「君が来てくれたのは僥倖(ぎょうこう)だった」
確かにジルカシウスはそう言いました。
なんと…
ケガレのクロホコリを退治したキャスライトに奇跡が起きた!
そして、ついに明らかとなるジルカシウスが妹のチェリアリアを求めた理由。
これでひとまずキャスライトは屋敷から追い返されないで済みそうだ!
『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~』
6話の解説と感想です♪
ジルカシウスにすべてを打ち明けたうえで、
今後もなんとかグリサリオ家に置いてもらえるよう直訴したキャスライトですが、
彼女がこれまでグリサリオ家に不幸をもたらしてきたクロホコリをなんなく掃除したことで、
予想外にラッキーな展開が待っていました。
ついに不幸続きだったキャスライトにも運が回ってきた?
5話の解説と感想はコチラです♪
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虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ6話】妹を求めた理由!
外から見たら妹の代わりに押しかけ女房として勝手に嫁いできて、
その上それがバレたら自身が独りで身を立てるまで屋敷において欲しいというキャスライトの言い分は、
明らかにジルカシウスの視点で見ると彼女に都合が良すぎる直訴でだった。
しかし…真っすぐな視線をジルカシウスに向けてその瞳から一筋の涙を流しながら訴えてくるキャスライトの思いに、
ジルカシウスの心は動かされた。
彼はキャスライトの瞳から流れた涙を右手の親指でそっとふき取ると、
「泣くな」
と…一言。
ジルカシウスの行動で初めて自分が泣いていたことに気づいたキャスライトだった。
さらにそれからジルカシウスは、
「君はすでに俺に嫁入りをしていると思っていたが…」
と…暗にキャスライトが自分の妻であることを承諾してくれたのです。
しかも「嫁入り」という言葉が急に彼女を現実に引き戻して顔を真っ赤に照れさせる。
ただ…
ここで少し冷静さを取り戻したキャスライトの頭が回転しだして、
妹と結婚したかったはずのジルカシウスになんてことを言ってしまったのだと後悔するのです。
キャスライトはジルカシウスが好意をもっているはずのチェリアリアの人格を公然と否定してしまったのだ。
それに気づいて申し訳なさそうにジルカシウスへ謝罪すると、
なぜか彼は素っ頓狂な表情となり、
キャスライトの言っていることを悟って深いため息をつきました。
「はぁ~」
チェリアリアとの婚約期間を置きたくないとする始めのジルカシウス側の意向が、
すごくチェリアリアを欲していると思われたのだ。
ジルカシウスはさもそういうことには興味がないという反応で、
「そんな些細なことはどうでもいい」と言いました。
そんな彼の言葉を最初はチェリアリアへの愛情の深さからかと思ったキャスライトでしたが、
次にジルカシウスから発せられた言葉でその真意がわかる。
妹を求めた理由
「俺が君の妹を嫁に求めたのは、ケガレの気配を色濃く感じたからだ。」
なんと…
ジルカシウスが妹を求めた理由は、自らに不幸をもたらす警戒すべき存在だったからだ。
ケガレを背負ったチェリアリアを自分の近くに置いておけば、何らかの異変を感じた際にはすぐに対応できる。
それがジルカシウスの狙いだったわけだ。
ただ…
そこまで彼が説明してもまだキャスライトはチェリアリアの身を案じてのことと勘違いしてしまう。
だから再び深く頭を下げてジルカシウスに自分が嫁いできたことを謝罪すのですが、
彼からはむしろ「僥倖だった」と言われるのです。
それが本心ならば、自分は思いがけない幸運に恵まれたと言ってることになる。
しかもジルカシウスは付け加えるように
「君が来てくれたおかげで部屋のケガレは払われ、俺のケガレ跡の痛みも消えた」
と…言ってキャスライトに感謝の笑顔を向けてきたのです。
なんとも魅力的なジルカシウスのまなざしに胸をドキンとさせるキャスライトでした。
お任せくださいっ!!
