
※この記事は漫画『卵と鶏』の全話ネタバレまとめです。
結末まで一気に把握したい方向けに、物語の流れだけを整理しています。
『卵と鶏』はどんな話?
独身の女性の前に、突然「息子」を名乗る年上の男性が現れるところから始まります。
「お母さん…僕、あなたの息子です」
もちろん信じられる状況じゃない。
けれど、主人公の鈴原鳴海が出会ったその男・慶は、ふざけているように見えない。
未来から来た“2つ年上の息子”と出会い、失敗するはずだった人生を一緒に変えていく。
タイムスリップを軸にした、人間ドラマです。
ネタバレ早見(ここから最終話まで)
先に結末まで把握したい人向けに、各話の流れをそのまま並べています。
- 1話 / 2話 / 3話 / 4話 / 5話
- 6話 / 7話 / 8話 / 9話 / 10話
- 11話 / 12話 / 13話 / 14話 / 15話
- 16話 / 17話 / 18話 / 19話 / 20話
- 21話 / 22話 / 23話 / 24話 / 25話
- 26話 / 27話 / 28話 / 29話 / 30話
- 31話 / 32話 / 33話 / 34話 / 35話
- 36話 / 37話 / 38話 / 最終話
登場人物
- 鈴原鳴海(すずはら なるみ)
主人公。26歳独身。同棲中の彼氏がいるが、関係は歪んでいく。 - 鈴原慶(すずはら けい)
鳴海の息子を名乗る29歳。令和37年の未来から来たと言う。 - 加賀拓郎(かが たくろう)
鳴海の同棲相手。気に入らないことがあると暴力を振るう。 - 鈴原詩帆(すずはら しほ)
鳴海の妹(血のつながりはない)。鳴海を慕っている。 - 安道明彦(あんどう あきひこ)
詩帆の恋人。近々結婚予定。 - 鈴原響子(すずはら きょうこ)
鳴海の実母。
ネタバレあらすじ(1話〜最終話)
1話:未来から来た息子
主人公の鈴原鳴海(26歳)は、街で見知らぬ若い男性から声をかけられる。
「俺はあなたの息子の鈴原 慶です…お母さん…!!」
鳴海は結婚歴も出産歴もない。
無言で立ち去るが、慶の態度はふざけているように見えない。
翌日も慶は身分証を見せ、息子だと伝えようとする。
そこへ鳴海の同棲相手・加賀拓郎が現れ、慶が暴力を受けてしまう。
慶の「母さんは今、幸せですか?」という言葉が、鳴海の心に妙に残る。
2話:慶と逃避行
鳴海は拓郎に別れを切り出し、逃げるようにその場を離れる。
頼れる相手がいない中で、鳴海はしばらく慶と行動を共にすることに。
頼れそうな相手として、鳴海は“複雑な関係の家族”に連絡を入れる。
3話:ワケアリ姉妹
鳴海が連絡したのは、3歳年下の妹・詩帆だった。
鳴海と詩帆は異母姉妹で、鳴海は家族の中で疎まれてきた過去がある。
一方で詩帆は、実は鳴海を密かに慕っていた。
数年ぶりの再会で、姉妹の距離が静かに動き始める。
4話:妹の家で居候
詩帆の同棲相手・明彦が二人を迎え入れ、鳴海と慶は居候できることになる。
慶のことは「田中」という友人だと説明しておいた。
慶が本当にタイムスリップしてきた“息子”であることも、少しずつ輪郭を帯びていく。
詩帆は、姉の状況に強い違和感を抱く。
5話:詩帆の願い
詩帆は近々結婚の顔合わせがあり、その場に姉として鳴海にも参加してほしいと頼む。
鳴海にとって両親は、今も許せない相手だった。
詩帆の願いは非常識ではない。
だからこそ鳴海は苦しくなる。
6話:惨たらしい親子の再会
夕食時、詩帆と明彦の家に両親が突然訪ねてくる。
鳴海と母は再会の瞬間から険悪で、家の外で話すことに。
その後、鳴海は両親から衝撃の事実を聞かされる。
7話:呪われたルーツ
鳴海は、自分が“不倫の末に生まれた子”だと継母から吐き捨てられる。
家族で血がつながっていなかったのは鳴海だけだった。
感情が爆発し、鳴海は父を蹴って走り去る。
寄り添うのは慶だった。
8話:俺の父親が俺…?
