著者:福豆九
『朱凰家の花嫁~遺言により義兄に抱かれることになりました。』
これはもう現代の常識ではとても受け入れられないとある財閥一族の物語です…。
歴史ある財閥の朱鳳家では、跡取りの人間は直系血族の男子のみに限られる。
もし…長男の嫁に子供が生まれないというやんごとなき事情がある場合、
弟に妻がいたとすれば、長男は弟の妻を共有する形で跡継ぎを産ませることができる!
明らかに法律や人権を無視したマイルールは朱鳳家独自の狂った掟であり、
「理不尽も突き抜ければ常識になる!」
不幸にもそんなモンスター一族の餌食なってしまった主人公の理央は、
甘かった、無自覚だったでは済まされない男性と籍を入れてしまった!
まさか令和の日本で夫の兄の子供を産まされる世界線が存在しようとは…
平穏な日常から地獄に放うり込まれた理央の運命は…?
「ここまでぶっ飛んだ鬼畜設定だとワクワクしてきます♪」
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朱凰家の花嫁【ネタバレ全話・見どころ】理不尽も突き抜ければ常識になる!
『朱凰家の花嫁』の見どころ
2024年04月18日より、電子コミックサイト『まんが王国』で先行配信がスタートした、
『朱凰家の花嫁』という女性マンガがとにかくものスゴイ内容なので早速ご紹介です♪
まず最初にサイト主のまるしーが初めて作品を読ませてもらう本作の著者である福豆九 先生に関するマメ情報なのですが、
ネットでググってみると漫画家として二つのペンネームをお持ちの先生であることが分かりました。
一つはあきさとというペンネームで活動されていて主に4コマ漫画やホッコリ系の作品を描かれています。
今回リリースした『朱凰家の花嫁』のような大人向けの作品は福豆九 のペンネームで連載されていくみたいで、
「二つの顔を持つ漫画家さんだったんですね♪」
描くジャンルによってペンネームを変えるという活動方法はある意味で当然のように思えますが、
実際にそうされている漫画家さんは少ないように感じます。
福豆九 先生して恐らく大人向けコミックのデビュー作であろう【朱凰家の花嫁】を読ませてもらった最初のインスピレーションですが、
まぁ~かなりぶっ飛んだ内容の昼ドラ系ドロドロ愛憎劇な内容で楽しませてもらいました♪
これぞまるしーの”大好物”という残酷無比な財閥家のヒューマンドラマが描かれたストーリーで、
1話を読み終えた時点で目を爛々にして不条理な世界にどっぷりとハマったまるしーでございます♪
今から紹介する『朱凰家の花嫁』の見どころは、
笑えるくらい主人公の理央に降りかかる理不尽につぐ理不尽のオンパレードな内容です!
あそこまで人権を無視した女性蔑視の異次元ワールドが描かれると、
もはやエンターテイメントな物語として楽しく感じてしまう不思議な魅力があります。
歴史ある財閥家というワードは、どこか常識では考えられない理不尽なルールを正当化させる説得力がある。
古くから延々と続く名家という言葉の裏には、その一族の人間たちだけに伝わる独自の風習や慣習などの”絶対的ルール”が存在し、
その掟が漏れなく異次元級に不条理なものだから面白くて興味深い♪
今回紹介する【朱凰家の花嫁】はそんな不条理愛憎劇の頂点にある財閥家族の理不尽ドラマで、
こういう内容の【昼ドラ】が好きな人にはたまらない一作だと思います。
まるしーなんてあまりに理不尽すぎておもわず声を出して笑ってしまいました…♪
朱凰家の花嫁【ネタバレ全話】理不尽も突き抜ければ常識になる!
