
『闇大公様を攻略します!』は、悪女と恐れられる令嬢と、彼女を警戒する闇大公の出会いから始まります。
ところが1〜6話で、疑う側だったルディックの行動が少しずつ変わっていく。
なぜ彼は、怪しいはずのアイシャを自ら守るようになったのでしょうか。
二人の関係が動き始めた1〜6話を、順番に追っていきます。
『闇大公様を攻略します!』1〜6話ネタバレ
1話|アイシャが「闇大公攻略」を命じられる
両親を亡くした公爵令嬢アイシャは、家督を継いだ叔父一家のもとで、病弱な弟ジョシュとともに暮らしていました。
しかし実際には使用人同然の扱いを受け、さらに従妹イザベラの問題行動までアイシャの仕業として皇帝へ伝えられてしまいます。
その結果、皇帝が信じているのは、実際の彼女とはかけ離れた「問題ばかり起こす悪女アイシャ」でした。
そんなアイシャに皇帝が命じたのが、ヴァレンフォード大公ルディックへの嫁入りです。
ただし目的は結婚ではありません。
皇帝が警戒するルディックの信頼を得て、大公家の内情や弱みを探る――それが「闇大公を攻略しろ」という命令の意味でした。
病弱なジョシュを守るため、アイシャは命令を受け入れます。
一方、ルディックのもとにも皇室から花嫁を送り込むという知らせが届きます。
「悪女」として送り込まれるアイシャと、彼女を警戒して待つルディック。
1話は、まだ顔も合わせていない二人の結婚が決まったところで幕を閉じます。
2話|悪女アイシャと闇大公ルディックが初対面
闇大公へ嫁ぐことが決まったアイシャは、病弱な弟ジョシュに別れを告げます。
つらい別れではありますが、この結婚によってジョシュは皇室の保護下で十分な療養を受けられるようになります。
弟を守るためなら――。
そう覚悟して旅立つアイシャですが、最後まで彼女を苦しめるのが「悪女」という濡れ衣でした。
出発の日にも従妹イザベラと元婚約者マルコに絡まれていたところへ、ついに闇大公ルディック・ヴァレンフォードが現れます。
ルディックは二人を相手にすることなく一蹴し、アイシャを連れてその場を離れました。
恐ろしい人物だと聞かされていた「闇大公」とは、いったいどんな男なのか。
初めてルディックと向き合ったアイシャは、心の中で決意します。
この人を、必ず攻略してみせる――。
ここからアイシャの「闇大公攻略」が始まります。
3話|「悪女」と「闇大公」双方の噂が崩れ始める
ヴァレンフォード邸へ到着したアイシャは、めまいを起こしてしまいます。
そんな彼女を抱き上げて運んだのはルディックでした。
恐ろしい「闇大公」と聞かされてきたアイシャにとって、その行動は噂から想像していたものとは少し違います。
しかしルディックは、二人きりになると厳しい現実を告げます。
自分はアイシャとの婚姻を結ぶつもりはない――。
皇室からはルディックが妻を求めていると聞かされていたため、アイシャにとっては予想外の言葉でした。
それでもアイシャは拒絶されたことを責めず、正直に話してくれたことへ感謝します。
さらに、ヴァレンフォード家を恐れていないこと、これからルディック自身を知っていきたいことを伝えて、彼の手を取ります。
その姿に戸惑ったのは、今度はルディックの方でした。
彼が聞かされていたのは「悪女アイシャ」。
ところが、実際に会った彼女はどうも噂通りには見えない。
「悪女」と「闇大公」。3話では、二人が相手に抱いていた先入観が、早くも揺らぎ始めます。
4話|大公家で始まる生活と、進まない「攻略」
ヴァレンフォード家での生活が始まったものの、アイシャの「闇大公攻略」は早くも行き詰まります。
ルディックは夜になっても姿を見せず、彼を支える側近たちも隙を見せません。
皇帝からは信頼を得て情報を探るよう命じられているのに、肝心のルディックへ近づくことすらできないのです。
一方、アイシャ自身の生活はこれまでとは一変します。
叔父一家のもとでは使用人同然だった彼女が、大公家ではきちんと迎えられ、マノという専属侍女まで付くことに。
何もせず世話をされる生活に慣れないアイシャは、ただ待っているのではなく、自分にもできることを探そうとします。
ルディックをどう攻略するか以前に、この大公家で自分は何ができるのか。
4話では、思うように任務が進まないなかで、アイシャが自分なりの一歩を踏み出し始めます。
5話|悪女らしくないアイシャと魔獣の襲撃
大公家で暮らし始めたアイシャのドレスが、子供たちによって汚される騒動が起こります。
マノは子供たちを捕まえ、どんな罰を与えるかアイシャに判断を求めます。
ところが事情を知ったアイシャは、誰も罰しません。
それどころか、この出来事をきっかけに子供たちと交流するようになり、彼らが受けている授業にも一緒に参加することになります。
「悪女」と聞かされていた人物とは、やはりどこか違う。
