ウラノルマ【ネタバレ】実話から生まれた悲劇的な女のストーリー!

1997年に起きた『東電OL殺人事件』

という実話事件をベースにして描かれた衝撃作!

ついに解禁だ!


実話から生まれた悲劇的な女のストーリー!

著者:坂辺周一

『ウラノルマ』

1巻の解説と感想です♪

この漫画は、殺害された女性が、昼はエリート社員で、夜は街角に立つ売春婦だったことで、

当時は大きくマスコミを賑わせた有名な事件を、鬼才・坂辺周一さんが見事なタッチでコミック化した衝撃作なんです!

表紙のデザインが週刊誌の表紙みたいで特徴がある本作。

読んでみたら、さすが実話をベースにしてるだけあって、

リアルで淫美な臨場感たっぷりのサスペンスストーリーです♪

 

殺人事件がベースになっているので最後には主人公が殺されるオチが分かってる作品でもあるんですが、

その極めて悲劇的なストーリーには坂辺さんオリジナルの切り口が味付けされて、

よりドラマチックにヒロインの人生が描かれています♪

 

今、大人が読んで楽しめる決して多くないヒューマンドラマとしてとっても貴重な作品ですよ~♪

 

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ウラノルマ【ネタバレ】実話から生まれた悲劇的な女のストーリー!

主人公は、一流企業に勤める超エリートOLの国枝あおい

女性ながらチーフとして働く彼女には20人からの部下がいる有能な社員です。

ただ・・・

そんな彼女には裏の顔があった・・・

会社が終わると夜の街角で男をあさる売春婦に変身するという裏の顔。

恵まれた家庭で育ち、容姿端麗な彼女がなぜそんな事を・・・

昼と夜・・・まったく別人間になるあおいに起こった絶体絶命のピンチ!

娼婦の彼女が犯した大きな罪。

それは昼間のエリートな彼女を苦しめ続けることに・・・

 

レイプ・虐待・不倫・愛人・大人のドロドロとしたものがグロテスクに描かれた

ビリビリとしびれる女のサイコサスペンスがついに始まります。

裏の顔

裕福な家庭に生まれ、なに不自由なく育ち、一流の大学を卒業後、一流の会社へ就職したヒロインのあおい

会社ではチーフのポジションで20人からの部下を持つ有能な管理職をこなしています。

そんな彼女が持っている売春婦としての裏の顔。

ある日、裏の顔の彼女を金で買った外国人がエリート社員として働く昼の彼女を街で見つけるのです。

この事が不幸の始まりでした・・・

客の外国人は昼間の知的なあおいの姿に興奮して襲ってきたのです!

