【ネタバレ7話】身代わり聖女は猛毒皇帝と最高のつがいを目指します!|毒耐性の強化に励む!

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著者:乙嶋かさね /羽是

『身代わり聖女は猛毒皇帝と最高のつがいを目指します!

7話の解説と感想です♪

ここまでおよそ皇妃に対する態度とは思えない失礼な態度でルイに接してきたあのラサラスが、

ルイのアリスタルフに向ける聖母のような深い愛情を知ったことで、

大いに感動したラサラスはルイに”臣下の礼”をとって変わらない忠誠を誓いました。

これでルイには身近に信頼できる強い味方がメイメイとラサラスの二人になり、

早速その二人から今の政情不安なイグナガルド帝国におけるアリスタルフ政権を盤石なものにするため、

一日も早く後継ぎを作ることを提案されるのです。

えっ…!?

それはちょっとまだ早すぎやしませんか…というルイの意見は通用しない。

かくして…ルイはアリスタルフとの子を宿すために必要な毒耐性の強化”に励むこととなりました。

なんとも嬉しいやら恥ずかしいやら不安だわで…(汗)

「愛する人と体を重ねるために毒耐性を強化する必要があるというシチュエーションがエモい♪」


6話の解説と感想はコチラです♪
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【ネタバレ7話】身代わり聖女は猛毒皇帝と最高のつがいを目指します!|毒耐性の強化に励む!

毒耐性の強化に励む

イグナガルド帝国におけるアリスタルフ政権をより強固なものとするために、

一日でも早くアリスタルフとの子供を授かるべきだとメイメイとラサラスに助言されたルイは、

早速メイメイが紹介してくれた医師・シブ先生の指導を受けながら”毒耐性の強化”に励むこととなりました。

エッチしてもアリスタルフの毒でルイが死んでしまわないように。

ただその訓練は至ってシンプルなもので、少しずつ体内に毒物を入れて体に慣らしてゆくという方法でした。

最近までアリスタルフと同じ毒の入った食事をしていたルイだったのですが、

今はアリスタルフの気遣いからルイは普通の人間がする食事をしていたのです。

このことでも分かるようにルイは明らかにアリスタルフから愛されているのです。

そんな彼の気持ちに少しでも応えたいと願った上での毒耐性の強化というわけだ。

でも少し気がかりなのは、ルイがアリスタルフに心配をかけまいとして、

彼にまだ毒耐性強化のことを伝えていないことでした。

それに…やってることの目的をアリスタルフに知られるのがちょっと恥ずかしいという思いもあったのです(汗)

この事が後にちょっとした騒動になってしまうのですが、

そんなある日のことです。

再びアリスタルフと年齢の近いすぐ下の弟・ナシラがルイの前に姿を現しました…(汗)

「ナ…ナシラ様…」

憧れのお兄ちゃん

一人でいるところにナシラが現れたことで思わず身構えたルイですが、

どうやらナシラとしてはルイに直接的な危害を加えるつもりはないようで、

彼は言葉だけでルイに絡んできました。

とにかくナシラの口からはアリスタルフを罵るセリフがたくさん飛び出し、

ルイに対しては、

「毒野郎と結婚したのは間違いだぜ。」

などと言い募り、このままアリスタルフとの結婚生活を続けていると、

身内から嫌われて命を狙われているアリスタルフと一緒にいつかお前の殺されてしまうぞと忠告してきたのです。

えらく嫌われているもんだアリスタルフは…(汗)

ただ…

執拗に兄を憎むナシラの口ぶりを聞いているうちに、

ルイは異常なまでにナシラがアリスタルフに執着しているのは、

兄とホントは仲良くしたいという気持ちの裏返しではないかと思い始めたのです。

そこでルイはナシラに意外な言葉をかけてみました。

「ナシラ様にとって陛下は憧れのお兄ちゃんなのですね♪」

えっ…!?

あまりに突拍子もないルイの言葉に動揺するナシラ。

どうやら図星だったようだ。

自分でも気づかなかった本心を言い当てられたナシラは、怒った様子で帰って行きました。

去っていくナシラの背中を見ながらルイは、

{いつか素直になれるといいな…}

と…心の中でそっと呟きました。

そんな時です。

張り切って毒耐性強化を頑張っていたルイがトツゼン目眩に襲われて意識を失ってしまいました(汗)

いったいルイの身に何が起こったのか…?


 

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7話の感想

ナシラがアリスタルフに対して異常なまでに突っかかるのは愛情の裏返しだったわけですね。

これは男兄弟独特の複雑な感情かな?

幼い頃から一緒に遊びたくても回りの大人たちから止められて、

そのフラストレーションが溜まった末にそれが兄に対する歪ん執着へと変わったのか?

そりゃ~全身毒まみれの兄と絡むのは危険すぎるから回りは止めても仕方ない(汗)

今となってはナシラにとってアリスタルフと闘うことが、兄とのコミュニケーションツールになっているのかもしれません。

確かに複雑で厄介な兄弟の関係性だ。

でも…

アリスタルフとナシラとって兄弟間にある確執の中身は、ルイとヒナの姉妹確執とは全く中身が違う。

アリスタルフとナシラの仲違いはいくらでも改善の余地は残されていますが、

ルイとヒナの場合はほとんど打ち溶け合う見込みがありません(汗)

悲しいかなこれはほぼ確実なことだ。

例えルイが歩み寄ろうとしてもヒナが受け付けないでしょう。

姉妹が永遠に憎しみっているという構図は辛いな…(汗)

だからこそ今回はナシラの本心が垣間見れてよかった。

彼は絶対に本気でアリスタルフを憎んでなんかいない。

逆にアリスタルフにかまって欲しくてたまらないんだろう。

「可愛いとこあるじゃん♪」

ルイが言っていたように、本当に嫌いなら関わることすらしないはずだから…。

さて…話は変わって、ナシラのせいで余分な”毒物”を摂取して倒れてしまったルイですが、

そのことで秘密の毒耐性強化作戦がアリスタルフにバレてしまいましたね(汗)

表面上はメイメイとラサラスを叱りつけていたアリスタルフですが、

きっと本心では嬉しくてしょうがないはずだ。

さらに病床のルイの口から、

「手袋なしで貴方に触れてみたいと思うのはワガママですか?」

なんて愛の告白みたいなセリフを言われた日にゃ~彼もたまんないでしょう♪

もはや二人の関係は相思相愛状態になってきました。

立場こそ違えど今までずっと孤独な人生を送ってきた二人です。

初めて自分が大切したいと心から思える人と出会い、その人から大切に思われる喜びを知ったわけです。

今後は順調に二人の愛を育んでいければいいんだけど、

なんか…また変なキャラの男兄弟が二人の前に現れましたよ(汗)

どうやら上から5番目の兄貴のようですが、

この兄が以前にナシラが口にしていた魔力を持たない人物のようですね。

果たして5番目の兄はアリスタルフと敵対する派閥の人間なのか?

そしてこの兄が間違って取り出したあの”不思議な指輪”の正体とは…?

どうやらまた何かひと悶着が起こりそうで、

なかなかゆっくりとした二人きりの時間を過ごせないルイとアリスタルフが不憫です…(汗)

 

>>>8話の解説と感想はコチラです♪

 

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