ママ、やめます【ネタバレ全話】余命一年と宣告された主婦の生き様!

ある日、トツゼン「余命一年」と宣告された専業主婦の生き方!

反抗期の娘と、手のかかる夫の世話に明け暮れた毎日を送っていたヒロインの主婦が、

自分の命があと一年だと知らされた時、

彼女は家族の前で「ママ、やめます」と、高らかに宣言したのです!

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著者:咲間はち子

『ママ、やめます~余命一年の決断~

メチャメチャ切なくて重いテーマがベースになっている物語なんだけど、

読んでいてすごく勇気づけられたり、人生の大切さを教えられるヒューマンストーリーです!

この作品に漂う空気は、

切なさよりも”前向き”、悲しみよりも”喜び”が、ひしひしと伝わってくるので、

余命系のストーリーにありがちな重苦しい救いのない悲壮感はありません!

「だからこそ余計にウルっと来たりはすんですが・・・」

『ママ、やめます』の見どころ

今回紹介する『ママ、やめます~余命一年の決断~』は、

タイトルを読んで字のごとく、切なくて悲しいラストが予想される物語です(汗)

そもそも”余命系”と言われる死をテーマにしたストーリーは、

これまでも苦手だったサイト主のまるしーなのですが、

なぜか、そんな内容に似つかわしくない表紙の絵と、

タイトルの「ママ、やめます」という表題が気になって1話の無料試し読みをしたのです。

すると・・・

「やはり想像通り!」

ストーリーには、よくありがちな悲壮感が漂っていませんでした。

でも…

なんだろう!?

「なぜか感動と切なさが入り混じった涙が溢れて止まらなかったのです(汗)」

そして…すぐにどっぷりとハマった!

どうしてなんだろう…?

「まるしーが主人公と同じ立場の専業主婦だからだろうか?」

家族の世話に追われているからだろうか?

よく分からないけど、作品を読んでいてやたら涙がこぼれてしょうがなかった!

とにかくものすごい”メッセージ”を発信しているストーリーなのです!

内容的には、家族から家政婦さん状態にされている主人公の主婦が、

ある日トツゼン医師から”余命一年”という残酷な告知を受けるところから始まる物語なのですが、

死の宣告を受けた主人公が、自分の今までの人生を振り返り、

人生でラストの一年をどのように過ごすかを考えて、

それを実行に移してゆくファミリー・ヒューマンストーリーです。

フォーマット的にはそこそこベタな内容なんだけど、著者のシナリオ力が素晴らしいから、

重いテーマなのに、ほぼそういった方向の悲壮感はなかった。

「これはスゴイことです」

さて…

そこで『ママ、やめます』の見どころですが、

余命宣告を受けた主人公の恭子が、家族の”ママ”という役目から解き放たれて、

人生最後の一年を、思う存分に自分のやりたいことで埋め尽くしてゆく姿です。

決して特別に強い精神力の持ち主ではない主人公の恭子が、

”○○ちゃんのママ”という自分ではなく、本来の自分に戻ってゆく様が、

「すごく感動的で勇気づけられるのです!」

実際…恭子の行動を見ていると、自分も人生を無駄に浪費したくないと思えてくる。

この作品は、病気の怖さや苦しさを表現したストーリーではなく、

人生の大切さや素晴らしさを伝えたい物語なのだと思います。

だからこそ読んだまるしーが勇気づけられたんだ。

なので…

「あなたもきっと何か大切なモノに気づくはずです!」


 

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ママ、やめます【ネタバレ全話】余命一年と宣告された主婦の生き様!

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1話:自分らしく生きたい

「あなた達のママを卒業します!」

主人公の大塚恭子(おおつかきょうこ)42歳は、

その日、とんでもないことを家族の前で宣言したのです(汗)

「えっ!?」

そんな恭子の言葉に、14歳の娘・ことみと夫の(たもつ)は、狐につままれた表情になる!