慶は幼い頃の記憶から、父親の顔が拓郎ではなく“自分自身”だったことを思い出す。
状況が理解できず、慶の動揺は強まっていく。
鳴海は翌日に家を出ると詩帆に告げ、詩帆は慶に事情を尋ねる。
9話:実の母親
鳴海は鈴原家と血がつながっていないと知り、実母を探すことを決める。
慶も同行する。
駅まで送ってくれた詩帆に、鳴海は「末永くお幸せに」と告げる。
10話:嫌な思い出しかない実家
鳴海は父に実母の手がかりを聞くため実家へ向かうが、不在。
窓が開いていることに気づき、鳴海は家へ入る。
封筒に入った写真の中に、同じ人物が写り込んでいることに気づく。
そこへ両親が帰宅してしまう。
11話:鳴海と詩帆
鳴海と詩帆の小学校時代の出来事が描かれる。
詩帆は、姉を守れなかった自分を後悔していた。
今回、詩帆は姉や両親との関係に決着をつけようと動く。
12話:父の憎悪
鳴海は写真の女性が母ではないかと父に迫る。
父は語ろうとせず、「わからない」を繰り返す。
鳴海は謝り、写真を持って実家を後にする。
13話:母子手帳
父が鳴海に、実母・鈴原響子の母子手帳を手渡す。
住所や本籍などの情報が残っていた。
一方で慶は警官の視線を感じ、鳴海を見失ってしまう。
14話:母・鳴海と過ごした日々
慶は“未来の母・鳴海”との記憶を鳴海に語る。
母子家庭で、鳴海は常に疲れ果てていた。
この話のラストで、慶は耳を疑う発言をする。
15話:自分の父親が自分
慶は「父親が自分かもしれない」と鳴海に伝える。
鳴海は信じきれないが、慶を追い払うこともしない。
その後、鳴海の持ち物を見て慶が驚く。
16話:西暦2053年6月
慶が消えた未来の世界が描かれる。
鳴海は捜索願を出し、息子を探し続ける。
消息を絶った場所が“神社の跡地”だったという不吉な噂も語られる。
17話:回光市
鳴海と慶は、母子手帳の手がかりを元に回光市へ。
神社を管理する老人から、響子らしき人物を目撃したと聞く。
捜索が一気に動く。
18話:それらしき人物
慶はバーで「楠さん」と呼ばれる女性に接触する。
同伴の形で話を聞こうとするが、その女性は実母なのか。
母親探しが、ようやく核心へ近づく。
19話:24年ぶりに再会した実母
慶が「母さんの母さんを見つけました」と鳴海に告げる。
鳴海はスナックへ駆けつけ、24年ぶりに響子と対面する。
響子は喜びではなく罪悪感に飲まれ、逃げようとする。
引き留めたのは慶だった。
母と娘の複雑な感情が、ここからぶつかり合っていく。
20話:深い決別の言葉
鳴海は母の謝罪を前にしても、怒りも悲しみも湧かない。
「もう他人だ」と理解し、ほとんど会話せず立ち去る。
母親探しの旅は、静かな決別で幕を閉じる。
21話:穏やかな一日
波乱の後、鳴海は新生活を始める。
慶は詩帆と明彦の家に居候し、4人で出かける日もあった。
心地よい時間に、鳴海も本気で笑えるようになる。
22話:鳴海と慶、それぞれの岐路
詩帆と明彦の入籍後、鳴海の生活は少しずつ整っていく。
一方、慶は「自分は本当に存在しているのか」という疑問に追い詰められていく。
タイムスリップ設定ならではの苦悩が、物語を次の局面へ運ぶ。
23話:詩帆の妊娠
詩帆が妊娠する。
慶の誕生時期と重なり、慶の“母親問題”がさらに揺れる。
議論の中で慶が踏み込んだ発言をし、鳴海は機嫌を損ねる。
24話:あまりにも悲しい妊娠報告
詩帆の夫・明彦が事故で亡くなる。
葬儀の最中、鳴海は未亡人になった妹に寄り添うことしかできない。
その後、鳴海は詩帆から妊娠の事実を聞かされる。
感情を大きく揺さぶる回。
25話:覚悟の先にある願い
夫を失った詩帆、動けない鳴海、無気力になる慶。
張り詰めた空気の中で、詩帆は鳴海に衝撃的な告白と願いを伝える。
悲しみの中に光を探す回になる。
26話:点と点が繋がる
「もし私がいなくなったら、お腹の子をお願い」
その言葉で、慶は“自分は誰の息子なのか”という核心へ近づいていく。
長く続いた疑問に、答えが示される回。
27話:時を超えた親子の奇跡
