「とっとと離れにこもって態度で表しな!」
ちょっとした言葉の行き違いから恩人であるアンの怒りを買ってしまったキャスライト。
すぐにその誤解を解こうとアンのもとへ駆けつけたキャスライトだったが、
なんと…
そこでジルカシウスと同じ痛みに苦しむアンの姿を目の当たりにして・・・
『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~』
7話の解説と感想です♪
ジルカシウスから直々に離れと本邸のクロホコリ掃除を任されたキャスライトは、
早速その翌日から本邸のクロホコリ掃除にとりかかるも、
運悪く事情を知らないアンの目に止まり、彼女の逆鱗に触れる結果に…
「違うんです!!」
なんとかアンの誤解を解こうとあたふたするキャスライトでしたが、
なんと…
キャスライトに怒りをぶつけたあと急に咳き込んで苦しむアンの姿が・・・
「えっ!?まさかアンさんも・・・」
6話の解説と感想はコチラです♪
↓↓↓↓↓
『虐げられ令嬢とケガレ公爵』の立ち読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
もくじ
虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ7話】アンタが怖気づいたケガレ跡だよぉ!
「アンタ…やっぱり押しかけ迷惑令嬢だわっ!」
キャスライトの言葉がアンのメイドとしての誇りをひどく傷つけてしまったようで、
彼女はアンに意図せぬ誤解を与えてしまいました。
すぐに必死でそのことを釈明しようとしたキャスライトですが、
もはや怒りが頂点に達していたアンにはキャスライトの言葉など耳に入らず、
「とっとと離れにこもって態度であらわしな!!」
と…アンは初めて会った時のような辛辣な態度に戻っていたのです。
{クロホコリはただのホコリとは別物で、アンさんのお掃除が行き届いてないなんてことないのに…}
どうしてこんなことに・・・
自身の不用意な言葉のせいで、せっかく親切にしてくれたアンを傷つけてしまったことにひどく落ち込むキャスライト。
だがその時、
たまたまそんな二人の光景を見ていた使用人の男性が、わざと大きな声で独り言をつぶやいた。
その内容とは、
アンには当主であるジルカシウスに返しきれない恩があることと、
彼女はいたく仕事熱心でいつも使っていない部屋までピカピカに掃除をして、
上の人間からやり過ぎだと注意までされていたことなど、
アンの人となりを象徴するようなエピソードの数々でした。
そんな使用人の粋な計らいでアンがどれほど忠実で熱心なメイドであるのかを知ったキャスライトは、
自身の悪気ない言葉でひどくアンの心を傷つけてしまったことに慌て、
一刻も早く謝罪してアンに許しを請おうと彼女が立ち去って行った方向へと駆け出して行った・・・
触るなっ!!
シーツを抱えていたアンは恐らく洗濯室にいるだろうと慌てて駆けつけたキャスライトは、
そこで床に手をついた体制で苦しんでいるアンの姿を発見します。
「アンさん!?」
「大丈夫ですか?」
目の前の光景に驚いて咄嗟にアンの側へ駆け寄るキャスタイト。
するとアンは、
「触るなっ!!」
と…自分に触れてこようとしたキャスライトの手を払いのけました。
そしてその時です!
昨夜、ジルカシウスのケガレから放出されていたゾクゾクとする妖気をアンの回りで感じたキャスライト。
その瞬間…アンがゴホゴホとひどく咳き込み始めたのです。
キャスライトは抵抗するアンに無理やり近づいて息がしやすいように上着のボタンをはずそうとしました。
だが…苦しそうな表情を浮かべたアンは、
「アタシなんかに触んないで…っ」
と…キャスライトを撥ね退けようとするのです。
その際、少し二人はもみ合いになり、アンの上着のボタンが3つほどはじけ飛んでしまい、
そのせいでアンの首元が露わになった。
そこでキャスライトはとんでもないものを見てしまう。
なんと…
アンの首にはジルカシウスの額にあるアザと同じものが刻まれていたのです!
アンタが怖気づいたケガレ跡だよぉ!
アンの首に刻まれたアザを目の当たりにして立ち尽くすキャスライト。
「だからほっとけって言ったんだ」
「ほらっ!アンタが怖気づいたケガレ跡だよぉ!」
苦しそうに咳き込みながらアンはキャスライトに自分のアザを見せつけました。
アンはキャスライトがアザを怖がっていると思っているから、
彼女を自分から遠ざけようとしてわざとそんな言い方をしたのですが、
もちろんキャスライトはアザを怖がったりはせずにアンへ寄り添っていった。
「ケガレた私なんかにどうして触れられるの?」
と…苦しみにかすむ意識の中でキャスライトに訴えているアンをよそに、
キャスライトは苦しみに耐えるアンの手をぎゅっと強く握って、
「アンさんだからです」
と…真剣な表情で応じたのです。
厄介者としてグリサリオ家にやってきたキャスライトに対して、最初に優しくしてくれたのはアンだった。
そんな恩人が苦しんでいるのにそのまま黙って放っておけるはずがない。
なんとか苦しむアンを救おうと必死な思いを込めて彼女の手をギュッと握りしめるキャスライトだった。
そんな本心からアンを心配するキャスライトの思が伝わったようで、
思わず涙ぐむアン。
すると…
不思議なことにアンの苦しみがたちどころに消えていったのです。
「あれ?急に息がしやすくなった」
トツゼン先ほどまでの息苦しさや激しい咳き込みがピタリと止まりすごく楽になったアン。
えっ!?どうして?
