著者：東タイラ
『おうちの魔法使い～ワンオペ母は救われたい～』
5話の解説と感想です♪
料理の作り置きをメインとする千里の依頼で『おうちの魔法使い』から派遣されたのは、
主に料理系の依頼案件を得意とする千野（ちの）というスタッフでした。
知的で常に冷静な仕事をする彼はワンオペで苦しんでいる千里の問題を解決することが出来るのか？
千里がいま悩んでいる義父と娘が料理を食べてくれないという悩みは、
ただ単に味が美味しくないと言う単純なものではなさそうなのです。
そんな複雑に絡み合った家族たちの心情を千野が上手にすくいとることで、
大岡家にとって一番良い解決策を導き出すことができるのかもしれない。
今回もまた彼らの言う”魔法”を使ってこの家族ごと救ってあげましょう♪
「同僚の菊間には依頼者の家族問題には干渉しすぎるなと忠告していた千野くんなのですが…」
4話の解説と感想はコチラです♪
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おうちの魔法使い【ネタバレ5話】大岡家に潜んでいる複雑な問題！
申し込み用紙にある備考欄
「大岡様…本日はよろしくお願いいたします」
この日、千里が職場の同僚からのアドバイスで依頼してみることにした
家事代行サービス『おうちの魔法使い』から派遣されてやって来たのは、
メガネをかけた実直で穏やかそうな千野利尋（ちのとしひろ）というイケメンスタッフでした。
まずその若さと端正なルックスに驚いた千里でしたが、
事前に家事代行の申し込み用紙にある備考欄に書いていた義父や娘との関係の悩みの件で、
その事でもお力になれたらと言ってくれた千野に心苦しさを感じる千里がいました（汗）
彼女とすればこんな若い爽やかイケメン君の千野に、
家族のドロ臭い悩みの解決などさせては申し訳ないという心境なのです。
しかし…
逆に千野本来の最終的な目標は、依頼者家族が抱えている問題解決なのです。
そこでまず彼が最初にとりかかったのは、千里の普段作っている料理の味見チェックです。
不安そうな表情で自分が作った料理を出してきた千里ですが、
千野が食べてみると特に問題はありませんでした。
次に千野が行ったのは義父と娘とのコミュニケーションです。
2人と話をした際の感触で、なんとなく問題部分に目星をつけた千野は、
そこからようやく本来の依頼案件である料理にとりかかったのです。
大岡家に潜んでいる複雑な問題
まさにプロ級の手際で料理を作ってゆく千野の仕事っぷりに感心する千里。
これなら義父と娘も満足してくれるだろうと思った。
千野が料理中に千里はつい申込用紙の備考欄に書いてしまった家族との問題について、
あれは単なる愚痴みたいなもんだから気にしないで欲しいと彼に伝えるのですが、
千野から返ってきた答えとしては、本来なら家庭の事情にはできるだけ触れないようにしているが、
自分でもし役に立てることがあるのならば何でも言ってくださいと言う心強い言葉でした。
これは千里にとってすごくありがたい言葉でした。
やはり今回の千野も家事代行サービス業務の枠組みを越えて、
ガッツリと大岡家の抱えている問題の根っこを解決するつもりらしい。
その後…
順調に料理を完成させた千野は、千里とその家族二人に料理を食べてもらいました。
「美味しい♪」
さっそく娘の杏里が驚きの声を上げ、気難しい義父もまんざらではない様子です。
だが…
なぜか千里だけは微妙な表情をしているのです。
｛二人はこの味がアリなの…!?｝
いったい千里が千野の作った料理を食べてどんな違和感を抱いたのか？
その答えは…彼の味付けにかなり”濃さ”を感じたという違和感でした（汗）
ついにそこから大岡家に潜んでいる複雑な問題が色々と明るみになっていきます。
滅多なことでは感情を表に出さない義父が声を荒げて千里に暴言を吐いたり、
そんな義父の激しい言葉に傷ついて泣き崩れる千里。
さらに…目の前で悲しむ母親に固まって何も言えなくなる娘の杏里。
さて…
この最悪な状況からおうちの魔法使いスタッフ・千野利尋の本領発揮というわけだ。
彼は一体どんな”魔法”でもって大岡家が抱える問題と向き合ってゆくのでしょうか・・・？
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5話の感想
本編3話のエピソード後半部分で、一人目のスタッフ菊間大貴に対して千野が、
「依頼者家族の問題に干渉し過ぎるのは良くない」と忠告していましたが、
千野くんも最初からブンブン肩を回して大岡家の問題に取り組もうとしている印象を受けました（笑）
何だかんだ言って千野くんもやる気満々じゃん♪
ただ…
積極的に依頼者家族と関わっていくタイプの菊間くんに対して、
千野はあくまでも依頼者から一歩引いた感じで慎重にコミュニケーションをとっていくやり方です。
どちらが正解というわけではないけれど、
サイト主のまるしー的には、今回の千野くん的なアプローチのやり方が好ましいと思います。
なのでもしもまるしーが依頼するとしたら千野くんを指名しますね♪
だからといって菊間くんがイヤだと言ってるわけではないのですが…（汗）
どっちも爽やかなイケメンで素敵です♪
さて…
前置きはこれくらいにして今回の大岡家に関する問題ですが、
ベテラン主婦のまるしーから言わせてもらうと、
すべてがヒロインの主婦・千里に対する”家族の甘え”から来てるバカげた問題だと思っています！
ワンオペで一生懸命に家族の世話をしている千里が可哀想でしょうがない。
海外赴任中の夫も、頑固で無口な義父も、家の手伝いを全くしない娘も、
みんな千里に対する思いやりのカケラもないバカばっかりだ。
もしまるしーが千里にアドバイスするとしたら1カ月くらい家出することを勧めちゃいます（笑）
「この大岡家の連中は千里に甘え過ぎなんだ」
一度は千里の大変さを思い知るがイイ！
一体どういうつもりですべての責任を千里になすりつけているんだろう？
まぁ～娘の杏里に関してだけは、親の教育がなっていないから、
あんなワガママで親の苦労もわからない娘に育ってしまったという残念な結果が表れているわけですが、
夫と義父に関しては全面的にこの二人が悪いと思います。
「嫁さんをなめんなよって感じ！」
今のところ千野くんはすごくイイ感じで大岡家の問題に関わり始めていると思います。
千里の抱える悩みに対して押しつけがましくないように手を差し伸べて、
一定の距離感を保ちながらあくまでも自然な形で彼女の心に寄り添って大岡家の膿を出そうとしている。
どうやら彼はすでに問題解決の糸口を見いだしているようだから、
これからきっと彼なりのスマートなやり方で千里が依頼した以上の仕事を成し遂げて帰るのでしょう。
それがどんな方法なのか、次回の6話ですべての全貌が明らかとなります。
そして恐らく次のお話でこの【千里 編】は最終章だと思う。
「頑張れ～まるしー推しの千野くん♪」
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