しかしルディックは、そんなアイシャをまだ信用していません。
危険なヴァレンフォード領へ自ら嫁いできた以上、何か目的があるはずだと警戒を続けています。
そんななか、子供たちの前に魔獣が出現。
逃げ遅れた少女が襲われそうになると、アイシャは迷わず飛び出し、その身をかばいます。
自分まで危険にさらされながら、見ず知らずの子供を守ろうとするアイシャ。
そこへ駆けつけたのがルディックでした。
6話|アイシャを守るルディック、過去と「力」の謎が浮上
魔獣からアイシャを救ったルディックは、傷ついた彼女を自ら治療し、そのまま夜通しそばで看病します。
本来なら命に関わってもおかしくない傷だったにもかかわらず、アイシャは助かりました。
その様子からルディックは、アイシャに瘴気への耐性とも考えられる何らかの「力」があることに気づきます。
夜中、寝ぼけたアイシャがルディックに触れ、「苦しいね」「痛いね」と声をかけると、彼の脳裏に1話冒頭の少年と少女の記憶がよみがえります。
ただし、二人の正体はまだ明かされていません。
そして翌朝。
目を覚ましたアイシャに、ルディックは二つの質問を投げかけます。
「お前は皇帝から何を吹き込まれた」
「お前のその力を皇帝は知っているのか」
アイシャ自身にも、その「力」が何を意味するのか分かっていません。
過去の記憶と、瘴気に関係する可能性のある謎の「力」。
二つの謎が浮上したところで、6話は終わります。
ルディックはなぜアイシャを疑っているのか
ルディックの疑いは、すべてが間違っているわけではありません。
「悪女アイシャ」という評判は、彼女に着せられた濡れ衣です。
しかし、何か目的があって自分のもとへ嫁いできたのではないか――という警戒は当たっています。
アイシャは実際に皇帝から「闇大公を攻略しろ」と命じられ、ルディックの信頼を得て大公家の情報を探る役目を背負っています。
だから厄介なのです。
目の前のアイシャは、聞いていたような悪女には見えない。
それでも、皇帝から送り込まれた以上、完全には信用できない。
「悪女」という疑いは崩れていくのに、「皇帝の意図」への疑いは消せない。
これが、ルディックがアイシャを守るようになっても警戒を解けない理由です。
それでもルディックがアイシャを守るのはなぜ?
ルディックは、まだアイシャを信用していません。
それでも彼女を守るのは、噂よりも、自分の目で見てきたアイシャを無視できなくなっているからです。
警戒して観察するほど、「悪女」という人物像と実際のアイシャは噛み合わなくなっていく。
そして5話の出来事によって、その違和感は決定的なものになります。
だからこそルディックは彼女を救い、自ら傷の治療までしました。
ただし、これは「もう信じている」という意味ではありません。
疑っている。それでも放っておけない。
6話時点のルディックは、まさにその間にいます。
ルディックの本心は?噂ではなくアイシャ本人を見始めている
6話までのルディックに、はっきりとした恋愛感情があるとはまだ言えません。
ただ、一つだけ明確に変わったことがあります。
最初のルディックが見ていたのは、皇帝から送り込まれてきた「悪女アイシャ」でした。
しかし今は、噂だけでは彼女を判断できなくなっています。
疑えば疑うほど、実際のアイシャは聞かされていた人物像から遠ざかっていくからです。
だからルディックは彼女を守りながらも、問いかけることをやめません。
「悪女なのか」ではなく、「アイシャとは何者なのか」。
ルディックの関心は、すでにそこへ移り始めています。
6話で浮上した「過去」と「力」の謎
1話冒頭の少年少女はアイシャとルディックなのか
1話冒頭に登場した、正体不明の少年と少女。
6話でルディックがその記憶をよみがえらせたことで、現在の二人との関係が気になるところです。
ただし、少年少女の正体はまだ明かされていません。
現時点で「幼い頃のアイシャとルディック」と断定することはできないため、なぜルディックがあの記憶を思い出したのかが今後の注目点です。
ルディックが気づいたアイシャの「力」とは?
もう一つは、ルディックが気づいたアイシャの「力」です。
魔獣から受けた傷が致命傷にならなかったことから、ルディックは彼女に何らかの力があると確信しています。
瘴気に対する耐性を持っている可能性はありますが、その正体はまだ不明。
しかもアイシャ本人にも自覚がありません。
アイシャにはなぜその力があるのか。そして皇帝はその存在を知っているのか。
6話で生まれたこの疑問が、次の展開へつながります。
続きが気になるなら、まず1話から確かめてみて
『闇大公様を攻略します!』は、コミックシーモアで先行配信されています。
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