彼女はキャスライトに触れられたことで苦しみがなくなったことに驚愕の表情を浮かべる。
しかもである…
ついさっきまではアンの首元に色濃く刻まれていたケガレのアザが、
見るからに薄くなっているのです!
えっ!?えっ!?
キャスライトがアンに襲いかかってきたケガレたちを除去した結果だ・・・
『虐げられ令嬢とケガレ公爵』の試し読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
7話の感想
なんと…
アンもジルカシウスと同じケガレのアザを背負っていた一人でした!
なるほど。
だから主人であるジルカシウスのアザに怯えていたキャスライに対して、
最初は異常なまで拒絶反応を示していたのですね。
これで納得だ。
アンがあんなに腹を立てていた原因と理由が分かりました。
そして…
まさか前回までキャスライトを疎ましく毛嫌いしていたあの髭の使用人があんな粋な計らいを見せるとは・・・
あのオジサンはたしかキャスライトが離れにやってきた時に様子を見に来た3人組のうちの一人だ。
庭師のオジサンだったんですね。
恐らくアンとすごく仲良くしている使用人さんなんでしょうね。
あからさまな独り言でめちゃめちゃアンの個人情報をしゃべりまくってましたが、
そのおかげでさらにアンのすごく真面目な仕事っぷりと忠義に厚い人となりがよく伝わりました。
それにしても、
なんとまぁ…アンがケガレのアザに苦しんでいた一人だったなんて・・・
もしかしたらアンの他にもまだこの国にはケガレの宿命を背負った人間がいるのかもしれません。
そうなるとキャスライトの存在はグリサリオ家にとってすごくありがたい存在になるな。
厄介者の嫁という不名誉な立場から一気にグリサリオ家の女神へと見方が変わるかもしれません。
さながら救世主さまだな。
ただ…
サイト主のまるしーとしては、ここへ来てどうしてもキャスライトのあの卑屈な態度にイラついてます(汗)
アンを激怒させた際の会話の流れにしても、
もっとちゃんと状況を説明していたらあんなことにはならなかったはずなのに!
「もどかしいキャスライトの性格が少し歯がゆくてヤキモキします。」
確かに、アンをあれだけ怒らせたからこそ彼女の首元にあるケガレの存在を知ることができたわけだけど、
その前にちゃんと自分に備わっている不思議な能力をアンに説明できていたら、
もっと違う形でアンとの絆を深められていたはずなのに。
「実に勿体ない」
少しずつキャスライトの人となりや貴重な能力がグリサリオ家の人間に認知されつつありますが、
これからまだまだキャスライトがグリサリオ家にとって役に立つ嫁だということを知ってもらわないといけません。
特にグリサリオ家の筆頭執事であるカーネルには一刻も早く味方になってもらわないといけない(汗)
なんといっても彼はグリサリオ家で絶大な影響力を持っている番頭さんなんですから!
あと…
いまストーリーがすごく面白いので、1話30ページたらずの内容ではとても満足できません(汗)
「とにかくもう続きが気になってしょうがない!」
3話分くらい配信を待ってまとめて読んだ方が少しは満たされるのだろうか?
いや…
結局面白い漫画はまとめて読んだとしても最終回までずっと気になってしょうがないのだろう。
それならばたとえ1話30ページで消化不良であっても、
最新話が配信されたらすぐに読んだ方がいいのかもしれない。
しかし…
「ろくに家事もせずに何を言ってるんだまるしーは(笑)」
少しはアンを見習って彼女の爪の垢でも煎じて飲まなければいけない。
さて…
「そろそろ洗い物でも始めますか・・・」
クロホコリではないけれど、まるしーの家にはあちこちに普通のホコリがたくさん生息しております(汗)
>>>『虐げられ令嬢とケガレ公爵』8話の解説と感想はコチラ♪
無料試し読み
今、紹介した
『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~』は、
電子コミックサイトのブックライブ(BookLive!)で独占連載中の漫画なんです~♪
このコミックサイトはサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
何と言っても面倒な会員登録なしで、いろんな漫画が立ち読みできちゃうのが最大の魅力です♪
たくさん試し読みをして気に入ったコミックが見つかったら、
その時に初めて無料の会員登録をして買っちゃえばいいんです♪
最新のコミックから名作までいろんな作品が無料試し読みできるので、
漫画好きならヘビロテで利用すべきだと思います♪
『虐げられ令嬢とケガレ公爵』の試し読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
>>>BookLive!