
著者:へんみ奈々恵
『アラサーハネムーン~余命一年のぼく~』
失踪した父親が残した借金を返済しながら地方の閉鎖的な町で暮らすOLの比奈(ひな)。
恐らく私はこの窮屈で息苦しい田舎町で退屈でつまらない一生を終えるのだろう。
この時、29歳の比奈には未来に対する夢も希望もなかった。
あるのはいつ返し終わるのか知れない亡き父親の残した借金返済の日々と単調で冴えない毎日だけ。
そんなある日、
そんな比奈に運命的な出会いがやって来ました!
東京の本社から視察にやってきたワケアリなイケオジ・松陰寺(しょういんじ)は、
明るく仕事もできて心優しい比奈に好意を抱いて”告白”してきたのです。
だが…
その告白の内容が一年間だけ自分と”契約結婚”をして欲しいという、
本気なのか冗談なのかが分かりかねる奇妙なプロポーズだった。
しかも…
彼はその契約結婚の見返りとして、比奈が抱えている借金の肩代わりを申し出てきたのです。
えっ…!?
「それって同情ですか…?」
松陰寺の申し出に傷ついて怒りを露わにする比奈でしたが、
彼の中でははどうしてもこの先の1年を比奈と一緒に過ごしたいと願う深刻で切実な思いが隠されていたのです。
涙なしでは読めない切なくて悲劇的な大人の純愛レクイエムの幕が切って落とされた・・・
「松陰寺さんの気持ちは決して理解できなくはないが、どうしても比奈の気持ちを考えると不憫で…(汗)」
『アラサーハネムーン』の見どころ
デジタル少女マンガ誌『&フラワー』で連載がスタートした『アラサーハネムーン』が、
電子コミックストア『まんが王国』で先行配信されることになりました~♪
普段サイト主のまるしーは『&フラワー』の定期購読はしていないので非常にありがたい事でございます。
今回紹介する『アラサーハネムーン』は、まるしーが大好きなへんみ奈々恵先生の最新作なので明らかな作者買いの当日課金です。
このブログでは以前に『アラサープロポーズ』の解説&感想記事も書いております。
その他にもへんみ奈々恵先生には『アラサーバージンロード』という作品もあって、
今回の『アラサーハネムーン』はアラサーシリーズの3作目となる物語という事ですね。
ただ…
前2作品は男女の甘いオフィスラブな物語を描いたキュンラブ系の内容だったのですが、
今回の『アラサーハネムーン』は、同じ恋愛は恋愛でも、かなり毛色の違った深くて重い恋愛ストーリーになっており、
その切なくて残酷で悲劇的なラブストーリーは、もしかすると読む人を選ぶ作品かもしれません(汗)
当のまるしーも『アラサーハネムーン』といういかにもキュンラブ感満載なタイトルから想像もつかない内容でビックリしたくらいです(汗)
だからと言って面白くないと言ってるわけではなく、
正直…他の2作品を読んだ時と比べるとストーリーへのハマり具合は群を抜いています。
「結果的にアラサーシリーズの中で一番好きな作品になる可能性が高い!」
そんな予感がするメチャクチャ心をかき乱されるラブストーリーなのです。
さて…
そこで『アラサーハネムーン』の見どころですが、
やはりその残酷で悲劇的な期限わずか一年しかない契約結婚生活の行方ですね。
一体どの時点でヒロインの比奈が松陰寺の抱えている重大な秘密を知ってしまうのか?
そして…彼女がその悲劇的な事実を知った時、どのような反応を見せるのか?
すごく注目ポイントだと思います!
職場で松陰寺と出会って契約結婚することとなり、徐々に彼のことを本気で好きになってゆく比奈ですが、
そんな松陰寺と過ごす時間が長くなればなるほど、比奈の彼に対する想いがドンドンと大きくなっていく。
しかし…だからと言って契約結婚の期間は一年以上に伸びる可能性はゼロに近いわけです。
「奇跡でも起こらない限りは…」
一年後の結末が分かっていて二人の甘いキュンラブ生活を見ているのがなんとも不憫で辛い(汗)
でも…すごく気になるのも正直な思いでもある。
どんなに切なくて悲しい結末であろうと最後までこの二人の一年を見届けたい。
そんな思いでまるしーは比奈と松陰寺が紡ぐ愛の物語を見守ることにしたわけですが、
恐らくこれは恋愛などという言葉を遥かに超越した男女の愛を描いた悲哀の感動ラブストーリーになると思います。
気になった方は是非!
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アラサーハネムーン【ネタバレ全話】未来のない契約結婚の結末は…?
