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妊カツ【1巻ネタバレと感想】35歳、二人の独身女が仕掛けた驚愕のワナとは?

「男なんてもうコリゴリ!」

「男になんて期待してない!」

木村まるみ/山本モネ

コンビで描かれた究極の妊活ストーリー!

『妊カツ』

1巻の解説と感想です♪

二股フラれオンナと不倫オンナ。

男に裏切られた独身オンナたちが仕掛けたワナに、

その気持が分かるような・・・

でも…やっぱり共感できない気持ちもあって・・・

『妊カツ』とは?

男運が悪い35歳になる二人の独身女性が主人公の漫画で、

一人は婚約寸前まで進んだ仲のカレから振られ、もう一人はダラダラと会社の上司と不倫を続けている。

実はこの二人、大学時代の同級生なんです。

そんな二人がある日に偶然、カフェで再会したところから物語が始まります。

久しぶりに会った二人は、互いの男運の悪さを嘆きながらお酒を飲んでいましたが、

そんな時、片方のヒロインが、ある突拍子もない計画を思いつき、一緒に実行しようと持ちかける。

その計画はとても切実で、すごく危険な計画だった・・・

まぁ~簡単に言うと男に子種(こだね)だけ貰おうっていうシンプルな企(たくら)みなんだけど、

その方法が、狙いを定めた優秀そうな男を誘って一夜のメイクラブを妊娠するまでアタックし続けるという

サイト主のベテラン主婦・まるしーとしては、気持ちは分かるけどかなり切ないストーリーなんです。

”男に依存して生きてゆきたくない”

と、言うヒロイン・美波(みなみ)の考え方は凄く共感できる部分はあるし、

だけど、子供だけは欲しいっていう女性たち気持ちもすごく理解できる。

それだけに、彼女たちがとろうとしてる行動が悪いとは思わないんだけど、やっぱりなんか悲しいんです。

だからこの漫画はすごく深い・・・

あまりに内容が深すぎて辛くなるくらい。

なんとか結末は、二人が「この人だ!」と思えるほどの男性とめぐりあって、ちゃんと恋愛した末に子供が授かればいいのにな~と思ってしまう!

そんな世界観の作品なんです♪

 

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妊カツ【1巻ネタバレと感想】35歳、二人の独身女が仕掛けた驚愕のワナとは?

主人公は、2年間付き合っていた同僚のカレに婚約が決まったからと言って捨てられた高原 莉子(たかはら りこ)35歳の大学職員と、

会社の上司と不毛な不倫関係を続けている桜井 美波(さくらい みなみ)34歳の文具メーカー課長です。

二人は大学時代の同級生だったが、パッとしない女の人生を送っていた。

ある日ちょうど莉子が彼氏にフラれたカフェで、二人は再開する。

その後、美波の部屋でお互いの現状を語り合った二人は、自分たちの年齢を考えて一刻も早く妊娠するための”妊カツ”をすることになった。

優秀なオトコに”子種”だけをもらおう!

そのために美波がターゲットのしたのは取引先の若き広告代理店のクリエイター・柏木 智和(かしわぎ ともかず) で、

そして、莉子のターゲットは理学部院生のクール王子と呼ばれる学生だった。

お互いに優秀な遺伝子を持った男と一夜を共にするために奮闘するが・・・

世のオトコに疲れた二人のオンナがした究極の選択。

果たしてその結末は…?

始動

「オレ…結婚するわ」

「事務局長の娘さんと。どうしても断れなくて…」

「ごめんな…莉子」

2年間付き合ってもうすぐ結婚かなって思っていた莉子は絶望的な言葉を恋人で会社の同期・山下 亨(やました とおる)から聞いた。

「わかった…」

全ての感情を押し殺して、莉子はそう言って精一杯の虚勢を張った。

そして・・・

彼が目の前から立ち去った後、こらえていた涙が溢れ出てきた!

その時、莉子の背後から彼女に声をかける人物が…

「やっぱり!莉子?」

「大学で一緒だった桜井美波よ、覚えてない?」

最悪な状態の莉子を誘って美波は自宅へ招き入れた。

そしてその夜、二人は酒を飲みながら男運の無さを嘆きあい、そのあと少しだけケンカをした。

でも…すぐに二人は仲直りすると、美波が

「私、もう不毛な恋はやめて子供をつくる!!」

と、いきなり宣言したのです。

「だ・誰と…?」

びっくりした莉子がそう尋ねると、ひとつ大きなため息をついた美波がゆっくりと語りだした。

その内容は、自分たちには女性としての賞味期限がすぐそこまで迫っていることと、

男性にはもうなんの期待もしていないという諦めの言葉…。

だけど子供だけは欲しい!

