著者:島くらげ
『つがいの嫁入り ~異形の巫女は朱雀の当主に愛される~』
運命に導かれし男女が触れ合った瞬間、そこからラブ・ファンタジーなストーリーが動き出す!
炎の神”朱雀”を引くイケメン当主と、容姿に恵まれない巫女家系の異形ヒロインが紡ぐ、
切なくて運命的で感動的なシンデレラストーリーにトキメキ度がマックスです!
まずもって…物語はドラマチックでかつ夢があり、ハラハラ・ドキドキする妬み嫉みの激しい愛憎劇がたまらない。
不幸な人生を背負った心美しきヒロインが運命の日を境にして幸せの階段を昇っていく。
圧倒的なイケメンヒーローから溺愛される系のラブサクセスがお好きな方にはお勧めの一作です♪
「こんなラブファンタジー系のシンデレラストーリーなら何作読んでも飽きることはない♪」
見どころは劇愛
今回紹介する『つがいの嫁入り』という作品は、
テレビCMでもお馴染みな国内最大級の電子書籍サイト『コミックシーモア』が手掛けるオリジナルレーベル、
『シーモアコミックス』から新しく連載がスタートした少女漫画でございます。
著者はいろんなレーベルから作品を出している島くらげ 先生です♪
恐らくですが今回は初めて『シーモアコミックス』から作品を連載されたものだと思われます。
島くらげ 先生は可愛い感じの見やすい綺麗な絵を描かれる漫画家さんで、
サイト主のまるしーは以前『やくはら。』という作品を読んだことがあって、
その時にすごく線の綺麗な絵柄の漫画家さんだな~という印象を持ちました。
今回は『つがいの嫁入り』というキャッチーなタイトルと、ファンタジックな和風シンデレラストーリーな世界観に惹かれてしまいました。
まず…1話無料の試し読みをしてみたら、そのままハマって気づいたら最新話の3話まで読み終えていた次第です(笑)
最近すごく人気がある不幸なヒロインがイケメンのヒーローから見初められて溺愛されるという、
まっすぐな王道系のファンタジック・シンデレラストーリーです♪
主人公の不幸な境遇アリ、性格の悪い妹が存在して、両親からは虐げられ、身分が高くてイケメンの当主が登場し、
トドメは運命的な出会いと”番(つがい)”という最強設定もトッピングされており、
いわゆるファンタジックな世界観のシンデレラストーリーには欠かせない要素がすべて含まれている少女マンガです♪
「これを読んでおけば間違いない!」
そんな完璧フォーマットな”劇愛”のシンデレラストーリーなところが、
『つがいの嫁入り』の見どころであり最大の特徴ですね!
まぁ~とにかく1話からヒロインである異形の巫女・銀花(ぎんか)ちゃんが両親や妹から悲惨なくらい虐げられまくってます(汗)
これぞシンデレラストーリーの王道をゆくイジメられっぷりです。
最初のうちはヒロインの境遇が悲惨すぎて見てられないシーンも多いですが、
あとからヒーローに溺愛されてゆくことが約束されているラブストーリーなので、
「なんとかそこまでは我慢して読み進めて行きましょう!」
きっとキュンキュンとジワるシーンがいっぱい堪能できるはずですよ…♪
『つがいの嫁入り』の立ち読み♪
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つがいの嫁入り【ネタバレ解説】抗えない運命がたまらない!
