
タイトルや表紙から、
静かでピュアな恋愛を想像すると、
かなり強く裏切られます。
この作品の1話は、
ときめきよりも先に、
心をえぐる展開が用意されています。
気軽に読める恋愛漫画かどうか。
それを確かめるために、
まず1話を読む価値があるタイプです。
向き不向きは、
1話の時点ではっきり分かれます。
目次
1話は「思い出」で終わらない
物語は、中学二年生の夏から始まります。
町に越してきた少年・司馬龍臣と、
少女・理子が距離を縮めていく、
一見すると穏やかな時間です。
しかし1話の終盤で、
この関係が「思い出」として
美しく閉じられないことが示されます。
ここで耐えられるかどうかが、
最初の分かれ目になります。
2話以降は時間も空気も変わる
2話では一気に時代が進み、
理子は大人になっています。
過去の出来事は、
整理された思い出ではなく、
今も心に残る傷として描かれます。
恋愛の話でありながら、
「前向きさ」よりも、
引きずる感情の方が前に出ます。
軽い気持ちで読むと、しんどい
癒しやときめきを求めて読むと、
感情の落差がかなりきつい作品です。
読むタイミングや、
精神的な余裕によっては、
避けた方がいいと感じる人もいます。
その分、
刺さる人には深く残ります。
この重さを受け止められる人
- 恋愛の苦さや後悔を描く話が好き
- 時間経過による感情の変化を追いたい
- 読後に余韻や痛みが残る作品を求めている
ここで引っかかる人もいる
- ときめき重視の恋愛漫画を読みたい
- 重い展開が続くのが苦手
- 気分が落ちている時に読む作品を探している
この作品は、
合わない人には、
かなりしんどく感じられます。
それでも読み進めたいかどうかは、
1話を読めば、ほぼ決まります。
