『シジュウカラ』
7巻の解説と感想です♪
洋平が倒れたことで離婚できなかった忍。
日々の暮らしはとても平穏だけど、もはや生きている楽しみを失った状態の忍は…。
もくじ
7巻の見どころ
6巻のラストで忍がついに洋平との離婚を決断しましたが、
なんと・・・
そんなタイミングで洋平が倒れるというアクシデントが発生します(汗)
どこまでも忍の人生に暗い影を落してくる洋平の存在。
それでも逃れられない家族という足枷に絶望しながらも日々の暮らしを生きてゆく忍。
「無理やりに押さえ込んだ負の感情はいつかどこかで爆発してしまう…。」
7巻の見どころは、ついに忍が夫以外の男性と一線を越えてしまうところです。
さらにその相手は千秋ではない!
千秋と離れて今や45歳になった忍は、ついに夫の洋平と同じ最低な”配偶者”の一人になってしまいました。
この7巻は”最低”なんだけど”最高”にの読みごたえがありました…。
6巻の解説と感想はコチラ♪
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シジュウカラ【ネタバレ7巻】あれから5年、最低な私!
22話:45才、漫画家、18才の息子ひとり
忍が離婚を決意したその日に洋平が病に倒れ、
離婚するタイミングを失ったままズルズルと5年の月日が流れました。
一人息子の悠太は関西の大学へ進学が決まり、とうとう夫と二人きりの生活を過ごすことに・・・
今の忍は、
”45才、漫画家、18才の息子ひとり”という肩書だ。
今のところ早急に離婚という選択も決断しずらい(汗)
なぜなら洋平の病気はすでに完治しているものの現在は会社を早期退職をして無職であり、
まだ年金がもらえるまであと数年はかかる!
どうしても洋平ひとり置き去りにはできない忍の苦しい胸の内があるのです(汗)
そんな状況の中で忍は自宅とは別に仕事場を借りて漫画家としてそこそこ安定した活動を続けてきました。
そんなある日、
漫画家仲間で集まった食事の席で愛情のない夫とのこれからについて愚痴っていた時に、
仕事仲間の一人から忍に仕事を依頼したいという編集社の男性を紹介してもっらいました。
その人物は高校時代の同級生で岡野という同じ漫研で活動していた男性で、
岡野は忍の元カレでもあった。
千秋と別れ、夫とは仮面夫婦状態の忍にとって心がざわつく再会となってしまった・・・
23話:ふつうのこと
現在 関西の大学に通っている悠太がカノジョとベットに中にいる。
けだるい事後の余韻の中で二人が話をしていた話題は、
なぜ東京出身の悠太がわざわざ関西の大学を選んだのかという内容でした。
悠太の答えは母親を父から開放してあげたかったという理由だった。
彼は自分が大学生になったことで初めて母親の抱えていた苦悩が理解できたのである。
そんな悠太の考えを聞いて自分の男選びは間違えていなかったと喜ぶカノジョ♪
そこから場面はかわって東京で生活する忍と洋平が朝食をとっているシーンだ。
大きな病気を経験してから洋平はすっかり別人のように大人しくなった。
以前のように忍に対して高圧的な態度に出ることもなく、自分が食べ終わった食器を洗う姿は従順な夫そのものだ。
洋平が退院してしばらくしたあとに忍は一度だけ体を求められたことがあるが、
結局、彼のモノが役に立たないという悲劇にみまわれ、
それ以降、洋平が忍の体に触れることはなくなった(汗)
忍はホッとするとともに、
先日は岡野から自分が女として扱われたことを振り返り、ザワつく胸の鼓動を抑えた。
あれから岡野は人が変わったようにいち編集社として忍に接することを心がけているようだ。
それは至って”ふつうのこと”だが、忍としては少しモノ足りない気持ちであった…。
今回は物語の中であの千秋の情報が描かれていました。
彼は自分の苦しかった過去をテーマにしたエッセイ漫画をリリースして、
一時は世間から注目を浴びることとなったが、その後の作品には苦労しているようで、
業界では『一発屋』という不名誉な評価を受けていたのです。
もちろん忍もネットニュースなどを通じて千秋のことは知っていたが、
なるべく彼に関する情報は深く立ち入らないようにしていました(汗)
まだ忍の心の中には千秋の存在が大きく残っている証拠でもあったのです。
今の忍は何かに迷っている!
その日、忍はアシスタントたちと仕事の打ち上げを終えたあと、
先日バーで自分を誘惑してきた岡野に連絡して、
あの夜以降なにも進展していなかった仕事の打ち合わせを再開したいと申し出たのである。
この時の忍の真意とは一体…?