それもそのはずで、恭子がママになってかれこれ14年。

二人は専業主婦である恭子に甘え切った生活を送り、

何から何まで恭子に面倒をみてもらってきたからだ(汗)

反抗期の娘は、家の手伝いなど一切することはなく、

毎日のように髪を振り乱して家事と格闘するする母親のことをバカにしていたし、

だらしなくて家庭に無関心な夫は、妻がいないと何一つ家のことなんて分からない状態だった。

だから、恭子が医師から”余命一年”と宣告されるような病魔に侵されていても、

大切な家族なのにまったく気づきもしなかったのだ(汗)

そして・・・

恭子もまた、自分の命があと一年だと知った今、

残りの人生は、”自分らしく生きたい”と、痛烈な思いに駆られたのです!

それは…病院からの帰り道、ふと声をかけられて立ち寄った馴染みの美容室で、

髪をショートに切ってもらった時にハッキリと自覚した!

もちろん最初の間、家族はまったく恭子が余命一年だという事を信じようとしませんでしたが、

どこか吹っ切れた表情で、

「私の人生は、私のために使うわね」

と…目を輝かせて宣言する恭子を前にして、

やっと自分たちの置かれた立場を知ることになるのですが・・・

>>>1話の詳しい解説と感想はコチラ♪

2話:昔の友達に会いたい

恭子が「ママを卒業します」宣言をしてから、

まだ自分たちの置かれた現実をちゃんと受け止めきれてないことみと保は、

そんな二人とは逆に、あの日以降どんどんと活き活きした表情になってゆく恭子に戸惑いを隠せない(汗)

まるで病気がウソのような元気っぷりだった。

そんな中、自分のやりたいことを始めた恭子は、

まず、ずいぶん会っていなかった{昔の友達に会いたい}と…思い立ち、すぐに連絡を取ります。

その相手とは、15年前ともにパリコレを目指そうと夢みた服飾学校時代の親友・朋絵(ともえ)だった。

二人は自分たちのブランドを立ち上げて、将来はパリコレに出る夢を語り合っていましたが、

ちょうどその時、恭子のお腹にことみが誕生して、独立の夢を断念したのです(汗)

結果…恭子は、朋絵を裏切るような形で家庭に入ることとなったわけだ。

それから15年、久しぶりに再会した朋絵は、

立派に自分のブランドを立ち上げて夢を現実のものにしていた。

再会した当初は、ギクシャクしていた二人の空気感だったが、

恭子が自分が余命一年だと朋絵につげると、一気に二人の絆が復活して、

朋絵の勧めもあり、恭子は再び自分で生地から洋服を作るという目標をたてるのです。

家に帰ってさっそく洋服のデザインを考えていると、娘のことみが学校から帰って来て・・・

>>>2話の詳しい解説と感想はコチラ♪

3話:本格カレーを作ってみたい

自分の母親が昔はバリバリの”アパレル女子”だったことをしったことみは大いに驚いた(汗)

さらに…

自分と母親がでデザインを考えた洋服を作ってもらえることに激しく感動する♪

まさか自分にそんな特殊技能があっただなん・・・!

そこから二人は、まるで仲の良い姉妹のような関係になってゆくのです。

問題は、夫の保であった。

未だに恭子が余命一年だという現実に、心のシャッターを閉め続けている彼は、

自分をないがしろにして娘とキャッキャ騒ぎながら楽しく過ごしている妻の行動が信じられないでいたのです(汗)

ある時、保は恭子に積極的な治療を勧めて、今まで通りの生活に戻ろうと訴えかけるのですが、

すると…恭子は、

「今まで通りなら余計に治療なんてしたくない」

と…きっぱりと病気の治療を拒否したのです(汗)

恭子の反応に愕然とする保。

だが、それは恭子にとっては当たり前の答えだったのです。

自分の体が重病に侵されていることも気づかない不毛で終わりのない生活に嫌気がさしてママを卒業した恭子に、

保はまたその生活に戻ろうと言ったのだ(汗)

恭子が積極的に治療したいと思うはずがない!

そう・・・

保はまったく恭子の気持ちを理解していなかったのです!