だとするとどうすればいいのか?

そこで、美波が考えた方法は、恋愛や結婚のことは一切深く考えないで、優秀なオトコから子種だけをもらうという方法だ!

特殊な”妊カツ”というわけだ。

「一緒に”妊カツ”しよう!」

こうして二人は、オンナとして究極の妊カツ運動を始動しはじめたのだ・・・

美波の妊カツ

最初に究極の妊カツを始めたのは美波だった。

彼女がターゲットにした最初のオトコは、取引先のクリエイターで、優秀そうな年下男性の柏木(かしわぎ)という男だった。

計画のために毎日つけていた基礎体温

いよいよ排卵日となったその日は、ちょうど彼が出席する飲み会がある日だった。

美波は入念に柏木を観察したあと、絶妙のタイミングで二人だけの二次会へと柏木を誘った。

途中、同じ会社の後輩社員・堂本 幸太郎(どうもと こうたろう)28歳の邪魔が入ったが、

なんとかそれをかわして、二人だけで飲むことに成功した。

美波は柏木との会話の中から、彼には彼女がいることを知ったが、

恋愛を目的としない一夜の恋には全く関係なかったのです。

 

「彼女がいてもいいから…今日だけ…そばに居てくれない?」

 

35歳の年齢よりもはるかに若くて魅力的な大人女性がしぼりだした精一杯の誘惑の言葉・・・

その言葉が実直で真面目なオトコを狂わせた。

美波の告白から数分後、二人は飲んでいたバーの近くにあるシティーホテルの一室にいた。

美波の”妊カツ”が目的を遂げるまでもう一息だ。

莉子の妊カツ

あの夜、美波に”妊カツ”をしようと誘われた時、

正直、莉子は気が乗らなかった。

確かに年齢のことはあるけども、まだちゃんと恋愛して幸せな結婚を夢見ている自分がいる。

ただ・・・

{一体どこにそんな出会が?}

という冷静な自分もいる。

そんな揺れ動く莉子の前に現れたのは、彼女が勤めている大学で、クール王子と呼ばれている性格が最悪なイケメン大学院生だった・・・

さて・・・

1巻では莉子の”妊カツ”はまだ達成されていません。

今後、ヒロイン二人が始めた究極の選択は、一体どういう結末を迎えることになるのか?

 

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妊カツの感想

『妊カツ』というタイトルから想像する内容とはまったくかけ離れたストーリーに、

ちょっとビックリそちゃう読者もいると思うけど、

これはこれでやっぱりひとつの”妊カツ”に違いないわけで…

オトコに期待しなくなる年頃はやっぱりアラサー世代ですよね。

何人かの男性と付き合って、カレの浮気やケンカなんかで別れを繰り返すうちに恋愛することに疲れ果てて…

でも、歳を重ねるごとに自分の卵巣も比例してくたびれてくる。

”子供は欲しい”

それは、女として生まれたなら当然ことながら湧きあがってくる母性の感情なのかもしれない!

でも・・・

妥協する結婚したくないし!

これも

もっともなことだ!

めちゃめちゃ美波の気持ちは共感できるし、彼女がどうせ子種だけならなるべく優秀な男のモノを・・・

という考えも痛いほどよく分かる!

ただ・・・

ベテラン主婦となった今のまるしーだからこそ美波ちゃんに言えることもある。

最初からシングルマザーになる考えは人それぞれだし、今の時代、母子家庭を見る世間の目も極端な差別意識はない!

だけど・・・

せめてちゃんと好きになった人の子供を授かって下さい!

そして産まれてきた子供に

「お父さんとは理由があって結婚できなかったけど大好きな人だったんだよ!」

と…堂々と馴れ初めを子供に語れるくらいの恋愛をしてから子供を産んで欲しい。

そしてこれは子供のためでもあり、美波ちゃんのためでもあると思う。

いろんなことを経験した まるしーができる彼女へのアドバイスだ!

まだ、莉子ちゃんと美波ちゃんが起こした”妊カツ”の結末はわからない段階だけど、

今後、ヒロインの二人が、どんな形の恋愛であってもとにかく好きになった人との子供を授かって欲しいと願ってます。

 

>>>『妊カツ』2巻の解説と感想はコチラ♪

 

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