慶は詩帆が自分の母親だと確信していく。
そして未来から来たことを詩帆に話し、詩帆は迷わず慶を息子だと信じる。
時を超えた親子の時間が始まる。
28話:慶の人生が幕を開ける
詩帆は出産後、帰らぬ人となってしまう。
鳴海は慶を育てる決意を固め、母になる。
ここから、鳴海と慶の人生が別の形で繋がっていく。
29話:二人の慶と鳴海の奮闘
鳴海は育児に疲労困憊。
それでも赤ん坊の慶を見て、なんとか踏ん張る日々を送る。
そばには大人の慶がいて、家事や育児を助けてくれる。
ただ鳴海は、赤ん坊と大人の慶が同一人物だとはまだ信じきれない。
30話:鳴海の覚悟とケジメ
鳴海は大人の慶が赤ん坊の慶を連れて外へ出たことに不安を覚える。
かつて慶が抱えていた「自分が生まれるのを止める」という目的を思い出したから。
だが慶は「今は成長をそばで見届けたい」と語る。
半年後、二人の関係は曖昧なまま続き、鳴海は“はっきりさせる”覚悟を決める。
31話:迫られる決断
鳴海は婚姻届を差し出し、今後も一緒にいるならサインしてほしいと告げる。
慶はペンを取り、婚姻届に書き始める。
慶は鳴海と生きていく道を選ぶのか。
32話:鳴海の不安が現実になった日
別々に生きることを選んだ後、時が流れて慶は中学生になる。
学校から慶の問題行動を知らされ、鳴海は動揺する。
そして鳴海は、この問題の根が自分にあると確信してしまう。
33話:親子の溝
鳴海は母親としての自信を失い、疲弊していく。
慶は母を気遣い、自分の感情を抑え込むようになる。
そして慶は問いかける。
「なんで僕を産んだんだよ…」
追い詰められた鳴海は、言ってはいけない言葉を投げてしまう。
「あんたと私は何の関係もない赤の他人なの!」
その日から、親子の関係は決定的に変わってしまう。
34話:親として向き合う罪
鳴海は道を外した高校生の慶を連れ、頼らないと決めていた両親の元へ向かう。
鳴海は、自分が“復讐の気持ち”で慶を育てていたのではないかと気づいてしまう。
そして涙ながらに懺悔する。
「私はあなたのことを自分が幸せになるための道具にしていたんだと思う」
深い悔恨と、かすかな希望が交錯する転機の回。
35話:西暦2053年の絶望
慶の成人式。母と子が再び繋がる瞬間が描かれる。
しかしその後、慶は再び鳴海と会わない時間が続く。
絶望の中で、慶はとあるマンションの屋上へ向かい、不可思議な現象に巻き込まれる。
2053年の4月から、2023年の5月へ。
ここで「なぜ慶はタイムスリップしたのか」の背景が描かれる。
36話:廃神社での再会
慶は回光市の“廃神社”を訪れ、以前会った老人と再会する。
老人は幼い頃の鳴海が写った写真を手渡す。
その後、霧深い山林で慶は崖から転落してしまう。
それは同時に、タイムトラベルが終わる瞬間でもあった。
37話:帰還、そして和解
行方不明の慶を探していた鳴海のもとに、警察から連絡が入る。
慶が傷だらけの状態で戻り、不審者として連行されていた。
数年ぶりの再会。
鳴海は慶に、真実を打ち明ける。
慶の本当の両親は詩帆と明彦だという事実を。
長い確執が、ようやく解けていく。
38話:詩帆と明彦の贈り物
鳴海にも、タイムスリップ中の記憶が残っていた。
二人は詩帆と明彦が残した動画を見る。
本来ならありえない4人の時間が、宝物として残っていることが伝わる。
次回、最終回。
最終話:温もりの場所
慶は「しばらくいなくなります」というメモを残して姿を消す。
最終話では、慶がどこで何をしていたのかが描かれる。
鳴海は放課後児童を預かる支援施設で働き始め、心温まる交流を重ねていく。
そして慶は、鳴海に驚きのプレゼントを用意していた。
長い旅路の末に、鳴海と慶がそれぞれの場所で“温もり”に辿り着く結末。
タイムスリップの奇跡が与えたのは、やり直しというより、親子が成長していくための時間だったのかもしれません。
まとめ|結末を知ったうえで、気になった方へ
ここまでの流れが気になった方は、試し読みで作品の空気感だけでも確かめてみてください。
