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悪の華道を追いましょう【ネタバレ】息子から見た悪役令嬢!

悪の花道をひた歩く夫婦の背中を見守る息子。

あの悪役令嬢と宰相にはイケメン騎士の息子がいました!

著者: やましろ梅太/真冬日

悪の華道を追いましょう

この作品は、大ヒットした『悪の花道を行きましょう』の続編としてリリースされた作品です♪

2020年7月27日に発売された『悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!』アンソロジーコミック第3弾の中に収録されていた本作なのですが、

今回もまたシングルカットされて単話発売されました♪

これはもう『悪の華道シリーズ』が完結までリリースされることが決定ずけられたようなもんですね。

もうここまでくれば後の二作品も今後コミカライズされることは間違いないでしょう♪

このシリーズのファンにとってはかなりの朗報です♪

『悪の華道を追いましょう』とは?

今回このページで紹介させていただく『悪の華道を追いましょう』は、

この前にリリースされている『悪の華道を行きましょう』につづく続編ストーリーで、

原作小説を忠実にコミカライズされた注目の続編作品です♪

ついにこのタイミングでうれしい単話版のリリースとなりました。

その原作小説について詳しく知りたい方は → この記事をご覧ください。

さて・・・

今回紹介する『悪の華道を追いましょう』とは 一体どういう内容なのか?

ストーリーは、

この物語の主人公夫婦であるセレスティーヌ宰相夫婦にとって息子に当たる人物の視点から描かれたエピソードが描かれております。

もちろんこの息子はセレスティーヌが産んだ息子ではなく、宰相と元嫁との間に生まれた子供です。

しかも・・・

年齢的にはセレスティーヌより年上の息子という事になります(汗)

宰相とセレスティーヌにはかなりの年齢差があるがゆえに発生した親子逆転現象ですね(汗)

なので・・・

この息子にとってセレスティーヌは年下の継母という存在になるのです。

「このシュチュエーションだけ聞いてもなんかたくさんのドラマが想像できてしまいませんか?」

誰もが絶世の美人妻と羨む年若い継母のセレスティーヌと、イケメン騎士と評判の年上の息子。

女性にモテモテな義理の息子から見たかつて悪役令嬢と呼ばれた悪名高き宰相妻・セレスティーヌの素顔とは・・・?

そして・・・

この一人息子に対して進められていた宰相の密かな計画とは一体…?

「このお話もかなりの面白さですよ~♪」


前作『悪の華道を行きましょう』の解説と感想はコチラ♪
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悪の華道を追いましょう【ネタバレ】息子から見た悪役令嬢!

悪の華道を追いましょう

さて…

今回紹介する『悪の華道を追いましょう』のなかで主人公として登場してくるのは、

宰相の一人息子であるマルクというイケメン騎士の独身男性です。

このシリーズのヒロインであるセレスティーヌは彼の継母という立場になります。

そして・・・

この物語は、その息子であるマルクの視点から、

悪の華道を突き進むセレスティーヌと宰相の悪役夫婦の生き様を描いたエピソードとなります♪

それではここから本編の解説と感想です。

最近、マルクはよく父の宰相から実家に呼び出されるようになっていました。

その理由はそろそろ宰相のあとを継ぐために騎士から文官への転職を求められているからだった(汗)

でもマルクは気乗りしない。

自分には文官の仕事よりも騎士として働くことの方が性に合っていたからだ。

あともう一つ、父親がマルクを実家に呼び寄せる理由があった。

それは、妊娠してお腹が大きくなったセレスティーヌの身の回りの世話を手伝わせるためだ。

この仕事に関してマルクは一切の文句を言わずにやっている。

なぜが?

あの壮絶な二人の結婚式に出席して以来、これまであまり実家には近づかなかったマルクだったが、

今では悪名高い継母・セレスティーヌの召使いの如く彼女に翻弄されている日々を送っているのです(汗)

なのに・・・

それがまったく不快ではない。

その理由は、セレスティーヌという自分より年下の継母がもつ大いなる魅力に気づかされたからだ!

なぜ…

{あの女好きで女性に対する愛情など全く抱かなかった父がこれほどまで継母を溺愛しているのか?}

マルクは疑問でしょうがなかった。

でも…

実際に彼女と接してみることですべての疑問がクリアになったのです。

そう…父親の思いが全て理解できたのだ!

父が再婚した当初はまったくセレスティーヌに良いイメージはなく、関わり合いになりたくもないと思っていたマルクでした。

しかし・・・

何度もセレスティーヌと会うたびに、彼女の人となりに心をほだされ、

いつのまにか継母のいう事ならばなんでも聞くき入れる従順な息子になっていたのです(汗)

本人も気づかないうちに…

 

息子から見た悪役令嬢

思えば、始めてマルクが義母・セレスティーヌと対面したのは結婚式の日であった。

気は強そうだが若くて美しい花嫁姿のセレスティーヌに満足顔の父親と、

反対にとても顔色の悪い花嫁の表情を見た時に、マルクはこの結婚はきっと政略的な強制婚であるだろうと確信しました。

なもんで、マルクはなるべく実家とは関わらないようにしていたのですが、

ある時、実家へ行ってみると、あの結婚式で見せていた不幸そうな義母とは別人のように笑う義母の姿が・・・

なんと・・・

息子から見た悪役令嬢は、とても幸せそうに微笑んで醜い父親の横でべったり甘えていたのです(汗)

