著者:若本雪水
『売れ残り令嬢と笑われた私ですが、年下公爵から溺愛されています 』
1話の解説と感想です♪
荒れた土地でろくに作物も育たない領地を父親の死で引き継ぐことになった若干20歳の伯爵令嬢・アンジェリーナ。
彼女は年下の執事見習い・ヴァンと共にできうる限りの領地再生に取り組み、
寝食を忘れて領民の暮らしを守るために働き続けました。
それから7年後、ようやく荒れ果てた領地が再生されて、領民たちの暮らしも豊かになった頃、
すでに27歳となっていたアンジェリーナは完全に婚期を逃していたのです(汗)
もはや年相応な貴族のご子息からは相手にされない年齢となってしまったアンジェリーナに、
彼女が嫁ぐお相手の貴族は見つからないのだろうか…?
とびっきり甘くて純愛なアッと驚く逆転シンデレラストーリーの幕が切って降ろされました♪
「報われるべき人がちゃんと報われる幸運を手に入れるトロットロな溺愛ストーリーでございます♪」
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【ネタバレ1話】売れ残り令嬢と笑われた私ですが、年下公爵から溺愛されています|若干二十歳の領主!
若干二十歳の領主
ボレアン伯爵家の一人娘・アンジェリーナは彼女が二十歳になった年に領主である父親が他界し、
その後は領主代行としてアンジェリーナがボレアンの領地を治めることになりました。
作物が育ちにくい荒れ果てたボレアンの領民たちはみな貧しく、その日食べる食料さえもない人たちが多く存在していた。
そんな状況に若干二十歳の領主は立ち上がりました!
アンジェリーナは年下の従者であるヴァンと共に、ボレアン領地の再生に心血を注いで取り組みました。
それから7年後、ようやくアンジェリーナの努力が実を結んで領地は見事に再生されます。
それによって領民たちの暮らしが見違えるように豊かとなりました。
ただ…
この時点でアンジェリーナは27歳という年齢を迎えて完全に”婚期”を逃していたのです(汗)
国の法律によって貴族の家は女性が継ぐことができない規則があって、
このままではいつまでたってもアンジェリーナは領主代行という肩書に過ぎない存在なのです。
そろそろ入り婿を探すか、自分がどこかの貴族に嫁ぐのかを考えなければいけない時期に来た。
そこでアンジェリーナは目ぼしい結婚相手を見つけるために、
長年断り続けていた社交界への参加を決意したのです。
かなり遅まきなセカンド社交界デビューだ。
7年ぶりの夜会
7年ぶりの夜会へと出席したアンジェリーナは、まるで浦島太郎のような気持でした。
すでに知っている令嬢たちの顔はなく一人でポツンと佇んでいると、
今回の夜会を主催したマルチ―ノ公爵気の令嬢・リリアナが声を掛けてくれたのです。
だけど優しかったのは最初だけで、本来のリリアナの目的は、
27歳にもなってまだ独身のアンジェリーナを蔑みたくて声を掛けたのです(汗)
そこまで言いたい放題に罵りますかというくらいたっぷりイジメられたアンジェリーナは、
メンタルが崩壊する寸前まで心を痛めつけられて自宅に帰ってきました。
アンジェリーナは初めて自分が貴族社会でどう見られていたのかを思い知ったのです。
ここまで笑いものにされてしまっては、誰も自分なんてもらってくれる男性はいないだろう。
すっかり落ち込んで途方に暮れるアンジェリーナ。
そんな彼女を長年苦楽を共にしてくれた従者のヴァンが優しく慰めてくれるのですが、
そんな最も信頼して弟のごとく可愛がっていたヴァンが、
アンジェリーナが夜会でコテンパンに打ちのめされたこの翌日。
誰にも何も告げずにボレアン家を出て行ってしまったのです。
{なぜ…!?}
嫁ぎ先の目途もつかず、身内のように信頼していた従者にも裏切られたアンジェリーナはこれからどうなってしまうのか…(汗)
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1話の感想まとめ
アンジェリーナがボレアン領の領主代行という立場を背負って、
そこから懸命に荒れ果てた自国領地の再生に取り組んでいた頃に、
侍女から社交界の案内が届いている報告を受けた彼女は、
「ドレスを買う余裕があるなら領民のために使うわ」
と…ハッキリと言いきっていたあのセリフには痺れました!
これが若干まだ二十歳のアンジェリーナ嬢が発した言葉なのです。
カッコイイです。
恐らく彼女が自覚している領主としての責任感と正義感は、持って生まれたものではないでしょうか?
教育されて言えるようなセリフではないと思う。
世の二十歳くらいな貴族のご令嬢ならば、普通はオシャレとお婿さん探しで大忙しな時期でしょう。
実際のところは知りませんが…(汗)
そりゃ~そんなカッコイイ背中を見せられ続けていたら、従者のヴァンもしっかりとハートを撃ち抜かれることでしょう(笑)
だって…アンジェリーナは途方もない大仕事を年長者に頼ることなくたった一人でやってのけたのですから!
それだけに女性が貴族の家系を継ぐことはできないという法律はあまりにも切ない規則だ(汗)
自分が心血を注いで繫栄させた領地を、むざむざと男だというだけで貴族のお婿さんに持っていかれるわけですから。
もし…
サイト主のまるしーがアンジェリーナの立場だったら、
絶対に亡き父親の領主代行として、そのままボレアン領での領主を続けて婿探しなどしなかったでしょう。
何が悲しくて必死になって嫁ぎ先を探さなければいけないのか(汗)
「絶対に嫌だ!」
適当な年齢になったら成人した賢くて従順な養子でもとって後を継がせるのが一番いい方法だ。
でも…アンジェリーナは性格がすごく真面目でピュアな女性だから、
嫌な思いしかしないであろう社交界での婿探しを始めてしまったわけだ(汗)
そして案の定やっぱり登場してきた悪意に満ちた悪役令嬢・リリアナ!
あそこまで直接的な誹謗中傷を受けても、まったく言い返すことができなかったアンジェリーナが見るに忍びなかった。
それはひとえにアンジェリーナに親しい友人がいなかったからだ。
社交界のような魑魅魍魎としたバケモノたちが集う皮肉と嘲笑に満ち溢れている場所へ、
たった一人なんの装備もつけずに飛び込んでいくのはまさに”自殺行為”でしかない(汗)
ほとんど行ったことがなかった社交界のパーティーだから、勝手が全く分かっていなかったのでしょう。
父親の代からボレアン家で執事をしていたと思われる老齢のじいや辺りが、
事前にアンジェリーナへ貴族社会の現実をレクチャーしてあげることはできなかったのか?
ここまで領民のために自分の人生を犠牲にして領地運営に務めてきたアンジェリーナが、
さすがにバカ丸出しなパリピ娘たちの笑いものにされている光景は不憫でしょうがなかったです。
ものすごく切なくて屈辱的な思いをしたアンジェリーナでしたが、
結果的に、
「ヴァンがいてくれて良かった♪」
タイミングも最高だよ。
「よっ…!レマーク時期公爵様♪」
一体どういう経緯でそういうことになったのかは次の2話でじっくり事情を聞かせてもらいますが、
果たして…
これまでずつと実の弟のように可愛がっていたヴァンのことを、
アンジェリーナがそう簡単に一人の男性として受け入れることができるのだろうか?
本作のタイトルからするとボレアン家の従者から時期公爵となったヴァンから、
一方的な溺愛を受けていく未来が予想されますが、
とにかく報われるべき人がちゃんと報われる光景は、見ていてすごく気分がイイもんだ♪
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