1話:運命の出会い
この物語の背景は大正ロマンを思わせる日本の古き良き時代が舞台となっていると思われます。
雪の多い”六華の里”という地域では、炎の神”朱雀”の血を引く朱雀宮家(すざくのみやけ)が、
里の財政を一手に担うほど莫大な富と権力を持っています。
なので…
その朱雀宮家に嫁ぐことこそが里一番の名誉であり、里の娘たち誰もが持つ目標でもありました。
昔から朱雀宮家に嫁ぐ娘は代々に渡って美しい黒髪を持つ巫女家系の娘が選ばれてきた歴史があり、
主人公の榮枝 銀花(さかえだぎんか)は、巫女家系の娘でしたが、
顔の右側に鱗のようなアザがあり、黒髪でもない残念なルックスで、
幼い頃から顔が可愛くて綺麗な黒髪を持った二つ下の妹・朱音(あかね)とは大違いの酷い扱いを受けて育ってきました。
榮枝家の両親は朱雀宮家の”嫁候補ナンバーワン”との呼び声が高い妹の朱音をものすごく溺愛しており、
その逆に姉の銀花に対してはまるで奴隷の如き酷い扱いをしてきました。
そんなある日のことです、
銀花はある人物と運命の出会いを果たすわけです。
もちろんそれがきっかけで彼女のシンデレラストーリーの幕が開きます。
2話:番の相手
自分を虐げ続ける榮枝家を出て”出家”する予定の寺へ挨拶に出向いた際に、
銀花は偶然にも朱雀宮家の当主・万羽(かずは)と出くわし、
たまたまのアクシデントで手が触れ合った際に、今まで感じたことのない感覚が体中を包みます。
銀花にそれがどういう意味なのかはまったく分かりませんでしたが、
万羽にはよく分かっていました。
朱雀宮家には古くからの言い伝えがあって、何代かに一度だけ、
運命に導かれる”番(つがい)”の相手が現れるとされており、
その人物は朱雀宮家をより一層に繁栄させてくれる存在だということになっている。
万羽はまさにその朱雀宮家に伝わる”番の相手”を見つけたのです!
それが銀花だったというわけです。
六華の里に住む誰もが朱雀宮家に嫁ぐ花嫁は銀花の妹・朱音だと思われていたのですが、
これはもうとんでもない大番狂わせな展開が巻き起こったことになる。
3話:朱音の怒り
今まで奴隷のように扱ってきた姉の銀花が朱雀宮家の当主・万羽に見初められたことは、
榮枝家の両親にとっては何とも言えない気まずい状況でした(汗)
もちろん最低最悪な親だからすぐに手のひら返しで銀花に優しくしようとするも、
銀花からするとつい先ほどまで”厄介者扱い”されていたのに、
よくそんな態度がとれるなという戸惑いの気持ちでしかない。
ずっと朱雀宮家に嫁ぐのは自分だと思っていた朱音の怒りは凄まじいものでした(汗)
まったく今の状況には納得していませんし、
もちろん銀花は万羽のいないところで朱音から酷い”虐待”を受けることになります(汗)
早く万羽には榮枝家での銀花の現状に気づいて欲しいところですが・・・
4話:大きな過ち
やはり銀花の身にとんでもない不幸が起こってしまいました。
万羽から袖にされた朱音に突き飛ばされた銀花は気を失い、
なんと…朱音は意識を失っている銀花を賊の男たちに金を支払って処理させたのです!
賊の男たちは銀花を雪山に捨ててしまいました。
ほどなくして意識を取り戻した銀花は、自分が猛吹雪の雪山に捨てられた現実に絶望します(汗)
一方…てっきり寺に戻っているとばかり思っていた銀花がいないことを知った万羽は、
そこでようやく己の犯した”大きな過ち”に気づくわけです。
万羽は銀花が榮枝家の両親や妹から虐げられている事実を知っていながら、
彼女をそのまま榮枝家に放置して帰ってきてしまったのです(汗)
{もしかして銀花は…}
万羽の全身に悪寒が走ります!
