ホームルーム【1巻ネタバレと感想】とんでもなくヤバイ教師が降臨した!

『悪の教典』以来のヤバイ教師が登場してきました~!

こいつはヤバイ!

何がヤバイって、愛のヒーローだからヤバイ。

でも・・・

恐らく読者は、この教師のやることなすことに目を離せなくなるだろう!

著者:千代

ホームルーム

1巻の解説と感想です♪

衝撃のサイコ ティーチャー・サスペンス!

彼は、金八先生でも、鈴木先生でもなく、殺人教師・ハスミンでもない。

ひたすら、ある女子生徒のヒーローになりたかった 愛の教師なのだ。

ただ・・・

そのやり方が尋常じゃないだけで…

ホームルームの見どころ

今回紹介する『ホームルーム』という漫画は、まさに見どころばかりが詰まった面白い作品です~♪

ザックリ言うと、学園モノで、男性教師とイジメられっ子の女子生徒とのラブストーリー? なんですけど、

これがまたエグイくらいの”偏愛”な物語で、和(なご)やかな学園ドラマの始まりから、一気に衝撃のサイコホラーな展開に突入してゆきます。

そして・・・

あるページを見た瞬間、全身に鳥肌が立ちますよ!

そのページは50ページです。

ココからいじめられっ子の女子生徒と、熱血教師の心温まる学園ドラマだった流れがが、

恐るべき本性を秘めた、男性教師のサイコホラーなストーキング・ラブに転換してゆくんです。

主人公の英語教師・ラブリンこと、愛田 凛太朗(あいだ りんたろう)は、明らかに過去、一度も出会ったことがない危ない教師です。

教師になりたての頃は、志の高い理想を持っていた先生だったんですが、

あることをきっかけにして一気に変態ストーカー教師に変身してしまったんです。

ただ・・・

その変態っぷりが、たまらなく一途な愛情から悪意なく行われていることなので、

見ていると笑いが止まらないくらい面白い♪

「こんな先生を見たかった!」

とはならないけど…

ラブリンと女子生徒との異常な恋愛の構図の結末をどうしても見たくなるのは確かだと思います。

サイト主のまるしーは完全にハマりました~♪

『ホームルーム』の立ち読み♪

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ホームルーム【1巻ネタバレと感想】とんでもなくヤバイ教師が降臨した!

愛すべき熱血教師

主人公の英語教師・ラブリンこと、愛田 凛太朗(あいだ りんたろう)は、学校イチの人気教師だ!

明るくて、熱血で、なにより生徒思いな人間性が前面に出ている熱血教師で、

それは、彼に教わっている生徒たちは全員 彼の、ウザいけど信頼できる先生だということを知っているから。

だから、愛田という苗字から、
”ラブリン”という愛称が生徒たちによって付けられたほどだ。

しかも・・・

ラブリンが受け持つクラスに桜井 幸子(さくらい さちこ)というイジメられっ子の女生徒がいるんだが、

彼は、堂々とイジメの問題をクラス内に持ち出し、なんとか解決しようと懸命に訴えかけている。

そんな生徒ファーストなラブリンの姿勢に、

ウザがって文句を言いながらも、彼の生徒たちは、凛太朗を慕っているわけです。

そう・・・

愛田 凛太朗という高校教師は、

イマドキ珍しい愛すべきキャラの熱血教師なのです。

しかし・・・

そんな彼には、誰にも知られてはいけない恐ろしい裏の顔があったのです。

その理由は、1巻1話のラストシーンで判明しますよ。

桜井幸子

ラブリンのクラスには、イジメられっ子の巨乳女子高生・桜井 幸子という女生徒がいます。

成績優秀でおとなしい彼女は、アルバイトをしながら一人暮らしをしています。

何故なら、たった一人の母親が、母子家庭なのに好きな男と暮らすために家を出たからです。

水商売で生計を立てていた幸子の母親は、当然のことながら男にだらしない。

クズみたいな男と付き合っては別れるを繰り返し、幸子が中学生の頃、とうとう男を追いかけて家を出て行ったのです。

汚いアパートには幸子だけが残されましたが、そんな酷い母親にも最低限な母性は持ち合わせていたようで、

何か月かに一度、必要最低限のお金をもって幸子のもとを訪れていたのです。

このギリギリな母親のフォローと自分で稼ぐアルバイトの給料で、幸子はいまだに飢え死にすることなく学校に通えている。

このひたむきに人生を生きる女生徒が、ラブリンの愛してやまない桜井 幸子という生徒なのだ・・・

ヒーローがストーカー?

イジメられっ子の幸子にとって、ラブリンはヒーローだった。

いろんなイジメに合う自分をいつも全力で助けようとしてくれる。

なぜ・・・

ラブリンがここまで幸子のことを全身全霊でフォローしようとするのか?

それは、ラブリンが家庭訪問のために幸子のアパートへ訪れた時だった。

初めて幸子の不幸な境遇を知り、それでも健気に成績優秀な生徒として学園生活を送っている彼女に感動したのだ!

