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あいだにはたち【ネタバレ3巻】ミサの辛い決断!

惹かれ合いつつも、

お互いのゴールが異なることで、すれ違う気持ち・・・

18歳の於奈(れおな)は、ミサとの将来を考え、

妊娠を望む38歳のミサは、於奈の子種だけを望んだ。

しかし・・・

心と体は正直なもので、触れ合う機会が多くなるごとに、

ミサはその純朴でまだ男として未熟な青年が愛しくてしょうがないのだ・・・

『あいだにはたち』

3巻の解説と感想です♪

ドンドンと成績が落ちてくる受験生の玲於奈。

そして・・・

何度目かになる排卵日セックスを経ても、なかなか良い結果が出ないミサ。

お互いがまったく別の理由で焦っている。

ただ・・・

二人が体を重ね合うたびに心と体はお互いを求め合うようになってゆく・・・

ミサにはもう時間がない!

だけど・・・

別れたくない、放したくない、

でも・・・

諦めたくもない

3巻の見どころ

ありえない設定とシュチュエーションを描いた異質なラブストーリーなんだけど、

そのありえない状態を無理やり引っ張って、それを強引に面白くしてるのが『あいだにはたち』なんです。

だから・・・

ちょっとでも気を抜いたストーリーの流れになると一気に面白くなくなるのがこの手の漫画の特徴なんですが、

今のところ・・・

ものすごく頑張っています♪

ミサと玲於奈のスリリングな関係性に目が離せないくらいに面白い♪

そこで・・・

3巻の見どころは、なかなか妊娠できないミサの焦りと、

ミサのことを好きになりすぎてドンドン成績が落ちてしまう玲於奈との対比ですね。

お互いに隠し事を持ちながらの異質なセフレ関係がもたらす罪。

 

いつ相手に自分のウソがバレてしまうかもしれない・・・?

そんなスリリングな状況の中で、ミサと玲於奈のアブノーマルなセフレ関係が続いてゆくわけですが

やがて触れ合う回数が増えてくる中で、ミサの心の中には、ある厄介な感情が芽生えはじめてくるんです。

しかし・・・

それはミサとしては絶対に芽生えさせてはいけない感情だったんです。

だって・・・

その感情のせいで二人に悲しい別れの時がやってくるわけだから・・・

今回は、トリッキーなエロ設定のドタバタではない、切なくも美しい恋愛模様が描かれています。

そして・・・

この3巻では、ミサと玲於奈の関係に大きな変化が訪れます・・・!


2巻の解説と感想はコチラ♪
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あいだにはたち【ネタバレ3巻】ミサの辛い決断!

2巻のラストでは…

2巻のラストでは…玲於奈に変装した彼の兄・一作(いっさく)が暴走して危うく玲於奈の秘密がミサにバレそうになりましたが、

そこは、彼女いない歴=年齢である一作が、最後に舞い上がってしまい、

なんとかミサに玲於奈の正体がバレることはありませんでした。

ただ・・・

この時に兄・一作とミサが交わした短いやり取りで、

{どうして自分よりも弟の玲於奈が選ばれたのか?}

という疑問とも嫉妬ともとれる感情が生まれ、一作はこのあとも玲於奈とミサとの関係で色々と冴えた推理を働かせることとなるんです。

18話:××検査

玲於奈とのセフレ生活を始めて約3カ月経過しても、まだ妊娠できないでいたミサは、

通院しているクリニックの医師に妊カツの相談に訪れると、

医師から、

「確実に成果を出したいならまず相手男性の精子を検査した方がいいです」

と…アドバイスを受けます。

しかし・・・

まさかそんなことを玲於奈に相談なんてできるわけもなく、

考えた末にミサは、市販されている『精子検査キット』で玲於奈の精子を検査することにしたのです。

この時ちょうど世の中はハロウィンで盛り上がっている時期で、

ミサは次の排卵日セックスの日に玲於奈に対し、コスプレでのプレイを提案して彼をメロメロに昇天され、

検査用の精子を採取してることを悟られずにうまく精子をゲットするんです。

さて・・・

その××検査の結果は…?

19話:カウントダウン

いとも簡単に採取できた玲於奈の精子を、用意してきた検査キットで調べるミサ。

そして・・・

携帯アプリ上に写し出された玲於奈のたくさんの精子は、携帯画面の中で所狭しと元気にうようよと動き回っていました。

問題なし!

玲於奈の精子になんの問題がないことが分かったミサは、

その後、はじけるような微笑みを浮かべて、玲於奈との2回戦をねだった・・・

しかし・・・

いくら玲於奈の精子が元気だとは言え、受けての卵子は38歳という高齢の卵である。

そう・・・

ミサの妊カツにはカウントダウンが始まっているのだ・・・

20話:ストーカー

玲於奈との妊カツが不発だった場合を考えて、ミサはいろんな男性と精子提供をうける面談を繰り返していました。

そんなある日、ミサと精子提供希望者の男性が一緒に街を歩いているシーンを偶然目撃してしまった玲於奈は、

高校の学生服を着ているにもかかわらず、ミサと男性と関係がどうしても気になって二人の後を尾行してしまうのです。

ただ…

その時はそれがよかった!