5話:歓迎モード
猛吹雪が噴き荒む雪山に捨てられた銀花が万羽の必死な捜索によって救われ、
そのあと朱雀宮家から歓迎モードで温かく迎えられた銀花は、
今まで向けられたことのない自分に対する好意的な空気に触れて驚くやら幸せだわで、
どうも感情の置き場所に困ってしまう銀花がいました。
しかも…意外なことに万羽の母親である美空(みそら)は、最初から銀花のことが可愛くてしょうがないらしく、
特に大歓迎といった溺愛モードで銀花に接してくれたことは非常に”ラッキー”なことでした♪
さっそく嫁姑問題がなくなった(笑)
朱雀宮家のほぼ全ての人々が銀花に好意的な印象を持っている中で、
唯一ひとりだけ銀花に対して厳しい視線を送っている人物がいたのです。
それは…万羽の妹・翼(つばさ)でした。
母親の美空から聞いた話では、この妹はかなり兄の万羽のことが好きらしく、
兄の”番い”が現れたことを快く思っていない可能性があり、
銀花にとって今後の試練は、嫁姑問題ではなく小姑問題で頭を悩ますことになるやもしれません。
ちょっと心配…(汗)
6話:お披露目式の延期
朱音が里の者たちを先導して朱雀宮家に羽舞の儀で嫁を選ばなかったことの説明を求めてきたために、
万羽は銀花を里の人々に紹介するお披露目式の延期を余儀なくされてしまい、
万羽が自ら里の者たちへの対応を行うことになりました(汗)
そんな中…銀花が朱雀宮家の嫁としてふさわしい女性なのか、
まだその真偽のほどが分からないでいた万羽の妹・翼は、
ある時、誰もいない場所でこっそりと舞を踊っている銀花の姿を見て、
彼女こそが朱雀家の嫁にふさわしい人物だと確信するのです。
一方その頃、朱音を筆頭に朱雀宮家に説明を求めてきた多くの人々に、
自らの口で銀花が”番い”の伴侶であることを報告した万羽は、
朱雀宮家に伝わる”番い”と羽舞の儀の概念をわかりやすく説明して里の者たちに理解を求めるのですが・・・
7話:雪崩
その日、里で発生している雪害について報告を受けていた万羽は、
里と外界を繋ぐ主要道で”雪崩”が発生して道が塞がり、
朱音がその対応に当たっていることを聞いて現場に駆け付けました。
すると…巫女の姿をした朱音は、つむじ風を起こして道を塞いでいる雪を吹き飛ばしたのです。
その様子を見ていた里の者たちは朱音の力を絶賛し、
まんまと朱音が朱雀宮家の嫁に相応しい人物だと皆の前でアピールすることに成功したのですが、
実のところそこで起きた雪崩は今回の演出をするために、
爆薬を使ってワザと朱音が引き起こしたものであり、
この後…そこで本当の大きな雪崩が発生してしまうのです・・・
8話:朱音の断罪
巨大な雪崩から逃げ遅れた少女と共に雪の中に飲み込まれた万羽を助けるべく、
長い神楽鈴を持った全身に炎をまとっている銀花が神々しく”舞”を始めると、
凄まじい炎で辺りが昼間のように明るくなり、一瞬で雪が解けていきました。
その後…逃げ遅れた少女と共に万羽も無事に生還し、
その後は今回の大雪崩騒動のきっかけを作った朱音の断罪が行われることとなりました。
もはや申し開きの余地もない朱音のしでかした悪事ですが、
彼女は反省するどころか、朱音が犯した罪に対して”恩赦”を求めてくれた里の者たちを蔑むような発言をして・・・
9話:自害
処分が下るまで里の外れで幽閉された朱音が”自害”したという報告を受けた万羽と銀花。
その後、現場の痕跡と遺体が見つかっていないことから万羽は朱音の自害を怪しみますが、
そこから一週間が経過しても朱音の遺体は依然として発見されませんでした。
そんな中、ずっと延期になっていた朱雀宮家の嫁として銀花を里の者たちに紹介する”お披露目式”が行われることになり、
すでに銀花の朱雀宮家の嫁としての資質は里の者たちには周知の事実だったため、
今回のお披露目式は里の者たちから大層な祝福を受けて無事に終わりました。
これでなにも起きなければよかったのですが、
この9話のラストではやはり衝撃の展開が待っていました…!
