幼い姉妹を送り出したのです。

こうして、一度粉々に壊れた親子3人は、しっかりと手を取り合って、幸せそうに施設を旅立って行ったのです。

そして、その同じ日、施設ではもう一つの旅立ちがありました。

その人物は、不幸にも母親の殺害現場を目撃したモモです。

彼女はその事件の影響で人格障害発症していたようで、

心理職員のいるケア施設に入所すことが決まったのです。

くしくも果乃とモモの二人は、同じ日にまったく違う形で、今まで暮らした施設を離れる事になったわけです。

別れの朝、色んな事があった、果乃とモモはお互いの再会を誓いあって別れました。

と・・・

物語としてはこれでハッピーエンド♪という感じの流れだったんですけど、

まだ終わらなかった。

果乃と莉乃が養護施設から旅立ったこの日、二人が母親に連れられて帰って来たのは、

テレビの中でしか見たことのない夢のような大豪邸で、

おまけにその大きな家の中には、いかにも優しそうな新しいパパが待っていたのです!

そしてさらに…

6話のラストで衝撃の展開が、果乃を待ち構えていました・・・

せっかくイイ感じだったのに…(汗)

 

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6話の感想

6話を読んでて、後半、母親が果乃を迎えに来て大エンディングみたいな雰囲気になってた時は、

「いよいよハッピーエンドで終わるのか~♪」

なんて思っていたのですが、

「甘かった!」

確かにあの母親が、こんなに早く改心するはずがない(汗)

結果・・・

母親に新しいが出来たというだけのことであり、根本的に母親は何も変わっていない。

「しかも今度の男は、かなりの上玉だということ。」

外見は、いかにもセレブ的な紳士で、とっても優しそうな新しいパパ。

その横で幸せそうに笑っている母親。

この男との出会いがきっかけで、母親は果乃と莉乃を迎えに来る事になったんだろうけど、

「ただそれは、どうやら母親が望んだわけではなさそうだ。」

たぶん父親になったこの男になにか秘密があるんだろうな~

と、思いながら読み進めたら…やっぱり案の定だった…(汗)

「ラストはかなり衝撃的だったなぁ~」

正直、もし、あの新しい男が”アレ”だったら、

もう果乃の精神は限界を迎えて、モモみたいに人格障害を起こしてしまうでしょう。

ああ~っ!

まだまだ果乃の過酷な人生が続いてゆくことが確定しました・・・

 

>>>『サクラ色の傷痕』3巻の解説と感想はコチラ♪

 

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