キャスライトが触れたらアンにある首のアザが薄くなった!?
もしかするとキャスライトのもつ不思議な能力はケガレ跡さえも消し去ることができるかもしれない?
にわかに信じがたい現象であるが、もう少し確証が欲しいキャスライトは、
その事実をジルカシウスに直接伝えたのですが・・・
『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~』
8話の解説と感想です♪
偶然アンの首元にあるケガレのアザに触れたキャスライトは、
その瞬間、今まで色濃く表れていた紋様のアザが薄くなっていることに気づき、
そして・・・
キャスライトに触れられた瞬間、その苦しみが治まり、
ケガレ跡が明らかに薄くなっていることに驚愕するアン。
{一体なにが起こっているというの?}
混乱の中、それから一切キャスライトと会話しなくなったアンの胸中は如何に?
しかし…
相変わらずキャスライトの行動や言動がどうもムズムズするんです…(汗)
7話の解説と感想はコチラです♪
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もくじ
虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ8話】ケガレ跡を消せる?
「嘘…だろ…?」
目の前の現実にビックリしすぎて言葉も出ないアンがいる。
彼女はたった今キャスライトに首元のアザに触れられ、
それまで感じていた苦しみがウソのように消え去り、
なおかつ、目の前の鏡に映し出されたケガレ跡が薄くなっていることにひどく困惑して立ち尽くしているのです。
{一体なにが起こったというのか?}
彼女の後方ではアンを心配そうに見つめていたキャスライトが心配そうに、
「アンさん…?」
と…呼びかけているがまったくその声が耳に入っていない様子だ。
そんな時である。
二人がいるキッチンのドアをノックする音がして、執事のカーネルが入ってきたのです。
すると…
とっさにアンは我に返り、すぐ後ろにいたキャスライトをキッチンの勝手口から外に放おり出して、
カーネルにキャスライトの存在を知られないように立ち回った。
カーネルの用向きは離れに住まわせているキャスライトの様子を聞きに来たのですが、
その質問に対して、
「そこそこ迷惑をかけられているかな」
と…どこか意味ありげに答えたアンの首元にあるケガレ跡が薄くなっている事に気づくカーネル。
その瞬間…彼はアンの身に何かが起こっていることを直感するのです。
ケガレ跡を消せる?
またしても危うい場面でアンに救われた形のキャスライトでしたが、
そこそこ厄介な状況になっている自分の立場をよそに、
{もしかしたら私の力でケガレ跡を消せる?}
と…希望に満ちた表情を浮かべていたわけだ。
のんきなもんだ。
そう…自分がちょっと触れただけでアンのケガレ跡を薄くできたということは、
同時にジルカシウスの額にあるケガレ跡も消すことができるかもしれないからである。
キャスライトはとにかく自身が持っているパワーの確認がしたくて、
その後、アンになんとか首のケガレ跡を見せて欲しいとお願いするのですが、
なぜかアンは朝の一件以来キャスライトと目を合わせることもなくなり、
完全にキャスライトのことを無視し続けているのです。
なぜアンが自分にそんな態度をとっているのかまったくわからないキャスライトは途方に暮れてしまいます。
しかし・・・
そんなアンとキャスライトのギクシャクした様子を遠巻きに観察していた人物が一人。
そう…執事のカーネルだ!
一体なぜ?
ジルカシウスの反応
アンに完全無視されて落ち込むキャスライトは、
夜になってから離れのクロホコリ払いをしていると、
日課の見回りに現れたジルカシウスに声をかけられます。
「キャスライト嬢」
ジルカシウスの訪問に驚いて振り返るキャスライト。
ジルカシウスは夜遅くまで働いているキャスライトに、そこまでしなくてもいいと優しい気遣いをみせますが、
そんな彼の好意に感動したキャスライトは、
むしろ大事な仕事をしているジルカシウスの方こそ、もつと自分の体を大切にして欲しいと訴えます。
ジルカシウスは執事のカーネル以外にそんなことを言われた経験がないので、
つい嬉しくなって笑い声をあげてしまいます。
親身に自分の体を心配して働き過ぎないよう忠告してくれたキャスライトの気持ちが嬉しくてしょうがないのだ。
またまた二人の距離が近づいた瞬間だった。
そのイイ感じの雰囲気にタイミングを感じたキャスライトは、
思いきって朝に起こったアンとの出来事をジルカシウスに伝えたのです。
もしかしたら自分の能力であなたのケガレ跡も消すことができるかもしれない。
長年の苦しみから解放させることが可能かもしれない!
そんな思いから出たキャスライトの言葉でした。
だが…
アンのケガレ跡が薄くなっていた話を聞いたジルカシウスの反応は、
キャスライトが思っていたものとは全く違っていたのです。
それは一体どんな反応だったのか?
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8話の感想
今回のエピソードは様々な疑問ばかりが残る内容でした。
「いわば伏線の嵐(汗)」
まず一つ目はアンの態度ですね。
本来、主人であるジルカシウスがキャスライトのことを邪険にしていないと分かった時点で、
彼女のキャスライトへの接し方が変わってもよさそうなモノなのに、
しかも…ケガレ跡を薄くして苦しみから解放してくれた相手にとるような態度ではありませんでした。
「これは何かおかしい」
アンの心情は如何に?
二つ目は、もちろんカーネルの動きです。
彼はジルカシウスが一番信頼している執事であるはずなのに、
明らかにキャスライトのことをちゃんと説明されていないような態度でした。
昨日の今日なのでたまたま話す機会がなかったとかならしょうがないですが、
どこか今回のカーネルの動きは不穏でした。
あと…
最後はやはりキャスライトがケガレ跡を消せるかもしれないと言った時のジルカシウスが見せた反応ですね。
「ケガレ跡は消さぬ」とする彼の言い分。
ただ…これはなんとなく想像は尽きます。
あのケガレ跡に関してはジルカシウスなりの深い考えがあっての事なのでしょう。
でも…
そのケガレのせいで彼の一族はこれまで他の貴族たちから忌み嫌われてきたのです。
なぜ…その象徴でもある額のケガレ跡を消すことを良しとしないのか?
「その理由が早く知りたい?」
いかんせん1話分のページ数が少ないから物語がなかなか前に進みません(汗)
月に2回の更新ペースは非常にありがたいことなのですが、
このボリュームだったら月1回のリリースにして2話分を一気に読ませてもらう方が、
きっと満足度が大きいと思います。
それもこれもすごくストーリーが面白いから出てくる読者の贅沢な不満なんですが、
どうしても作品へのハマり度が高い作品はいつも枯渇状態で読み込んでしまうので、欲求不満が溜まりがちです(汗)
今回の8話の内容はまさにそんな不満が爆発してしまう伏線が多い内容だったのです。
そして…
今回もやはりキャスタイトの言動や行動がどうもウザったい。
彼女の心根がピュアで悪気が一切ないことは理解しているのですが、
なんかやっぱりもどかしくてイライラしてしまうのです。
あと…
ジルカシウスのキャスライトへの対応もイマイチどうしたいのか分らず、
いまだ現在進行形でむず痒い状態が続いております(笑)
このイライラを解消するには、物語があと3話分くらい進まないとスッキリしないような気がします。
「そこまで待つしかない!」
差し当たり今回の疑問は来月の末ごろには解消されると思うのですが・・・
だってそれでちょうど3話分くらいだし…
>>>『虐げられ令嬢とケガレ公爵』9話の解説と感想はコチラ♪
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