1話:夢も希望も持てない毎日
主人公の多田 比奈(ただひな)は、地方の田舎町で人生を消耗している29歳のOLで、
2年前に病気で母親を亡くしてからは、失踪した父親の作った借金を一人で返済する日々が今も続いている。
そんな窮屈で生き辛いその田舎町で、比奈は夢も希望も持てない毎日を過ごしていたのですが、
ある日のこと、
東京の本社から視察にやってきた48歳のイケメン上司・松陰寺(しょういんじ)と運命の出会いをしたことで、
比奈の冴えない退屈だったこれまでの日常が急速に色づいて行きます。
松陰寺は仕事ができて明るく気立てのいい比奈に日を追うごとに惹かれ始め、
やがてはそれがちょっとした恋心に変わってゆく。
そんな中、松陰寺は比奈の上司から彼女がこれまで生きてきた”過酷な境遇”を耳にして・・・
2話:契約結婚
仕事帰りに偶然見かけた比奈に声を掛ける松陰寺がいました。
彼女と他愛もない会話をしている時の松陰寺はすごく楽しそうに見える。
だが…
そんな彼には誰も知らない重大で深刻な秘密があったのです(汗)
その秘密が彼を担当する主治医と松陰寺が電話で会話している内容で明らかになります。
実のところ、松陰寺は”不治の病”を患っており、余命がわずか一年という残酷な運命の渦中にいました。
本当に夢も希望がないのは松陰寺の方だったわけだ!
だけど彼はこのあと、自分の命が尽きてしまうまでの一年を比奈と共に過ごしたいと考えるようになり、
思い切って比奈に一年の期限付きで”契約結婚”を申し入れるのです。
もちろん一年後に自分がこの世を去ってしまうことは比奈には告げません。
さらに…
その契約結婚をしてくれた比奈への見返りとして、
松陰寺は現在の比奈が抱えている父親の作った借金の肩代わりを申し出たのです。
さて…
そんな突拍子もない期限付きのプロポーズを受けた比奈の反応は…?
3話:僕は最低のクズだ!
最後の決め手は、松陰寺の父親が一年後には亡くなるという松陰寺のウソを信じた比奈が、
一年間という期限付きの”契約結婚”を受け入れることになりました。
それは完全なる松陰寺のエゴであり、自分でも{僕は最低のクズだ!}という自覚もあった。
それでもなお松陰寺としては人生最後の一年を比奈と共に過ごしたいと願ったのです。
話がまとまると展開は早かった。
すぐに比奈は東京で暮らす松陰寺の高級マンションに引っ越してきました。
今まで地方の田舎町に住んでいた比奈は、その豪華な部屋と洗練された東京での暮らしに度肝を抜かれます(汗)
こんなにオシャレで贅沢な生活をさせてもらって本当にイイのだろうか?
あまりにも松陰寺の気遣いが行き届いているせいで心苦しく思う比奈でしたが、
松陰寺が比奈に希望した条件はたった一つだけでした。
それは…
「一緒にご飯を食べて欲しい」というあまりにも簡単でシンプルすぎる要望だったのです。
そのことについて、ギブ&テイクの”ギブ”が多すぎると思った比奈は・・・
4話:忍び寄る病魔
松陰寺が勤務する東京の本社に移動して働き出した比奈の評判は上々でした。
そもそも松陰寺が比奈を見初めた理由の一つは、
彼女がきっちりと正確な仕事をこなす有能な女性だったこともあるわけで、
その意味では事務員として評判がいいのは当たり前のことだろう。
一応、社内では比奈が松陰寺の遠縁に当たる親戚という設定になっている。
これで二人が同じ家に住んでいるという事実もクリアだ。
ここまで至って順調に二人の期限付き結婚生活は進んでいますが、
時折り”忍び寄る病魔”の苦痛に表情を歪める松陰寺の姿があった。
何としても自分が苦しんでいる姿を比奈に見られてはいけないし悟られてもいけない(汗)
そんな中、
松陰寺は比奈から不治の病に侵されている松陰寺の父親に挨拶をしたいと相談される。
もちろん比奈がこの契約結婚を受け入れた理由は、まさにその部分にあるわけだから、
何ひとつ比奈がおかしなことを言ってるわけではないのです。
松陰寺としては比奈にそう言われてしまうと父親のところへ行かざる負えなくなり・・・
5話:松陰寺への恋心
松陰寺の父親のもとへ挨拶に行ってからというもの、
比奈の中で松陰寺に”キュン”としてしまう階数がハンパない(汗)
彼を見ているだけで顔が赤くなり、もはや完全に”恋”をしてしまったわけです。
そうなると今の契約結婚という実体のない夫婦関係がもどかしくて苦しい(汗)
その湧き上がってくる松陰寺への恋心を押し殺すのが大変な比奈がいました!
