人気の『SNS〇〇な女たちシリーズ』第4弾！
キラキラ女子が集まる憧れの職場は、ドロドロな人間関係で人の心を壊す地獄のコミニティーだった（汗）
人気の大手IT企業に就職した女の壮絶なOL生活を描いたストーリーで、
一見華やかに見える”女の園”の恐ろしさがリアルに伝わってくる作品ですよ〜♪
著者：ほの香
『SNS部へようこそ』
【SNSに踊らされる女たち】の収録作品です。
今回は、3作品収録された中の
1話目の解説と感想をご紹介しますね～♪
『SNS部へようこそ』の見どころ
本作が収録されている『SNSに踊らされる女たち』の第1話目に収録されている作品が、
『SNS〇〇女たちシリーズ』では常連のほの香さんが描いた『SNS部へようこそ』という作品です♪
見どころとしては、”SNS部”といういかにもイマドキでおしゃれなキラキラ女子たちが集まっているコミニティーのドロドロとした人間関係ですね。
そりゃあ〜『SNS部』なんて組織が心癒される集まりであることは絶対ないわけで、
最先端の女が集まるコミニティーが平和であるはずがないのである。
この作品の主人公は、華やかでキラキラしたIT企業のコミニティーに憧れて、
意気揚々と入社した新人OLの宮川 茉由（みやかわ まゆ）ちゃんなのですが、
不幸なことに、あることが原因で、『SNS部』のドン・小池 彩加（こいけ あやか）という上司に嫌われてしまうのです（汗）
どんな組織でもその群れのトップに嫌われたメンバーは悲惨な末路をたどります。
茉由（まゆ）もまた、入社して3カ月で心身ともにボロボロになるほどイジメられてしまうのです・・・
入社して間もない頃のフレッシュな心と体をうしなった彼女が苦しんだ末に絞り出した衝撃の決断とは・・・？
このお話は、オシャレで華やかな女の世界の妬み嫉みうずまくドロドロな人間関係を描いた内容で、
世の中のOLさんたちが共感しまくりのSNSサスペンス・ストーリですよ〜♪
『SNSに踊らされる女たち』全話のダイジェストはコチラ♪
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SNSに踊らされる女たち【ネタバレ1話】SNS部へようこそ！
1話：SNS部へようこそ
この物語の主人公は宮川 茉由（みやかわ まゆ）というこの春社会人になったばかりの可愛くて清楚な女性です。
彼女は、憧れてた大手IT企業・ハニカムコーポレーションに入社して約3カ月目に入った新人のOLなのですが、
実際に憧れの企業で働いてみると、想像してたものとは大違いで、
入社後すぐに、茉由は社内の人間関係に苦しんでいたのです。
特に、社内で人気のコンテンツとして実績を上げている『SNS部』というコミニティーに所属している茉由は、
そこでの人間関係に苦しんでいたのでうが、その理由は単純で、
その『SNS部』のリーダーである小池 彩加（こいけ あやか）というコンテンツ事業部のチーフプロデューサーに、
いきなり茉由が嫌われてしまったからです。
しかも・・・
なぜ小池に嫌われたのかが、茉由にはまったく心当たりがなかったのです（汗）
茉由は、やることなすこと何かにつけていちゃもんをつけられ、
『SNS部』の先輩たちから使いッ走りの仕事ばかりさせられ、
まるで奴隷のような仕事内容が続いていたのです。
｛どうして私ばっかりこんなにこき使われてしまうんだろう・・・｝
なんの心当たりもない茉由は、心身ともに疲れ果てた日々を耐えていました。
そんなある日、仕事終わりで同期の男性社員・鈴木とバッタリ遭遇します。
社員研修でずっと一緒だった懐かしさも手伝って、その日二人は飲み会をすることに・・・
そこで、茉由は、鈴木から社内の男性たちからすごく可愛いいと人気があることを聞かされるんです。
華やかなキラキラした職場で、自分は先輩社員の陰に隠れて目立たない存在だと思っていたので、
鈴木の「宮川さんは一番人気だよ♪」という言葉は、
たとえそれがお世辞だとしても茉由にとってはスゴク嬉しいセリフでした。
その後、鈴木の言葉がきっかけとなって、
