『サレ妻の事情~理想の夫が実はクズで~ 』
12話の解説と感想です♪
全ての雑念を追い払った芽衣子のメンタルは最強の状態で、
どこまでも冷静に淡々とした態度で健太郎と綾香先生を断罪してゆくのです。
芽衣子はこの二人に対してなんの躊躇もなく言いたい放題だ!
絶対に自分たちがやって来た不道徳で卑劣極まりない行動の報いを受けさせてやる。
前を向いて次の人生を歩き出した芽衣子にはもはや立ち止まってなどいられない。
今回はこれまでのフラストレーションが一気に解消される気持ちの良い内容でした♪
とにかく芽衣子がよくやった。
「読んでいて体内の不純物が一気にデトックスされたような清々しい今回のエピソードでした♪」
「芽衣子…グッジョブ!」
11話の解説と感想はコチラ♪
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もくじ
サレ妻の事情【ネタバレ12話】芽衣子の容赦ない二人への責任追及!
芽衣子の容赦ない二人への責任追及
当事者4人での話し合いが芽衣子の圧勝のうちに終了したが、
その後はもはや無双状態になった芽衣子の容赦ない二人への責任追及が始まります。
ここまで散々二人から辛酸をなめさせられてきた芽衣子の怒りは凄まじい(汗)
綾香先生には彼女の両親に宛てて慰謝料を請求する内容証明を送りつけ、
現実的な金銭の支払い請求を淡々と進めていきます。
そんな中、どこかいまだに自分が被害者の如く振舞っている綾香先生がどうも滑稽でしょうがない(汗)
そんな綾香先生に芽衣子は毅然とした態度で「全てがあなたの自業自得」だと一喝するのです。
一方…
妻への裏切り行為が全て白日の下に晒された健太郎は、今や言い訳のしようがない弱い立場に追い込まれた。
両家の家族がそろった離婚の話し合いでは、芽衣子が提示した離婚条件で二人は正式に別れることとなり、
そこからさらに芽衣子は慰謝料と養育費の一括支払いを健太郎に要求したのです。
例え贈与税を支払うこととなっても、この先の健太郎が信用できなかったからです。
結果的に健太郎の父親が息子の肩代わりで支払うことになったのですが、
年老いた両親に多大な迷惑をかけることになった健太郎は、
芽衣子家族に深々と頭を下げて謝罪している父の姿を目の当たりにして、
その時に初めて自分が犯したことの罪深さに気づかされたのです。
だが…いくら後悔してももはや芽衣子と幼い息子は自分のもとへは戻ってこない。
ジ・エンドである。
被害者気分の綾香先生
その日、芽衣子が離婚の件を依頼している弁護士事務所で、
綾香先生家族と、芽衣子側家族とで慰謝料の件についての話し合いが行われました。
綾香先生の家族はみんな申し訳なさそうな態度で恐縮しており、
さすがの綾香先生もうなだれていました。
こちらも健太郎の時と同じく言い訳しようのない不倫の証拠が揃っていたことから、
芽衣子側が求めた慰謝料の金額200万円を綾香先生の父親が負担することですんなりと決着がつきました。
なにより綾香先生の両親と姉は常識的な人物のようで、
綾香先生がしでかした今回の不始末でかなり芽衣子に対する申し訳ない気持ちが強いことが窺えました。
バカな娘を持つと苦労する。
でも問題は綾香先生のことでした。
この期に及んでもまだ自分は健太郎に裏切られた”被害者”だという気持ちが捨てきれておらず、
父親をなくして泣いている康太に泣きながら謝ったまでは良かったのですが、
なぜかメンヘラを発動させて向かった先がヤバい場所でした(汗)
どこまで行っても被害者気分の綾香先生は、
こともあろうに健太郎の職場へ凸って行ったわけです。
ここまでくるともうメンタルは完全に崩壊しております。
その日の綾香先生による”会社突撃事件”が社内で問題になった健太郎には、
このあと更なる悲惨な結末が待っていました。
なすべき事の全てを気丈にやり通した芽衣子は、息子の康太と新たな生活をスタートさせました。
だが…
そんな芽衣子親子の知らないところでは、まだある問題がくすぶっていたのです。
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12話の感想
ここ最近の『サレ妻の事情』はメチャクチャ気持ちいい展開が続いていましたけど、
今回は間違いなく盛り上がりのピークだと言っていいでしょう♪
ここまでずっと健太郎や綾香先生の一部始終にムカついていた読者も、
これまでずっと中途半端で煮え切らない態度をとっていた芽衣子にイライラしていた読者も、
そんな人たち全員がストレスを一気に解消させた12話の内容だったのではないでしょうか?
サイト主のまるしーはこの12話が面白すぎて5回も連続して読み返してしまいました(笑)
どこかこの12話の内容を読みたいがために11話分のストレスのストレスを溜めてきたような気がします。
だから、
「何度でも12話を読み返して堪能しなくちゃ♪」
とにかく健太郎との離婚を完全に決意した芽衣子のそこからの行動や言動が素晴らしかった。
不貞を働いた夫の妻として、まだ幼い息子の母として、
自分がなすべき行動を淡々とこなす彼女は実に有能な女性の姿でした。
芽衣子があそこまで冷静に対処したからこそ、健太郎はぐうの音も出ないほどの完全降伏をしたのです。
そもそも健太郎に言い訳できる余地などどこにもありませんでしたが、
これから彼には地獄への一本道を孤独に突き進んでいって欲しいだけだな。
お前さんは妻と息子にそれだけの酷い仕打ちをしてきたわけだから。
「憐れみの気持ちなど1ミリも沸いてこない。」
一方でかなり問題があるのは綾香先生の方だな。
まずもって芽衣子からすれば綾香先生の両親や姉が常識的な人たちで救われました。
あの様子だと200万円の慰謝料はキッチリと綾香先生の両親が支払ってくれそうですし…(汗)
あとは綾香先生自身の問題だ。
彼女の中ではいまだに芽衣子へ懺悔する気持なんかはどこにもなく、
健太郎から裏切られたという被害者意識の方が格段に強くて根深い(汗)
マジかその思考?
なんと綾香先生が持っているその被害者感情は、
保育園の同僚であるかすみ先生が健太郎とデキていたことに向けられたものだ。
「二股されていたことがショックでしょうがない!」
ただ…
そのショックで裏ぎられた感情って、そっくりそのまま綾香先生が芽衣子に与えてた感情なわけで、
その事に一切思い至らない所に、まだ精神が大人になり切れていない綾香先生の未成熟さがある。
どうやら綾香先生の姉の言っていた内容を聞いてみると、
彼女は昔から人のモノを盗んだり、困ったことが起きたら逃げる癖があるようだ。
「普通にただのクズ人間だな。」
もう救いようがないよ。
ただ…実は今回でこの物語はまだ終わらなかったのです。
雰囲気的にほぼ最終回といった感じだったんですけど、
そこからちょっと意表をついた展開が待っていたのです。
「綾香先生の行方不明がどんなドラマを展開してゆくことになるのか?」
彼女が行動を起こした理由は健太郎への怒りからか?
それとも人生に絶望して自暴自棄になった末の逃亡劇なのか?
どっちにしても綾香先生の動きに目が離せません。
綾香先生の家族にしてみたら迷惑でしょうがないだろうな~(汗)
あと…
健太郎と離婚して旧姓に戻った芽衣子が、職場で彼女の陰口を叩く同僚たちにブチかましてるシーンはスゴく痺れた♪
「芽衣子さん…アンタ最高にカッコイイよ!」
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