一方…
病魔がかなり進行して激しい痛みに耐える時間が増えた松陰寺は、
比奈に苦しんでいる姿を見せないようにするために必死だった。
そんな中、比奈と同じ部署で働く人たちが比奈の歓迎会をしてくれることになり、
比奈は東京へ来て初めて松陰寺と夕食を共にしない日を過ごしました。
仕事ができる上に気遣いも完璧な比奈は、早くも同じ部署で働く上司や同僚たちから信頼される存在になっており、
これ以上ない充実した毎日を送っているのですが・・・
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『アラサーハネムーン』の感想まとめ
今回の『アラサーハネムーン』を現在までに配信されている4話までを読んでの感想ですが、
これはかなりヘビーな感動純愛物語になっていくと思います。
明らかにこれまで著者のへんみ奈々恵 先生が手掛けてこられたキュンラブでトロトロ系のラブストーリーと一線を画すシリアスな作品です。
このページの【見どころ】部分でも書きましたが、最初にサイト主のまるしーがこの作品のタイトルと表紙の絵を見た時には、
これまでの”アラサーシリーズ”の延長線にある溺愛系のキュンラブストーリーだと思ってました。
実に不思議なことですが、副題の「余命一年のぼく」という言葉を完全に見過ごしていたのです(汗)
ただただ私はタイトルの『アラサーハネムーン』という大きな文字の題名だけを自分の脳に取り込んで読み始めたわけです(汗)
そしたら2話に入ってからの内容を読んで大いにビックリでございます!
「これ…かなりヘビーで悲劇的なやつじゃん(汗)」
死の別れが結末に待っているラブストーリーは、内容が良ければ良いだけメンタルを削られます。
「やってくれたな…奈々恵先生!」
まるしーは普段から悲劇的な結末と分かっているラブストーリーはなるべく読まないようにしていました。
その理由は泣きすぎてそのあとが大変なことになるからです。
目は腫れるし鼻水は止めどなく滴り落ちて鼻の頭が真っ赤に染まり、
そんな状態から崩れた若くもない顔面の”リカバリー”がいつもすごく大変なのです(汗)
顔のコンディションが万全な時でも自信を持って人様に見てもらえるような顔面でもないのに、
涙でぐしゃぐしゃになったベテラン主婦の顔など他人に晒すなどもってのほかです。
なので…専業主婦ではなくて週に何日かパートに出ているまるしーにとって、
悲劇のラブストーリーは関わってはいけないジャンルの作品なのです(汗)
今回はたまたま奈々恵先生がまた新たなトロトロ溺愛系のオフィスラブの新連載をリリースされたんだと思って、
ろくに作品のあらすじコメントも確認せず作者さん買いで読んじゃったわけです。
「完全なまるしーの早とちりでございます。」
ただ…ここからが問題なのです。
確かにゴールには悲劇的な結末が待っている作品なのかもしれませんが、
「ストーリーが最高にイイのです♪」
ヒロインの比奈ちゃんは人としてメチャクチャ魅力的な女性で、
相手役のイケオジでダンディーな松陰寺さんの人柄も最高です。
もはやそれが分かってしまったらもうこの先も読まずにはいられません。
例え作品を読み続けてまるしーの顔面が崩壊し続けようと、
二人が過ごす一年間の尊い愛の物語を見守らずにはいられないのです。
そんな熱い気持ちにさせてくれる強烈なインパクトのある激愛ラブストーリーです。
でもそこで実に悩ましいのは、すでに4話を読んだ時点でまるしーが”号泣”してしまっていることです(汗)
物語の序盤でこれだけ号泣してしまうという事は、
恐らくこの先、物語が進むにつれてまるしーの顔面は崩壊し続けていくということになる(汗)
長かったコロナ禍によるマスク着用義務もなくなり、ようやく顔面をフルに出して外を歩けるようになった今日この頃ですが、
まるしーとしては7月に入って以降まったく着用していなかったマスクを復活させることになります。
今後は『アラサーハネムーン』の最新話が配信されたタイミングで、
腫れあがったその顔面をマスクで隠すしかない!
「月一回ぐらいのタイミングですね。」
なるべく顔全体が隠れて通気性の良いひんやりマスクを買おう。
ここまでハマってしまったら途中で離脱することなんてできない!
比奈ちゃんと松陰寺さんの2人が今はすごく愛おしい。
どんなに悲しくて切なくて苦しくて救いがなくとも、大好きな二人の生き様をこの目でしっかり見届けよう。
大げさかもしれないけど4話まで読んだ時点のまるしーはそんな心境なのです。
ただ…やっぱり余命一年はさすがに短いよ…松陰寺さん。
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