「大丈夫…俺がいるから…」

「これからは一人じゃないから…!!」

涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら凛太朗は幸子を思って泣いた。

そう・・・

あの家庭訪問の夜、凛太朗は幸子のヒーローとなり、幸子は凛太朗のストーカー対象となったのだ。

なんと皮肉な…

なぜか・・・?

だって、幸子はこの時まで、クラスの誰にもイジメられていなかったんです。

そう・・・

幸子にずっとイジメを働いているのはこの凛太朗だから・・・

凛太朗の正体

タネ明かしが済んだところで、凛太朗幸子の構図をもう少し詳しく説明すると、

幼い頃、母子家庭で育った凛太朗だったが、あまりの借金苦で、母親が彼の目の前で首つり自殺してしまうのです。

優しい母親が大好きだった凛太朗は、その時、大好きな母を救えなかった自分の無力さを嘆きます。

そして・・・

大人になったら弱い人間を救うヒーローのような人間になりたいと心に誓うわけです。

それから数年後、凛太朗は教師となった。

して・・・

自分とよく似た境遇で暮らしている孤独な女子高生・幸子と運命の出会いを果たしたのです。

{この子はオレが救わねば…!}

しかも、それと同時に凛太朗は、幸子にもしていた。

ただ・・・

彼には、独特な美学があった。

そう・・・

辛いとき、困った時に必ず現れるのが、凛太朗にとってのヒーロー像なのだ。

彼は、幸子に悟られることなく彼女に嫌がらせを働いて、

ピンチに追い込んでから、さっそうと助けるという信じられない自作自演のヒーローを演じていたのだ。

これが、前代未聞。生徒に恋愛感情を抱き、自分のヒーロー願望を叶えるために、

わざと自分が担任する女生徒に危害を加えているサイコ教師・愛田 凛太朗の正体だ。

後半の展開

凛太朗の本性が明らかになってからは、物語がグッと変態的に面白くなってゆきます。

最新のハイテク機器を使って幸子の生活を一部始終監視する凛太朗。

それは、学校の中でも、彼女が家に帰ってからも続く。

その異常ともいうべき執着心は、幸子を穢(けが)れのない天然素材と称して、

幸子に近づく男子生徒を排除するまでの行為に及びます。

幸子を陰でイジメたうえに、幸子と仲良くする男子生徒をも彼女から遠ざけてゆくんです。

その容赦ないすべての行動は、水面下で遂行されていくんですが、

ある日、そんな凛太朗の行動が、彼に気があるセクシー保険教諭・椎名(しいな)先生にバレてしまったかもしれない。

と、まぁ~こんなドキドキの展開で、衝撃の1巻は幕引きとなります・・・

『ホームルーム』の試し読みは♪

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ホームルームの感想

この学園サイコ・ラブストーリーは、かなりエッジが効いてて、読んでるとワクワクがとまりません♪

ラブリンの異常偏愛が恐ろしいほどヤバくてハマります。

少年の心を持った、ド変態サイコ教師。

もし、自分がこんな先生に目を付けられたら恐ろしくてしょうがないわ。

でも・・・

見てる側ならたまらなく興奮してしまうわけで・・・

しかも、こんな切り口で、教師と生徒の関係を描いたラブストーリー?は初めて読んだからすごくハマってます。

千代さんという漫画家さんの作品は初めて読んだんだけど、まだ新人さんなのかな~?

ちょっと検索してみたら、他の作品が見つからなかった。

もし、今回の『ホームルーム』が初の単行本化された作品だとしたら、

絵のうまさとシナリオの構成力には突出した才能のある漫画家さんだと思います。

今後、恐ろしく期待できる実力派作家さんに成長するはずだ♪

この1巻を読んで、サイト主のまるしーは大ファンになりました。

まずもって物語の運び方と見せ方が素晴らしい~♪

この記事の『見どころ』部分でも書きましたが、本作50ページのあのシーン!

ページをめくった瞬間、足のつま先から悪寒が全身に広がる衝撃を受けました。

長い間たくさんのコミックを読んできたまるしーでも、めったに出会わない感覚です。

ホントうまい!

その後の展開も今のところは100点満点で、文句のつけようがない。

この作品の内容が道徳的にどうかとか関係なく理屈抜きで面白いのは確かだ。

ただ・・・

今のせちがらい世の中で、この手の作品が批判を浴びて、読者からのクレームとかで、

物語の設定やストーリーに軌道修正が加わることだけはなしにして欲しい。

こんな才能ある漫画家さんの自由な表現力だけは押さえつけないで頂きたいもんだ。

だって…

ワクワクして心が振るえる漫画に出会えることは少ないのです。

千代さんが新しく生み出した、非常識でド変態なヒーロー教師・ラブリンと、幸子ちゃんの前代未聞なラブストーリーは、

きっと漫画史に残る名作として、世に語り継がれてゆくはずなのです。

かなり大げさな表現かもしれませんが、長年コミックオタクを続けているまるしーにとって、ここまでエッジの利いた面白い作品は貴重です。

とにかく今後の展開が楽しみでしょうがない!

もっともっと楽しみたいから、せめて4巻ぐらいまでは続いて欲しいな~

>>>『ホームルーム』2巻の解説と感想はコチラ♪

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『ホームルーム』は、

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このコミックサイトはサイト主のまるしーもよく利用するお店で、

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