10話:朱雀宮領と長縄領
100年以上も昔に六華の里は朱雀宮家領と長縄 領との二つに分かれていましたが、
戦に勝った朱雀宮家が集落を統一して、長縄家は奥地に引きこもってめったに人里へ降りてこないようになりました。
その長縄家の現当主・長縄 寒月が朱音の救出に動いたのです。
その理由は恐らく長縄家が六華の里を取り戻すべく朱音を利用するためでしょう。
もちろん朱雀宮家憎し、銀花憎しの思いが強い朱音が誘いに乗らないはずもなく、すんなりと長縄家への協力に応じました。
婚約のお披露目イベントが終わってようやくひと心地ついた万羽と銀花に新たな災いが降りかかる嫌な流れに…
確かに万羽は強くて勇ましいご当主だけど、銀花のことを大事に想っているのなら、
もうちょっと用心深く行動して欲しいものだ…
11話:朱雀の番ではない
やはり長年に渡って朱雀宮家に並々ならぬ遺恨を持つ長縄家が動き始めました。
その取っ掛かりとして、朱音が身投げした崖に不吉な”幽霊騒動”を巻き起こして近辺住人の不安を煽り、
いかにも朱音の死が六華の里に不幸をもたらしたかのごとく空気を拡散させた…。
すべては長縄家の現当主・長縄寒月の策略なのですが、まんまと銀花も罠にハメられてしまいます。
それは六華の里の者が朱音の幽霊に関する噂話を耳にした銀花が一人で勝手に例の朱音が身投げした崖へ行った時のことです。
ちょうどそこに寒月が現れて銀花にこう告げました。
「あなたは朱雀の番ではない」
このあと…寒月のいかにもそれらしい説明を聞かされた銀花は彼の言葉に惑わされて・・・
12話:深刻な状況
万葉が長縄家の動きを敏感に察知できなかったがために、六華の里は深刻な状況に陥ってしまいました…。
朱雀宮家ゆかりの羽舞神社の神主を始めとして、長縄寒月による謎の奇病を引き起こさせる卑劣なウィルス攻撃は、ついに万羽の母・美空までも被害者にしました…。
そんな事態になってようやく事の収拾に乗り出した万羽は、いともたやすく騒動の実行犯と雇った人物を割り出しました。
そのままあっさりと騒動が解決すればよかったのですが、寒月の「銀花は朱雀の番ではない」という言葉を真に受けて気持ちが揺れている銀花が愚かな行動に出てしまうのです。
大人しく朱雀宮家で美空の看病をしていれば良いものを、お供も連れず一人で榮枝家の実家に向かい、
今やすっかり心を病んでしまっている父親に自分は本当に榮枝家の”実子”なのかを確かめに行くわけです…。
さすがに今となっては榮枝家の人間が銀花に危害を加えることはありませんでしたが、
この後、銀花はいま最も顔を合わせてはいけない人物と再会してしまうのです…
「万羽は頼りなくて穴が多いヒーローだけど、ヒロインの銀花はあまりにも単独行動が酷すぎて…」
13話:死んだはずの朱音と再会
榮枝家の実家を訪れた帰り道で銀花はなんと死んだはずの朱音と再会します。
朱音は自分の無事を知ってホッとしている様子の銀花に、長縄寒月様に助けてもらったことを伝え、
そこからいかに朱雀宮家の人間が悪い一族かということを銀花に言い聞かせるのです。
しかし…そんな長縄寒月から朱音が聞かされたデタラメの受け売り話を全く信じる様子のない銀花は、
「適当なこと言わないで」と…朱音の言ったことを強く否定すると、
すでに朱雀宮家の嫁として一族の歴史を勉強して歴史を知る銀花は、逆に長縄家の話を鵜呑みしてはいけないと朱音へ忠告するのですが、
そこへ銀花の背後から音もなく長縄寒月が現れて銀花を気絶させたうえで拉致してしまうのです。
銀花はまんまと二人の罠にハマってしまったのです!