彼は恭子の言葉で初めて自分が妻にしてきた行動を振り返って後悔します。

そしてこのあと…

人生で初めて料理を作ることになった娘のことみが、

どうせなら”本格カレーを作ってみたい”ということになり、

恭子監修のもとで出来上がったそのカレーのことで、

保はことみにブチギレされることとなるのですが、

その娘との関係修復に、自分を頼らないでと恭子に言われた保は・・・

>>>3話の詳しい解説と感想はコチラ♪

4話:娘の服を作りたい

4話の内容は、保とコトミの関係修復がメインに描かれてゆくのですが、

その後半では、この作品で初めて大粒の涙が流れます(汗)

これまで、恭子は「余命一年」という絶望的な状況にありつつも、

”ママ卒業”という流れから、前向きでパワフルな彼女の生きざまが読者の胸を打ってきましたが、

皮肉にもママを卒業したことで、家族での会話が増え、3人の絆が深まるにつれ、

恭子の命があとわずかしかないという残酷な現実が、

「離れたくない」というそれぞれの思いを大きくしてしまったのです。

そしてその思いが大きな悲しみへと繋がる。

今回はそんな流れもあって、コトミが号泣し、恭子も涙を見せるシーンが描かれています。

前半から中盤にかけては、母娘合作の洋服が完成して盛り上がったり、

数十年ぶりに恭子と保がデートをして映画を観たりと、

ほんわかした幸せのムードが漂っていたのですが、

保がコトミに語った話の内容が、コトミの琴線に触れてしまって、

そこから後半では、本作がスタートして初めての悲しみに満ちた切ないシーンが描かれることになりました(汗)

「これはかなりグッときます」

>>>4話の詳しい解説と感想はコチラ♪

5話:家族旅行に行きたい!

やっとこの先の未来も家族と共に暮らしたいと思えるようになってきた恭子でしたが、

自分がこれから闘病生活に入る前に、どうしてもやっておきたいことがあと一つだけありました。

それは、

「家族旅行へ行きたい!」という恭子の切なる思いだった。

実はこれまで帰省以外で家族と旅行をした記憶がないのです。

でも…

すでに父親から母の詳しい病状を聞いていたコトミは、

「命より優先するものなんてある!?」

と…恭子の思いに拒否反応を示しますが、

恭子としてはどうしても治療をする前に確かめておきたい家族との絆があったのです。

結局…

夫の保が家族旅行へ出かけることに賛成して、

その日から二週間後に家族3人で初めての家族旅行へ向かったわけですが、

その旅行先で、恭子は自分にとって大きな決断をすることとなります。

>>>5話の詳しい解説と感想はコチラ♪

6話:失いたくない!

ついに入院して病気の治療に専念することを決めた恭子。

今や以前とはまったく恭子をとりまく状況が変わった。

これまで気薄だった家族との関係は、完全に固い絆を取り戻し、

ずっと疎遠だった親友の朋絵との友情も復活しました。

残り一年という余命宣告を受けて、恭子が家族に向かって”ママを辞めます宣言”をしてから以降、

恭子には日を追うごとに”失いたくない”ものが増えてゆきました。

大切な家族、大切な友人、そしてこれからやりたい仕事。

恭子の中で、「もっと生きたい!」という思いが膨れ上がって来れば来るほど、

その反作用として、治療に対する不安や恐怖が大きくなってゆきます(汗)

{この幸せな日々を失いたくない!}

まさかそんな気持ちになる日がやって来るとは思っていなかった恭子は、

感慨深くこれまでの日々を振り返るのです。

しかし…

そんな彼女にジワジワと、そして確実に病魔は近づいてくるわけで・・・

>>>6話の詳しい解説と感想はコチラ♪

7話:家族を支えたい

入院する当日に倒れた恭子は緊急手術を受けてなんとか無事に生還する。

術後の入院生活も順調で、あとはじっくりと回復を待つばかりなのだが、

一家の頼れる主婦を失った大塚家の家事仕事は一気に滞ります。

母親が倒れたショックから立ち直れない娘のことみは、

片時も母親が入院する病室から離れようとしない。

そして…

{俺が何とか家族を支えたい!}

と意気込む夫の保も慣れない家事と仕事に悪戦苦闘して、徐々にメンタルが落ち込んでゆきます。

子供帰りしてしまった中学生のことみと、

たった数日の家事で心を折られそうになっている保は、

果たして恭子が無事に退院できるその日まで家を守ってゆけるのか・・・?

