著者:遠山えま
『容疑者Aの花嫁』
6話の解説と感想です♪
たとえ命が奪われようとも蒼井の妻として生きる決心を固めた羽菜。
そして…蒼井もまた始めは利害が一致するという理由だけで結婚した羽菜のことが、
今ではどうしようもなく愛しい存在になっていたのです。
心が一つに重なった二人は激しく情熱的に愛し合いました。
{もう迷ったりなんかしない!}
私は先生のためなら強くなれる!
やっと自分の居場所を見つけた羽菜は、
たとえ蒼井が殺人犯であったとしても彼の隣で生きていたいと心に決めたのです。
「そうか…蒼井は捨て猫を拾う感覚で最初は羽菜との結婚を決めたのか…(汗)」
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容疑者Aの花嫁【ネタバレ6話】私の体は先生のものです!
お前は死ぬな
羽菜は蒼井が描く素晴らしい作品のために命を捧げる覚悟を決めました。
そしてその夜…二人は激しく情熱的に体を重ね合わて愛を誓い合った。
蒼井に抱かれながら「私を殺してください」と覚悟を伝える羽菜。
しかしそんな羽菜に蒼井は、
「お前は死ぬな」と言ってきた。
最初に羽菜に対して契約結婚を持ちかけ際は、傷ついた捨て猫を拾うくらいの感覚だった蒼井は、
いつしか羽菜が愛おしくてしょうがない存在になっていたのです。
蒼井は羽菜をしっかりと自分の腕の中で抱きしめながら、
もし自分の傍にいて命の危険が迫ったら、その時はすぐに俺から離れろと告げたのです。
これは暗に過去の妻たちが蒼井と一緒にいたために命を落としたことを認めるような言葉である。
やはり妻たちは殺されていたのか?
ただ…
すでに蒼井のことを本気で愛してしまった羽菜には、
その蒼井の言葉で余計に彼のそばで生きてゆく気持ちが強くなったようだ。
蒼井の深い愛情を感じた羽菜は、彼と共に生きる喜びをひしひしと感じていたのです。
私の体は先生のものです!
蒼井と激しい愛を交わし合った翌日の朝、羽菜がベットで目を覚ますと、
彼は公園にスケッチへ行くというメモを残して外出していました。
そんな朝一番のタイミングで月島刑事が健吾を連れて自宅に現れました。
二人は羽菜へ殺人事件の捜査に協力して欲しいとお願いに来たのです。
それは…蒼井の犯罪を立証するための極秘な捜査協力という意味合いだ。
「お断りします!」
羽菜は、たとえ蒼井が犯人であったとしても警察には協力しないとキッパリと言い切った。
そんな羽菜に健吾は、蒼井に抱かれて絆されたのかと詰め寄りながら、
彼女をいつものように抱き寄せようとしたのです(汗)
すると…
勢いよく健吾の胸を突き飛ばした羽菜は、
「私の体は先生のものです!」
と…毅然とした表情で健吾を追い返したのです。
えっ!?
さすがの健吾も今まで見たことのない羽菜の剣幕に退散するしかなかった・・・
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6話の感想
今回のエピソードは羽菜と蒼井が心と体を通じ合わせた感動的な内容でしたが、
どうもサイト主のまるしーは、ベットの中で愛し合っている最中に蒼井が言った
「お前は死ぬな」というセリフから続いた例の言葉が気になります(汗)
彼はハッキリと俺のそばにいると死ぬ危険があるのは間違いないと言ったのです。
しかも命の危険が迫ったら自分からすぐに離れろとも言ってました。
「一体どういう意味ですか?」
やっぱり過去3人の妻たちは蒼井に関連して殺されたってことですよね(汗)
殺人の実行犯は蒼井ではないにしても、彼のそばにいたことで命を落としたということだ。
これはある意味で蒼井が犯人だったことより怖いです!
どういうシステムで過去の奥さんたちは殺されたんだ?
蒼井の口ぶりから想像するに、もしかしたら彼は二重人格者なのだろうか?
彼の中には殺人鬼の人格がもう一人存在していて、
なんらかのきっかけでその別人格が彼の体を乗っ取った際に、
過去の3人の妻たちは全員殺されていたのではないでしょうか?
そしてその際に殺人鬼の人格が素晴らしい作品を描き残していたとか…(汗)
それだったら蒼井が羽菜に「命の危険を感じたら逃げろ」と言ったことの辻褄が合います。
とりあえず羽菜はとても危険な相手と一緒に暮らす決意を固めたわけですね。
「どんな結末が待っているんだろう?」
今後の展開がすごく気になるところだ。
あと…
健吾はちょっと羽菜への執着がエグすぎますね(笑)
「ちゃんと自分の立場を理解して行動してるのだろうか?」
陽菜と別れる気もないくせに人妻となった羽菜を本気で取り返そうとしているのです。
羽菜を本気で奪おうとしてるならせめて先に陽菜と離婚してからでしょ!
「順序がメチャクチャだ!」
それとも彼には陽菜と別れられない事情があるのだろうか?
こっちの方もなかなか複雑だ。
にしてもとにかく健吾の羽菜に対する執着が気持ち悪い(汗)
それと…
「お前に刑事の資格はない!」
蒼井よりお前の方が犯罪者だよ。
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