著者:清水奏良
『東郷家へ嫁いだ話』
4話の解説と感想です♪
姑息な手段を使って正治の留守に東郷家へ忍び込んで来た松方家の親子3人。
その目的はもちろん文への脅し付きのご機嫌伺いだ。
バカな息子に唆されてノコノコついてきた両親もかなりのマヌケな親ですが、
そのバカな親に育てられたバカ息子が、救いようのない愚かな行動に出たてしまったことで、
これまで経験したことのない恐怖と屈辱を味わって憐れに気を失う。
なんとも情けない醜態をさらした松方家の親子らは、
正治に圧倒された挙句に言い訳も虚しく、スゴスゴと退散したわけですが、
今回のお話でようやく正治がなぜ文のことを見初めたかの驚くべき事実が判明しました!
まさか”呪い子”文の素上に、本人さえ知らない秘密が隠されていたなんて・・・
「正治の口から語られた文を娶った理由から推測すると、やはり当初は損得勘定だったということか…?」
3話の解説と感想はコチラ♪
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もくじ
東郷家へ嫁いだ話【ネタバレ4話】堂々としていればいい!
堂々としていればいい
百目鬼から手に入れた”懐紙”を使って、正治の留守中に東郷家へ家宅侵入した愚かな松方家の親子。
さらにそこから自分を正治の家臣に取り立ててくれと無礼極まる狼藉を働いた樹は、
あっという間に正治から圧倒されてその場に屈服させられました。
「私の前で妻を侮辱するな!」
と…樹の額に剣先を突き付けた正治は、すでに意識を失っている樹に向かって冷たく言い放ちました。
このあと東郷家に無断で侵入したにも拘らず謝罪の一言の謝罪もなく、
失神しているマヌケな息子を抱えて松方の両親はそそくさと東郷家を後にしました。
(なんとカッコ悪い。)
ただ…
今回おきた樹のご乱心な一件で、文は自分が窮地に立たされたことにひどく怯えていました(汗)
その理由とは…樹が正治に告げた文が”呪い子”だという事実でした!
文はそのことで東郷家から出て行かなければならないと悲観したのです。
しかし…
当然のことながら千里眼を持つ正治にはそんなことなどとっくの昔にお見通しであり、
逆に正治は自分を”呪い子”だと卑下する文に対し、
「堂々としていればいい」と力強く励ましてくれたのです。
えっ…!?
生まれてきて初めて人から自分のことを肯定してくれる存在に出会った文は、
あまりの感動と喜びであふれ出る涙が止まりませんでした。
この時、そっと差し出された正治の手をとった文の心は安心と希望に包まれていた・・・
知られざる素性
正治を自宅に残して抗争が起きた地区へ出動した正治の側近・榛名が任務を終えて帰ってきました。
榛名から現地での活動報告を聞いた正治は、
今回の出動命令はやはり松方家が深く関った策略だったことを確信に至ります。
恐らくは松方家と言うよりも、樹に即席の天与を授かる”懐紙”を売りつけた百目鬼という男の仕業だ。
正治の千里眼によって事前に松方家からの侵入を予測した正治のファインプレーでした。
だが…ここで正治と榛名の会話から驚くべき事実が判明するのです。
それは…
本人である文さえ知らなかった彼女の知られざる素性です!
なぜ…正治はトツゼン松方家に現れて文を東郷家の妻として娶ったのか?
その答えが正治と榛名の会話で明らかとなったのです。
そうです…
時をたどると文は3歳の頃に子宝に恵まれていなかった松方家の養子として引き取られたのです。
では…文は一体どこの家から松方家の養子に出されたのか?
そこです!
驚くべきことに文は正治がずっと探し求めていたある一族の唯一生き残った”末裔”だったのです。
そして…
恐らく百目鬼という男も文のそんな正体を知って彼女を奪いに来た。
なんだか文の回りがずいぶん騒がしくなってまいりました・・・
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4話の感想まとめ
そうだ…
文が養女として松方家に引き取られた娘であって、厳密には松方家の娘ではなかったわけだ。
正治の口から語られた文をこの世に輩出した現影(ありかげ)家は、かなり貴重な名家だったような口ぶりでした。
だとすれば現影家の人間はみな天与を授からない人間なのか?
現時点で想像できるのは、文が一般的な天与者ではなくて、
何か特別な能力を授かった家系の末裔だということですね。
これで正治があの日、町を歩く文を目にして「見つけた」と、
してやったりの表情でつぶやいていた理由が分かりました。
彼の千里眼が文の素性を見通したということですね。
ただ…そうなるとやはり最初に文が想像した通り、
正治は東郷家にとって文という存在が有益だから、
彼女を大金を支払ってでも娶りたかったという事になります。
なのでやっぱり普通に政略結婚だったんですね。
「一目惚れでも何でもない(汗)」
だけど…
最初こそ正治は東郷家にとって価値のある女性だから文を手に入れようとはしましたが、
一緒に暮らしていくうちに、文の純真で世間ずれしていない人柄に正治が惹かれ始めていることは確かです。
歳若くして東郷家の当主という名家の重責を担うことになった正治は、
世間の若者たちが当然のように経験する甘酸っぱい初恋も、
好きな女子のことを想って眠れない夜を過ごしたことなど一度もなかったことでしょう。
ただひたすら東郷家を守るために戦地での死闘に明け暮れていた戦争サイボーグのような若者です。
なので文は自分の素上がどうであれ、正治と歩むべく今後の結婚生活に悲観することはない。
始めはお互いに有益なお見合い結婚をしたと思えばいいだけです。
なんたって近年の司法統計によると、恋愛結婚した夫婦よりも、
お見合い結婚をした夫婦の方がかなり離婚率が低いという統計結果が出ているのです。
数字上で表すと、恋愛結婚をした夫婦の離婚率は40%に対し、
お見合い結婚をした夫婦の離婚率はわずが10%です。
このデータの結果は単純に恋愛結婚をした夫婦よりも、
お見合い結婚をした夫婦の方が幸せになっていることを示しています。
実はこの結果を見てサイト主のまるしーはすごく納得しました。
夫のけいぞーさんと恋愛結婚して数十年になるまるしーですが、
今だからこそ見合い結婚の有益性がよく理解できます。
よく世間で言われている結婚は恋愛の延長線上にあるという考え方は非常に危険だと思うのです。
絶対的に恋愛と結婚は別の世界線にあるものだ。
恋愛は男女の二人だけで成立する人間関係であり、
結婚にはお互いの親族と社会が付いて回る。
惚れた腫れたで一緒になった男女は結婚した後に気づくのです。
色んな難題や試練に直面する現実生活の中で、
こんなはずじゃなかったと…!
だから最初に色んな外形的データをもとに折り合いがつけられるお見合い結婚をすれば、
まずもって「こんなはずじゃなかった」は回避できるのです。
まるしーとけいぞーさん夫婦は、たまたまそういった恋愛結婚の落とし穴にハマらなかったから、
なんとかこれまで夫婦としてやって来れただけだ。
だから文さん。
正治がたとえアナタの素性に魅力を感じて求婚されたことを知っても悲観する必要はまったくない。
逆に最高の結婚生活をスタートさせたと思うくらいでちょうどいいのです。
しかも…政略結婚したと思っている正治は、すでにアナタの事を本気で好きになりかけています。
「どうか気に病まないで…文さん。」
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