>>>7話の詳しい解説と感想はコチラ♪

8話:娘の進路を話し合いたい

入院中の病室で恭子と保が経済的な不安を口にいたことを立ち聞きした娘のことみが、

高校へは進学しないで就職すると言い出しました。

恭子は退院したばかりだったが、ちゃんと娘の進路を話し合いたい思い、

夫の実家から姑が家のことを手伝いに来ている煩わしさにも耐えて、

退院した直後は週末までゆっくりと静養することに専念しました。

やがて週末がやって来て・・・

さて、親孝行だと思って自ら進学しないで就職の道を歩もうとする娘の決意を、

恭子は母親として娘を正しい方向へと導くことはできるのか?

退院してもまったく精神的に楽にならない恭子の大変な日常はまだ続きます。

>>>8話の詳しい解説と感想はコチラ♪

9話:仕事に向き合いたい!

進学しないで就職すると言い出したことみの考えを何とか思いなおさせた恭子でしたが、

今度は旅行から帰宅した姑とのやっかない問題に悩まされることに(汗)

その問題とは…

せっかくできることになった服飾デザイナーの仕事に向き合いたいと思っても、

恭子の体調面を心配した姑になかなか仕事をさせてもらえないからだ(汗)

その後…どこまでも平行線をたどる二人の気持ちのすれ違いは、

やがて大きな嫁姑バトルへと発展してゆくことに・・・(汗)

ちょっと厄介な問題です↓↓↓

>>>9話の詳しい解説と感想はコチラ♪

10話:わかりあいたい

この10話のエピソードは身内だからこそ勃発するいざこざを描いた内容でした。

恭子に対してよかれと思ってやった姑の行為が、

逆に恭子を逆上させてしまうという不幸な展開を生んでしまう(汗)

一連のトラブルの主犯はまちがいなく姑なのですが、

でも…明らかに悪気があってした事ではなかったのです。

そこが難しいところです。

だからこそ恭子はブチ切れしてしまった姑とわかりあいたいと思ったわけで・・・

今回は恭子の知られざる病状が明らかになります!

>>>10話の詳しい解説と感想はコチラ♪

11話:ママの仕事を見たい!

定期検査で医師から体の状態が芳しくないと診断された恭子でしたが、

学校の課外授業である仕事場見学で娘のコトミが「ママの仕事を見たい!」と言って、

その見学先を恭子の働く会社にしたことで、彼女の落ち込んでいた心が救われるエピソードが描かれています。

家にいる恭子とは違い、大好きな仕事をしている母親のイキイキとした姿は、

就職という進路から進学も考え始めたコトミにとってはすごく大きな刺激になったわけで・・・

>>>11話の詳しい解説と感想はコチラ♪

12話:お母さんみたいになりたい

恭子が余命1年と宣告された時でさえその対応に二の足を踏んだほど苦手な実母。

完璧主義な母親にずっとコンプレックスを抱きながら大人になった恭子は、

何かにつけて要領が悪いと母親から言われ続けてきたせいで、ほとんど実家との交流はありませんでした。

母子家庭なのに教師をしながら完璧に恭子と妹を育て上げた母親を見て育った恭子は、

昔からずっと内心では、

{お母さんみたいになりたい!}と思っていたのだが・・・

今回は恭子が娘のコトミを連れて久しぶりの里帰りをしたお話です。

>>>12話の詳しい解説と感想はコチラ♪

13話:認められたい

子供の頃からずっと完璧な母親に”認められたい”と願って、

仕事も家事も精一杯に頑張ってたた恭子でしたが、

久しぶりに再会した母親は恭子の頭の中にあった母親像とかけ離れており、

ついコトミがいる前で母親にこれまでの不満をぶちまけてしまいます。

今回のエピソードは長年のあいだ母親に対してコンプレックスを抱いていた恭子が、

その母親からの言葉や二人の妹を通じて心の中のわだかまりを解いてゆくハートフルな内容です♪

14話:憐憫の情

この日、大塚家の3人は夫の保が勤めている会社の展示会へやって来ました。

娘のコトミはそこまでノリ気ではない(汗)