1話:モンスターな一族
主人公の鈴目 理央(27歳)が、大学時代の同級生・朱鳳 雪と入籍してちょうど1年が経った時のことです。
雪の実家から母親が危篤だという連絡が入ったその瞬間から、
理央と雪の平穏な結婚生活は180度一変することとなります…。
ほどなくして雪の兄・灯馬が高級車に乗って二人の家に迎えに来ました。
雪は誰もが知る巨大財閥・朱鳳家の次男だが、実家とは縁を切って現在は鈴目家の婿養子になっていたのですが、
雪の母親の死をきっかけにして理央と雪の事情なんてあっという間に全部吹き飛ばされてしまいます。
雪が自身の実家のことをちゃんと理央に説明していなかったことが一番の罪ですが、
実家のことを話したがらない雪に遠慮してズルズルと来てしまった理央の迂闊さも今となっては悔やまれます。
それほどまで雪の実家である朱鳳家はとんでもない”モンスターな一族”だったわけです。
これから理央は今まで知る由もなかった朱鳳ファミリーの恐ろしさを身をもって体験することになるのです。
そのあまりにも過酷な未来に生きる気力を持ち続けられるのか…?
2話:早苗の遺言書
雪の継母・早苗が亡くなった一週間後に朱鳳家で雪と理央の結婚式が行われましたが、
そこには朱鳳家の勝手な都合で理央の身内は一人も出席していない。
すべては朱鳳家とゆかりのある人間だけで執り行われた結婚式に花嫁の理央は不安でしょうがない様子です。
加えて実家の朱鳳家に戻ってからの雪は人が変わったように父親や兄に従順で反論一つできない状態で、
今の理央には誰一人として頼れる存在がいませんでした。
そんな中二人の式は淡々と進みそろそろ終盤にさしかかると、
そこで亡くなった雪の継母・早苗の遺言書が開示されるという謎のセレモニーが始まったのです。
ザ・朱鳳家ルールなのかもしれませんが、あまりにも雪の立場をないがしろにした趣向でした。
でも本当に理不尽でありえないのは、早苗が遺した”遺言書の内容”だったのです…!
それはもう現代の日本においてありえない悍ましく人権侵害甚だしい朱鳳家独自のマイルールだったわけで…
3話:朱鳳家の共有財産
早苗の遺言書に書かれた「次男 雪の妻を朱鳳家の共有財産とする」という耳を疑うような内容は、
朱鳳家の次期当主である長男・灯馬の”妾”になるという理不尽かつ人道的にもありえない遺言内容でしたが、
その場に居た誰も異を唱える者はなくすんなりと受け入れられ、
理央は雪と結婚式を挙げたその日の夜に、夫の兄に抱かれるというとんでもない地獄を味わうことになっのです。
えっ…!?
その時夫の雪は何してたの…?
というかなぜこんな悍ましい展開が現実に起きてしまったのか?
その理由は朱鳳家の跡取りが直系血族の男子のみに引き継がれる掟が存在し、
残念なことに朱鳳家の次期当主である灯馬の妻・薫が子供の産めない体だったからです。
つまり…雪と理央が朱鳳家の支配から解放されるためには、
理央が灯馬との間に男児を儲けなければいけないということで…
4話:何様のつもりだ
灯馬に抱かれた理央に対して薫の抑えきれない負の感情が暴走して牙を剥きました!
