著者:もものもと
『妖狐の旦那さま~大正花嫁奇譚~ 』
7話の解説と感想です♪
最悪な事態が発生してしまいました!
比呂と邪神が手を組んだチームプレイで九石家が悲劇的な状況に陥る(汗)
もちろんその責任のほとんどは実琴の側近である紫月が招いてしまったことだが、
でもそれは実琴と九石家の将来を心配した結果の過ちであり、
もっと実琴は紫月に言葉を尽くして灯里とのことを理解してもらうべきだったのだ。
それも…今となってはすべて後の祭りです。
比呂の術に惑わされた九石家の運命はどうなってしまうのか…?
「実琴の側近である紫月は死罪にも等しい過ちを犯してしまったわけだが…(汗)」
6話の解説と感想はコチラです♪
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妖狐の旦那さま【ネタバレ7話】えっ…!?比呂に九石家が支配された?
怪しい笛の音
紫月から新薬だと言われて渡された黒い丸薬を飲んでしまった実琴はすぐに意識を失いました。
そこからはもう比呂と邪心の筋書き通りに事が運んでいきます。
九石家の人間をまるごと洗脳するために比呂が怪しい笛の音を奏でました。
ヤバい!
その瞬間…屋敷の中にいた灯里は頭が痛くなるような笛の音を聞いて部屋の外に出る。
でもこの時すでに比呂による”洗脳”は完了していて、
九石家の使用人たちは誰も灯里の呼びかけに応じる気配がまったくない。
まるで灯里の存在など見えていないかのような使用人たちの態度です(汗)
{一体みんなどうしたって言うの?}
そんな中、前方から紫月が見えてホッとする灯里。
彼女は紫月に屋敷で何か異変が起きていることを伝えるのですが、
灯里の言葉には反応するものの、明らかにこれまでとは違った冷たい態度の紫月がいました。
しかも…
彼はこれから大切な人をお迎えするからと、灯里には自分の部屋に戻るよう促したのです。
やっぱり何かが変だ!
そんな時です。
やっと話が通じる正常な状態の二人が灯里のもとに駆け寄って来てくれました。
その人物とは、実琴の側近の中の二人、七生(ななお)と天真(てんま)でした。
どうやらこの二人は比呂の笛の音で洗脳されなかったようだ。
えっ…!?比呂に九石家が支配された?
比呂の洗脳にかからなかった七生と天真も屋敷で何が起こっているのか分からないみたいで、
とりあえず灯里は二人に紫月が言っていたお迎えする人物のことを伝え、
屋敷の玄関側へ向かってみることにしたのです。
すると…
そこにはすでに大勢の使用人たちが玄関扉を挟んで二列に並んで客人を迎えようとしていました。
やがて扉が開き、入ってきたのは妖艶な衣装を身につけた比呂でした。
えっ!?
まさか?
どうなってるの?
しかも…以前までは露骨に比呂を嫌っていた実琴が笑顔で彼女を迎えて、
「よく参られた…九石の真の花嫁よ」とか言ってる始末だ。
マジかこれ?
3人は呆然とその光景を見て驚愕している。
えっ…!?比呂に九石家が支配された?
このあと…
比呂がこれまで溜めてきた灯里へのフラストレーションを一気に解消していきます。
とんでもない事態になってしまいました(汗)
一体どうしちゃったの実琴さん?
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7話の感想
なんか…
九石家のセキュリティーがユルユル過ぎて呆れてしまう(汗)
紫月以外の側近はみんな役立たずなのか?
それに…
いつまでたっても卑屈で自分というモノがない灯里にもいいかげん見てて疲れました。
今回はちょっとだけ比呂が灯里に対してずっとムカついてきた気持ちが分ったような気がする。
「確かに灯里はムカつくわ!」
1話からずっと灯里のことを見ていて、とにかく何から何までうっとおしい女だと思う。
控えめな態度が魅力的なのは時と場合によりケリであり、
灯里の場合はもはや害悪と言っていいほどのうんざりレベルです(汗)
アンタがいつまでたってもそんな態度だから、紫月も不安になって間違った判断をしてしまったんだ。
正直言って奴隷根性が根から染みついた灯里はもう九石家から出ていった方がいい。
例え今回のことが無事に解決したとしても、この先も絶対に灯里のことで実琴が被害を被ることになるでしょう。
というかサイト主のまるしーはホントに灯里みたいな性格のヒロインが嫌いだということを再認識した。
実は灯里のようなタイプのヒロインが主人公の物語では、
時々ヒール側の視点に立って物語を楽しむことにしているのです。
今回はたまたま灯里側の視点に立って物語を読み進めてきたらもうストレスが溜まりまくりだ(汗)
「もう無理!」
今のまるしーには灯里が比呂の邪魔をするあざといクソ女に思えている。
それほど灯里の言動や行動がもどかしくてしょうがない。
比呂目線で読んでいればよかった。
ただ…それで一つ問題なのは比呂がおバカなところなのです(汗)
実に思慮が浅く、抜け目ないきっちりした部分もなくい愚かなヒール役なので、
すぐに弱くて卑屈なだけの灯里に出し抜かれてしまうわけです。
「これは困った!」
そうなると一体誰の視点に立ってこの作品を楽しめばいいのか?
実琴にしても偉そうなことを言ってるわりにはあっけなく紫月の思惑にハマってピンチを招いているし、
さながら色欲にのぼせ上がっているおバカ当主にしか思えない状況だ。
そんな自分の感情に大きく左右される頼りない主だからこそ、
責任感の強い紫月が比呂と邪心の誘惑に乗ってしまったわけだ(汗)
今回の事件を総括してみるとやっぱり一番責任が重いのは実琴だな。
この男さえもっとしっかりしていれば、こんな悲惨な状況にはならなかった。
比呂の笛の音でたまたま洗脳されていない七生と天真なんて恐らくクソの役にも立たない存在だろう。
なんであの状況で灯里を一人きりにしておけるのかが意味不明です。
あの二人は比呂が灯里に攻撃してる時に何をしているのか?
まったく頼りにならない側近くんですよ。
よくこんな体たらくで九石家がここまでやってこれたもんだ。
この先どこまで比呂による洗脳状態が維持されるのかは分かりませんが、
灯里には自分の弱さが原因でこんな事になってしまったんだと後悔の中で絶望して欲しい。
これで灯里になんの被害も苦しみもなくハッピーエンドが待っているのは気にくわない。
彼女には後悔の念に打ちひしがれながら死ぬよりも辛い絶望を味わって欲しい!
ここまでなんとか灯里には自分を鼓舞して頑張って欲しいと願っていましたし、
彼女に対して責めるような発言は控えてきたまるしーなのですが、
もうここらへんで我慢の限界がきてしまいました。(汗)
「自分の心は偽れない。」
どうしても私は灯里みたいな女性が大嫌いだ。
これはもう生理的な感情だからしょうがないわ!
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