会場では恭子ら家族のことをスゴく気遣ってくれる保とは会社で同僚の嶋田が、

なにかと恭子の体のことを心配して声をかけてくれるのですが、

嶋田の過剰すぎる恭子への心配っぷりに少しげんなりしてしまうのです。

決して嶋田本人に悪気がないことは分かっているのですが、

どうしても嶋田の態度や言葉からは恭子に対する”憐憫の情”が漏れ伝わってきてしまい・・・

15話:朋絵の葛藤

今回の15話は恭子と朋絵にまつわる”友情物語”です。

朋絵がずっと一緒に夢を追い続けてきた恭子とは結婚と出産を機に疎遠となり、

数十年ぶりに再会した今は奇跡的にまた一緒に仕事をしている。

そんな恭子に対して朋絵が抱いている複雑な思い。

どうして恭子が重い病気を患う前に自分から連絡しなかったのか?

朋絵の中で恭子に対する強い後悔の気持ちが溢れる。

そして…

朋絵の葛藤。

彼女は今すごく悩んでいるのです。

今の恭子にこのまま体力的にも精神的にも大変な仕事をさせ続けても良いのだろうか?

親友との関わり方に悩む朋絵の姿が描かれます。

16話:緊急入院

展示会を無事に終えた恭子は、その疲れから体調を崩して”緊急入院”することになりました(汗)

とは言え…命に係わる深刻な状況というわけではなくて、

少し無理をし過ぎてかなり体力が落ちてしまったがゆえの入院と言ったところです。

恭子が入院した病室は4人部屋であり、他に3人の入院患者がいて、

恭子のお隣は3人の子供を育てる恭子と同世代くらいの入江裕美(いりえゆみ)という女性で、

今回はそんな裕美との”交流”が描かれていくことになります。

3人家族の大塚家とは違ってまだ手のかかる年代の子供を抱えた6人家族の入江家にとって、

母親が長期入院することはかなり深刻な状況であり、

大塚家とは比べものにならないほど家庭内は混乱しているよう、

裕美の夫は3人の子供の世話に忙殺されて目に見えて疲労困憊している様子が伺えて…。

番外編:その1

『ママ、やめます』を無料で読む方法を解説。

↓↓↓

番外編:その2

『ママ、やめます』が読者の共感を呼んでいる3つの理由を解説。

↓↓↓


 

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『ママ、やめます』の感想まとめ

正直言って、この作品の1話を読んだ時には、

{厄介な作品と出会ってしまったな~}

と感じていました(汗)

内容的にはすごく共感できて、胸に刺さるストーリーなのは間違いないんだけど、

やはりテーマがテーマなだけに、読んでると感情が揺さぶられすぎて、

かなり読書にあたってカロリーを消費してしまうのです(笑)

もちろんそれは全然悪いことでも迷惑なことでもないのですが、

さすがに疲れている時やストレスが溜まっているときなんかに読んでしまうと

「マジで涙が止まらなくなるのです(汗)」

これはある種の”共鳴”というモノなんだろうけど、

自分の心の中にある”芯”に触れてくる内容だからこそ、

「気持ちの揺さぶられ方が半端ないのです!」

そもそも本作のは、主人公の”余命”が約一年と決まっているところからスタートしている物語だから、

ある意味で、すでにゴールと結末は決まっていることとなり、

まるしーの中では、常に頭の隅で恭子が亡くなっている光景が浮かんでいるわけです(汗)

恭子がどんなに幸せない気分に浸っていようと、

ないがしろにされていた家族から愛情を受けるようになってこようとも、

「結局最後は…」

という感情へと行きついてしまうのです。

だから神経が疲れる(汗)

ただ・・・

今のところ、恭子のはっきりした病名がまだ物語の中では公表されていません。

恐らく余命が告知されるといううことは、どこかの”癌”なんだろうけど、

医者の言い方を考えれば、治療すると完治する可能性も残されているわけで・・・

このぼやかしているいる恭子の未来が、どのように展開されてゆくかによって、

お決まりのお涙ちょうだい的なラストが回避されるのかもしれません。

「個人的にはそうなって欲しいけど…」

だから・・・

まるしーとしては、恭子が元気な姿で10年後も生きていると期待しながら読んでいるのです。

再び、ママではなく恭子としての人生を歩みだした彼女が、

セオリー通りに亡くなってしまうシーンは見たくないな~(汗)

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『ママ、やめます~余命一年の決断~は、

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