
「サレ妻」「復讐」「SNS」。
強い言葉が並ぶタイトルですが、
1話を読んでまず分かるのは、
期待しているような復讐は始まらない、という点です。
浮気は発覚する。
怒りも理不尽さも十分にある。
この1話で問われるのは、
復讐が始まるかどうかではありません。
その前の「耐え時間」を読めるかどうかです。
目次
復讐より先に見えてくる、満たされなさ
1話で描かれる主人公・寧々は、
理不尽な扱いを受けている側であり、
明確な被害者です。
ただし、
怒りを武器に動き出す人物ではありません。
家計を握られ、
楽しみも裁量もない日常の中で、
「自分が見えなくなっている」状態が強く描かれます。
この時点では、
復讐よりも孤独の方が前に出る構成です。
SNSは、復讐の道具になる前の逃げ場
タイトルから想像しがちな、
SNSを使った計画的な復讐は、
1話ではまだ影も形もありません。
SNSは、
注目されたいから始めたものでも、
誰かを貶めるためのものでもない。
寧々にとっては、
現実から一瞬だけ逃げられる場所として登場します。
この距離感をどう感じるかで、
向き不向きがはっきり分かれます。
この重さを受け止められる人
- 復讐が始まるまでの溜めを読める
- 主人公の未熟さや危うさも含めて見たい
- スカッとより不穏な人間ドラマが好き
ここでストレスを感じる人もいる
- 1話から明確な復讐展開を期待している
- SNS要素に強い嫌悪感がある
- モヤモヤした感情を抱えたまま読むのが苦手
この作品は、
「復讐ものとして痛快かどうか」ではなく、
「この不穏な入口に耐えられるか」で判断する漫画です。
1話の時点で合わないと感じた場合、
無理に先へ進む必要はありません。
逆に、
この息苦しさが気になるなら、
続きを読む価値はあります。