一方…同じ頃の朱雀宮邸には、不穏な事態でパニックに陥った里の者たちが救いを求めて押し寄せていました。
万葉は獅子奮迅の働きでこの騒動の収拾に奮闘しているのですが、この時の彼はまだ銀花が長縄寒月に連れ去られたことを知らない…。
14話:朱雀の加護
長縄寒月に捉えられた銀花は、朱雀の加護に守られているおかげで最悪の事態こそ免れましたが、長縄邸の一室に軟禁されてしまいました。
寒月は銀花に施された朱雀の加護を取り除くため、万羽を始末しようと画策し、再び朱音を利用することに。
寒月は、事前に呪詛をかけた羽舞神社の神主・止木を朱音に操らせることによって万羽の殺害を目論んだのです。
まともに朱音が万羽と戦っても勝てる見込みはないものの、止木という人物は朱雀宮当主にとって父親代わりの存在であり、
そんな彼の前では万羽も必ず隙を見せると寒月は踏んでいました。
一方で、銀花の行方を探し焦りを募らせていた万羽は、羽舞神社の止木から「銀花を見かけた」という報告を受けます。
万羽はすぐさま止木のもとへ向かいますが、彼が朱音に操られていることには気付いていませんでした…。
15話:銀花と長縄家を繋ぐ因縁
朱音が寒月から授けられた”呪詛の木簡”は、完全に止木の正気を奪い、主人である万羽に刃を向けさせます。
幼い頃から父親のように慕っていた止木が真剣を振りかざし、自分に襲いかかる…。
そんな悲しすぎる大ピンチに立たされた絶体絶命の万羽を、物陰から朱音はほくそ笑みながら冷酷に見守っていました。
しかし、万羽は簡単には倒れません。彼は奥の手を使い、止木を戦闘不能に追い込むと、
次の瞬間、止木を操っていた朱音に攻撃を繰り出します!
驚愕した朱音は何も対抗できずにたまらずその場から逃げ出しますが、万羽は追撃をせずにあえて彼女を見逃しました。
もちろんその行動の裏には理由があります。
そう、彼は朱音をわざと逃がすことによって、彼女を操っている黒幕のもとへと案内してもらうつもりだったのです。
一方その頃、長縄家では銀花が寒月から自身にまつわる驚愕の事実を知らされていました。
「なぜ…銀花は長縄家の人間と外見がよく似ているのか…?」
そこには、長縄家のある人物が深く関わっていたのです。この新たに浮かび上がった真実は、銀花と長縄家の因果をますます複雑にしていきます。
果たして、銀花と長縄家を繋ぐ因縁とは…?
そして…万羽は黒幕にたどり着くことができたのか…?
16話:因縁に満ちた死闘
万羽は、朱音の痕跡を追い、ついに銀花の元へとたどり着きます。
しかし、そこで待っていたのは、かつて自らが滅ぼした宿敵・長縄家の現当主である寒月との因縁に満ちた死闘でした。
六華の里における“長”の座を奪われ、そのうえ惜敗した朱雀宮家に情けをかけられた長縄家の屈辱にまみれた怨念は凄まじく、
霊術で白い大蛇を操る寒月との激しい戦闘の中で、万羽は徐々に追い詰められていきます。
そんな逆境を跳ね返すべく、万羽が決死の覚悟で繰り出した渾身の一撃が功を奏し、寒月に致命的な一撃を与えました。
そこへ駆けつけた朱雀宮家の援軍も加勢し、寒月と朱音はその場を退却することを余儀なくされます。
結果として、万羽も大きな深手を負いましたが、無事に銀花を救い出すことができたのです。
さらに、万羽が寒月のかけた“呪いの大本”を打ち破ったことで、彼の呪いに支配されていた里の人々も徐々に正気を取り戻し、
その呪いの解除とともに里には穏やかな空気が漂い始めました。
しかし、まだ完全に敵を倒したわけではありません。
寒月と朱音は命を落とすことなくその場を去り、再び反撃の機会をうかがっている可能性が高いのです。
「果たして、この因縁の争いに”終止符”が打たれる日は来るのか?」
不安と希望が交差する中、物語は新たな局面を迎えようとしています…。
『つがいの嫁入り』の試し読み♪
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感想まとめ
これぞまさしくシンデレラストーリーの”お手本”といった感じな物語の導入からその先の展開でございました♪
とにかくヒロイン・銀花の扱いが酷すぎて見ていられないくらい可哀想でした(汗)
ヒーロー役の万羽と運命的な出会いをしてからでも、その悲惨な状況が変わっていないことが厄介なところで、
炎の神の血を引く万羽さまにはちょっとガッカリした部分が見え隠れしていましたね。
俗世間にある家族の関係などまったく興味の範疇にないのかもしれないけれど、明らかに実の両親から厄介者扱いされている銀花の様子を目の当たりにして、
よくそのまま銀花を榮枝家に帰しちゃったものです…。
あそこは銀花をあのまま帰しちゃダメなパターンでしょ!