物静かで控えめな薫の情緒がトツゼンおかしくなって体を傷つけられた理央は恐怖に怯えます。
そこへ騒ぎを聞きつけた灯馬と雪が現れて理央を薫から引き離すと、
灯馬は薫の横っ面をひっぱたいて「何様のつもりだ」と低いトーンで冷酷に叱りつけ、
さらにそれから離縁も辞さないというきついセリフを投げつけて薫を鋭く睨みつけたのです。
この夫婦の関係性もかなり屈折して歪んでいます…。
このあと…薫は灯馬の足元にすがりついて「私を見捨てないで下さい」と涙ながらに訴えて許しを請う姿が実に憐れでした。
この4話では、幼い頃から知っている雪と薫の関係が雪自身の口から理央に語られるのですが、かなり悲惨だった雪の少年時代にちょっと引きまくりです…。
5話:SOS発信の機会
朱鳳家の招待で旅行先にいる両親への連絡も、大学時代の友人との食事も、
結局は灯馬の監視下でしか行えない理央は、何も事情を知らず呑気に旅行を楽しむ両親に今の悲惨な状況を伝えることができず、
直接会って話をする機会を得た理央の大学時代の友人、椎名と吉野にも、
レストランでの食事中もずっと灯馬が理央の隣にいることで現状を話せずじまいな上に、
灯馬は椎名と吉野から好印象を受ける立ち振る舞いに終始してまったく隙を見せない…。
途中…いつもと少し様子がおかしい理央に気付いた吉野が心配して理央に声をかけたのですが、
灯馬の徹底したガードによってSOS発信の機会を奪われてしまいました。
この時…今の苦しい現状を吉野に知ってもらえる最大のチャンスを理央は逃してしまったのです…(汗)
結果…理央は頼れる友人二人に大事なことは何も伝えられず、虚しく4人での食事会を終えてあえなく解散となりました…。
6話:もっと雪が欲しい…
愛を知らない灯馬の寂しそうな横顔につい情けをかけて騙された理央は、自らの命を投げ出す覚悟で冬馬に対する拒否反応を示しました。
「二度と私に無理やり触れないで…」
自分の身を危険に晒してまで灯馬の受け入れを拒む理央の頑なな態度の前に辛そうな表情を浮かべる灯馬がいました。
ただ…この時、言葉と表情では明らかに怒りを込めていた理央ですが、実際のところ心の中はザワついていたのです。
ここまで理央はいろんな表情を見せてきた灯馬にある種の”情”が湧いていることに動揺し、そんな自分の不安定な感情に恐怖を感じていたのです。
理央はこれ以上自分の心が揺れてしまわないよう雪に抱いて欲しいと激しくねだります。
「もっと雪が欲しい…」
いつになく情熱的にS〇Xをせがんでくる理央に驚きつつも、しっかり要求に応えようとする雪ですが…
一方…理央から命がけの肘鉄を食らって退散した灯馬は、蔵で謹慎させている薫のもとへ出向いて再び辛辣な言葉を妻に浴びせていました…。
7話:裏オークション
朱鳳家主催のオークション展示会を利用して理央の両親を救出する計画を立てた雪と理央ですが、残念ながら二人の立てた計画はことごとく破綻していきます。
作戦実行に当たって理央は事前に長男の灯馬にも計画を打ち明けて協力を取り付けたのですが、理央の存在を疎ましく思っていた薫が理央を罠に嵌めました。
朱鳳家のオークションには健全なイベントの裏で行われている、セレブたちの悪趣味な遊戯である“裏オークション”が存在します。
なんと…薫の策略でその裏オークションの商品として理央が出品されてしまうのです。
しかも…理央を高額な値段で落札した人物は、女性を虐待することによって性的興奮を感じる快楽主義者の龍源寺小次郎という財閥家の次期当主であり、
理央は両親を救い出すどころか、自分自身がとんでもない大ピンチに陥ってしまったのです。
『朱凰家の花嫁』の試し読み♪
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『朱凰家の花嫁』の感想まとめ
著者の福豆九先生が、大人向け少女漫画垢として運営されているXのアカウント福豆九(朱凰家の花嫁連載中)では、
「本当は溺愛マンガにしたかった…」というポスト投稿をされているみたいなのですが、
一体この作品の制作過程において先生に何があったのか…?
現在配信されている1話~3話までの内容を読んでみると、
とてもじゃないけど溺愛とは程遠いストーリー物語が描かれているのですもの…(汗)
溺愛とは程遠いというか理不尽につぐ理不尽な昼ドラ系の拗れまくったどろっどろの愛憎劇で、
ここからどうあがいても夫婦の溺愛マンガになる望みの無いエグい物語なのです。
なんたって…ヒロインの理央は、夫の雪と結婚式を挙げたその夜に義兄の高太郎に抱かれたわけですし、
阻止してくれるはずの雪は実家の玄関をまたいだ瞬間から朱鳳家の犬に成り下がっている…。
なんだこの分かりやすい地獄は…!!