誰もいない雑居ビルの屋上でもみ合う二人。

すると、

あおいの抵抗に合いバランスをくずした外国人はビルから転落してしまいます。

高さを考えると完全に死んでいる・・・

警察に通報することなくその場から立ち去るあおい。

それからは自分がしでかした重い罪に対して震える生活がつづくのですが・・・

止まらない衝動

外国人をビルから突き落として以来

1週間がたってもテレビや新聞で男のニュースは報じられない。

場所が東京の入り組んだ雑居ビルの隙間なので、

死体が見つからないのです。

あの日から全神経を男のニュースに傾けていたあおいは、ようやくいつもの調子を取り戻してゆきます。

実際、女性ながら大企業の管理職を務めるあおいにはボヤっとしてる暇なんかなくて常に新しい仕事を処理しなければなりません。

バカな男の下心をくすぐりながら、それをうまくかわし大きな取引を次々に決める彼女を妬む声は多いが、

その反面そんなあおいに憧れる女性スタッフもたくさんいるのです。

外から見たら美貌・教養・仕事能力のすべてを持っているあおいなんですが、やっぱり夜になると街に出て男をあさってしまうんです。

「今日は5千円でいいから私をむちゃくちゃにして…」

下品な親父たちに懇願してまで自分の体を買ってもらおうとするあおい。

外国人の1件で一度は売春を控えようとしたあおいでしたが、本来もっている性衝動はこんなことぐらいで収まるわけもなく、

なにかストレスを感じる事があると我慢できず夜の街で行きずりの男たちに自分を売り歩く日々を送っているのです・・・

父の死

昼と夜に別の顔を持つあおい

ストレスを感じたある日、いつものように男をあさる準備(着替え)をしていると、

突然海外から電話が・・・

相手はロスで父親と暮らす愛人の亜希子でした。

亜希子は直接あおいの携帯へ電話した事を詫びると父親が危篤だと伝えてきたのです。

「えっ・・・!?」

「お父様が・・・・」

父の悲報を知らせを聞いて思わず言葉を失うあおい。

なぜなら、

彼女が昼と夜、二つの顔を持つようになった原因は父親にあるからです。

極度のファザコン!

これが彼女の正体なんです。

昔から、母より、妹よりも常に父から可愛がられ期待されてきたあおいにとって父親の存在は絶対的だったのです。

ずっと父親に褒められるためだったらなんでもする娘でした。

天才的才能をもつ父に見捨てられないよう凡人だったあおいはコツコツと努力し続けて、

つねに大きなプレッシャーと戦っていたのです。

そのストレスが昼と夜、二人のあおいが誕生した原因なのです。

そんな父親が『末期がん』と診断されて今は危篤状態となっているのです。

 

あおいと家族はすぐさま父がいるロスへ向かいますが彼女たちが病院に到着してほどなく、

父親は帰らぬ人となりました。

その後は母親と愛人の修羅場が始まります・・・

外国人の遺体

父の死後、彼が経営していた『国枝デザイン事務所』の後継者となったあおい

彼女は偉大な天才デザイナーだった父親にぶら下がって生きてきた無能な人間たちの対応に追われ、

思惑だらけの大人たちとのギリギリの駆け引きを演じてる中、

蓄積するストレス発散のために、毎夜、男たちを求めて夜の街をさまよい続けるのです。

すると・・・

そんなある日、

ついにあおいがビルの上から突き落とした外国人の遺体が見つかってしまう!

ここからあおいの人生はより悲劇的なものへと突き進んでいくのです・・・

 

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1巻の感想

この作品のベースとなった『東電OL殺人事件』の犯人は冤罪で釈放されてるんです。

なので実話も漫画以上にエモ―ショナルな話なんです!

この作品を読んでから、実話の事件が気になって調べちゃいました。

当時はショッキングな事件としてかなりマスコミを騒がせた事件だったみたいですね。

確かにエリートOLが売春婦だったなんて話は実話にしてはドラマチックすぎますよね。

彼女が持っていた二つの顔の原因はこの漫画で父親にあるという設定にしてるのかな?

父からのプレッシャーを耐えるためにあおいが作り出した売春婦の人格。

二重人格というわけではないけれど、なにか他のキャラで自分をむちゃくちゃにしないと正常を保てない状態。

その結果、彼女は悲劇的な最後を遂げる事になるんですが、この作品に寄せられたレビューを見てみると

「彼女の行動が分からない!」

そんな意見が多く見られますが、

サイト主のまるし―は別に不思議とは思いませんでした(汗)

人がどんな事にストレスを感じ、どういう方法で発散するかは人それぞれで、

彼女はたまたま男に抱かれることでストレスから解放されてたと言うだけで、

今の時代、そんな女性は結構いそうだと思うんですけど・・・

なんか…

「信じられない~」

「怖いわ~」

なんていってる女ほど他でもっとヤバい事してそうに思います。

ずっと優等生を頑張ってきたあおいだからこその売春婦という逃げ道。

今は、あおいがとめどなく不憫に思えてしょうがない。

 

>>>『ウラノルマ』2巻の解説と感想はコチラ♪

 

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