君に愛されて痛かった【ネタバレ22話】壊れたかなえが寛を走らせる!

著者:知るかバカうどん

『君に愛されて痛かった』

22話の解説と感想です♪

母親と揉めて裸足のまんま近所に飛び出したかなえが道端でうずくまる。

こんな時、いつも傍にいてくれた鳴海の姿が今はなく、

今のかなえにとって頼れるのは寛(ひろし)だけだった。

{嫌われたくない!}

かなえのそんな思いが大きく膨らみ、それがやがて発酵し、腐り始めた・・・

そして・・・

壊れたかなえが連発した寛へのLINEコメントが実に恐ろしい。

22話の見どころ

今回はちょっとスゴイです!

かなえがガッツリと壊れまくりました・・・

それも、一番 かなえがその姿を見せてはいけない相手に対してだ。

母親とバトルの末に家から裸足のまま放りだされてしまった かなえは、

その時、唯一手に持っていたスマホで寛にLINE攻撃を始めてしまったのです。

短いコメントを矢継ぎ早に送り続けるぶっ壊れたかなえ。

やがて・・・

部活が終わって家に帰ろうとする寛が、ふと かなえから届いたLINEのコメント数を見てその凄まじさに衝撃を受ける!!

さて・・・

今回22話の見どころは、とうとう寛に対して見せてはいけない壊れ方を露呈してしまったかなえの大失敗な様子です。

かなえが寛に送り続けたLINEのコメント数は尋常じゃありません。

恐らく受け取った人間がもし社会人だったならば、こんな人間とは関わってはいけないと簡単に気づいたでしょうが、

寛はイマドキ珍しいほどの純朴なスポーツ好青年なのです。

かなえの危なさを、彼女の悲しみと理解して、つい…優しい手を差し伸べてしまったわけです。

ただ・・・

かなえが抱える闇は恐ろしいほどに深く、ちょっとやそっとじゃ地上に出てくることは不可能だ。

ましてや、今は自分が精神的に助けられたい辛い立場にいる寛に何ができると言うのか・・・?

ココからのかなえと寛の未来に不穏な空気を感じとってしまうのは、

決してサイト主のまるしーだけではないはずだ・・・


21話の解説と感想はコチラ♪
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君に愛されて痛かった【ネタバレ22話】壊れたかなえが寛を走らせる!

俺が何かした?

部活の帰りに寛が目にした かなえからのLINEの数に衝撃を受ける。

寛君は
私の事どう思ってんの?

から始まり、訳の分からない短い問いかけコメントが何十件も送られていたのです。

{どーなってんだ…これ}

{俺が何かした・・・?}

おびただしい数のかなえから来たメッセージを見ながらその場で立ちすくむ寛だった。

慌てて、

かなえちゃん…ごめん

というメッセージを送るも、かなえからのLINEはとどまることなく着信し続ける・・・

{一体なにがあったっていうんだよ〜!}

内心怖くてしょうがない寛だったが、たまらず かなえに直接連絡を入れた。

すると・・・

明らかに普通の状態ではないかなえの声がスマホの向こうから聞こえてきたのです。

「今そっちに行くから…」

「どこにいるの…?」

スマホ片手に走る寛は、必死でかなえに話しかけていた。

すでに夜も遅い時間だったが、どうしても今のかなえを一人にしておくことができず、

寛はかなえとの電話のあと、急いで電車に乗り込んだ・・・

後半の展開

後半の展開は、寛がかなえのペースにドンドンと引きずられてしまう様子が描かれています。

電話から数十分後、かなえの前に現れた寛は、彼女の姿を見て衝撃を受ける。

もう夜も遅いというのに学生服姿のまま…しかも裸足でうずくまっていたのです。

寛の姿を確認したかなえは、瞳から大粒の涙を流しながら寛の胸に飛び込んできた・・・

「ど・どうしたの!?かなえちゃん」

会うなり寛の胸の中で号泣するかなえに動揺して声をかける寛だったが、

普通ではないかなえの状況を察した彼は、数秒後にはは優しくかなえの頭をなでて心を落ち着かせようとしたのです。

すると・・・

しばらくしてなんとか平静を取り戻したかなえは、寛と冷静に会話をし始めた。

ここから、寛とかなえの少しイライラするような幼いイチャイチャシーンが繰り広げられるのですが、

結局、ただただ驚かされて、夜中までかなえに振り回された寛はかわいそうで、

彼は、かなえを無事に自宅まで送り届けた後、すでに終電が終わった町を歩きだしていました。

残ったのは、明日になってもまだ治りそうもない疲労感だけだった・・・

 

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22話の感想

かなえのメンヘラが大爆発した22巻のお話でした~

実際には何度も寛に壊れたところを見られたことがあるかなえなんですが、

今回もまた、なかなかの醜態をさらしてしまいました。

以前、寛に援交現場を目撃された時以来の衝撃現場でしたね。

ここまでぶっ壊れたかなえを目の前にしても、まだ優しく彼女に声をかける寛は仏様なのか・・・?

高校生にしてココまで立派な人格の持ち主はなかなかそういないだろう。

だから余計に まるしーとしては、寛からかなえを引き離したい気持ちでいっぱいなんだ。

かなえが付き合うべき相手は、寛ではなく、かなえと同じような境遇で、同じような生活レベルで生きてきた鳴海がイチバン相応しいのだ

かなえのメンヘラな体質を理解していて、なおかつ前向きにしてくれるのは鳴海しかいない!

だから寛くんだけはそっとしておいて欲しい。

それでなくてもかなえが寛と関わったせいで、彼は大切な肩を壊してしまったんです。

恐らく寛くんは今後、以前のように野球部で活躍することはできないでしょう。

そんな絶望的な状況の中で、かなえのメンヘラ行動にまで振り回される寛くんが見てられません。

鳴海は何をしているんだ!

早くでてきてかなえの面倒をちゃんとみなさい。

もし、かなえが暴走してしまったら、恐らく彼女を止められるのは鳴海しかいないのだから・・・

 

>>>『君に愛されて痛かった』23話の解説と感想はコチラ♪

 

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