もはや夫婦の溺愛要素などどこにも存在しません。
あるのは苦痛と怨念と復讐心とかそういう類のものだ…。
ドロドロ系の愛憎劇が大好物なまるしーにとってはもの凄くワクワクしてテンション爆上がりな内容ですが、
著者の福豆九先生はどんな夫婦の溺愛ストーリーを描きたかったのだろう…?
編集さんとの話し合いでドロドロ系に路線変更したのかな…?
なにせドロドロ系の愛憎劇はまるしーみたいな主婦層が好きですからね~
「人の不幸は蜜の味ってやつです♪」
もし…本作が溺愛系の女性コミックだったらたぶんまるしーは読んでいなかったでしょう。
それだけに福豆九先生のい心情を思うと複雑な気持ちになりますね。
実際のところ本作の『朱凰家の花嫁』は、
まるしーが過去に読んだ財閥系ドロドロ愛憎劇の中でもかなり上位に入るくらい超絶な不条理ストーリーで、
ここまで振り切った男尊女卑の設定はここ最近では見たことがないくらい責めたシナリオで、
表現の自由という素晴らしいルールに水を差す読者が変なレビューを書き込まないかと心配なくらいです。
あくまでも朱鳳家の人々はフィクションの一族で、架空の存在なのですから、
この不条理で女性の人権を無視した不快極まりない一族の面白い愛憎劇にケチをつけるのはやめて欲しい!
われわれ庶民がこういう財閥家族の異常な世界を楽しめるのはエンタメの中だけなのです。
どうか本作の連載が打ち切りに追い込まれるような読者レビューが書き込まれないことを祈るばかりだ。
もし本作の1話を無料試し読みして趣味に合わなかったり、楽しめないならどうぞ他の作品を読んでください。
まるしーは自分の愛する妻が理不尽なルールで仲良くもない兄の愛人にされるのを黙ってみている雪のクズっぷりが大好きで、
この世の全ては俺のために存在すると言わんがばかりな朱鳳家総帥のキャラにもゾクゾクする魅力を感じているのです。
「だから楽しみを奪わないで!」
登場人物のほぼ全員がクセに強いおかしな人間という部分がすごく良いし、
その時点で誰がどんな不幸事に見舞われようと楽しみながら読み進めていける。
読者として寄り添う必要のない狂った一族の狂った愛憎劇ほど心穏やかに楽しめる作品はない。
主人公の理央にこの先どれだけ悲惨で悍ましい地獄の日々が待っていようと、
まるしーの中ではワクワクとウキウキな気分でしかないのです♪
さぁ~鈴目夫妻にもっともっと惨たらしい試練をよろしくお願いいたします…。
ここまで常軌を逸したヒューマン愛憎劇は最高です♪
まんが王国で無料試し読み
今、紹介した『朱凰家の花嫁~遺言により義兄に抱かれることになりました。』は、
『まんが王国』で先行配信中のコミックです♪
このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、サイト主のまるしーがいつも利用してる電子コミックストアでございます♪
特に、会員登録なしで、たくさんのコミックが無料試し読みできるのはすごくありがたい!
他のコミックサイトでは読めないレアな作品も数多く扱っているし、
こういうコスパの素晴らしい電子コミックサービスは押さえておいた方がお得ですよ~♪
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主人公 27歳。大学の同級生・雪と結婚。ほどなくして地獄が始まる。
朱凰グループ財閥家の御曹司。愛人の子供。次男。理央と結婚して鈴目家へ婿養子に入るが朱凰家には逆らえない。
雪の父親。朱鳳グループの総師にして一族の絶対的支配者。
雪の継母。とんでもない遺言書を残してこの世を去った。
雪と半分血のつながっ兄。朱鳳家の長男であり次期当主。
灯馬の妻。4大財閥・玄堂グループの令嬢。病弱で子供が出来ない体。
理央の大学時代の友人
理央の大学時代の友人
龍源寺財閥の次期当主。女性を虐待して快楽を得る性癖も持つ。