『この男、優良物件につき』第5話の濃い感想&あらすじ解説|どこで読める?

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『この男、優良物件につき ~クレクレ義妹が私のすべてを奪ってきます~』1巻表紙

目次

5話の見どころ

梓にDVをでっち上げて慰謝料を請求しようとする恵梨香。

巧みな話術で過去も現在も奪おうとする卑劣さに、梓は言い返すことすらできなくなってしまいます。

けれど今回は違いました。クールで頼れる七瀬課長が、会話をすべて録音していたのです。

これで形勢逆転。

梓は離婚と慰謝料を勝ち取り、ついに自由を手にします。

住まいは奪われても、あの家を出られることこそが何よりの救い。

さらに疲れた梓を気遣い、焦らず休めと寄り添う七瀬課長の優しさが爆発する今回の第5話でございます。


<<<4話のあらすじ&深堀り解説はこちら

5話の注目ポイント

  • 恵梨香のDV捏造がまさかの自爆。七瀬課長の録音ファインプレーで、一気に形勢逆転する胸スカ展開。
  • 離婚成立で梓の人生がリスタート。まだ弱さも残るけれど、七瀬課長に支えられて前へ進もうとする梓の姿。
  • 今回のエピソードでも人としての評価が爆上がりの七瀬課長。ここまでブレない態度でい続けるあなたは本当に素敵だ!とにかく彼の毅然とした態度に注目です!

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5話のネタバレありな深堀り感想

登場人物の紹介

※ 登場人物のプロフィールは今回の5話の内容に照らした内容になっています。

  • 春見 梓(はるみ あずさ)
    自分自身は相変わらずクレクレ義妹にやられ放題だけど、そんな義妹にバシッと言いたいことを言ってのける七瀬課長に恋心というより、衝撃を受ける。
  • 春見 宗吾(はるみ そうご)
    安定のクズ夫ぶりは変わらずで、もはや恵梨香の操り人形状態です。
  • 恵梨香(えりか)
    梓の義妹。七瀬課長への乗り換えに失敗するも、次なる一手で梓を追い込もうとする理不尽モンスター
  • 七瀬(ななせ)課長
    もはや梓にとってヒーロー以外の何でもない会社の上司。イケメンクールガイに磨きがかかりまくり。とにかくブレない態度が素敵。

恵梨香の卑劣さ爆発。七瀬課長の逆転劇が痛快

まず、姉夫婦のマンションを自分の城のように乗っ取り、何の罪悪感もなく振る舞う恵梨香。

この時点でホラー級の怖さです。

普通ならあり得ないのに、彼女の中では全てが「当たり前」。その図々しさとサイコな思考回路が読んでいて背筋凍ります。

そして極めつけは、根拠ゼロの「梓はDV加害者」捏造作戦。

ありもしない出来事を、さも真実かのように言い切り、反論しにくい雰囲気を作り出す話術の巧妙さが本当に厄介。

梓は昔からこの義妹に奪われてばかりで、今回も押し負ける未来が見えていたのがすごい。

それに輪をかけて最悪なのが宗吾でした。

夫として、男として、人としてアウトすぎる。

状況を俯瞰しようともせず、ひたすら恵梨香の操り人形であり、梓の苦しみなんて一ミリも見ていない。

このクズ男と結婚した事実だけが梓の人生最大の過ちだったと思ってしまいます。

ただ、今回は本当にラッキーだった梓。

七瀬課長の冷静かつ切れ味抜群な「録音」という一手により、一瞬で形勢が逆転して、卑劣コンビを黙らせたあの瞬間はかなり爽快でした。

ついに梓の反撃の狼煙が上がったと実感する、胸スカ展開の前半コーナーです。

離婚成立。それでも梓に残る弱さと葛藤

無事に慰謝料を手にし、晴れて自由の身となった梓。ようやく地獄のような結婚生活に終止符が打たれ、読者としてもホッとする瞬間でした。

ただどうしても気になったのは、共有財産であるマンションを素直に手放してしまったこと。

いくら関わりたくない相手とはいえ、それは相手の思い通りにしてしまう一番の悪手です。

ここで踏みとどまり奪われた分を取り返してほしかったという思いが強く残ります。

それもこれも、長年の支配関係の影響が大きいのかもしれません。

自分を守る戦いに慣れていない梓は、またすぐに逃げ腰になってしまい、それが結果的に七瀬課長へ負担を押し付ける形になっているのが気がかりなのです。

「結局迷惑かけてるじゃん」てこと。

それでも七瀬課長は一切責めることなく、梓に寄り添ってくれているのです。

もはや情だけでは説明できない距離感。

「厄介な部下」から「放っておけない大切な存在」へ。読者の誰もが気づいている関係性の変化に、いつ本人たちが気付いてくれるのでしょうか?

社内の噂地獄が現実すぎて怖い。課長の宣言に痺れた

そして5話のもう一つの見どころは、梓の離婚騒動が社内に広がる恐怖です。

「人の不幸は蜜の味」

少しの情報からデマが膨れ上がるスピードの早さがリアルすぎて笑えない。

事情も知らず「梓が悪いらしいよ」と囁き合う同僚たち。

その空気の重さは、梓の孤独を容赦なく浮き彫りにしていきます。

会社は本来安全地帯のはずなのに、逆に追い詰められていく構図がしんどい。

そんな中で放たれた七瀬課長の強烈な一言。

内容自体が激震レベルだったうえ、空気を一変させるほどの大ニュース。

あれはもう救いのヒーローではなくお騒がせマンに近い強烈な発言でした。

「今は早く続きが見たくてしょうがない。」

痺れる七瀬課長の発言を聞いた梓の同僚たちはいったいどんなリアクションを見せるのでしょう!

前回とは違う意味でまた時の人となった梓でございます。

本人のメンタルがヤバいことになりそうだ…。


>>>6話のあらすじ&深堀り解説はこちら

この男、優良物件につき|どこで読める?続きを読みたい方へ

5話では、七瀬課長の行動がはっきりと「特別」であることが伝わり、物語の温度が一段上がりました。

ここまで読んで、「この先の展開が気になる」「まとめて追いたい」と感じた方も多いはずです。

『この男、優良物件につき』は、配信サイトごとに読める話数やキャンペーン内容が異なるため、

初めて読む方ほど情報を整理してから進めるのがおすすめです。

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