ミサが一緒にいた男性は、かなりストーカー要素の強い男性で、ミサが襲われかけるのです。

すると・・・

隠れて二人を尾行していた玲於奈が衝動的に飛び出して二人の間に割って入り、なんとか事なきを得ました。

その後、

相手の男性について質問してきた玲於奈に、ミサは元セフレだと言って、精子の提供希望者だということを黙っていました。

ただ・・・

このことがきっかけで、玲於奈のミサに対する”好き”という気持ちがどんどん膨らんで・・・

21話:受験失敗

ミサへの想いが日ごとにドンドン大きくなってゆく玲於奈。

しかし・・・

ミサへの想いが大きくなるにつれて、成績の方は下がる一方だった。

{やばいやばいやばいやばい}

先日受けた模試の結果を見て顔面蒼白となっている玲於奈。

11月の時期で、

なんとC判定という体たらくだ!

{このままでは受験失敗に終わってしまう!}

追い詰められた玲於奈は、11月中は、ミサ断ちすることを決意するのです。

一方・・・

玲於奈から11月中は会えないとメールで連絡を受けたミサは、

他の男性の精子提供者と何人か面談を重ねるが、どうしてもその気になれない自分がいた。

22話:外で

玲於奈はミサと過ごしてきた甘いベットでの出来事が頭にちらついて、なかなか勉強に集中できない。

そして、ミサは何人の精子提供者と会っても、玲於奈よりいいと思う男性が現れない。

いまだ二人にはお互いに隠している重大なウソはあるものの、

何カ月ものあいだセックスを含めた交流を続けてきた二人の中では、

まず玲於奈は当然として、ミサまでもが玲於奈に心を奪われる結果となってしまっているんです。

今回22話:『外で…』のお話は、玲於奈とミサが、兄・一作の通っている大学のキャンパスでアオカンしちゃうお話なんです♪

詳しくは本編で・・・

23話:サキュバス

兄・一作が帝工大の校庭でなんと”アオカン”してる玲於奈とミサの姿を目撃したことで、

玲於奈にミサという女は、『サキュバス』だ!と忠告するんです。

ちなみに『サキュバス』とは、男の精子を養分にする女性の姿をした海外の悪魔の事です。

もう~一作は玲於奈のことが羨ましくて妬ましくて、なんで弟があんなに美人な女性から求められるのか?

それが疑問でしょうがないし、

ミサが何らかの意図があって玲於奈に近づいているとしか考えられないのです。

結果的に、一作の大いに妬みの気持ちが含まれたこの推理は大当たりなんですが・・・

この時の玲於奈は、兄のそんな邪推を信じるはずもなく・・・

24話:ラストデート

11月のミサ断ちを乗り切ったことで、なんとか成績を回復させた玲於奈は、

自分へのご褒美もかねてミサとのクリスマスデートを楽しむことになった…

しかも、このデートを誘ってきたのはミサの方からだ♪

ただ・・・

この時、二人が胸に抱いていた気持ちは、それぞれまったく違っていました。

玲於奈はミサとの未来を考えて告白の準備を・・・

そしてミサは、

どんどん玲於奈への想いが強くなる自分を恐れ、

彼に嫌われるためのラストデートだと考えていたのです・・・

25話:暴露

3巻最後のお話です♪

ミサの仕掛けた玲於奈を傷つけるためのラストデートは、十分に功を奏して、

結果…彼のメンタルをかなり弱らせた。

そして…

トツゼン変わってしまったミサの態度に戸惑い、大きく傷ついた玲於奈だったが、

このあと、

ミサとの別れを悟った玲於奈は、今まで彼女に隠してきた重要な秘密を暴露することに・・・

 

ものすごく切なくてグッとくる25話の内容でした。

 

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3巻の感想

突飛な設定で、イロモノ漫画カテゴリーだと思って読んできたこの『あいだにはたち』ですが、

ここへ来てなかなかグッと胸を締め付けるようなラブストーリーになってきたんです♪

 

ほとんどそれはヤリタイ盛りの若い体が原因で、ミサとの恋愛に夢中となっている玲於奈がいる。

だって18歳だし!

そんなこと38歳のミサは百も承知なわけで・・・

ただ実際には、25歳の一作と勘違いしてるから15歳差だと思ってるんですが、

それも含めても、ミサは玲於奈のことなんて恋愛対象とはまったく考えていなかったはずだ。

いや…はずだった・・・

だけど…これが女性のメスとしての本能なのでしょうか、それとも母性なのか?

玲於奈が時おり発する若さゆえの未熟な愛の告白にドキっときちゃうんです。

常識で考えても玲於奈は、初めてのセックスと初めての恋愛に浮かれているだけ・・・

ポーっとなってるだけなんです。

そこに真実の愛なんてものは微塵もないはずなのだ。

そして・・・そう思うことこそが大人としての常識的な判断です。

だけど・・・

子供っぽい玲於奈が時折見せる不器用で真っすぐなミサへの想いは、

女心なのか母性なのかは分かりませんが、ミサの心を揺さぶる瞬間があるんです。

ベテラン主婦のまるしーは、そのミサの気持ちが痛いほどよく分かる。

だから・・・

24話の『ラストデート』から25話にかけてのエピソードは読んでいてすごく切なかった。

でも・・・

玲於奈のことを考えたらミサがとった行動はベストで、

それが玲於奈への愛情の裏返しであることは言うまでのないのです・・・

かなり切ない…

 

>>>『あいだにはたち』4巻の解説と感想はコチラ♪

 

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