しかも・・・

義母の大きくなったお腹の中には新しい命までも宿っている。

{二人の愛は本物だ!}

この状況に驚いたマルク。

その後も何度かこの悪名高い悪妻と噂されている義母と接することで、

世間の評判とはまったく異なる魅力的なセレスティーヌの素顔を知ることとなり、

マルクは世界で2番目にセレスティーヌを溺愛する男性になっていったのです(汗)

もちろん一番は宰相だ♪

 

宰相の浮気事件

さて…

コミカライズ版ではほとんどここからが本当の始まりとなります。

(これまでのお話は原作で描かれているお話をネタバレしておりました♪)

ある日のこと、マルクはすでにお腹が大きくなった義母・セレスティーヌから父のことで相談を受けます。

話を聞いてみたところ、

なんと・・・

あの父がセレスティーヌを裏切って他の若い女と浮気をしているという信じられない内容でした?

{あれほど義母を溺愛していたのに、また昔の悪い癖が出てしまったのか?}

父親の派手な過去の女性関係を見てきたマルクはとっさにそう思ったが、

とりあえずもっと詳しく義母の話を聞いてみることにしました。

すると・・・

義母は直接的に浮気相手の女性から ”私の大切なお方を返して” と面と向かって言われたのだと悔しがっているのです(汗)

「なんだそれ!?」

それが本当のことならばとんでもない宰相の浮気事件である!

しかも浮気相手の女も相当なたまだ!

マルクは父親が今もその浮気相手の家に入りびたっていると悲しそうに落ち込む義母を見て、

なんだかドンドン自分まで腹が立ってきたのです。

「よし!行こう」

突然マルクは義母にそう声をかけると、セレスティーヌと一緒に浮気相手が住む家に今から乗り込んでやろうと息巻いたのです!

しばらくして浮気相手の屋敷に到着した二人。

セレスティーヌが言っていた浮気相手の女の屋敷に行ってみると、

確かに宰相と女はいました。

しかし・・・

その光景はまるで宰相が浮気しているようには思えない状況で、

しかも・・・

相手の令嬢は、以前マルクと婚約話が持ち上がっていた女性だったのです(汗)

一体どういう事だ?

さて・・・

ココからストーリーは一気にクライマックスへと突入してゆくわけですが、

相変わらず ”オジ専” のセレスティーヌが回りの人間を呆然とさせる光景に笑いが止まりません!

今回も最強で最高なセレスティーヌと宰相夫妻でした♪

 

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『悪の華道を追いましょう』の感想

とにかくコミカライズ版で早く読みたいと思っていたシリーズなので、

素直にメチャメチャ嬉しいコミック版の『追いましょう』でした♪

今回の話では、マルクという宰相のイケメン息子が初めてちゃんと登場してきますし、

セレスティーヌとマルクの奇妙な義理の親子関係のやりとりもちゃんと笑えるエピソードになってます(笑)

「とにかく宰相の浮気疑惑に怒り悲しんでいるセレスティーヌの反応がもう可愛くて可愛くて…♪」

それに…マルクもなかなかいい感じのイケメン青年に描かれていて素敵でした。

まるしー が小説版でイメージしてたマルクとはかなり違ってスゴくイケメンで若かったな~♪

「ハゲそうでもないし(汗)」

あと…今回勃発した宰相の浮気騒動にしても、

結果・・・

当然のごとく宰相は浮気なんてしてなかったんですけど、

自分の夫が誰よりも色男に見えてしまうセレスティーヌのすっとぼけたヤキモチがたまらなくキュートで微笑ましく、

さらに・・・

まったく見当違いな浮気疑惑を抱いて猛烈に怒っているセレスティーヌの姿を見てデレデレになる宰相の満足そうな顔。

「まさに二人の世界である(笑)」

このパターンは『悪の華道を行きましょう』から引き続き変わっていないようです。

まさに”デブ専”キャラのセレスティーヌの特異な好みから発動される笑いのミルフィーユ攻撃です♪

とても醜い禿デブの宰相をウットリと見つめて、

どんなイケメン王子よりもカッコイイと本心から思っているセレスティーヌ!

「カワイイとしか言いようがない」

なおかつセレスティーヌ自身は、結婚した当時から比べて宰相による過度な寵愛を受け続けているせいか、

それとも彼女が宰相に恋をしつづけている影響からか、

「日を追うごとにますます美しさに磨きがかかっているのだ!」

そこへもって、

そんな醜い父親を溺愛している義母の姿を眩しい眼差しで見つめているマルク。

まさにそんな息子の姿は、『悪の華道を追いましょう』というタイトルにふさわしいものである。

こうなったら早く第三弾もコミカライズしてくれないかな~♪

ちなみに小説版の続きはこちらで読めますよ♪

 

>>>第3弾『悪の華道を待ちましょう』の解説と感想はコチラ♪

 

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