「佐藤くん…会えて嬉しかった」
穂積が生前に壊れそうになっていた佐藤くんの心を救い、
今度はゾンビになった佐藤くんに心を救われた穂積。
実は知らないところでお互いに救い合っていた二人の関係。
ついに最終回。
二人に訪れた切なすぎる別れの瞬間とは…?

『佐藤くんが死んでから、』
最終話の解説と感想です♪
このお話で最終回です。
ついに別れの時を迎えた穂積とゾンビ佐藤。
本当はお互いが惹かれ合っていたという事実が分かった今、
どうすることもできない現実に打ちひしがれる穂積。
でも…
あなたと過ごしたほんのわずかな日々は、
「私にとっての宝物だ。」
切なくて感動の結末は、涙なしには語れないピュアで素敵なラストシーンでした。
6話の解説と感想はコチラです♪
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佐藤くんが死んでから、【ネタバレ最終話】君に会えてよかった!
扉の向こうにいた佐藤くんは、足が折れていて歩行困難な状態になっていた。
その足を自分の手で補修してゆく佐藤くん。
その傍らでぐったり肩を落とし物思いにふけっている穂積がいました。
佐藤くんは両親が亡くなった後、遠い親戚が面倒をみてくれるという誘いを断り、
一人で自活しながら生活してゆく道を選んだ。
しかし…
まだ高校生だった彼に一人で生きてゆく現実はそう簡単ではなかった。
精神的な不安と経済的な不安。
そして孤独。
誰にも相談できない辛さと、誰にも頼れない苦しさに押しつぶされそうになっていた時、
偶然、佐藤くんに救いの手を差し伸べてくれたのが、まだ引っ越してきたばかりの穂積だった。
彼は穂積から人に寄りかかることの大事さを学んだ。
その後…
クラスメイトになった穂積に佐藤が話しかけようとするも、
その時は自分の殻に閉じこもって孤独の中にいた穂積に気後れして、
彼はそっと遠くから穂積を見守っていることしかできなかった。
恐らく、佐藤くんは穂積を救えなかったという深い後悔から、
「ゾンビになってしまったのではないだろうか?」
そして今、ゾンビとなった佐藤くんは、やっと穂積の荒んだ心に救いの手を差し伸べ、
心に未練のない状態でこの世を去ってゆくことに…
生前の佐藤はずっと思っていたのです。
「穂積の笑った顔が見てみたい!」
最後まで彼の思いは成就することはないのだろうか?
君に会えてよかった!
穂積のすぐ横で佐藤くんが自分で折れた足を修復している。
それが終わったらたぶん…
穂積は佐藤との別れの瞬間がすぐそこまで近づいていることを肌で感じていた。
彼女は佐藤と過ごせるわずかなその時間で、彼との思い出を振り返っていました。
クラスの誰とも関わりたくなくて、自分の殻に閉じこもって背を向けていた自分。
思えばそんな時、佐藤くんは穂積に笑顔で語り掛けてくれていたのだ。
その時は何もかもが鬱陶しくて、彼の優しさや抱えている苦悩なんて知る由もなかった。
{なんてもったいないことをしていたんだろう。}
佐藤くんのことを知ってゆく中で、ずっと後悔してる。
勝手に自分とは違う種類の幸福な人間だと決めつけて、
佐藤くんをよく知ろうとしもせず、自分から線引きをした!
すべての事情が分かっている今、胸が張り裂けそうに苦しい。
ゾンビになってしまった佐藤くんには、どんな言葉を伝えても通じないというのに・・・
ただ・・・
だからと言って、佐藤くんのことを知らなければよかったとは思わない。
だって…
ほんのわずかな期間だってけど、ゾンビの中にハッキリと佐藤くんの欠片を感じることができたから。
確かな温度で…
そして今、
明らかに穂積は佐藤くんに惹かれている。
穂積は確実にゾンビとなった佐藤くんに恋心を抱き、
後ろ向きで回りを拒絶していた自分を前向きに変えてくれたのだ。
そしてそれは、生前の佐藤くんが一番望んでいたことでもあった。
最後の最後に最高の笑顔で佐藤くんを見て言葉をかけた穂積。
「佐藤くん…会えて嬉しかった」
大粒の涙を流しながらも、幸せそうな笑顔で佐藤に別れの挨拶をする穂積。
その瞬間…ゾンビ佐藤の表情も変わった。
それはまるで、
”君に会えてよかった”
とでも言ってるにこやかな表情でした・・・
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最終話の感想
なんと…
「終わってしまった(汗)」
確かに物語の設定上、そんなに長くは続けられないだろうと思いながら読んでいましたが、
結果…まったくブレない時間軸で見事にストーリーを完結させましたね。
「ある意味ですごく設定に忠実な物語でした」
あえてストーリーを引っ張ろうとしたら、あと何話かでもできたであろう作品でしたが、
もともと著者が決めていた結末への流れなのか、最後はビシッと躊躇なく終わった感じです。
とにかく最初から最後まで、まったくこれまで見たこともないストーリーだったので、
「毎回読むのが楽しみな作品だったのです。」
だから、今回で最終回というのはすごく残念で寂しいんですけど、
実際クライマックスからのラストシーンを見て、
「納得しました。」
あれでいい!
まさにこの物語の最後にふさわしいエンディングだったと思います。
わずか単行本1巻にも満たないくらいの短いお話でしたが、
そのぶっ飛んだ世界観と意外すぎる内容に驚きの連続で、
斬新で新しい恋愛コミックの形を見せていただいた気がします。
きっと著者の山形あおな先生は、すごい才能をお持ちの漫画家さんなんだろうな~
「こういう方は0から1を生み出せる人だ。」
これまで誰もやってないことをやれる人は、どんな分野においても尊敬します。
ほんのわずかな期間だったけど、今まで想像すらしたことがない恋愛ストーリーを読ませてもらって、
「すごく感謝しています」
今後の山形先生から生み出される作品が今から楽しみでしょうがない!
新しくて浮世離れしていて、とても切ない感動ラブストーリーをどうもありがとうございました♪
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