「羽舞の義」が行われたあの日に銀花のことを朱雀宮家に置いてくれたら、彼女はあそこまで朱音から酷い目に遭わされずに済んだはずです。
色々とモヤモヤする!
とか…なんとか言いながらすでに滅茶苦茶ハマっているサイト主のまるしーがいるわけで、
本作のファンタジックな世界観とハラハラ・ドキドキするドラマチックな展開に、現時点でどっぷりと入り込んでおります(笑)
よくある姉妹の対立構造もかなり激しめで良いですし、両親の悪役っぷりもいい味出してます。
まさに榮枝家の人間は”ヒール役”と呼ぶにふさわしいクソ人間たちだ。
一方…銀花をこれから溺愛する予定の朱雀万羽のキャラが、
いかにも”天上人”という感じの飄々とした人物でまだどうも掴みどころがない。
銀花の悲惨な生い立ちや生活環境を知らないもんだから、どうも彼の反応や態度が見ていて歯がゆく思えてしまうのです。
本当なら銀花が自分の現状を万羽にちゃんと伝えて守ってもらえばすぐに解決する問題なのですが、
そうしないところにムズキュンなシンデレラストーリーの醍醐味があるわけですよね♪
どこまでこのモヤモヤする二人の付かず離れずな関係が続くのかは知りませんが、
今回に関して言うと、銀花は”番(つが)い”という圧倒的なポジションに守られた位置にいるわけで、
これは妹の朱音がどう頑張っても越えられない強力な境界線なのです。
なので…万羽を巡る姉妹対決という面においては圧倒的に銀花が勝利しているし覆ることはなく、
その点だけは安心して見ていられる部分ですね。
「万羽にとって運命の番いはあくまでも銀花です」
朱雀宮家の言い伝えでは何代に一度しか現れない超レアな運命の相手が銀花なのです。
これはまさに最強のカードだ!
よって万羽が銀花のことを諦めるという事態はほぼ起きないだろうと考えられます。
あとはどういう形で二人が恋に落ちて見も心も結ばれ、そのあとに訪れるであろう様々な逆境イベントを乗り越えていくのか?
そんな古き良き大正ロマンな雰囲気漂う世界観での和風シンデレラストーリーは、
今はまだ始まったばかりですが、この先の銀花と和葉の純愛ストーリーを見ていくのが楽しみでしょうがない♪
この二人が結ばれることがなんとしても許せない妹の朱音はどこまで銀花と和葉の関係を壊そうとしがみついてくるのか?
「そしてバカな両親はそのバカ娘にどこまで付き合うことになるのか?」
まるしー的には一日でも早く万羽に榮枝家を滅亡へ追い込んで欲しい所ですが、
まずはこの先の展開をじっくりと堪能させていただきましょう!
またひとつまるしーに最新話が出てくるのが楽しみな作品が増えました♪
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