24話:最低
先の見えない息苦しい日々の最中、46歳のバースデーを旦那の買ってくれたショートケーキで迎えた忍は、
数年ぶりに旧友と会って昔話に花を咲かせ、その勢いのまま岡野を交えた男女4人でミニ同窓会を開くこととなった。
まるで学生時代に舞い戻ったように楽しいお酒を飲む4人がいた♪
先日の打ち合わせでは岡野と忍の距離が仕事上のフラットな関係に戻っていたが、
この日の同窓会を機に再び危うい雰囲気となってしまう(汗)
この日の忍はもう一歩踏み込んだ発言をして、完全に岡野の心に火をつけてしまうのです(汗)
その結果…二人はついに禁断の扉を開いてしまうことに…。
この夜、忍は愛情がなくても肉体は満足してしまうという悲しい現実を知るのです。
夫の浮気を責め立てた忍が同じように夫を裏切ったのだ。
“最低な夫と最低な妻。”
出口のない憂鬱な日々はこのままどこまで続いてゆくんだろう。
その後、深夜を過ぎて家に帰ってきた忍になにか不穏な空気を感じた洋平は、
最後まで、できもしないくせに忍の体を求めてきた。
そんな洋平に対して、
「どうせ無理でしょ!」
と…厳しい言葉を投げつける忍。
今では忍と洋平の関係性もかなり変わってしまったのだ!
ここから忍は今までしたことのない鷹揚(おうよう)な態度で洋平にあることを指示したのです・・・
25話:歳月
あのホテルでの一夜以来、岡野と忍の不倫関係が続いている。
忍としては仕事上でも接点があり同い年の岡野が相手だと千秋の時と比べてかなり精神的に楽だった。
恐らく岡野もそんな気持ちがあるのかもしれない。
“妥協の不倫だ”
岡野との関係は気晴らしにも日々の活力にもなるが、夫と別れてまで彼と結婚する気はなかった。
若い頃には40過ぎてセックスに溺れる自分の姿なんて全く想像できなかったが、
現に今の忍は同い年の元同級生と頻繁に浮気を繰り返していたのです(汗)
長い歳月が忍を大胆で奔放な女に変えてしまったのか?それとも千秋との一件がそうさせたのか?
それは忍自身にもよく分からない。
そんなある日のこと、
自宅とは別に借りている仕事部屋でいつものように岡野と体を重ねたあと、
そのまま家に帰らず仕事場に泊まると洋平にLINEをしたところ。
洋平は忍のLINEメッセージを既読したにもかかわらず、
自宅にあったスペアキーを使って忍が寝ている仕事部屋に入ってきたのです。
この洋平の行動には忍も肝を冷やされました!
その日、たまたま岡野が自分の家に帰ってたから浮気発覚は免れたものの、
非常に危ない状況でした…。
今は忍に依存した生活を送る洋平の行動にはかなり気をつけなければいけないと強く悟った忍であった。
一方、
忍がそんな乱れた生活を送っているその頃、
別の場所では、千秋が忍が描いている漫画を愛読している女性と暮らしていて・・・
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7巻の感想まとめ
悩んだ末に忍が離婚を決意した矢先に洋平が倒れるという運命のイタズラ…。
「ありえない展開!」
とか思っているうちはまだまだ人生経験が足りない証拠だと思います。
なぜならば、
現実問題として、こんなことは身の回りで頻繁に起こりますし、
サイト主のまるしーなんて毎週のように理不尽な事件が自分に起こってるという認識で生活しています(汗)
「なんでこんなタイミングで!?」
そんなことアルアルですよ!
洋平があのタイミングで大病を患うなんてことは不思議でも何でもない。
年齢的なことを考えても十分納得できるハプニングですし、
「世の中に忍と同じような境遇に耐えている主婦はたくさんいることでしょう」
それが現実だ。
数十年ぶりに再会した学生時代の元カレと不倫するなんてことも、今の世の中じゃあ当たり前の流れであり、
特に今の忍が置かれた絶望的な境遇であれば、
少しでも心を許せる岡野みたいな男が現れれば、一線を越えることなんてそこまでハードルは高くないはず(汗)
なんの悩みもなく日々の生活に満足している主婦たちが、ワクワクとスリルを求めて浮気するぐらいだから、
なおさら忍のような立場の主婦が夫以外の男性に癒しを求めるのは当然の成り行きだろう。
この作品は、そういうリアルな日常を派手な演出を加えることなく描いているところに共感を覚えます。
「実に生々しくて良い♪」
忍と岡野の湿り気たっぷりなベットシーンも生臭くて良かったし、
それに6巻のラストシーンで見せた忍の洋平に対する性的マウンティングはスゴク興奮しました♪
「メチャメチャ良かった♪」
壊れた夫婦の性的なマウントプレイがこれほど胸に刺さるとは・・・
「さすが坂井先生だ♪」
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