ウラノルマのネタバレ 3巻!愛されたかった女の悲し過ぎる結末

実際に起きた事件を参考に描かれた

鬼才・坂辺周一さんの描き下ろし問題作、


愛されたかった女の悲し過ぎる結末

ウラノルマ
3巻の解説と感想です♪

本シリーズはこの3巻
結末を迎えます!

それは同時にあおいの人生も
結末を迎えるということになる・・・

 

前回の2巻で、あおいの幼少期から学生時代に至るまでの

詳しい生い立ちが語られて、

かなり彼女に感情移入してしまったサイト主のまるしーです。

 

なので、この漫画との別れはとっても辛いところなんです!

 

ただ・・・

父親に愛されたかった女の悲しい結末は

一体どんなふうに最後を迎えることになったのか・・?

 

超エリートとして外資の大手企業・グーバルから

 

グーバル日本支社へ移動になったあおいは、

アメリカとの商習慣と違い
日本の卑劣な妬みや嫉みに苦労させられます。

 

同僚たちからの激しい嫌がらせに耐えながらも強い気持ちで

仕事に邁進する彼女でしたが・・・

 

衝撃のラストは、
もうちょっとで幸せに慣れたのに~

という場面で悪魔がやって来ます・・・

 

そして・・・

彼女の体を最後に買ったのは
思ってもいなかった人物だったんです。

 

しかしそれは一方で
因果応報という言葉を感じさせる相手でもありました。

 

悲しい結末だったな~。


2巻の解説と感想はコチラ♪
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ウラノルマ3巻のあらすじ

「私の事なんか誰もわからないわよ!」

MITを出た期待の新人・北原暸(きたはらりょう)。

 

彼の出現により社内で孤立を深めていくヒロインのあおい。

 

部下たちからはないがしろにされ
社内での立場は急降下してしまうことに、

 

そんな時、あおいの父の弟子だった建築家 物江(ものえ)によって

窮地を救われたあおい。

 

そんな彼から

「君みたいに不器用な女が好きなんだ」

と言って告白される・・・

 

しかし彼はあおいのもつもう一つの顔を知らない!

 

ただ・・・誰かに愛されたかった女の悲しい結末・・・

衝撃のサイコサスペンスが遂に完結です!

ウラノルマのネタバレ 3巻!愛されたかった女の悲し過ぎる結末

あらすじにもあったように、

あおいと同じMIT出身の部下・北原によって

彼女のチームはひっかき回されるようになり、

 

そのピンチを救ったのが、
父の会社で育った建築デザイナーの物江だったんです。

 

最初彼女は、物江が父とモメて会社をやめていったと思っていたので、

 

父親との関係を考えると

彼が自分に好意を持っていたとは夢にも思っていませんでした。

 

そして、今まで誰の力を借りることなくここまでやって来た彼女にとって、

 

自分を救ってくれた物江の存在は衝撃的でした。

 

「親の偉大さに負けず、頑張ってるお前が好きなんだ」

 

「俺と付き合ってくれないか・・?・・あおい」

 

不器用な男の正直な告白。

 

この時に彼の胸に飛び込んでいれば、

あんな悲しい結末を迎えずにすんだかもしれない・・・

 

見ず知らずの男には何のためらいもなく体をさらせるのに、

 

好意を抱く男には素直になれないあおい

 

彼女は物江の告白を一蹴して、
夜の街に消えていくのです・・・

初めての客

3巻では物語のクライマックスに向けて、

あおいが売春するようになるきっかけとなった話と、

最初の客をとった話が描かれています。

 

学生時代に出会い系サイトで知り合ったサイコ野郎に犯されてからというもの

まったく男性との性交渉がなかったあおいは、

 

仕事で、同僚にハメられて、
大きな失敗をしでかしてしまう。

 

やけ酒を飲んでベロベロになった彼女は

とある高級飲み屋で、
社会的地位の高そうな紳士に介抱されて、

 

そのまま優しく抱かれるのです。

そして、彼女は初めて女の喜びを知ってしまう・・・

 

その時、その紳士は車代として、
彼女に5万円を置いてゆきました。

 

仕事で傷つくことがあると、
紳士がいた高級飲み屋へ向かうんですが

 

そう都合良くはその紳士に会えません。

 

ただ・・

物欲しそうに当たりを見回す彼女に男たちは声をかけてくるのです。

 

始めはお金を取らずに一夜のメイクラブを楽しんでいたあおいでしたが、

 

美人で教養のある彼女がなぜ男を物色してるのか?

男たちは疑問いだき始めました。

 

その時、あおいが思いついたのが、
売春という方法だったのです。

 

「私を抱くならお金をちょうだい!」

「あなたは私にいくら出せるの?」

 

ここから昼はエリートOL、そして夜は売春婦という

 

国枝あおい2重生活が始まったのです・・・

最終回!悲しい結末へ

あおいのことを心から愛してくれる

物江という男が現れたにも関わらず自分を止めることができない彼女。

 

そんなある日、

物江はあおいが忘れていった手帳を見て、

書いてある内容に疑問を持ちます。

 

その内容とは、
あおいが過去に体を売って稼いだ金額の一覧表でした。

 

「なんだ・・・これは」

手帳に書いてある不可思議な数字の羅列を見て

驚いた物江はあおいに手帳の内容を問いただします。

 

「あなたに関係ないことでしょ!」

 

そう言って物江を拒絶するあおい。

ますますあおいの事が心配になった物江は

 

あおいの秘密を知ろうと、
仕事終わりの彼女を尾行し始めるようになります。

 

そんな物江の行動に気づいて、始めのうちは

売春をせず家に直帰していたあおいでしたが、

 

やがてストレスが溜まってくると
売春を我慢することができなくなって・・・

 

ここから怒涛のクライマックスに突入します。

いよいよ衝撃のラストが・・・

 

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 3巻の感想

え~っ!

もうちょっとだったのに・・・

というのが読んでみた感想です。

 

あおいが幸せになるまでもう少しだったんです。

 

最後はドラマチックな結末でした!

まさかあそこであの人物が出てくるとは・・?

 

最後、あおいを亡き者とする男は、

売春客であって客ではありません。

ある男に関係する思ってもいなかった人物だったのです。

それもあおいを殺そうとして近づいてきたわけではなく

ある種、はずみのような殺され方をするわけです。

 

この呆気なさ・・・

たまらなく悲しい結末でした。

 

惜しい・・・

じつに惜しい最後です。

 

最後の最後・・物江の愛に気づいたあおいは彼のもとへ向かおうとするのです。

 

しかし・・・

まぁしょうがないですよね~

 

もともと実話の殺人事件がモデルになってる作品なわけですから、

結末を変えてしまう訳にはいかなかったのでしょう!

 

物江さんの愛を気づいた時には、

もう死へのカウントダウンが始まっていたというわけです。

 

あの結末が彼女の運命!

 

父に翻弄され、
世の男どもにかき乱された彼女の人生。

 

それでもあおいは努力し続けたんです。

 

そしてゆっくり休めるときがやってきた。

 

「もう頑張らなくてもいいよ・・」

 

そんな言葉を彼女には贈りたい。

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