ジルカシウスの妻としてグリサリオ家に留まる許可をもらったキャスライトは、
このあとジルカシウスから直々に離れと本邸のクロホコリ掃除を依頼されるのです。
「はいっ♪お任せくださいっ!!」
満面の笑顔で答えるキャスライト。
そんな彼女を微笑ましい表情で見つめているジルカシウス。
だがそのあとすぐ、彼は天に向かって険しい表情をつくりながら、
「これで少しなりとも憎きケガレに一矢報いてやれる」
という言葉を呟くのです。
この彼の一言で、グリサリオ家とケガレの間にあった深い因縁が想像できる。
印象的なシーンだった。
さて、
奇跡の逆転劇で自らの居場所を死守できたキャスライトですが、
翌朝、ジルカシウスから言われた通りに本邸のクロホコリ掃除をしていたキャスライト。
そんな彼女のもとに慌てた様子のアンが、
「アンタ!何で離れから出てこんなとこにいるの~!」
と…悲壮な表情を浮かべて駆け寄ってきたのです!
無理もないことだ。
アンは執事からの言いつけに背いてまでキャスライトを守ってあげていたのだから。
そんなアンの心配をよそにキャスライトはさも嬉しそうな表情で、
「本邸のクロホコリを掃除していんです♪」
と…説明したのです。
だが、昨夜のジルカシウスとキャスライトのやり取りを全く知らないアンは、
そんなキャスライトの言葉を自分への怠慢だと受け取ってしまい、急に表情が一変してしまったのです!
これは完全にキャスライトの言葉足らずだ・・・
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6話の感想
なんとか無事に窮地を脱することができたキャスライトですが、
今回の内容ですこし分かりにくい部分がありました。
それは、ジルカシウスが妹を求めた理由の部分です。
キャスライト自身も完全に何か勘違いしているみたいでしたが、
「君の妹からケガレの気配を色濃く感じて…」
というあのジルカシウスのセリフです。
あれはチェリアリアがケガレに取り憑かれているから、彼女を自分の手元に置いておいて、
今後予想される悪影響を事前に察知して回避する目的だとサイト主のまるしーは理解したんだけど、
「あってるだろうか?」
一方で、そもそもチェリアリアがケガレそのものの悪魔的な存在で、
彼女を牢獄に閉じ込めておくための結婚だったという考えも思い浮かんだのです。
ジルカシウスは「監視のため」と言ってたのが何か引っかかるのです。
ただ…
この6話でやっとジルカシウスがなぜ性悪女のチェリアリアを嫁にしようとしたか理由が明らかになりました♪
やはり”恋愛”的なものとは全く無縁な理由でしたね。
これでキャスライトが安心してグリサリオ家で厄介になる理由ができたわけですけど、
その後にキャスライトがやらかしてしまったせいで、
せっかく自身の立場を危険にさらしてまでキャスライトに格別な配慮をしてくれたアンの怒りを買ってしまいました。
全てはキャスライトの言葉足らずが原因です。
ここへ来て天然で思い込みが強いキャスライトの性格が少しウザく思えてきました。
ちゃんと説明すれば逆にアンは喜んでくれるはずなのに、
自分の感情だけを口に出してしまうから誤解が生じてしまうんだ。
だからアンの怒りはごもっともであり、現に彼女は必至で本邸にいたアンを救出しようとしてくれていました。
そんな恩人にのほほんとキャスライトはアンの仕事を否定するかに取れる言葉をつげてしまったわけです(汗)
たとえそれが全くの誤解であっても、完全にキャスライトが浅はかで悪い。
ジルカシウスとのやり取りでもそうでしたけど、どうもキャスライトという女性は、
頭がいいんだか悪いんだか分からない天然キャラだ。
ちょっとだけまるしーの中でキャスライトに対する嫌な感情が芽生えてきました。
次の7話で最初のキャスライトに共感する気持ちをどうか取り戻させて欲しい。
ジルカシウスがすごく素敵な王子様だけに、その伴侶となるキャスライトを嫌いになりたくはない(汗)
「廻 先生どうかお願いします」
キャスライトの天然と激しすぎる思い込みをもう少しだけ控えめに描いてください・・・
>>>『虐げられ令嬢とケガレ公爵』7話の解説と感想はコチラ♪
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