今まで先輩からやらされていたSNSの投稿を前向きに楽しんでやっていけるようになった茉由は、
あっという間に先輩たちのSNSアカウントよりも多いフォロアー数を獲得できるようになっていったのです。
彼女の頑張りが実を結んできたというわけですが、そこにはまた”落とし穴”が潜んでいました（汗）
変に新人の茉由が先輩たちのフォロアー数を抜いてしまったことで、
『SNS部』の先輩たちからの風当たりが以前よりも増して強くなってしまったわけです・・・
後半の展開
後半の展開は、悲惨なOL生活を送っていた茉由の壮絶な復讐劇が描かれております。
同僚の男性社員・鈴木から元気をもらった茉由が、SNSで頭角を現すようになるんですが、
そのことで『SNS部』の先輩たちから「生意気だ！」と言われ、
前にも増してイジメられるようになってしまうのです。
理不尽な嫌がらせや仕事の押し付けが何度も続いて、
ついに身も心もボロボロになってゆく茉由はでした（汗）
そんなある日、
茉由は、以前から徹底的に自分をイジメてくる『SNS部』のリーダー・小池の、
絶対に誰にも知られたくないであろう秘密を偶然手に入れました。
そんな情報を茉由は一体どんなことに使ったのか？
小池に積年の恨みを晴らすべく、茉由がまず頼った相手は、同期の鈴木でした・・・
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『SNS部へようこそ』の感想
「自分よりカワイイ新人が入ってきて、自分のポジションを奪われてしまう恐怖感。」
それが、『SNS部』で茉由がいじめられていた単純な理由でした。
『ザ・女の園』という感じのドロドロなコミニティーというわけですね。
最後のオチがなんとも気の利いた結末で、まるしー的にはスゴクよかったです♪
「男性に比べて女性の妬み嫉みは、感度が敏感なんです。」
ほんの些細な集まりや、コミニティーでもビンビン反応しちゃいます。
男性の妬み嫉みは、かなり深い人間関係の蓄積で芽生えてくるものなのですが、
女性の場合は、数分前に知り合った相手とでもマウントの取り合いは発動されてしまうんです（汗）
「一言の挨拶」
「ちょっとした目線」
「あざとく見える行動」
そんなほんの些細なことがきっかけで、嫌味を言われたり、意地悪をされたりするのが女の世界です。
長年そんな女社会で生きてきたまるしーから見たら、
今のSNS時代はまさに気が抜けない窮屈な社会だと思う。
「なんたって、他人の些細なつぶやき一つで人生が潰される世の中なのです。」
だから、気に食わない相手だと思っていても、
なるべく刺激しないように、かと言って関わりすぎないように程よい距離間で付き合ってゆく・・・
そんな対人スキルを女性は学生時代にちゃんと身につけておかなければ大人になって大変なことになります。
昔とは違って今の時代は、リアルな現実社会のコミにケーションと、
SNS上のコミにケーション能力の二つをちゃんと使いこなせる人間でないと、
無事に生き抜いてゆけない世の中なのです！
一見するとかなり難しそうな能力だと思いがちですが、
生まれた時からSNSがあるような世代の若者たちにとっては、
SNSツールのコンプライアンスはお手のものだと思います。
あとはリアル社会でのそつのない対人コミにケーション能力を学校で磨いておけばいいだけです。
よく考えるとそれほど複雑な問題でもないんだけど、
「やっぱり人見知りの人たちにとっては大変な事にはかわりない。」
そんな人はとにかくSNSでのコミにケーション能力を大いに磨き、
「SNSのコミニティーで親交を深めた相手とリアルな人間関係を築いてゆけばいいのだ。」
そう考えるとSNSが普通にある今の社会の方がもしかすると生きやすいのかも・・・？
まぁ～・・・
とにかくこの『SNS部へようこそ』は、イマドキのトラブルで面白かった♪
＞＞＞『SNSに踊らされる女たち』2話の解説と感想はコチラ♪
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